小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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…迎えに来た、とは。……あ、愛想なんかつかしていません。逆です、先生が、僕に…!嗚呼、頭が追いつきません。僕は眠気のあまり夢でもみているのでしょうか。
(迎えにきたと言う相手の言葉がどうも理解出来ず、頭はより一層回転が悪くなる。破茶滅茶な返答順、腕を組み頭を傾げると一体全体どうなってるんだ、夢なのだろうかと唸る。しかし、冷たい風が頬をかする感触と目の前の相手の姿はまぎれもない現実で、落ち着けと深呼吸。身1つの自分に情けでも掛けてくれているのだろうか、未だに疑心暗鬼な気持ちも正直在る。落ち着きを取り戻し、真っ直ぐに見つめては、「…先生が謝る必要はありません。…僕からも言わせて下さい、…先生が、もし情けではなく、本心でそう望むのであれば、またお側でお世話させて頂けないでしょうか。」と一言。懐に手を添え、煙草の箱を服越しにきゅ、と握り乍、)
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