小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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…夕食が冷めてしまうね。悪いけど、お茶を一杯貰えるかい。
(着物を軽く握る相手の髪を撫でて、どれくらいそうしていただろうか。謝罪には応える事はなく、少しして彼を解放すると、彼の目尻に出来た涙の筋を軽く指で拭ってやりつつ呼びに来てから随分と時間が経ってしまったと思いながらそう言って。安堵からなのかどっと疲れが押し寄せて息を吐くといつもならお茶は食後なのだが先に茶を要求しつつ、机の上に溜まった大量の原稿用紙はそのままに立ち上がり、軽く首を捻りながら居間へと向かい。意固地になって書斎で食事を済ませる事が多かったため、居間で食事を摂るのは隋分と久しぶりの事。自分の定位置に腰を下ろすと食卓に並ぶものは相変わらず自分の好みのものが多く彼の優しさが身に染みるようで、今更ながら自分の早とちりと大人げなさが気恥ずかしく、再び溜息を。)
(物語が始まってから一周年ですね。いつもありがとうございます。そして今後とも宜しくお願い致します!
そうしましょう!例えばですが、担当編集が長期休暇なり入院なりしてしまいその代わりとして短期の担当になった編集さんが、棗君と同い年くらいでしかも先生愛の強い人だった…とか、弟子にして下さい!みたいな小説家志望タイプか、はたまた追っかけ女子みたいな存在とか…棗君のライバルになり得るような人物の登場が無難でしょうか?)
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