小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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…、はなから決まっていました。僕は、僕は…
(ぐらり、と揺らぐ視界とバランスを崩す体を受け止めたのは温かさ。其れに絆され、つい自分の気持ちを表す言葉を言いそうになるのをぐっと堪える。ふと後頭部に添えられる優しく包み込んでくれる手に、そっと目を閉じ一考。恋心を自覚したとは言え、性別立場年齢を考えると自分達に立ちはだかる壁は多すぎる上、一方的な想いをぶつける訳にもいかない。しかし知ったからには意識してしまうだろう。自分に出来る事は今まで通り、自然に、先生のお役に立てるよう振る舞うだけ。そこに余計な感情を挟んではいけない。これからもお側に置いて頂けるという事実に嬉しさと切なさが入り乱れる感情から逃れるように、今だけは先生の温もりに甘えて「…申し訳ありません。」と静かに零した後、やや遠慮気味ながらも背中に伸ばした腕で着物をきゅっと摘んで、)
(そう言っていただき、有難うございます。嫉妬ネタいいですね!告げる訳にもいかない上、恋仲になってもいないのであまり干渉も出来ないけど気になって気になってついやきもちやいてしまうお世話役…ぜひ、その展開しましょう!
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