小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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ただいま帰りました。…先生?
(定刻通り出発した電車に乗り、帰路へと着く。手には実家の方の土産の饅頭を。休憩時間にでも、熱い緑茶と一緒に先生と食べようと心静かに踊らせる。最寄駅に着くと実家とはまた違う安心感を感じ、早々家へと。門を開け、中を覗き込むが静かで、思わず先生、と声をかけてみる。中へ入ると、2日分の洗濯物や、洗い物。眉をひそめ、お世話役の方は来ていたはずじゃ、と首をかしげる。昼前、執筆する部屋へと向かい、戸を開けると一気に煙たさが鼻を劈き、久しいこの感触に思わず咳き込む。煙の中に、髭が少々伸びて、心なしか更に痩せた姿の小説家を見つけ、「ここ2日で、随分と、先生らしさを発揮されたようで…」た小窓を開けながら言う。自分と出会った頃もそうだった、いきなり押しかけた男に身の回りの世話を任せるのは誰だって警戒心は持つし任せきれないだろう。先生は人一倍強く、初対面のお世話役が2日で出来る訳もないのは最初から心のどこかで理解していた。空になっている湯のみに反して、満杯のゴミ箱を、横目に、隣に座ると、「先生、お茶でも飲んで、ひと休憩しませんか」と手土産見せつ、心配なのか首を傾けてみて、)
(つっけんどんな一面を持つ小説家、とても愛らしいと思います!お互いまだ恋愛感情には気づいておらず、名前のない感情のぶつかり合い。また、小説家はツンツンしつつも、見合いの様子を彼から聞いて、出て行くと確信。お世話役は、出て行かないけれど、何故か小説家の態度が冷たくなったように感じ、出て行って欲しいのかと勘違い、気持ちのすれ違いを挟みつつ、最後、お互いの気持ちがぶつかり合ったところで、気付いていく…のような流れはどうでしょう?あいも変わらず漠然としていますが、大事な場面なので、お互いの意見を尊重して進めたいと思ってます*
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