小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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(母から電話があったあの日から2週間が経った。あれから何か変わった事が起こる事もなく、以前と変わらない日々が過ぎていった。明日、朝の電車で2泊ほど実家に帰省を予定している。自分が居ない間に、先生が困らないように数日分の煮物とおひたしを作り置きした上で、何か食べたい時に即席で作れるように野菜もあらかた一口大に切ったものと、下茹でされた肉類も保存しておく。衣類に関しては数日分の寝巻きと普段着を1セットとして置いているので、使う時にすぐ使えるよう用意しておく。こんな大事な時期に家を開けてしまう心苦しさを胸に、卓で夕飯を待つ相手におぼんからメインである魚の煮付けを前に置いて、自分も箸を持ち頂きます、と。先に口を開いたのは自分で、「明日から2日間家を空けてしまいますが、出来る限りの物は用意しました。また、何かあったらすぐに連絡下さい。…それと……母の言っていた事ですが、昔からの口癖のような物なので、お気になさらないで下さいね。それに、見合いの話だって、半ば強引に決められましたが、そもそも僕のような者が相手になる方が不憫でなりません。それに、今は仕事に─」と。見合いの話が来たは良い物の受ける気には未だになれない。矢継ぎ早に、見合いを断る方向で本音であるも言い訳じみた言葉を並べるのは、先生が離れていってしまうのでは、という想いも少なからずあって、)
(ありがとうございます!見合いの前日の日の場面に移行しておきました、回しにくい箇所ありましたら遠慮なくおっしゃって下さい。
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