小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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(その言葉を聴きながら、相手の打たれ強く前向きな性格が6年も逃げ出さずに側に居続けることのできる理由だろうと考えていて。おそらく他の人間であれば、これほど長くは自分の世話など続かない筈だ。こんな自分の側に好き好んで居ると言うのだから、相手はつくづく変わっていると思いつつ、窓の外へと視線を。普段はあまり此方の方まで足を延ばすことはなく、相手も自宅に戻っている訳ではないことに気がついた様子。しきりに手帳を確認し予定が間違っていない事を把握した上で此方を振り返り、一体どこへと向かうのかと此方を振り向き乍ら尋ねる相手に視線を向けるとしれっと答えて。相手が来てからは食事も全て用意してくれるため、わざわざ出掛ける必要もなくなった。店も其れを知っているため無理に声を掛けてくる事もなかったが、相手も連れて行こうと思い立った事が今回の外出にも繋がっていて。)
──雪灯りに久々に寄ろうと思ってね。最近顔を出していなかったから。…贔屓にしている料亭だ。お前さんも一日動き回っていて、腹が減ったろう。
(/とんでもありません、此方こそお忙しい中でもお返事を頂けて、嬉しく思っております。以前のペースに戻せつつあるということで、とても楽しみです。とはいえご無理だけはなさらず。いつもお付き合い頂きありがとうございます!そうですね、では料亭での一幕の後に別のストーリーに移りましょう。何が良いか、候補も考えておきますね。)
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