小説家 2018-11-29 01:25:00 |
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….同じ景色を同じように見る事は出来ないかもしれませんが、こうして先生が筆を執ってくれる限り、先生が見る景色に触れる事が出来るのは、この上ない幸せですね。
(先生の作品は文章を読むとその情景が鮮明に思い浮かび一気に物語の中に引き込まれる感覚を持つ。今迄何冊もの本を出版してきた相手の作品が飽きなく愛されるのにはその年代のその時にしか見えない景色が相まっているからだろう。ミラー越しに後ろの席を見ると、窓の外へと視線を向ける姿。きっと同じ景色でも自分と相手では受け取り方も感じ方も違うのだろう。締切という分かりやすい目安があるこの世界はいつも慌ただしく、時に世話役として口酸っぱく言ってしまう事もあり忘れがちだが、先生が筆をとって、その情景を織り交ぜた世界観を持った作品を世に出してくれる事は贅沢な事であり、同時に幸せな事なんだと再実感。)
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