けだもの。 2018-11-24 02:40:57 |
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【名前】ザリ=レヴァノン
【年齢】19
【容姿】波打つ黒髪は禄に鋏も入れず腰辺りまで伸ばしている。猫のように大きく吊りあがった目に収まるのは金色の瞳。薄い唇には挑戦的な真紅のルージュ。肌理細かいオリーブ色の肌。厳しい生活環境にあった所為か、顔付きは大人びており精悍なもの。それ故にどこか中性的な印象を齎すも、すらりと伸びたしなやかな手足に女性らしい豊満な身体付きは、まさしく女豹と言わんばかり。身長は178cmと大柄。
【性格】見目に違わず兎角気性の荒い女。気に入らないものはそうと言うし、無理矢理懐柔でもしようものなら野生動物の如く牙を剥く。矜恃をズタズタにされる位ならば自死もかくやの勢いだが、生に貪欲な為それはあくまで最終手段。無駄な足掻きを最後まで見苦しく行う性分。母親も娼婦であった為生まれも育ちも娼館。名は顔も知らぬ父親からの賜り物、姓は他の娼婦と同じく山賊惣領のものが由来。学はなく文字も読めない。人間周囲の環境に影響を受けると言うが、漏れなくそのいい例で、言動も振る舞いも粗野で洗練などされている筈がない。但し娼館にて叩き込まれた艶やかな所作だけが取り柄らしい取り柄。同じく娼館生まれの子供の世話を見てきたせいか母性らしきものは比較的強く、他花嫁を見付けた際は友好的且つ親身になるだろう。
(ずくりずくりと頭が痛む。酒を飲み過ぎたのか飲まされ過ぎたのか、娼館においてその違いは無いに等しいが、仕事をする身に負担が掛かるのだけは間違いない。常ならば早朝まで野郎共の相手をし、その後粗末な寝床で泥のように眠るのだが今日はどうも様子が違うらしい。チクチクと身を刺す藁も床石の冷たさを直に伝える薄布の感触も感じられず、ただ嘘のように柔らかいシーツの感触だけが体を包んでいるようで。雲の上にでも居るようだと、微睡みの中の半覚醒の頭がぼんやり思う。そんな中するりと唇を撫でた手は山奥に籠る荒くれ者達とは違う慈しみを持ったもので、一体何処の誰がと少々面映ゆい。目を開けようか、開けまいか。眠気に侵された頭で行われる攻防は、多少の好奇心が勝負を決めたようで、まだ重たい瞼をそっと開けば、目に入ったのは見知らぬ男。どんな不細工だって金さえ積まれれば夜を共にした、どんな乱暴だって金さえ積まれれば目を瞑った。だが、違う。これは違う。目にした瞬間体を支配したのは恐らく本能的恐怖であった。圧倒的強者、ほんのひと握りで己の命は摘まれるだろうという直感。夢路を漂っていた意識は急速に引き戻され、喉奥からはヒュッと声にならない悲鳴が上がろう。悪い夢、そんなもの現状以外に何があるというのか。部屋の片隅で揺れる山百合だけが、平和で嫋やかでそれが一層この異質な状況を際立たせたのだから皮肉なものだ。此処は何処なのか、彼は何者なのか、何故己は此処にいるのか。問いたいことは沢山あるが、漏れ出たのはただ一言「__化け物ッ」と、拒絶と恐怖と敵愾心とを剥き出しにした言葉であろう。)
(/娼婦をkeepしていた>6の者です。初っ端から嫌悪感丸出しで申し訳ない限りですが展開次第で如何様にもなる、筈です。勿論相性等に問題があれば遠慮なく蹴ってしまって下さいませ。それではご検討の程宜しくお願い致します。)
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