>光忠 …俺にこんな顔をさせるのは後にも先にもお前だけだ、光忠。 (我ながら随分と浅ましい願い事にひかれただろうかと思っていれば、己の顎に添えられた手に否が応でも視線がかちあい熱のこもった瞳にごくりと唾を飲み込むと同時に口付けられ、それを受け入れるように目を閉じて)