隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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待たせたな…。でも、待っててくれたんだな。
(呼び鈴を鳴らして程なくして扉が開かれれば、いつも通りの笑顔で相手が出迎えてくれる。いつも通りなのだが第一感がほんの僅かな違和感を持つが気のせいかとその時は触れずにおき、こちらも先程起きたことを悟られないようにいつも通り、それでも相手に会えた嬉しさの滲んだ幾分柔らかな声色で返す。遅かったと言う分、待っていてくれてたのかと自惚れつつ外の冷気で冷えた手で相手の頬をなぞるように軽くつまんでやれば奥へと上がらせてもらい。落ち着いた空間ながら洒落ている部屋は相手らしく居心地よく感じ、また部屋に漂う料理の優しい香りに初めて来たはずなのに安息を覚える。テーブルの上に持ってきた日本酒を置いて「…熱燗が呑みたい」と今夜は良く冷えるため身体を温めたいと図々しく願望を零してみて)
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