隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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(こんな時まで、死の瀬戸際に立たされているときまでこの男は軽口を言う。いつもなら気に障るそれが不思議と胸の重りを軽くさせるが息苦しさは一層増した。名のない感情が渦巻く中、耳障りに唸る男が取り落としたスマホに目がいく。なぜか見てはいけない気がした。しかし研ぎ澄まされた視覚は鮮明に、正確に脳へと情報を送る。そして皮肉にも全てを悟り静かに目を伏せた。_分かっていたことだ。恐らくもう少し前の段階で、気付いていたが気付かないふりをしていた。危惧を確信にしないように心の中で制御していた_だがもう知ってしまったのだ。ついさっき感じた“裏切られた”感情は沸かない。胸の重りも軽くなりも息苦しさも楽になった気さえする。
意識が朦朧としているのだろう、支える身体から力が抜けていくのがわかった。このまま放っておけばこの男は死ぬ。いやどうせ助かっても先はない。凶悪犯なのだから。
_自分のするべきことは決まっている。
浅い息をする相手を一度横抱きにしてすぐ近くの壁際に座らせて背をもたせ掛けると声をかけることなく未だに萎縮している男の元へ近づき男には目もくれず相手には見えぬようスマホを拾い上げ画面を確認することなく上着にしまって。
『わ、わかっただろ?そいつは、人ごろ___』
(冷たい眼光で銃を向けると男は言葉を息と共に飲み込む。相手の証拠を握った人間。そして自分に恋人を殺された哀れな男。ここで殺したらこの男はあの世で愛する人と永遠に添い遂げることになるのだろうか。カチリと音が鳴る。あとは引き金を引くだけだったが数秒後、男に興味を無くしたように銃をしまうと自分のスマホを取り出し救護班と応援を呼ぶ。そして相手の元へと戻り目線を合わせるように屈んで。
__死ぬなよ。俺はお前をまだ捕まえてないんだ。絶対に、逃さない。
(出血箇所を手の平で強く押さえつけ幾分も冷え切った低声でまっすぐに相手を見る。意志の籠もった鋭い目だった。が、その実今自分が抱く感情も行いも混迷し全く整理が出来ていなかった。暫くすれば、応援が来て男と殺し屋は捕らえられ、相手は警察監視下の医療病院に身柄を置くことになるだろう。流石に相手でも被弾した今の状態で逃げることはできまい。この先、どうするのか。道は定められているが鼓動は静かに揺れ動いていた。)
(/返信はいつでも時間のあるときで大丈夫ですよ!
例の画像の件、了解です。そのように回させて頂きました。今回細かい設定突っ込みどころが多々ありますが…もし気になる点があればおっしゃってくださいね!ロルも適当に蹴って場面転換してしまっても大丈夫です。あと、正直あまり考えていなかったのでどうでもいいのですが芹崎の母親の死因は刺殺となっています(>31)今回の話に支障ないですしむしろ設定をすり替えても構わないくらいなのですが一応安価をつけさせて頂きました。紛らわしくてすみません汗 長々と失礼しました!)
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