隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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(銃弾が体を貫いた瞬間は針に刺されたかのような鋭い痛みを覚えた。これだけならなんとか耐えられるかもしれないと思った直後に右肩に焼けるような激しい痛みが襲いくる。視界が明滅したっていられなくなる。体が言うことをきかなくてそのまま無様に倒れそうになった所を相手に抱きとめられた。視界が霞み急激な眠気がやってきて、そのまま目を閉じてしまいそうだった。だが相手の手に力がこもり僅かに意識が呼び戻される。)
──お前も、…そんな、顔……するんだな…
(ぼやける意識の中で目に入ってきたのは見たことの無いような相手の顔だった。今にも泣きだしそうな顔、その時にこいつの母親も目の前で撃たれて亡くなったんだったとぼんやりと思い出す。その光景と今とを重ねているのだろうか。だとすれば、自分は相手にとって、母親のように大事な存在なのだろうか。そんな願望にも似た考えが頭を過ぎり、いつも通りの軽口が口から零れる。だがその言葉はある意味で本心だった。初めて相手が感情をさらけ出す様を見たように思う。あれだけ固いこの男が自分にだけそんな顔を見せるのは妙な優越感があった。それを感じていられるのも、もう少ししかないだろうが)
…
(蹲り震えていた男は東堂を脅すためにスマホを突き出していた。しかし相手に睨まれビクリと体を強ばらせると、スルリとその手からスマホが抜け落ち相手の視界内にスマホが躍り出る。その画面にはあの画像が、東堂瑛太の関係者が殺された日に当人が殺人現場にいた徹底的証拠が映し出されていた。此方のことを調べていた相手ならばこの画像がなにを意味するのか理解するのに秒もかからないだろう。だが当人であるこの殺人鬼は相手がその画像を見たことに気がついていなかった。それよりも浅い息をして命を繋ぎ止めるのに必死だった)
(/ありがとうございます。最近は日中時間が取れずに返信が夜ばかりになってしまいますが、お付き合い続けていただければ幸いです。いえ、こちらも撃たれるつもりでしたので大丈夫です!例の画像は警察には送信されないものの航くんの目には入るという形にさせていただきました!)
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