隊長 2018-10-24 21:35:56 |
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(その日の夜、既に勤務時間をとっくに過ぎた時間、本部内にある総監室にて既に1時間になるか、飲んだくれた愚兄の何のためにもならない愚痴を立ったまま聞かされている。開始1分もしない内に話など聞かずに別のことを考えていたが、この場に居てやるのは権力もあったが昼間の騒動で兄が震えているのを見るのが滑稽だったのと、まあ一応兄弟、兄と認めたくなどないが血は抗えないらしい。そのよしみで居てやった。15分後、漸く開放されたが適当な理由をつけてもっと早く切り上げればよかったと後悔する。兄の話は要約すると『東堂英太は許さない。絶対に捕まえて地獄を見せてやる』だった。勿論兄が直接逮捕に出動することはない。そう言えば自分は相手の名前をちゃんと知っていないなとフと思った。
(総監室を後にして同じ建物内にある自分に与えられた一室へ向かい扉を開いたとき、足元にあの少年が勢いよく抱きついてきた。結局あの後も離れてくれずにお守りを任されているわけなのだが…、
「まだ起きてたのか…、先に寝るように言っただろ」
『ふふ、だってさ、昼間のお兄ちゃんかっこよかったんだもん。スーパーマンみたいだったよね。僕もやれるようになりたいなー』
(どーんと効果音付きでベッドに走って飛び込む姿に昼間の相手の姿が浮かぶ。確かに見事だった。あんな芸当ができる人間を他には知らない。その身のこなしも話術も、一見何にも縛られない生き方も、抱え込む闇さえもいつの間にか惹かれていた。犯罪者であり容疑者である相手の罪を暴きたいと近づくうちに彼自身を知りたいと思う自分がいて、それは無視できないほどに膨れ上がっていた。だから今日彼が颯爽と劇的逃走劇を成し得たときは悔しさなどなく爽快感すらあった。だが同時にだからこそこの手で彼を捕らえて全てを終わらさなければならない。彼が凶悪犯であろうとなかろうとこの感情に終止符を打つために。隊長としての責務、と自分のためだ。
しかしその覚悟とは相反するように唇を指先で触れては小さく笑む。無自覚だった。
(公園での騒動がきっかけで、相手を捕獲する際の拳銃の使用が長官のお達しで認められたころ、相手へ近づく影があった。30半ばを過ぎた相手の同業の詐欺を生業にする男だ。男は殺しの経験はなかったが、以前自分に凶悪犯である恋人を目の前で殺されていた。それから酷く自分に恨みを抱いたが一人で殺れる自信はなく、腕利きで何度も警察の手から逃れている相手の力を頼った。
『お前は隊長さんの気を引いてくれれば良い。殺るのは俺だ。もちろん金は弾む』
(男は服の内側に隠し持った拳銃を覗かせた後、無記入の小切手を差し出すと共にスマホを見せつける。そこにはいつか相手が殺しをした直後、その家から出てくる様子が写っていた。勿論その日時は一致している。
(/こんばんは。返ロル遅くなってすみません。本体失礼します!今回また無駄に長くなりました…。意味の分からない部分があれば遠慮なく聞いてください。そしてまたまた勝手にモブキャラが謙也くんの過去の殺人直後を盗撮していることにしてしまったのですが…良かったでしょうか?不都合があればモブ男が出てくるロルを切って頂いて構いません。ちなみにモブ男さんがいつどこで謙也くんに絡んでるかは決めてないです汗
毎度ながら見切り発射ですので自由に設定など付け加えてください!ご迷惑おかけしますがよろしくおねがいします…!)
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