＊　あの子が大好き　＊　／〆

　
　
　
兄弟、お疲れ様。遠征、大成功だったって聞いたぞ。流石兄弟だ（　ゆるり首振り　）ここは蹴ってくれ。


と、言うことは温泉で決まりなんだな。──少し、羨ましい（　そわ　）普段と場所が変わるだけで何もかもが違うように感じる、あれは何故なんだ。（　はた、 ／　首傾げ　）きっと最高の旅行になると思う、すぐに報告してほしいとは言わない。…だが、ある程度経ったら色々と聞かせてくれ。（　興味津々とばかりに身を乗り出し　）
──確かに、兄弟の方がギャップにやられているような気がする。（　こくん　）恋人になる前から、か。……そう言えば兄弟と相手の馴れ初めを聞いていなかった。よければ聞きたい。（　じいぃ　／　瞳きらきら　）

ん、それは有り得ない。大人げないどころか、いつでも甘えて欲しいくらいだ。（　力強く頷き　／　こくこくこく　）寧ろ、いつも皆のお兄さんというタイプが甘えてくるのは優越感を感じる。だから気にせず甘えに行けばいい。（　ぐ、 ／　小さく握りこぶし作り　）
押す──…？押し倒すのは得意だ（　／←　）頑張ったのは、不器用ながらも甘えるのはお前が特別だからだと伝えた、だけ。行動に起こすのは出来ても口に出すことは苦手だから。（　ぐりぐりと枕に額押し付け　）あいつには俺を喜ばせてどうするんだと言われた（　誉桜ほわん　）
ふむ、長曽祢。なんとなくどういう人かわかった。（　こく　）真っ直ぐな言葉は照れるが伝えられた側は凄く嬉しい。ここが暖かくなる。（　心臓のあたりに手を当て　／　ぽむ　）でも言葉にするのは難しい。遠まわしな言葉でも伝える兄弟は偉いと思う。俺の所は…、俺が口にしない分あいつが饒舌に語るな。何かする度に可愛い、愛してる、好きと─……いつも、俺はあいつに ころされるかと。（　ぼそ　／　ほんのりと耳元赤く染め　）感情が溢れそうになって、胸が苦しくなることがあるんだが、兄弟もあるのか。その時はなんて言うのか、知りたい。（　じいぃ　）