執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ユギン
(やっぱり向こうからグイグイと来るタイプは苦手だ、と引きつり顔を返す。少しだけ初めて会った時のエリに似ているかもと一瞬考えて、いや、好きな女の子をこんな変な男と一緒にするのはどうかと思う、と思い直して頭を振り。とにかく適当に相手して満足して貰って帰ってもらおう、等と短絡的なことを考えていると、ふっと彼を見失う。一体どこに?と惚けているのもつかの間、首に腕を回されて抱きしめられれば思わず「ひ、」と声にならない悲鳴をあげて。耳元で囁かれるゾワゾワとする感覚から逃れようと多少身動いでみるものの、体格差のある彼の腕から抜け出すのは難しく、自分の耳を手で塞いで吐息がかかるのを防いで。狼と悪魔、その言葉の指す人物はこの館で唯一自分が交流のある2人だと理解するとぱちぱちと瞬き「え、……そういうのってわかるもんなの?」と問いかけて。思わず自分の腕をすん、と嗅いでみるけれど自分には特に変わったようには感じられず)
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