執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ラクシュエリ
(自室へ訪れた彼女を目の前にして思い返されるのは先日の狼男へした相談…彼女を散歩に誘ってみてはどうか、と。彼の部屋から出る時には誘い文句の一つや二つ、きっと出来ると意気込んでいたはずなのに「ちょっといい?」といざ話を切り出してから、散歩に行きたいという言葉まで中々繋がらなくて。やっぱり何でもないなんて言ってしまっては彼女の機嫌を損ねてしまいそうで、けれどいつまでもモジモジとしているわけにはいかない。目を合わせるとなんだか気恥ずかしく、そっと少し横へと視線をずらしては手をズボンのポケットへ。無くさないようにポケットへしまっていたジェイドからの借り物のガムランボールを指先が掠めるとシャリンと小さな音が鳴り、おまじないがかかっているのだと聞いたのを思い出すとなんだか心強い気がしてきて。「あの、…散歩に行きたいん、だけど」と切り出した言葉は弱々しかったけれど、ようやく言えたと達成感を味わいつつ彼女の返答を待ち)
(/お優しい言葉ありがとうございます。絡み文を用意いたしました。それでは今晩もお時間の許す限りお相手よろしくお願いします…!/蹴っていただいて大丈夫です。)
(/ 失礼します…!丁度募集しているのをお見掛けてしまい、嬉々として参加者に立候補しに来てしまいました…!先日お世話になりました>320のジゼル・キャンベラのPLです。是非とも素敵なラザロさんとお話しさせていただきたく、訪問したのですが、まだ余裕はおありでしょうか…?また、参加するにあたってpfの再提出や、しなければならないことなどありましたら何なりと申し付けください。 )
(/ただ、お声をかけたかっただけなので気遣いには入りません。ちょーーっと微妙なところで止めている物語なんで内心ヒヤヒヤしています(苦笑)レンブラントさんに宜しくお伝え下さいね?では、此方からご挨拶を言い忘れてしまったので早いのですがおやすみなさい。素敵な夢を見てください。参加者様たちと素敵な時間を。)
>マリーシュカ
その気持ちはよく分かる。私も、好きになったら他のものは目に入らなくなっちゃうの。
(彼女の言う言葉に何度も頷いてみせ、自分にもよく当てはまる事だと述べ。例を挙げればキリがない。母親が作ってくれたアップルパイは小さい頃からずっと大好きで、当時はそれ以外のお菓子は食べなかったし、昔買ってもらった兎のぬいぐるみだってこの歳になっても枕元で毎日一緒に寝かせていたくらいお気に入りで、それ以降は新しいぬいぐるみは一つも買っていない。なるほど、そう考えれば彼女がベルガモット一つに焦点を絞っていたという気持ちも理解出来る。そんな風に思いながら、頬を緩めて。可愛らしい事、というのは自分の単純な発言を指しているのだろうか。確かに落ち着いて考えてみるとこの環境下で此処まで自分を曝け出しているというのも考えもの。屋敷に居るのは彼女ばかりではない。きっと話に聞いた悪魔以外にも多くのバケモノたちが彷徨いている。気を抜いていたらいつこの身が餌として啄まれるか。自身の現時点での危機感の無さという点に苦笑い浮かべると「ごめんなさい。…でもきっと、貴女以外にはこんな風に落ち着いて会話も出来ないと思う」と本音を滲ませ。恐らく自分に此処まで危機感が無いのは彼女の柔らかな雰囲気故の事。他のバケモノたち相手には、そもそもまともな会話すら出来ないだろうと感じていて)
(/ありがとうございます!お言葉に甘えまして、続きから投下させて頂きました。本日もお相手よろしくお願い致します…!)
>エヴァン
(――何れは捕食する予定の獲物の中にも、数人はお気に入りがいるもので。今回貴方の部屋を訪れたのは、食事の為ではない。ただ何となく、そう言えば元気にしてるかな、程度の気持ちで顔を出したのだが、何やら貴方の神妙な面持ちを見る限り、面白いことが起きそうで。「んー?なぁに、どうしたの」言いたいことがある様子の貴方に、一度だけ目をぱちくり。こてん、と首を傾げて続きの言葉を待つも、どうにも煮え切らない様子の貴方。察するに言いたいことは決まっているのだろう、そしてそれを言い出す勇気をかき集めているような貴方をじっと待っていたが、そろそろ我慢の限界だ。徐々に眉が歪んでいき、目元は不機嫌そうにじとりと睨むような視線を描く。「…ちょっと、いい加減に――」文句の一つでも付けてやろう、としたところでそれを遮ったのは爽やかな音色。その音に誘引されたように続けられた言葉は全く予想外のもので「……散歩?あなたが?私と?」貴方を指差し、次に自分の方へと指先を向ける。てっきりインドア派だとばかり思っていた貴方から捻出されたとは思えないその言葉、故にその真意が見えない。屋敷内を探索して逃げ道でも探すつもりなのか、なんて的外れな邪推を内心で挙げつつ「珍しいじゃない。いいよ、付き合ってあげる。どっか行きたい場所でもあるの?」片方の眉を歪めつつ、くす、と笑えば色好い返事を贈る。どうせこの屋敷からは逃げられないのに、なんてほくそ笑んだつもりだが、それが全くの見当違いだなんてことには勿論気付かないまま、散歩の行き先を問うて)
>ジゼル
(ずかずかと廊下を歩みながら、ぶんぶんと爬虫類の太い尻尾を左右に振る姿はまさに粗暴そのもので。ズタボロのカーゴパンツ、迷彩柄のポケットに手を突っ込みながら、辿り着いたのは貴女の部屋の前。ノックもする事なく、手は依然としてポケットに食われたまま、扉を乱暴に蹴りつける。派手な音を立て、幸いにして壊れる事こそなかったものの、貴女の部屋の扉は勢いよく開かれて。一歩、無遠慮に部屋へ立ち入れば、貴女の姿を見つけて鼻を鳴らした。「――よう、人間。食事の時間だ」顎をしゃくって見せながら、態と威圧的な態度を取りつつぶっきらぼうに言い放って)
(/お越し下さり有難うございます…!お待ちしておりました、是非ともお相手をよろしくお願い致します。参加にあたってですが、今回はPFのレス№を挙げて頂けたので問題ございません!ただ二度目のご来館からは本登録となりますので、ロルテストを抜いたPFを再掲して頂ければそれをメニューに記載させて頂きますので、その旨よろしくお願い致します…!)
>ドロシー
まあ、貴女もなのね。…こんなに気が合う人間と出逢ったのは初めてよ(ソファーの背凭れにゆったりと体重を預けつつ、目を閉じながら懐古に浸る。今まで様々な人間とこの屋敷で出会いと別れを繰り返したが、こんなに穏やかな時間を過ごせたのは記憶と辿り限り初めてで。まるでずっと昔からお互いを知っていたような錯覚すら起こして、そんなわけないのに、と一人自嘲気味に微笑んで「そう、なら良かったわ。どうか、一人で屋敷をうろついたりしないでね。貴女はとっても可愛いから、すぐに狙われて食べられちゃうわ」貴女が柔和な雰囲気で接してくれるのは自分だけ、その言葉を聞けただけでほんのりと心が暖まる。満足げに笑みを深めれば、しつこいと怒られそうな念押しをしつつ、やにわにソファーから立ち上がり、すぐ傍にあったキャビネットの引き出しを開け、何かを取り出したようで。再び貴女の隣まで戻ってくると、揃えた膝を貴女の方に向けて距離を詰めて座る。ふと、貴女の右手を手に取り、手首辺りで何やらこそこそ。ちゃり、という小さな金属音の後、マリーシュカの手が離れてその奥から露わになったのは、小さな蝶がワンポイントモチーフの小振りなブレスレット。「…貴女が何処かに行きたい時は、私を呼んで頂戴な」貴女の手首で輝くそれを見ると、まるで予め貴女の為に作られたように思えるほど似合っていて、思わず頬が綻んで)
>ラクシュエリ
(思っていたよりもすんなりと快諾を受けたことにほっとした表情を浮かべて。しかし自分から散歩に行きたいだなんて言い出したものの別段行きたいところがあるわけではなく、彼女と散歩に行くということに重点を置きすぎていたことに気付いて罰が悪そうに髪の毛を弄りながら「いや、場所は何処でも…。」と、そういえば他にも狼男はアドバイスをくれなかっただろうかと思い至れば「あ…、エリの好きな場所、とか」と言葉を付け足してみて。彼の言っていたことをそのままだが自分にしては良くやっている方だと、不思議と前向きになれるのもおまじないのおかげだろうか。バクバクと鳴る心臓はうるさくて落ち着かないけれど、悪いものではないような気がしてくる。__そういえば初めてちゃんと名前を呼んだかもしれない。それに気付くと顔に熱が集まってきて、頰や耳はきっと赤くなっている)
>マリーシュカ
私も今、同じ事を思ってた。…でも私はそんなに言うほど可愛くはないよ…?
(少なからず居た友人や、母親。それまで知り合ってきた誰よりも彼女には共感出来る点も多いように思え。共に過ごした時間といえばそれはまだ短いものだけれど、少しずつ時を重ねるにつれて段々と距離が近くなっているのは感じていて。もう今となっては彼女の存在は単なるバケモノなんかじゃない。もっと大切なもの。しかしそんな相手から、可愛いから狙われると忠告されたのを何とも受け入れ難いという表情で返して。のろまではあるので、そういった意味では狙われやすいのかもしれないが可愛いから狙うだなんて、そんなこと有り得ない。今までそんな褒め言葉を言われたことが無かった為か嬉しいながらも否定せずにはいられないようで。すると何やら立ち上がって行動を始めた彼女の動きをじっと見て、何をするつもりなのだろうかと興味深けにしていると自分の右手首に何かを付けている様子。漸く視界に現れたそのブレスレットを目にすると、ぱっと明るい笑顔になって、そのデザインを間近に観察して。なんて可愛らしい小さな蝶。愛でるようにその蝶を指先で撫で「ええ、分かった。貴女が一緒に居てくれるなら安心ね。─それに、このブレスレットも…とても可愛い」彼女と共に行動出来たならきっと安心出来るだろう。そんな思いを抱きながら、ブレスレットに目線を落として微笑み)
>エヴァン
(行きたい場所があるわけではない、ということは、屋敷の出入り口や抜け穴を探しているわけではないのだろうか。ふむ、と内心で思案しつつぴくぴくと翼を動かして。「…エリの好きな場所に興味あるの?」ますます貴方の心境が理解できず、むー、と顎に手を添えて考え込む仕草をしながら懐疑的な視線で貴方の目を覗き込んでみる。そこで気付いたのは、貴方の表情の変化。頬や耳が紅潮していることを見て取り、もしかして体調不良で熱に浮かされ、思いもしないことを口走っていたのかとも思ったが、貴方の様子を見るとどうにも病に侵されているようには見えなくて「……じゃあ、決まり!行くよ、エヴァン」お気に入りの場所、今行きたい場所、それらを思い浮かべて目的地を決めれば貴方の腕を掴んで扉の方へ引っ張って)
>ラザロ
っ…!?
(さて、どうしたものか。厳かに着飾れた室内は豪華絢爛とはいかないものの、返って清純なイメージをもたらす。粛々とした雰囲気の中、無遠慮に歩き回るのは些か戸惑われ、結局ベットの上で震える体をひたすらに宥めており。回らない思考と正常な判断を下せなくなった頭はこの部屋で人を待ってみようかと考えるぐらいにはいかれているようだった。暫くして長くて短かった沈黙は破られる。突然聞こえた凄まじい音に肩を盛大に跳ねさせ、床一点を見つめていた目線を素早くそちらに向けると、いかにも不愛想な面持ちをした男性の登場に目を丸くする。驚いたのはそれだけでなく、思わず鸚鵡返しで問い。「__食事、?…それに、その体は…。」目に前の体にはまるでお伽話に出てくるような尾。大層大きな爬虫類の尻尾に、なんと翼がついているのだ。目を数度開け閉めし、深呼吸。目の前を光景がなんら変わらぬことから現実であると確かめてから、震える片腕を握り締める。__ああ、それでも。思考はどこでバグを起こしたのか本能的な恐怖にずるずると引き込まれてく体を一人置き去りにし、至って冷静な声で質問をしたのだ、)
__君の目的は、なんだ。
(/ 了解しました。丁寧なご説明をありがとうございます…!こちらこそよろしくお願いいたします。何分、ロルもまだまだ勉強中の身です故、不慣れな面が交流していく中であると思いますが、そちらも温かい目で見守ってくださるとうれしいです…! )(蹴り可
>ドロシー
あら、貴女は可愛いわ。容姿もだけれど、――心も、とっても綺麗で美しい。私にだって分かるほど、ね(ずい、と身を乗り出して貴女に顔を近づけながら、その柔らかそうな頬に手を添える。そして、誠に遺憾だ、と言わんばかりに少々語気を強めて。貴女がいくら謙遜しようともそこだけは譲る気は無いらしく、浮かべる表情は至って真剣。それに、貴女の魅力は表層的なものだけでは断じてない。貴女の頬にそっと触れた手を、すす、と左胸辺りまで滑らせる。まさしく心臓の位置を差す場所、デリカシーを考慮して強くは触れずに手を止める。服の上からでも、指先でそっと触れるだけで暖かさが伝播するような感覚、それは凍てついた心臓を持つバケモノにも実感できるほどで。どうやらプレゼントは気に入ってもらえた様子、華やぐ貴女の表情を見れば此方もつられて目元を細めて「そう言ってもらえて嬉しいわ。…それを見るたび、私を思い出してね」ブレスレットを見詰める貴女の横顔、永遠に眺めていられるとさえ思える美しさは映画のワンシーンの様。己の私物を貴女に与えることで、きっと貴女が呼べばいつでもそれに応えられる――それも一つの建前に過ぎなくて。プレゼントの真意は、悪い言い方をすればマーキングのようなもの。他のバケモノに対して、“この子は私の獲物、だから手を出さないで”と手っ取り早く伝える手段で。美しいブレスレットに見合わぬ血腥さが香るプレゼントだが、そんなことはおくびにも出さず、甘く伝えた我儘もまた本心で)
>ジゼル
(登場の仕方が些か貴女を驚かせてしまったようで、震えている身体を何とか抑えようとする様子を見てもバケモノの良心は痛まない。否、寧ろ良心などこの怪物に存在するのだろうか――貴女の問いを聞き入れたかと思えば答えは出さず、トン、とその場で地面を蹴る。ぶわりと広がった翼が貴女の頭上に影を落とし、ギシリとベッドを揺らして靴も脱がないまま、ベッドの上で貴女と向き合って。互いの吐息がはっきりと感じ取れる距離まで顔を近づければ「言っただろ、食事だよ」いかにも粗暴な口調で目的を明かしつつ、貴女の身体へと視線を這わせる。細身だが女性特有の膨らみに文句の付け所はなく、如何にも食欲をそそられてそれを隠そうともせず舌なめずりを。「餌とくっちゃべるほど暇じゃねェんだ、俺は。黙って大人しくしとけよ、…出来るだろ?」空腹を感じ取りつつ、ずい、とさらに詰め寄っては、お互いの鼻先をくっつけて、真っすぐな目で睨むように見つめつつ無理難題を押し付けて。しかし一呼吸置いた後に確認を取ってしまうあたり、バケモノと言えど非情になり切れない詰めの甘さが窺えて)
(/此方こそ、拙文ばかりで申し訳ございませんが、是非PL様の美しい文章から勉強させて頂きたく思います。お時間の許す限り、よろしくお願い致します…!)
>ラクシュエリ
(自分の言動に不思議そうな何かを疑うような視線を感じてドキリとしつつ、彼女の様子からして自分の気持ちにはまだ気付かれていないのだろうかと思い至り。きっとそのうちわかってしまうだろうけど今はまだ知られていないぐらいで丁度良いような気がする、好意を伝える勇気はさすがにまだ持っていないから。腕を掴まれれば足がもつれないようにと気をつけながら彼女が引っ張る方向へと、進んで行く後ろ姿を見つめながら「何処いくの?」と問うてみて)
>マリーシュカ
…!そんな風に思ってくれていたんだ。…なんだか、照れちゃうな。
(美麗な顔立ちが目と鼻の先に近付くと同時に鼓動が勝手に早まるのが分かって。可愛い、と言ってくれることだけでも相当嬉しいと思えるのに、心が綺麗とまで言うなんて、彼女は本当に照れるような言葉ばかりを与えてくれる。だらしなく緩んだ頬は、左胸まで滑っていく手の感覚によって少しだけ引き締まる。自分でも分かるほど、今は心臓の動きが早い。それを悟られないだろうかと余計な緊張でまた鼓動の早さに拍車をかけながら真剣な彼女の目を見て。仄暗いこの部屋においても自らの手首でちゃんとした存在感を見せるブレスレット。思えば、今までこうしたアクセサリー類は自分の物として持った事は無かった。付けるとしても、それは母親からの借り物。彼女からの贈り物ということもあって特別感の強いそれを、にやにやと抑えきれない笑みで眺め「きっとこれを、死ぬまでずっと付ける。こうして見ていれば一人で居ても寂しくないしね」何気なく発したその言葉。死ぬまで─なんて、この状況ではかなり身近に迫ったもの。これ以外のブレスレットなんてこの先付けない、という意図で言ったのだが自分自身を現実に引き戻した気がして小さく溜息のようなものをついてしまい)
>エヴァン
涼しい所よ。今日のエヴァンは暑そうだから(弾むような声音で楽しげに貴方の問いに答えつつ、末尾にはくるりと首だけで振り返っては悪戯っぽい笑みを浮かべて揶揄って。人間と屋敷内を散歩なんてそうそうした記憶はないし、何より誘ってくれたのが“引きこもり”の貴方なのだから。こんなレアな状況、楽しまなければ損だと言わんばかりに進む足はどんどん早まっていく。やがてガラスの大きな二枚扉を抜ければ、そこには緑の草木や色とりどりの花が咲き誇る庭園。その脇道を通り抜けるように瑞々しい青葉のトンネルをくぐると、そこにはキラキラと淡く発光するクリスタルブルーの泉が。「―ふふ、綺麗でしょ!飲んじゃダメだよ、人間はお腹壊しちゃう」得意げに、そして無邪気に笑ってみせれば、するりと貴方の腕を解放して一足早く泉のほとりへ。自力で発光していることから、この泉は明らかに人間界にある水とは違う液体を湛えている。しかし飲むのは駄目でも足をつけるくらいなら問題は無いようで「ほら、おいでよ!冷たくって気持ちいいよ」泉のほとりは足首辺りまでの深さのようで、パシャパシャと水音を響かせながら軽快にくるくると踊るように動き回って。折角連れて来てあげたんだから、と言わんばかりに貴方へ視線を送りつつ、足を止めては招くように両手を広げてみせて)
>ラザロ
(問いには無言を。こちらを覆い隠すように広げられた翼はあらゆる猛威を以て捕食する鷹を彷彿とさせた。息を飲んだ瞬間には眼前に迫っている。恐怖を覚える暇もなく鮮やかに彼は己を獲物として捉えているのだ。舌なめずりはいかにもといった具合で、食事。それはどうやら私のことだったらしい。餌、と明確に位置づられているのだ、私は。そのことをやっと理解する。__しかし、嫌悪感を覚えないままにやっと的を射た、といった風に強張っていた相好を崩せば、わずかに微笑んだ。「お腹が空いているのか。__それは辛いな、もっと早くに私を起こせばよかったのに。」まるで己が食われることに一切の抵抗がないとでも言うかのように触れ合った鼻先を擽る様に緩く動かし、ふふ、と笑い声を零す。脅し文句も何のその。目を細め慈愛に満ちた目で相手を見つめ返せば、言われたとおりに大人しく座り込んで。ただ震えは止まらない。それは明らかに体が拒絶していることを表しており、それでも変わらず穏やかな口ぶりで広げられた翼を見つめては綺麗だな、かっこいい。と高揚した声色で呟いて、)
>ドロシー
……ふふ、早くなった。(貴女に嘘偽りを吐いたことなんて、出会ってこの方一度もない。だからこそ、真摯に伝えた言葉を、貴女が謙遜することなく受け止めてくれたことが嬉しくて。貴女と瞳を合わせて、指先から伝わる鼓動をつい揶揄ってしまう。ブレスレットを眺めては堪えきれない笑みを浮かべてくれる貴女、そんなに喜んでもらえるなら本当に良かった、と心の中で喜びを反芻。暢気に幸福感に浸っていると、そこへ一石を投じたのは貴女の小さな溜息で。獲物と捕食者、貴女と私はその関係――でも、だからこそ、「一人になんてさせないわ」ぽつり、呟くように、けれどはっきりとした口調で。ある種の恐怖すら与えてしまうほど、迫力の籠った一言になってしまったことに後から気付いて「…私は、貴女を、一人にさせたくないの」まるで懺悔するような声音で、眉尻をしゅんと落としては視線を逸らし、虚空を見詰める。それがバケモノの我儘だと分かっていても、ただのエゴだと罵られても、決して変わらない本心であることだけは貴女にきちんと伝えたくて。無意識のうちに、貴女の左胸に添えた手は拳を握り、小さく震えていて)
>ジゼル
――……あァ?(震えて泣き喚くか、声も出せず失禁するか。若い女を捕食する時のお決まりのパターンを今回もなぞるだろうと、高を括っていた内心は貴女の微笑み一つで一蹴されて。口から漏れ出たのは、不敵な捕食者には似合わぬ素っ頓狂な声。それに合わせて片方の眉をアーチ状に歪めては「……お前、本当に人間かよ」心底信じられない、そんな心境をそのまま声に出して怪訝そうな瞳でまじまじと貴女を見詰めつつ、一旦顔の距離を離す。依然として少し手を伸ばせばすぐに触れられる距離だが、何故か貴女にはその数十倍の距離を感じて「…震えてンじゃねえかよ。」ちらりと視線を落とせば、貴女の華奢な肩が震えていることに気付く。恐怖は感じているということか、と内心でどこかほっとしつつ、貴女の肩へ手を添えるように掴んで「いいか、もっかい言うぞ。俺は、今から、お前を喰う」まるで言語が通じない者を相手にしているかのように、ゆっくり区切りながら現実を告げる。どうだ怖がれ、怖がってくれ、と、無意識の内に祈りつつ)
(/背後のみから失礼します。大変申し訳ないのですが、そろそろ瞼が開かなくなってしまいそうでして…!よく見たら先程の書き込みも、間違えて下げてしまっていてすみません。散歩もまだまだ始まったばかりですので、次回に是非続きからさせていただければと思っております。本日もお相手ありがとうございました、お先に失礼いたします…!)
>マリーシュカ
っ、だ、だって…嬉しかったから…。
(鼓動の早さなど自分の意思ではどうにもならないもの。嬉しさによる興奮と緊張の混ぜ合わせで早まった心臓の動きはやはり彼女には分かってしまったようで、だって、なんて言い訳してみるも誤魔化しきれておらず。元より彼女は、こんな自分を直ぐに食べてしまったりはしなかった。食事、と言われたのも最初だけ。交流を重ねていくうちに二人の間にあった裏の関係性というものが着々と薄れていた。今、こうして滲み出てきてしまったその裏側が、自然と自分の眉間に皺を作っていて。そんな折、聞こえた呟くような声。その言葉の発生源である彼女の顔へと視線移し。小さい声量ながらも、何処か強い思いを感じ取れるその言い方が耳に残るようで。一人にさせたくない…─そんな台詞と、彼女の憂いを帯びたような表情。自分の左胸に置かれた手が小さく震えていることに気が付くと、咄嗟にその手の甲の上に両手を優しく覆うように触れさせて「貴女のその思いは、ちゃんと分かってる。私は…貴女の事を、信じてるから」以前に自分が母子家庭であったことを話した時もそう。彼女は自分のことをちゃんと想ってくれていた。そんな優しさを充分、分かっていると伝えれば、彼女の拳を覆っていた両手に力を込めて)
(/主様、絡みの途中ですが…背後の眠気の方が限界を迎えてきております…!まだまだ物語を紡ぎたい気持ちは山々なのですが、このままだと寝落ちをしてしまいそうなので、その前にご挨拶をと思いまして…。次回タイミングが合った際にまた続きからお願いしたいと考えております。それでは、本日もお相手ありがとうございました。良い夢を…!)
>ラザロ
…?__それが?
(離された距離は少しだけ。それでも思案気に寄る眉はもちろん自分へのものではない。相手に向けられたものである。人間かと疑われた。それがいけなかったのだろうか。もう少し怖がればよかったのだろうか。怪訝そうに眺める相手の意図が読めないまま肩に手が置かれた後に告げられた言葉に緩く首を傾げるばかり。上記を不思議そうに問い、すると一つの結果にたどり着いたと言わんばかりに表情を変え、「…もしかして食欲が失せてしまったか…?私では君を満足させることはできない?」心底申し訳なさそうに相手を見、目尻を下げる。己が人間らしくしなかったから。彼は狙いを定めた獲物を放り出したのだと、そう勘違いすれば突然立ち上がり、ベットの上、彼のいる場所から逃亡を図ろうと企て。彼のために”人間らしく”しようとしているのに彼自身にけがをさせては本末転倒だろうとタックルは取りやめにし、隙間から不意を突いて逃げ出そうとして、)
>エヴァン
(/いえいえ、本日も遅くまでお相手頂いて有難うございました…!遅い時間ですし、眠気と戦いつつお返事して下さったそのお気持ちが嬉しいので、どうかお気になさらず!勿論次回お会いできた時は、じっくり散歩の続きを楽しんでいければと思っております。わざわざ御挨拶有難うございました、どうか素敵な夢を…!)
>ドロシー
…あら、本当に嬉しいだけ?(くすくす、と楽しげに肩を揺らして悪戯っぽく笑いながら、貴女の瞳を覗き込むように再び距離を詰める。貴女の言い訳染みた言葉はとても可愛らしくて、ついついもっと揶揄いたくなってしまって。バケモノである自分と貴女、2人がこうして他愛もない時間を過ごせることは奇跡なのだろうか。歩み出す場所を間違えれば、足元の薄氷が割れて冷たい水底へ沈んでしまうような、悪い予感が胸をよぎって思わず眉を顰める。けれど、貴女の暖かな体温が震える拳を包み込んでくれれば、悪い夢から覚めた様な心地で視線を貴女の顔へと戻して「……そうよ。私は、貴女を――、」食べたくない、と言いかけて言葉に詰まり、結局は声になり損ねた吐息が絞られるように排出されたのみで。本当に自分は、貴女を食べたくないのだろうか。貴女のことを、最早ただの獲物と割り切れないほどには、深い所まで降りてきてしまっている気がして――そういえば、貴女と過ごしている時間、飢えや渇きを感じたことはなかったのだと、此処に至って初めて気づく。けれどそれは、人間の血を啜るヴァンパイアのアイデンティティを否定しかねない大問題で。それに気付いてしまったら、冷たい自分の手を包み込む貴女の体温が、途端にひどく現実離れしたもののように感じてしまって「……私、どうしちゃったのかしら…。」遠慮がちに貴女の手から拳を引っ込めつつ、足を組んで前傾姿勢になり、思い詰めた声音で呟きながら片手で額を抑えて)
(/あああ、遅い時間までお付き合いさせてしまって申し訳ございません…!本日も楽しいお時間を有難うございます、眠たい中わざわざご挨拶まで痛み入ります…!次回お話させて頂ける時を楽しみにしております、どうぞいつでもお越し下さいませ。暖かくしてお休みください。良い夢を…!)
>ラザロ
……は?、え、……あ?(もう頭の中はパニックだった。貴女の表情や言動、一挙手一投足が予想外の連続で、訝しげに眉を寄せたまま口から零れ落ちるのは明確な意味を成さない音だけで。バケモノの食欲が失せた、と思うなら、貴女が浮かべるべきは安堵の表情の筈。なのに事もあろうか謝意を表すように表情を歪める貴女に、捕食を前にして湧いていた血が勢いを失くしていくのが実感できる。ふと、脇から貴女が逃げ出そうとするのを感じ取れば「、ちょ、オイオイオイ。逃がさねえよ?―何だよお前?!」がし、と強い力で貴女の腕を掴めばずるずると己の眼前に引きずり戻す。しかし貴女の行動は全てが己の虚を突くもので、正直こんなに扱いに窮する獲物は今まで食べてきた数多の中でも初遭遇の逸材で。「心神喪失、ってヤツか?なら楽なんだがよ、ええ?」片手は貴女の腕を逃がさないようにがっしり掴みつつ、もう片方の手で貴女の顎を、ぶに、と掴んで軽く上下に揺すりながら詰問を。感情や正常な精神が欠落しているが故の行動なのか、それとも正気の上での行動なのか…前者であれと願う気持ちを言葉に出しつつ、貴女の正体を探ろうと詰め寄って)
>ジゼル
(/済みません、うっかり宛名ミスです…!>>368はラザロ、ではなく勿論ジゼルさん宛てで御座います…!)
>ラザロ
んぐっ、…ふふ、こら、やめなさい。
(がしり、と掴んだ手はあっけなく先程の場所へと逆戻りさせた。もはや逃げたということにもならない距離であるが、これでどうかと顔を上げた先には己の期待していた表情は無く、あからさまに気分が下がってゆくのが分かる。どうしたら彼は食欲を取り戻してくれるのか。それだけが頭の中をぐるぐると回っている。やや俯き加減に考え込んでいると突然に顎を掴まれ揺すられる。最初こそは目を白黒させていたものの相も変わらず食欲に飢えた目はしていないが、触れたことから食欲につながるかもしれないと思えば笑みが戻り。揺すられながらまるで子供を宥めるように注意をするその表情は楽し気で。「ウーン、別に心神喪失しているわけではないな。…ただ、私は君を喜ばせたいだけだが。」今更そんなことかと言わんばかりに苦笑を漏らし、それがまるで至極当然かのように述べると、口を開け勢いよく唇を噛んだ。血が一滴二滴と浮かび、紅いつぼみができる。)
__…これでもだめか?
(/ いえいえ、お気になさらず!態々ご訂正ありがとうございます。 )
>ジゼル
……俺を、喜ばせる…?(鋭い鉤爪つきの手で顎を掴まれるなんて、刃物を喉元に突き付けられているのと同義なのに、貴女は楽し気な様相さえ見せる。これはいよいよ手に負えないかもしれない、と言わんばかりに、あんぐりと口を開けて顎を掴んでいた手を放して。貴女が何をどのようにしてその発想に至ったのか想像もつかず、ただただぐるぐると混乱する脳に頭痛すら覚える。「―っオイ、馬鹿…!」不意に貴女の自傷行為、口元の怪我は案外血が出るもので。普段は旨そうだと食欲をそそられる筈の赤い花も、混乱している今では心配の方が先に顔を出して。しかし、唇を噛んだ後の貴女の言葉を聞いて漸く少しだけ合点がいったような気がして、それを確信に変えるべくもう一度貴女にずい、と顔を寄せて「…それも、俺を喜ばすためにやったってことか…?お前は、俺に喰って欲しい…のか?」問い掛けながらも、唇の傷口との距離が縮まればその分新鮮な鉄の香りが匂い立つ。萎えた食欲が再び顔を覗かせるような空腹感を少しずつ取り戻しながら、貴女の返答を待って)
>ラザロ
__ああ。だって、私を食べたら君はお腹が膨れて幸せになるだろう?
(ああ、やっとその気になってくれたのだと滴る鮮血を拭うこともなくただただ穏やかに微笑めば、頷きを一つ。寄せられた顔に抗うことなく見つめ返せば、目を細めまるで言うことの利かない子供に言い聞かせるように「君が望むことならなんでも。私は君が喜んでくれれば嬉しいんだ。」と。その表情は優しく穏やかな母親の笑みのようでもあったが、同時に神に身を捧げる盲目的な信者のようでもあり酷く痛々しくも見えただろう。己があの時、唇を噛もうとしたときに彼が制止をかけた意味もわからないまま、これで彼は幸せになるのだと信じて疑わずにいる。「…うん、これで君も見納めかと思うと少し残念だな。その翼、とても綺麗だから。」もしかしたら食べられてしまうのでは、との雰囲気であるのに甘い言葉はいまだ健在であるようで幸せそうな笑顔のまま彼の行動を待って、)
>ジゼルPL様
(/昨夜は遅い時間まで有難うございました、寝落ちを大変失礼致しました…!次回タイミングが合いました時に、捕食を楽しんで頂ければと思います。ジゼルさんに翻弄されっぱなしでしたが、とても楽しいお時間でした!是非またいつでもお越し下さいませ…!)
>只今より3名様を募集させて頂きます!基本的には交流の少ない方を優先させて頂きますので、一見さんもお気軽に…!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
(/主様、こんばんは。____________、お相手してもらって良いですか?即会話の回収されても良いので良かったら、お願いしたいです。一か八かです。ダメですか?)
(/今晩は、先日はお相手のほど有難う御座いました!お相手に余裕がありそうでしたら、是非とも当方もお相手の立候補をさせて頂きたくお声掛けをさせてもらいました。もし可能ならば前回の続きから投稿させていただくつもりです。ただ長文になってしまいましたので時間的なゆとりも考え困難でしたらまた後日伺わせて貰えればと思います…!ご検討宜しくお願いします。礼)
>ノア
(/今晩わ、ご来館ありがとうございます。勿論大歓迎ですよ、是非お相手させて下さいませ!前回の続きからをご所望の場合は、最後のレス№をお伝え頂いてもよろしいでしょうか。新たな場面からの交流をご希望の場合は此方から絡み文を出しますので、お返事よろしくお願い致します…!)
>ルシアン
(/今晩わ!お越し下さり有難うございます。是非とも、今宵もお相手をお願い致します…!当方は明日がお休みなので、PL様のお時間が許す限り深夜までの交流が可能です、どうか時間の点はお気になさらず…!お返事、お待ちしております!)
(/はぁ、変に緊張しちゃいました。もう少し待った方が良いのかなと。改めましてよろしくお願いします。前回の続きをと思っているのですが……一応、>305です。でも、新しい場面の方が良いのか、悩んでしまいます。気持ち、前回からです。)
>ジェイド
…あ!(与えられた解に盲点だったと言わんばかりに、大きな瞳を真ん丸に見開き己の服装を見下ろす。確かにあちこちに極彩色が飛び散り、堂々とヒントをぶら下げている。まさに今その事実に気付いた、と肩を竦め照れ笑いを零し。「それでも凄いや!だって興味がないとそこまで見てくれないでしょう?少なくともジェイドさんにとって僕は興味ある対象って事だね」自分のお間抜け加減をフォローするつもりはないが、興味のない意識外の人間に対しては案外皆外見など見ていないものだ。自論を述べ得意げにふふん、と胸を張り、「それでいくとジェイドさんの尻尾とか耳に気付いた僕も、とーってもジェイドさんの事を意識して見てるって事だ!」大っぴらに恥ずかしげもなく告げられるのは、子供故の無知からくる強み。絵を褒められたこともそうだが、何の含みもなくモデルの件を承諾されたことに嬉しさは募るばかり。頬を薔薇色に紅潮させ、"わーい"と両手を挙げて歓喜を示す。「うーん、僕もモデルしたことないし、ジェイドさんがモデル第一号だからよく分かんないや。でも大丈夫だって!そこに居てくれるだけでバッチリだよ!」両手を後頭部で組み、能天気なまでの笑みで、何とかなるでしょうのニュアンスを含んだ返答をする。実際自分はデッサンも勿論の事だが、ジェイドと共に過ごす約束が出来たことが嬉しいのだから。撫でられる感触にくしゃくしゃに目を細め、へへ、と笑み一つ。彼の反応は思ったものではなかった。何かを隠しているもの特有の後ろめたさを孕んだ表情。自分が此処にいる理由と何か関係するのだろう。藪を突っつき早死にする趣味はない。物を分かっていないフリをするのはお手の物。あれ?と首を傾げ「あ!ひょっとしてジェイドさん耳弱いの秘密だった?みんなに知られたら、触られちゃうもんねえ。うん!これは僕とジェイドさんだけの秘密にしよう?勿論僕が耳弱い事も内緒だからねっ」明後日の方向に勘違いしてみせては、人差し指を口元に添え約束だよと輝くような無邪気な笑みで伝える。一心不乱に食事をしてしまった自覚はある。礼儀など習ってこなかった、食べ方が汚い事も知っている。きっと初見で見たものは汚らわしいモノを見るような目で見るだろう。過去にそんな経験があった。だから彼から叱責が飛んでくるのではないか、と危惧しぎゅっと両目を瞑りやり過ごすつもりであったが、予想に反して掛けられた声は温かな気遣いに溢れたものだった。最初は信じられず、パチパチと瞬きを行い、彼の顔を凝視してしまう。じんわり心に染みる優しさは痛いほど。ソースを拭かれた事にさえ気付かぬほど己の中に齎された影響は大きかった。「だ、食べる゛…っ!うう、ジェイドさん良い人すぎるよ゛〜〜っ!」涙で聞き取りにくく掠れた声を張り上げながら、この機会を逃すものかとパクパクと料理を目一杯口に放り込んで。もぐもぐ食べながらも瞳からじわりじわり滲み出る液体は止められず、暫く咀嚼音に交じって鼻をすする音が続き。軈て涙も落ち着き、食欲も落ち着いた頃には目元は若干赤いものの、その表情はスッキリしたもので。はぁ〜と幸せな溜息を零し、膨れたお腹を片手で撫でさすり。「お腹いっぱいだぁ!もう入らないや。とっても美味しかったよ!ジェイドさんもコウモリさんも有難うね、ご馳走様でしたー」両手をパンと顔の前で合わせ終了の合図を送る)
(/お返事有難う御座います。早速ですが前回の続きを投下させて頂きましたのでお時間の許す限り宜しくお願いします!また前回お話させて頂いた件に関しては次回までには、と思っておりますのでまた纏まり次第投稿させていただきます礼。蹴り推奨)
>ルシアン
……、そうだな。お前の言う通りだ、ルシアン。(貴方の一挙手一投足は、悉くバケモノの心の琴線を揺さぶる――良い意味でも、悪い意味でも。貴方に興味が無い筈がない、その理由は言わずもがな、自分が貴方を喰らう怪物だから。そして心のどこかで無意識の内に恐れるのは、貴方が真実を知った時、その無邪気な笑みを向けてくれなくなることだ。そんな心の陰りを振り払うように、貴方の頭をぽん、と一度だけ撫でれば肯定の返事を。「それはどうかな、これに気付かない方がよっぽど難しいと思うが」したり顔の貴方、子供特有の厭味のないそれに思わずくすりと含み笑いを。尻尾を大きくゆらりゆらり、耳をぴこぴこと動かして見せながら、こんな異物が頭に付いていれば誰でも気づくのではないか、なんて貴方を揶揄うように鼻先へちょこん、と触れて。「…そうか?絵描きさんが言うなら大丈夫なんだろうな、楽しみにしてるよ」惜しげもなく、表情や所作の全てで喜びを伝えてくれる貴方に、ふと目元は緩んで。座っているだけでいいのだろうか、モデルをきちんと務められる自信は無いが、貴方が応と言うならこれ以上追及はしない。約束、と言わんばかりに貴方の眼前へ小指を差し出して。貴方が首を傾げたのを見てから、しまった、と反射的に思う。複雑そうな表情を貴方に見せて困らせる気は無かったのだが、元来嘘を吐けない性格は、開けっ広げな貴方の前では表情すらも素直にさせすぎてしまうようで「誰にも内緒、だな。もし喋ったら――、こうしてやる!」慌てたように取り繕った笑みは、少し歪になってやしないだろうか。それを誤魔化すように、がばりと貴方に密着するように接近し、大きな両手で貴方の脇を擽って。いきなりポロポロと涙を零した貴方に「、どうした?!よしよし、泣くな泣くな…!」わたわたと狼狽し、貴方の涙や鼻水を紙ナプキンで何度も拭うその様は、まるで赤子の世話に慣れない新米パパを彷彿とさせて。涙声の貴方の言葉を聞けば、感激と同時にまたしても罪悪感がドロドロと胸中を汚す。自分は決して“良い人”などではない――、いつかは真実を打ち明けなければならない。でも今は、貴方の食事を邪魔してしまう、と全ての言葉を飲み込んでは新しい言葉を用意して「…おう、腹一杯食べれて良かったな。これからはお前の部屋に食事を用意させるよう、コウモリ達に頼んどくよ」きちんとご馳走様の挨拶をした貴方へ、此方も満足げな視線を送る。この食堂は一人でも利用できるが、この屋敷の中を幼気な貴方単身でうろつかせるのはどうにも危険が大きすぎる。他のバケモノにあっさり喰われてしまわないように配慮をしつつ「―じゃあ、部屋に戻るか。風呂も入らないとな、」がたり、椅子から立ち上がれば、タイミングを見計らったように使い魔たちが食器を下げてゆく。貴方の部屋へと戻る道案内の為、手を差し伸べて)
>ノア
はは、ごめんて。けど、ちゃんと来たやろ?好きな時に悪魔を呼べるなんて、えっらい特権手に入れたなあ、ノア(ぽす、と貴女を受け止めれば、その背中をぽんぽんとさする。これでも文字通り飛んできたつもりなのだが、遅いと言われてしまえば謝るしかなく。己の腕の中にすっぽりと納まる貴女が微かに震えているのを感じ取れば、その恐怖を少しでも和らげてあげられるように、貴女が呼べばきちんと参上することを、きちんと分からせるべく言葉を紡ぎつつ、貴女の髪を撫でて。続いて紡がれたのはいつもの軽口、声を聞くだけでいつもの薄い微笑が想像できるほど気楽な声音で)
(/レス№の提示、有難うございます!それでは、ご希望通り前回の続きから交流をさせて頂きますね。キリの良い所で一旦回収を入れようと思っておりますので、今宵もお時間が許す限りお相手よろしくお願い致します…!)
>ジェイド
やったー!正解って事だねっ。同じ気持ちって事は…えーと、なんて言うんだっけ?そうだ、そうしそーあい!(自分の観察眼も捨てたものじゃないだろう、と得意げになり調子に乗って披露するのは難しい言葉。何処かで聞き齧っただかの相思相愛というワード、頭の中でスペルに変換出来ないのはもちろんのこと、意味もよくは分かっていない。えっへん、と人差し指で鼻の下を摩り、合ってる?合ってる?と期待に満ちた瞳で見上げ。鼻先に微かに触れた感触にケラケラ笑い声を上げるが、返された内容には不満なようでむすり、と口をへの字へ。ピョコピョコ動く耳に、ふさふさの尻尾、確かに目に行かないほうが難しい気がしてくる。だが、元来の負けず嫌いが顔を出し、ガバリと両手広げて彼のお腹へ抱きつき。「なら他のものを見つけるよ!だってもっともっと仲良くなりたいもん。だからいーっぱいジェイドさんの事教えてね!」見つける、と豪語しておきながら最後には教えて、と矛盾した事を言っているなど当の本人は気付いていない。何故なら早速とばかりに彼の新たな一面を探すのに忙しいから。まるで睨めっこするように、じーと彼の顔を見つめ。「えっとね、先ずは綺麗な形の翡翠の目!それからカッコいい牙がある!」目に付いたものを片っ端から述べ、果ては睫毛の本数まで数え出そうとする突飛なしまつ。差し出された小指に小指を絡め「へへ、絶対だからね!指切りげんまん嘘ついたら針千本のーます、指きった!」定番の唄をボーイソプラノで歌い上げ最後は勢いよく小指を離す。嬉しげに絡めていた小指を見つめ早速とばかりに「明日からでもいい?僕早くジェイドさんを描きたいなぁ!」彼の横にぴったりとくっつき、遠慮のカケラもなく無邪気なまでの様子で我儘を。お互いがお互い隠し事をしているからか僅かに微妙な空気が流れたような気がした。それもそうと知覚する前に彼から仕掛けられた擽り攻撃に空気となって霧散し頭の中には残らず。「わっ、擽ったいよ〜!ゴメンなさいー、絶対喋らないから〜」大きな身体から逃れようと身を捩らせるも逃げられる訳もなく、彼の腕に捕らわれたまま、盛大にケラケラと笑い声を響かせる。食事も終わり一服、彼が椅子から立ち上がったタイミングで己も促されるままに立ち上がる。差し出された手を握ることは困難ではない。だが一つ引っ掛かった言葉に臆してしまっただけ。握った手を遠慮がちに後ろにチョイと引けば「…僕、これからは一人でご飯食べないとダメ?ジェイドさんは一緒じゃないの?」先程の満足げな声音とは打って変わって、悲しげに語尾が沈んでしまう。自身の部屋とはなんだ。広い部屋に一人ぼっちなんて真っ平だ、態度でそう示すように、握っていた手は腕へとかわり、彼の片腕に全身でへばり付くように抱き着く。「僕、一人のお部屋は嫌だよ。大きくて静かな部屋なんて廊下で寝たほうがマシだもん」静寂に包まれるぐらいなら、薄汚れた所で人の気配を感じて寝る方が断然マシというものだ。答えてくれるまで食堂を出ないぞ、と両足で踏ん張り、返答待ち)
>381 レンブラント
来てくれてありがとう。本当にありがとう。( 相変わらずの声に、ひんやりとした温度に安堵し、ついつい、擦り寄ってしまう。多分、熱が下がったばかりだからなのかとても心地が良い。うと、と眠りに誘われそうになったがふるふると頭を振って睡魔を押し出して。本当に来てくれるとは思っていなかっただけにすごく嬉しい。ふと、何かを思い出したように慌てて背中に回した手を解く。まずは、手にしていた大切な花が無事かを確認。折れていなかったことにホッと安堵の息が零れて。色々聞きたいこと、話したいことは数え切れないくらいある。呼んだのにも関わらず、色んな感情が交差し面と向かって話すことを拒否する自分がいるらしく。多分、ついてきてくれるだろうと予想し背を向けて歩き始め。)
ねぇ、レンブラント。貴方の思う"特別"ってどんなことを言うの?私にわかりやすく教えて欲しいなぁ。お願い。
(/続きを綴ってくれてありがとうございます。回収の件もよろしくお願いします。なんだか、久々なので緊張します。/笑)
>ルシアン
ハハ、…違うぞルシアン。相思相愛は、恋人達の言葉だ。俺達のは…意気投合、かな(覚束ないアクセントで告げられた四文字熟語に、思わず短い笑いが零れて。自信満々の貴方へ間違いを指摘できるのは、きっと出会ったばかりの瞬間よりも貴方との心の距離が縮まっているから。正解として提示した新たな熟語がぴったり正解かどうかは疑わしく、語尾は少々自信なさげに濁り、ぽりぽりと頬を掻いて。“―っと”、と軽く暖かい衝撃を受け止める。片手でぽんぽんと優しく貴方の背を撫でながら「…俺ともっと仲良くなりたいのか?俺はこわーい怪物なんだぞ、」じっと此方を見上げる貴方の瞳を、驚いたように丸くした瞳で見つめ返す。軽く脅すように、がるる、と小さな唸り声をあげて牙を剥いて見せるが、それすらカッコいいと言われてしまえば諦めるしかなく。「牙ならお前にもあるぞ。俺のよりは小さいが、魅力的なやつが」笑う貴方の口元から覗くのは尖った八重歯。自分の牙のように悍ましい刃物を連想させるようなそれではなく、貴方の持つ愛嬌を体現するようなそれはとても可愛らしくて。不意に紡がれた聞き慣れないリズムの短い歌に、目をぱちくりさせて「…今のは何だ?おまじないか?」まだ貴方の小指のぬくもりが残る自身の指をまじまじと眺めながら、投げた問いかけは至って真剣で。「明日、か。…少し用事があるんだが、それが終わってからでもいいなら大歓迎だ」明日――至極久しぶりに、“食事”を摂る予定がある日。決めたのはついさっき、貴方が美味しそうにご飯を食べる姿を見た時だ。人間を捕食する事に誰よりも抵抗を持つ己は、それこそ体調を崩してでも食事を拒み続けている。空腹を忘れよう、だなんて無茶なことだが、本能を御してしまえるほどの強い理性を持っていたことは幸か不幸か。ともかく、明日食べるつもりだったのは貴方ではない。人を喰らった口で、貴方と今まで通り会話が出来るかどうかは些か不安だが、貴方の我儘を出来る限り叶えてあげたいというお人好し精神が一枚上手だったようで。擽られて笑う貴方、この何気ないじゃれている時間にはどうしても心を和ませられる。ふと後ろへ軽い引力を感じれば、歩み出そうとしていた脚を止めて振り返る。「……俺は…。」貴方と一緒に食事なんて出来やしないのだ、と伝えかけて言葉が喉の奥で消失する。無論、貴方が食事をする場に立ち会うことも出来るが、お行儀を度外視して食事を心から味わう貴方の食べっぷりを見ているのは、どうしても食という本能を刺激されてしまう。「…一人で寝るのが嫌なら、ルシアンが眠るまで俺が傍に居てやるよ。勿論、毎日。…それでも嫌か?」貴方と視線を合わせるべく、しゃがみ込んでは貴方と向き合う。繋いだ手にきゅ、と力を込めつつ、自分にしてやれる精一杯の提案を。それでも不服だろうか、と貴方の顔を覗き込んで)
>ノア
ん。ええんよ(心の底から紡がれたような貴女のお礼の言葉には、目元を緩めて柔らかい表情を見せて。自分から離れてゆく貴女をじっと見ていると、その手には己が贈った特別な花が握られていて「それ、持ち歩いてるんやね」微かに弾んだ声音で指摘を。これからも肌身離さず携帯してくれるつもりなのだろうか、それなら何かアクセサリーの類にでも加工した方が良かったかもしれない、なんて考えていると、不意に貴女が背を向ける。珍しいこともあったものだ、と数秒間後姿を眺めて「…“特別”?そやなあ、簡単に言えば君を“餌”って認識せえへんことかな。」ふむ、と顎に手を添えて考える仕草をしつつ、問いに答えを。この屋敷へ攫われてきた全ての人間は、自分にとってはただの食糧であり、あれこれ気をかけてやる価値もない存在。しかし貴女は違う、と、贈った彗星蘭を思い出しつつ貴女を追うようにコツ、と一歩踏み出して)
(/すみません、主様。思ったより眠気が早く来たらしく頭が回りません。せっかく、お話しできたのに……、自分タイミング悪いです。がっかりです。(しゅん)せっかく前回のを綴ってもらったのに。本当に申し訳ないです。勿体ないお化けが出そうですが、明日?今日はお仕事なので先にお暇します。参加者様と素敵な時間をお過ごしください。おやすみなさい。身体を冷やさぬように気をつけてください。次回、またタイミングが合うことを願って。その時、お返事をと考えています。では、失礼します。)
>ジェイド
ちぇー、違ったのか。残念。いきとーごー?それって仲良しってこと?(どうやら物知りの振りをして紡いだ言葉は逆に己の稚拙さを露呈させてしまったようだ。唇を尖らせ、少しばかり拗ねてみせ。だが続く聞き馴染みのない言葉に意識は持っていかれる。少ない語彙の中で、何となく雰囲気的に合いそうな言葉を選んでは、物知りな彼にご教授願うように問いかけを一つ。彼が発する唸り声も牙も怖くなんてない。どうやら彼の中の怖いものと己の中の怖いものは違うようだ。勝気に光る瞳を注ぎ「ジェイドさんは怖くないよ!本当に怖い人はそんな事言わないもの。最後まで人の良い顔して、自分の手なんか汚さずに僕らみたいなのを塵のように捨てるんだ」だから怖くない、と言い切る。殺伐とした優しくない日常と隣り合わせだった日々。今迄見聞きしてきた悲惨な体験を思い出しながら語る。真っ直ぐなまでの視線で彼を一心に見て。この数時間で触れ合っただけでも、彼は自分をすごく気遣ってくれた。もし其れも演技だとして、騙されているのだとしたら、自分もそこまで、という事なのだろう。どこか達観したように頭の片隅で思う。「それに僕だって牙があるんだからね!もしジェイドさんが悪いことしたら噛んじゃうんだからね!」大口を開け、八重歯を覗かせては言葉が終わると同時にガブッ、とかぶる真似をしてみせる。何となく紡いだ歌は彼の与り知らぬものだったようだ。といっても己もよくは知らない。何処かの国の人が歌っていたのを偶々聞き覚えただけなのだから。でも彼が知らない事を己が知っているという事実が少し擽ったく心地よい。クスクス、と勿体つけるように笑みそっと口元を囲うように両手を添え「…あのね、約束の歌なんだよ!約束を破ったら怖いことが起こるんだってっ。だから約束はぜーったいのんだからね」小声で内緒話をするように伝える。いい?分かった?と念押しするように何度か確認をするのは、約束が楽しみで仕方がないから。「…?僕はいつでもいいよ!する事って言ったら絵を描く事ぐらいだもん」端っから予定などない己にとっては待つ事など造作もない。少しばかり用事、と言った際の彼の雰囲気が気になるが、この分ではきっと今聞いたところではぐらかされそうだと思い。思わず良からぬ企みが脳裏を掠めるが一旦追い出すように頭を数度振って。頑張って伝えてみた願いはどうやら叶いそうもない。優しく提案されたが、とてもではないが素直にうんという気にはなれなくて。繋いだ手を振り払おうと力を込めたが、何故かそれは出来なかった。優しい彼に恩知らずな真似をしたくなかったのか、将又嫌われたくないと無意識下でストッパーが働いたのか。きゅ、と眉間に皺を寄せ、下唇を強く噛みしめる。「…それでも目が覚めた時は独りぼっちだ…」彼に果たして聞こえただろうか。自分でも拾いとるのに困難なほどの小さな声量でポツリと一言。どうかしている、会ったばかりの彼を困らせるなんて。噛み締めていた下唇を解放し「なーんて、嘘だよ!困らせてゴメンね。僕、自分の部屋なんて持ったことないから、ちょっぴりドキドキしちゃった。大丈夫、僕は強い男の子だからね!一人なんてへっちゃらさ!」早口でまくし立てるように言葉を並べ、精一杯口の端を持ち上げて笑みを作ってみせる)
>ノア
(/いえいえ、遅い時間までお付き合い頂いて有難うございました…!もう夜更けですので、お気になさらずゆっくりとお休みになってくださいませ。暖かいお言葉まで有難うございます、どうか素敵な夢を…!)
>ルシアン
そうだぞ、仲良しだ。流石ルシアン、賢いなあ(こくりと頷いて貴方の言葉を肯定する。どうやら貴方の辞書に意気投合の四文字は刻まれていなかったようだが、言葉端からニュアンスを汲み取った貴方の聡明さに惜しみない称賛を贈りつつわしゃりと頭を撫でて。キラキラと輝くような貴方の瞳は、ショーケースに入れられた宝石とは別の、純粋無垢な美しさを持っていて思わず目が眩むような錯覚さえ覚える。はっきりと“怖くない”と言い切った貴方に、ふと緩めた表情はどう映るだろう。「……ルシアンは、物知りだな。怖い場所で育ったのか?」最後まで人の良い顔をして――その一節がどうにも心に突き刺さり、数秒間の沈黙が訪れる。自分こそそうだ、貴方を気遣い精一杯優しさを注いだとして、捕食者と獲物という構図は覆らない。ぐ、と何かを堪えるように息を飲んだ後、鋭く真意を突くような貴方の言葉に知性を感じつつ、その生い立ちを問うてみる。貴方の生い立ちに心の底から興味があったわけではなく、ただ心を疼かせる罪悪感を誤魔化したいだけなのかもしれない。胸を抑えたい気持ちを堪え、貴方の顔をじぃっと眺めて。「そうだな、噛まれたら痛そうだ。ただ、もし――。もし、俺がお前に悪いことをしたら、その時は力いっぱい俺を噛んで、
>ルシアン
(/何かのバグなのでしょうか…、「俺を噛んで、」以降の文章が何故か表示されないようでして…。スマホから投稿してみたり、削除される後半部分だけを投下してみたり、別のトピックに投稿してみたりと手を尽くしたのですが、結果は変わらずでした…。別のサイトにて全文を掲載し、そのURLを貼り付けてみたのですが、その投稿はエラーになってしまう始末でして…。遅い時間までお付き合い頂いているのに、ご不便おかけして申し訳ございません。時間を置けば全文を載せられるかもしれませんので、何度かトライしてみます。このような形での交流中断となってしまい大変申し訳ございません、是非またいつでもお越し下さいませ…!)
>ルシアン
そうだぞ、仲良しだ。流石ルシアン、賢いなあ(こくりと頷いて貴方の言葉を肯定する。どうやら貴方の辞書に意気投合の四文字は刻まれていなかったようだが、言葉端からニュアンスを汲み取った貴方の聡明さに惜しみない称賛を贈りつつわしゃりと頭を撫でて。キラキラと輝くような貴方の瞳は、ショーケースに入れられた宝石とは別の、純粋無垢な美しさを持っていて思わず目が眩むような錯覚さえ覚える。はっきりと“怖くない”と言い切った貴方に、ふと緩めた表情はどう映るだろう。「……ルシアンは、物知りだな。怖い場所で育ったのか?」最後まで人の良い顔をして――その一節がどうにも心に突き刺さり、数秒間の沈黙が訪れる。自分こそそうだ、貴方を気遣い精一杯優しさを注いだとして、捕食者と獲物という構図は覆らない。ぐ、と何かを堪えるように息を飲んだ後、鋭く真意を突くような貴方の言葉に知性を感じつつ、その生い立ちを問うてみる。貴方の生い立ちに心の底から興味があったわけではなく、ただ心を疼かせる罪悪感を誤魔化したいだけなのかもしれない。胸を抑えたい気持ちを堪え、貴方の顔をじぃっと眺めて。「そうだな、噛まれたら痛そうだ。ただ、もし――。もし、俺がお前に悪いことをしたら、その時は力いっぱい噛んで、俺を叱ってくれ」大きく開かれた貴方の口から覗く小さな牙を見詰めつつ、痛そうな表情を作るために顔をしかめて。ふとそこで言葉に行き詰まり目を伏せ、すぐに貴方の瞳へ視線を戻しながら、どこか物憂げな、微かな切なさを感じさせる微笑みを浮かべてお願いを一つ。おまじないの説明をされれば、成る程そういうことだったのか、と合点がいって手槌を打って「ああ、約束は破らないぞ。嘘吐きじゃない大人もいるって、ルシアンに教えてやらなくちゃな」これまで貴方の言葉尻には、どこか大人を毛嫌いするようなニュアンスが浮かんでいたのを思い出す。自分も貴方にとっては“大人”に分類されるのだろう、ならば模範的な姿を見せてやらなくてはと意気込む。バケモノがどの口で言うのか、と内心で自嘲気味にほくそ笑んで。「分かった、有難う。…絵を描く道具は足りてるか?欲しいものがあれば、教えてくれよ」明日の約束を、貴方が快諾してくれたことにまずは礼の言葉を。ふと貴方の持ち物へ思いを馳せれば、先程見せてくれたスケッチブックとクレヨンの記憶が蘇る。それで十分だと貴方が言うのなら問題は無いのだが、もし不足があるなら遠慮はするな、と、自身の胸を軽く拳で叩いて見せて。思い詰めたような貴方の表情、零れ落ちた言葉は鋭敏な聴覚を持つバケモノの耳に届いていて、それは今まで貴方が贈ってくれたどの言葉よりも深く己の心を抉った。意志に反して訳の分からない屋敷へ拉致され、バケモノのいる場所で生活を強いられる貴方の苦痛に、まだまだ配慮が足りなかった自分の不甲斐なさに歯噛みする。寂しさを誤魔化すように矢継ぎ早に紡がれた貴方の言葉、精一杯の強がりの笑顔――気付けば、両腕でしっかりと貴方のことを抱き締めていた。「…今日だけ、だぞ。」溢れ出す感情を抑えるような、掠れた声で呟く。空腹の自分、その隣に美味しそうな餌を置いて眠るなんて正気の沙汰ではないが、それでも貴方に寂しい思いをさせるよりはましだ、と。しっかりと抱きかかえた貴方の頭、その耳元で「俺の部屋にベッドは一つしかないが…我慢できるか?」懸念するのは、ベッドが一つしかない事。無論自分の部屋で眠るのは原則として己だけなのだから当然と言えばそうなのだが、窮屈な思いをさせてしまわないだろうか。寝相は良い方だと自負してはいるが、ともかくは貴方の返答を待って)
>ルシアン
(/何度か投稿確認画面を読み返して確認してみたところ、「叱る」という文字が環境依存文字だった為に自動で弾かれていたようです…!お見苦しい所をお見せして大変申し訳御座いませんでした、まだお相手頂ける場合は>>394のレスへご返事を頂けると幸いです。ただすっかり時間も遅いので、眠気が迫っておられる場合はどうぞお休みになってくださいね…!)
(/当方も以前そのようなバグが起こった事があります…!その際は携帯の電源を一度落とし再起動してから投稿すると全文表示されるようになったのですが…偶にそういったバグがあるようですね汗。早く治る事を願っております…!此方こそ遅い時間までお付き合い下さり有難う御座いました、お休みなさいませ!礼)
(/レスが被ってしまい申し訳御座いません…!原因が分かったようで良かったです!お言葉に甘えてもう暫くの間、お相手をお願いしてもよろしいでしょうか?恐らくは次のレスぐらいでお暇になってしまうかな、と思われますが…それでも宜しければ!)
>ルシアン
(/此方こそ、当方の不手際でお手数お掛けしまして申し訳ございません、お恥ずかしい限りです…!もう少しの間お相手頂けるとのことで、とても嬉しいです!ゆるりとお返事をお待ちしております、よろしくお願い致します…!)
>ジェイド
いきとーごーは仲良し。よし、僕覚えたよ!(口の中でモゴモゴと反芻を行い、素敵な響きの言葉をインプットする。新たな事を知るのはとても楽しい。自然と表情は活き活きとして。ふんふん〜、とご機嫌な鼻歌を零しながら、大きな鞄から小さな栞を取り出す。彼に見せたかったのは栞ではなく、押し花にされた霞草。丁度栞の真ん中に拙いながらも装飾され、手作り感満載のもの。其れを何の前触れもなく“はい”と彼に差し出す。「これ、仲良しの証にジェイドさんにあげる!」明るい声音で告げるものの、実際は貰ってくれるか不安で微かに揺れる瞳が顕著にその気持ちを表す。高価なものでも、況してや買ったものでもない、子供の手作りの品だ。綺麗な出来とは言えない。怖い場所で、と問われた言葉には正直よく分からず首を傾げる。何せそれが日常茶飯事なのだから。自分以外の他人の境遇は知らない。「うーん、どうかな?少なくともお腹はこれっぽっちも膨れないし、すっごく冷たい所だったよ!」難しい言葉を知らないからこそ、感じた感覚のままに表現する。冷たさを思い出したのか、両腕で己の体を抱き締め、ぶるりと一度震える真似をオマケして。会話の途中途中で詰まる言葉や、翳のある寂しげな笑顔。折角知らん振りをしていたのに、彼が素直すぎて、咽喉の所まで余計な言葉が出かかってしまう。こんなに隠し事が下手な人は寧ろ珍しい。「そうだよ、噛まれたら痛いんだ。でも噛むほうだって心が痛いんだからね!」まるで噛まれる事が前提のように進んでいく話が嫌で、儘ならない現状に不満を漏らすように抗議の声を上げる。彼一人だけではなく自分も関係する事なのだ。ピタリとかち合った翡翠の双眸を見詰めながら、まるで自分の気持ちを無視するな、と言わんばかりの強気な視線を返す。「へへ、嬉しいや。でも僕だって約束は守れない場合がある事を知ってるんだ。嘘にだって色んな種類がある事も知ってる。だから、ジェイドさんがそんなに気負わなくても大丈夫だよ?」こんな痩せっぽっちの子供に真摯に向き合ってくれる姿が心を擽って仕方ない。無垢な笑みを浮かべ喜んでみるが、ふと最前の彼の憂う顔が歯止めをかける。いま約束してしまって彼は後悔しないだろうか。積み重なったちいさな嘘が時には悲惨な事件を生む事も本能で知っている。彼が少しでも苦しむことのないように、強がりの言葉を付け足し。任せろ、と胸を叩く拳。ぱちくり、と何度か瞬きを繰り返し、ふはっ、と笑いが吹き出す。「もう、どれだけ親切なのさ!あんまり僕を甘やかすと、ずぅーっとたかられちゃうよ?」それでもいいの?と悪戯に笑みを零し、彼を安心させるように鞄の口を大きく開く。中にはクレヨンだけでなく色鉛筆や絵の具まで色んな道具を所狭しに詰め込まれている。コツコツ貯めて買った大切な宝物たち。ほら大丈夫でしょ?と言わんばかりに満面の笑みで見上げて。強がってはみせても寂しいものは寂しい。そんな気持ちを汲んでくれたように、彼の大きな体に抱き締められる。一緒に寝てくれるのは、それでも今日だけ。だが彼の何かを押し殺したような掠れた声音に文句など言える筈もない。小さな手を背に回し、他人の存在を感じる。彼の胸に顔を埋め、瞼をゆるりと閉じて。今日だけの特別な体験を忘れないように胸に刻む準備をする。「…ふふ、大丈夫だよ。寧ろベッドが狭い方がジェイドさんとくっ付けるから嬉しいなぁ」今日はなんだか安眠出来そうだ。少しずつ彼の存在に心は穏やかに落ち着いていき、ふわりと小さな欠伸が漏れる。今眠るわけにはいかない、と睡魔と戦うがゆっくりと奴等は脳内を侵略してくる訳で。軈て彼の腕の中でこくり、こくりと頭は不規則に揺れ出して)
(/本日も遅い時間までお相手して下さり有難うございました!背後の方もそろそろ文章を綴るのが怪しくなってまいりましたので、今回はこれにて落ちさせていただきます。またエンドまでの道筋の方を連投にはなってしまいますが、次レスにて投下させて頂きますので一度確認のほど、お願いします…!お返事に関してはもう時間も遅いため、主様のご都合の良い時にでもお願いします。ではお休みなさいませ、良い夢を。礼)
(/以前お話させていただいたエンドまでの道筋を纏めてみましたのでご一読お願い申し上げます!
在り来たりですが結論から申しますとルシアンは病気になり絵を書くことが出来なくなります。具体的には全身の筋肉が徐々に動かなくなっていく某疾患に似たものを考えておりますが、あまり詳しくなく、また具体的に出してしまうのもどうかと思われますので参考程度にさせてもらいながら、架空のご都合主義の疾患にしようかと思っております。
伏線としては前回のお話の際にスケッチブックを取り落とした、とありますが、元々が慌てん坊な所がある為、本人はそれのせいだとは思っておりません。病としては数ヶ月前から徐々に発症しており、最近よく物を取り落すようになった、ぐらいの認識です。ルシアン本人が疑問に思うタイミングとしては、ジェイド様の似顔絵を描く際に手が止まってしまった事から。絵に関してだけは集中力が高く、今までに手が止まる事がなかっただけに不思議に思います。それをキッカケにジェイド様と交流していく中でそういった場面を増やし、漸く可笑しい事に気付き、自分なりに調べて何と無く察する方向にしようかと思っております。
このままでは絵を描く事が出来なくなる可能性に気付き本人は絶望します。育った環境から独りで死んでいく場面がどんなに悲惨か本能的に知っている事と、絵を描く=生活費を稼ぐ手段であった為、ルシアンが絵を描けなくなる事は本人にとっては最終的に死を意味します。
まだまだ見たいもの、描きたいものがいっぱいあった。ジェイド様と過ごす内に芽生えた温かな感情についても、それが何から来るものなのか知りたかった。絶望の先に後悔があり、軈てそれは祈りへと変わります。ある事からジェイド様の食事の内容を知り、自分もその資格がある事に喜びます。最後に半年程かけ漸く彼と自分、その周りに己の好きなものを描き連ねた一枚の絵を完成させると、もうこれ以上絵を描けない事を悟ります。その時になって自分から己を食べてくれ、とジェイド様に伝えようかと考えております。住人の中でも人間の考え方に近く、捕食が難しいかもしれない、との事でしたので同情を買い食べていただこうかな、と思った次第です笑。
ジェイド様に食べられる事は彼の糧としてこれからも共に生き、彼が生きている限り、彼の一部として色々なものを見て聞いて体験出来る。また冷たい骸になる事なく、温かい内に彼の胃袋に入る事が出来るわけなので本人にとっては最高の死になるのではないかと。
大まかにざっと書いてしまったため、途中読みにくい所や分かりにくい所がありましたら、質問して頂ければ…!また展開としてあまりこれは…と主様のお好みでなければ練り直してこようかと考えておりますので、ご意見頂ければ嬉しいです。礼)
>ルシアン
(与えられる新しい知識、それらを惜しみなく吸収する器の様な貴方に微笑を浮かべながら、ごそごそ鞄を探っているのを眺めていると、不意に差し出されたそれを見て目をぱちくり。「…霞草?」押し花へと加工されたその植物の名を呟く。ふとそれの花言葉へと記憶を巡らせれば、思わず吐息混じりの笑いが零れて。「お前にぴったりの花なのに、俺にくれるのか。…有難う、ルシアン。大事にするよ」大きな手のひらでそれを受け取れば、じっと眺めながら瞼を閉じる。まるで貴方の半身を預かったような気さえするのは自惚れが過ぎるだろうか、それでも貴方を体現するこの花は今日この瞬間から自分の宝物になるだろう。お返しに何か贈ろうかと思ったが、生憎今は持ち合わせがなく。「…そうか。そんな場所で生きて来たのか。本当に強いんだなあ、お前は」表現こそふんわりしているものの、それから想像できる貴方の過去の境遇には思わず眉を顰める。それでも誰かに頼ることなく、自分の力で生きてきたと言うのだから、表層的なものではない貴方の強さに心から敬意を払うようにしみじみと呟いて。噛まれる方は痛い、けれど噛む方も心が痛い――成る程尤もだ、と心底腑に落ちつつ、核を突く貴方の発言に目をぱちくり。いつの間にか貴方の純真さに甘えて、此方の方が我儘を言っていたのだと気付けば、口元を隠すように手で覆って思わず自嘲気味な苦笑を零す。「だな、悪かった。今のは俺の我儘だ」苦々しい笑みを浮かべたまま、素直に非を認めて謝罪を。次いで貴方から告げられたのは、弱冠13歳の少年の口から出たとは思えない気遣いで。けれどそれは、紛れもなく貴方の本心でもあり、強がりでもあるのだろうと察して「俺はこわーい怪物だが、約束は破らないんだ。それが俺の美徳なのさ」尻尾をぶうんと大きく一回転させつつ、声音は柔らかく、けれど口調ははっきりと。貴方との約束は守る、それが自分の喜びなのだと宣えば、貴方は納得してくれるだろうか。ふと貴方が吹き出すように笑ったのを見れば「ルシアンは今まで、誰にも甘えず頑張って来たんだ。甘えられなかった分は、俺に甘えればいいじゃないか。…俺に出来ることなら、何だって叶えてやりたいんだ」貴方につられるように、笑い声を交えつつそれでも語気は真剣で。バケモノに出来ることなんてたかが知れているが、バケモノでなければ出来ないこともきっとある。どうか俺に頼ってくれ、暗にそんな風に縋るように見えるのは気のせいではないのかもしれず、ともすればそれは体のいい罪滅ぼしなのかもしれない。それでも、貴方の力になりたいという気持ちは一片の混じり気もない純度の高いもので。「ジェイド、でいいよ。…こら、寝るならちゃんと歯を磨いてからな」既に夢の世界へ片足を踏み入れている様子の貴方に、くすりと笑みを向けつつそっと抱き上げて。新品の歯ブラシは部屋にあっただろうか、なんて思案しつつ食堂を後にして、貴方を抱えながら自室への道を歩んで)
(/此方こそ、途中でトラブルがあったにも関わらず根気よくお相手して頂いて有難うございました…!無邪気で幼気なのに、とても聡くて鋭いルシアン君のお陰で、徐々に物語に進展が見られますね。エンドへの道筋を拝見させて頂きましたが、まるで綺麗な映画や小説のストーリーを読んでいるようで…あのスケッチブックの描写から、既に伏線を張っていらしたんですね。本当にPL様を尊敬いたします、とてもとても素敵な物語を有難うございます…!是非、ご提案頂いたこの筋書きでストーリーを展開していければと思っております。当方はガッチリした病気設定は苦手なのですが、PL様がなりきりの世界観を考慮して下さり、良い感じの疾患に設定していらっしゃる点もドツボです…。本当にルシアン君が不憫で仕方がなく、粗筋を読むだけで泣きそうになってしまったのですが、ジェイドに捕食されることで彼が最期の希望を見出せるのならば、こんなに光栄なことはありません。ルシアン君の最高傑作になるであろう一枚の絵に、素敵な“好きなもの”をたくさん連ねられるように、此方も誠心誠意善処させて頂きます。また何かご要望や、ご希望のサブストーリー等ございましたらお気軽にお申し付けくださいませ。それでは、本当に深夜までお相手有難うございました。また是非いつでもお越し下さい、素敵な夢を…!)
>只今より、人数無制限にてお相手様を募集させて頂きます。本日は背後がお休みのため、ゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
(/昨日は深夜帯までお付き合い下さり有難う御座いました!また筋書きに関しても見に余るお言葉を賜りまして、至極恐悦に存じます…!エンドに向かうにあたり恐らく重要になってくるであろうシーンが幾つかありますので、その都度ご相談させて頂ければと思います。昨日に引き続きまして図々しくはありますが、本日無制限とのことでお声を掛けさせて頂きました。前回のシーンで丁度切りが良いので、良ければ今回は似顔絵を描かせていただく場面を、と考えております。もし後程参加者様が増えお相手が困難となりましたら、その方へ枠をお譲りしようかと思っておりますので其れまでお相手いただけると嬉しいです…!)
>ルシアン
(ざあざあとシャワーの流れる音、排水溝へ吸い込まれてゆく水は赤色を帯びていた。決して自分が流したわけではないその血を、何処か光を失ったような瞳でぼんやり眺める。腹は満たされた――が、心には大きな穴がまた一つ穿たれたようで。口元を覆うように真っ赤にこびり付くそれを、ぐい、と手の甲で拭っては表情が歪む。キュ、と音を立てて蛇口を捻りシャワーを止める。ぽたりぽたりと髪の先から滴り落ちる水滴の音、それに混じって遥か遠くから、あの子の断末魔の残響が頭蓋を揺らす気がして。それを掻き消すように、誰もいないバスルームに怪物の咆哮が響いた)
(――新しい服に着替えて髪を乾かし、黒革の手提げ袋を手に向かったのは貴方の部屋。コンコン、とノックをしては貴方が自分を迎え入れてくれるのを待つ。モデル、ということで今日は首元に蝶ネクタイを締めてきた。翡翠の瞳と調和する濃い赤紫のそれを、片手でくい、と触って歪みを正して)
(/お越し下さり有難うございます…!図々しいなんてとんでもございません、連日来て頂けて嬉しいです。新たなシーンにて絡み文を提出させて頂きました、もし返しにくい等御座いましたら遠慮なくお声掛け下さいませ。重要なシーンについてのご相談も随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ!当方への気遣い有難うございます、お時間の許す限りお相手をよろしくお願い致します…!)
>ジェイド
(今日は待ちに待った約束の日。と言っても約束したのは昨日であり、時間で換算するとそれ程経ってはいない。地べたに寝転がり、パタパタと足を動かしながら楽しげに色付けするのは未完成の空の絵。塗っている最中、不意に思い出したのは彼の優しげな翡翠の瞳。この空のように何処までも広く大きな心の人物。昨日貰った大切な思い出を、その空の青さに隠すように翡翠色を混ぜ合わせて。「へへ、今日はモデルの日〜!」調子の外れた音程で鼻歌を奏でながら過ごしているうちに、気付けばそこそこの時が経過していたようだ。耳聡くノック音に気が付いては、握っていた色鉛筆をスケッチブックの横に放り出し、まろぶ様にして扉まで駆け寄る。「待ってたよ、ジェイド!早く早く!中に入ってっ」昨日許された敬称なし呼び方に少し照れ臭げに笑いながらも、彼の片手を両手で握り、グイグイと中の方へ引っ張る。今日は一段とカッコ良く見えるのは、彼の瞳に映える赤紫色の蝶ネクタイがぐっと彼の魅力を引き出しているからだろうか。「わぁ、お洒落して来てくれたの?とっても嬉しいよ!」改めて見上げた彼をマジマジと見詰めながら、率直な感想を一つ。お客様の彼に座ってもらうべく室内を見渡し、初めからこの部屋に置かれていた木椅子へ彼を誘導。「ジェイドはここに座って!楽にしてくれてたらいいよ。辛くなったら休憩も入れるから言ってね!」きっと絵に集中してしまえば彼を気遣う余裕なんてなくなってしまうだろう。先に注意事項のみ、手短に伝えては他に聞きたいことはあるか?と首を傾げ)
(/絡み文を有難うございます…!今回の似顔絵のシーンは此方側が気付く場面ですので、ジェイド様PL様には好きに動いて頂ければと思っています。ではしばしの間、宜しくお願いします…!蹴り推奨)
(/お邪魔致します。覗いてみたらちょうど上がっているのを見掛けてウキウキしております…!また続きからお願いしたいのですが、宜しければ次レスから私の方で続きから紡がせて頂きます。)
(/こんにちは、昨夜は全然返せなくってすみませんでした。お休みはゆっくり出来てますか?無制限とのことで図々しいですが、ゆるりとで良いのでお相手してもらって良いですか?)
>ルシアン
―っとと。よう、ルシアン(人を喰らったばかりの己が、貴方と話す時笑顔でいられるかどうかを懸念していたが、どうやらそれは杞憂だったようで。勢いの良いお出迎えに、無意識の内に表情は綻んでいて、早く早くとばかりに部屋の中へ引っ張られれば数歩よろけるようにしてそれに従って。後ろ手に部屋の扉を閉め、貴方の名を呼び挨拶を。「ああ、お前が折角モデルに選んでくれたんだからな」お洒落、と改めて言われれば気恥ずかしそうに耳をぴょこりと動かす。貴方が自分の絵を描いてくれると言うのに、何もせずただのほほんとしているのは些か失礼かと思ったのが、普段はあまり頓着しないおめかしに手を出した理由で。貴方に導かれるままに用意された椅子へ座ると、持ってきた鞄の中から何やら包みを取り出す。その中に入っているのは、チョコレートやマフィンといった甘い菓子の類で「おう、サンキュ。お前も手が疲れたら休憩するんだぞ」一休みする時に疲れを癒せるようにと、ほんのり甘い香りの漂うそのお土産を貴方に差し出しつつ「俺は準備万端だ、いつでもいいぞ」今のところは特に質問は無いらしく、いつもの人当たりの良い微笑を浮かべては貴方を見詰めて)
>ドロシー
(/お越し下さり有難うございます!タイミングが合ったようで何よりです、是非ともお相手をよろしくお願い致します…!ゆったりとお返事をお待ちしておりますので、お時間が許す限りお相手宜しくお願い致します。)
>ノア
(/こんにちわ、ご来館有難うございます。いえいえ、PL様の無理のないペースでのんびりと交流を楽しんで頂けるのが一番ですので、どうかお気になさらず!お陰様で優雅に休日を堪能させて頂いております、もし昨夜の続きからをご所望でしたらお返事のレスを投下してくださいませ。新しい場面をご希望の場合は絡み文を投下致しますので、遠慮なく仰ってください!)
(/ごゆるり出来てるようで自分のことのように嬉しいです。続きをと、何度かチャレンジしてるのですが……、これで良いのか悩んでは消してまた綴っての繰り返しでして語彙力の無さ、絶句気味です。(苦笑)まずはお返事を返します。多分、そろそろ新しい場面に行けそうな気がします。)
>385 レンブラント
( 彼の口から零れてくる声音がいつもより、ふんわりと柔らかく感じが変な意味ではなく、心がざわざわとしてしまう。いつもの自分なら、ここで軽口を言えるはずなのに何故か何も返せない。この状態はどうしたら良いものなのか____________、思案するも答えが出ず気にしていた花を理由に彼から離れてしまって。彗星蘭を確認する中、耳をかすめた彼の言葉に同意するように小さく頷く。この花の贈り主はレンブラントだろうか、真実を確認するように彼の前をゆっくり歩いたのは良いが慣れてなくぎごちない。一瞬足が止まり、彼の返しに"これはどう言う意味なんだろう"と小首を傾げて。)ねぇ、オドントグロッサムって知ってる?お花の名前なんだけど、お星様みたいな形の花なの。綺麗なんだよ?イギリスでは王室に愛されてる洋ランなんだぁ。それが、私の手元にあるの。不思議だよね?
>ノア
――まさか、覚えてないんか?(コツン、と革靴の跫音を響かせて足を止める。何やら不思議な口ぶりだとは思っていたが、貴女の紡ぐ言葉はどうにも違和感に塗れていて。知っているも何も、その花を貴女へ贈ったのは紛れもなく自分自身。その時の貴女は、意識はあったとはいえ朦朧としていたために、彗星蘭の贈り主が誰なのかを記憶していないと言うのだろうか。愕然、というか、呆れたような口調で確認の為に問うて)
>ジェイド
へへ、蝶ネクタイも似合うなんて流石ジェイド!(優しくてカッコ良い彼をまるで誰かに自慢する様に鼻高々に褒め称え。然し欲を言うならば普段の彼もスケッチブックに写し取りたい。ようは欲深いなのだ。「でも普段のジェイドも僕はだーい好きだよ!だから今度はいつものジェイドを描かせてね?」欲など感じさせぬ、飽くまで無邪気を装って次の約束事を取り付けるのは、きっと自分がまだ子供の領域にいるから出来ることなのだろう。差し出された包みを受け取りその中を覗いてみると、何やら見たことのない、おそらくは食べ物であろう物が入っている。鼻腔に運ばれてくるのは誘惑的な甘い香り。「わぁ!何これ?とっても素敵な香りがするや!魔法の何か?」キラキラと輝く瞳を一心に注ぎ、答えを求める。これは解が得られるまで絵を描く云々の騒ぎではないぞ、とワクワクと返答を待つ。若しくは絵を描く前に休憩を入れる必要があるかもしれない。食欲に忠実な本能は、じゅるりと唾液を溢れさせ、きゅるきゅるとお腹を鳴らす。「そう言えばジェイドからも何だかとっても良い香りがするよ!お風呂にでも入って来たの?」近寄った際にふわりと漂った清潔な香りに、それが踏み込んではいけない事柄だとは知らず、無邪気に問い掛けを行う。おめかしの前に浴びて来てくれたのかな、と軽く考えて発した言葉で)
>マリーシュカ
う、近いよ…。貴女がそんな綺麗な顔を近づけるからドキドキしちゃうのー…。
(ヴァンパイア、という特殊な属性がより彼女の魅力というものを引き立てているのだろうか。此方を覗き込み距離が縮まるだけで意図せず鼓動は早まるばかりで。眉を寄せて困ったような表情を浮かべながらも少し耳を赤くしていて。彼女が、温かい心を持っていることは分かっている。こうして包み込んだ手の体温がいくら冷たくても、自分のことを大切に考えてくれているその気持ちは確かに温かく、柔らか。言葉に詰まってしまう様子を、瞼を伏せつつ見つめて。こうして親しく話していても結局二人の関係性といえば捕食者と餌。彼女が難しく考えてしまうのも仕方の無いこと。その悩むような姿見る限り、彼女の方もかなり思うところがあるのだろう。目を細めて、彼女の片腕に掌添えて「…私のこと、たくさん考えてくれてるのね。……マリーシュカは、どうしても私を食べなければいけない…?」出会った当初、食事として連れて来られた自分がこうして生き長らえているのも彼女のお陰。しかし最終的には食事としての役割を全うする運命なのだろうか。どうにか彼女の悩みの種を解消する術は無いのか、考えた末に、問い掛けをしてみて)
(/ありがとうございます!それでは本日もお相手宜しく御願い致します…!)
>411 レンブラント
えっ?!( 余りにも図星だったらしくびっくりした声に出して背中をひんやりとさせ。うまく交わせる自信がない。どうしたらこの場を乗り切れるか花に相談したくなってしまうくらい眉寄せて困り顔をしてしまって。言ったら言ったで言い訳になりそうで……あの、状況で全部覚えてるなら何も言うことはないのに。ぼやけた記憶がうまく埋まらない。無くしたパズルのようで。あえて振り向かず、パタパタと先程より早足で歩き始めて。どうしよう、どうしよう……)
>ルシアン
きっとお前にも似合うさ、…そういえばルシアンの好きな色は何だ?(惜しみない誉め言葉には、にか、と牙を見せて笑って。自分にも似合うなら、きっと貴方にも似合うだろう。せめて色の組み合わせくらいは、としっかり考慮してきて良かったと胸を撫で下ろしつつ、ふと貴方の好む色も問うて。「ん、そうか?…構わないが、俺ばかり描いて退屈しないか?」無邪気な申し出を突っぱねるつもりなど毛頭なく、すんなりと約束を受け入れる。寧ろ、モデルが連続してはマンネリ化しないかを心配して。まだ大人へは程遠い少年少女は、総じて甘いものに目がないという先入観を持っていたため、差し出した菓子を貴方が知らなかったことに驚いて一度ゆっくり瞬きを。「チョコレート、マフィン、キャンディ…魔法じゃなくて、人間が食べるお菓子だよ。沢山あるから、慌てずに食うんだぞ」指折りながら菓子の名称を並べていき、魔法云々とは一切関係がないことを告げながらゆるりと微笑む。貴方の腹の虫が耳に届けば、くすりと笑って忠告を。「…よく気が付いたな。名探偵ルシアンに隠し事は出来ないなあ、気を付けないと秘密を全部握られちまいそうだ」子供の洞察眼を甘く見てはいけないことを思い知らされつつ、顔に浮かんだ微笑みがひきつらないように表情筋を意識してコントロールする。元々嘘や隠し事は苦手故に、態と明るい口調でおどけてみせる。そんな分かり易い方法でしか秘密を守れない稚拙さはどうしようもないが、今更それに歯噛みしても仕方がなくて)
>ドロシー
…うふふ、本当に素直で可愛いのね。有難う、ドロシー(自身の容姿を褒められることには慣れていて、今更態々謙遜することもなく貴女の称賛を受け入れつつ、己の冷たい額を貴女の暖かいそれとコツン、とくっつけて。慣れているとはいえ、褒められるのは嬉しいことだ。特にそれが、社交辞令の類ではなく相手の心の底から告げられた言葉であるなら猶更。額から貴女の体温を感じつつ、心地よさそうに瞼を閉じて。ふと、その体温が己の片腕にも添えられる。その柔らかな手の感触に、思わず神経がそこへ集中してしまい、視線も其方へと向けて「…貴女以外を食べても、生き永らえることは出来るわ」問いの答えはとても簡単。貴女を食べたくないのなら、他の人間を食べればいい。けれどそれは、口で言うほど簡単なことではない。これから先貴女と過ごす中で、“貴女を食べたい”と絶対に思わない保証はどこにもなく。「けれどね、私が恐れるのは…。」貴女を愛しいと思う余り、その愛情が食欲を刺激し、誘引するのではないか、ということ。ただそんな生々しい言葉を口にするのは憚られて、またしても言葉に詰まる。誑かしているつもりなんて毛頭ないが、いくら甘い言葉を吐こうとも、その相手を何れは捕食する対象と見ているのは己の事実。「…ドロシー、初めて私と会った時、伝えた言葉は覚えているかしら。……貴女は、どうしたいの…?」そして思い至ったのは、貴女が涙を流している時、己が告げた一節――貴女を慈しみ、貴女に望まれて貴女を食べたい――というバケモノよろしくの身勝手な我儘。果たして貴女はこの先どうしたいのだろう、家に帰りたいのか、それとも。一先ずは貴女の望みを訊きたい、と、視線を貴女の瞳へ移してじっと見つめながら返答を待って)
>ノア
あー…君を困らすつもりはないんよ。…けど、そうかあ。覚えてないんかあ…(後姿からでも、貴女が動揺し狼狽していることは容易に感じ取れて。まるでその混乱から逃れようとするかの如く、早足に自分から遠ざかっていく貴女を引き止めることはしない。覚えていないものは仕方がない、――そう割り切れてしまえれば楽だったのだろう、が。自分の考えた精一杯の特別、それを貴女が忘れてしまったことにはどうしても虚しさを禁じ得ず、片手で口元を覆えばどこか寂し気にぽつりと呟いて。どうすればいいのか考えあぐねるが、ともかくはこれ以上貴女をこの屋敷で一人でうろつかせるわけにはいかない。トン、と軽やかに地面を蹴れば悪魔の翼を広げ、ふわりと低空飛行しながらあっという間に貴女と距離を詰め、まるで貴女を攫うように抱き上げる。なるべく驚かせてしまわないように、慣れない浮遊感に恐怖を与えてしまわないようにと、しっかり貴女をホールドしながらも手つきは壊れ物を触るように優しく。やがて貴女の部屋の前に到着し、そっと扉の前で貴女を下ろせば「…病み上がりなんやし、今日はゆっくり休んどき」いつものように翩々たる態度で微笑んだつもりだったが、その表情はどこか空虚を感じさせて。此れからは何となく一人になりたい気分で、しっかり貴女を部屋まで送り届けたことに満足したのか、くるりと踵を返せば翼を広げて飛び立とうと)
(/一旦場面を回収させて頂くつもりですが、何か仰りたいこと等ございましたら後姿にでも話しかけて貰えれば反応いたします。このまま回収しても大丈夫な場合は、また新たな場面から始めさせていただきます…!)
>ジェイド
本当!?僕もいつか着けてみたいなぁ〜(褒められると直ぐその気になってしまうのは良い事なのか悪い事なのか。じぃ、と物欲しげに蝶ネクタイを見詰め、あれは高いのだろうか?と頭の中で金勘定し。好きな色、と聞かれてはよくぞ聞いてくれた!と言わんばかりに両手を腰に当て胸を張る。ふっふっふ、と含んだ笑いを零し、キランと目を輝かせると「僕の好きな色は昨日から翡翠になったよ!とーっても綺麗な色さ。ジェイドは何色が好き?」堂々と恥ずかしげもなく伝える。一つ一つ知ってもらえるのも、その反対に知っていくのも、とても楽しくて心踊る。興味津々な態度は隠さずに、顔前面に知りたい、と見えぬ字で大書して。「退屈なんてしないよ!だって毎日同じなんて有り得ないもの。姿は同じに見えても心に抱えてるものとか、その日の気分とか、色々違うでしょう?そういった繊細なものが絵にも影響するんだよっ」まだヒヨッコの駆け出しの絵描きではあるが、それだけは自信を持って言える。何を偉そうに、と思われるかもしれないが、今日おめかししてこようと思ってくれたのは昨日の関わりがあって彼に変化を齎したから。その積み重ねが絵にも表現され味わい深くなる。スケッチブックを開き、同じ花を描いたページを何枚か彼に見える様に捲り。朝焼けの中ひっそりと咲く姿、雨に打たれる姿、凛と誇らしげに太陽を向く姿、其処には色々な姿が写し取られている。包みの中身はどうやらお菓子らしい。こんなに綺麗に模られ、甘い香りのするものは知らない。「へぇ、チョコレートにマフィン、キャンディって名前があるんだね!すごいなぁ、世の中には色んな美味しそうなものがあるんだねっ」行儀良く彼の忠告に頷いてみせるが、それが行動に移せるかというと話は別物。いそいそとチョコレートを一粒手に取り口内へと招き入れる。濃厚なまでにしっとりとした甘さが舌に絡み、文字通り心を蕩かせる。ふにゃふにゃと頬を緩ませると「本当に美味しいや…。僕はこんなに美味しいものが食べれて幸せものだね」ポツリと感謝を滲ませ、感想を告げる。こんな時、あまり言葉を知らぬ事が歯痒くて仕方ない、もっとこの味を言い表すことのできる適切な言い方があるだろうに、口惜しい。彼の返答、表情、声音の調子で、”あ、やってしまった”と後悔が押し寄せる。折角楽しいひと時になるはずが失敗してしまった。挽回するように、「名探偵ルシアン?何それ!カッコいい響きだねっ」子供特有の嬉しげな高い声を上げ喜んでみせ。お風呂の話題から遠去かるべく話題はそのまま名探偵へ転換しようと話を振り。「僕は名探偵だからね!もしジェイドが何か困ったことがあったら何でも相談してね!探し物とかでもなーんでも手伝うよ」気分はすっかり小さな探偵気分。ふふん、と鼻を鳴らし得意げにそう述べて)
(/ 失礼します、先日は夜分遅くまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました…!その日の内に感謝のレスが投稿できず、大変失礼いたしました。とても素敵なお時間でつい、寝る間を惜しんでお返事を返してしまい、寝落ちまでお付き合いいただいた主様のご負担になられてないかとても心配です…。また、とても楽しい時間だったと大変光栄なお言葉をいただいておりますが、かなり傍若無人に振る舞ってしまったので、pfのイメージと違う。と思われてしまっていましたら大変申し訳無いです…。あまり良い印象がない場合には次から気を付けさせていただきますので、遠慮なく仰有っていただけるとありがたいです。また、実際に絡んで相性が合わなさそうと感じられている場合には清く身を引かせていただきますのでそちらも仰有っていただけると幸いです…!本日は、是非前回の続きをとお願いしたく参った次第です。ですが、人数無制限とありましたが既に多くの方とお話ししていらっしゃいますので、ご負担になるようでしたら断って下さいませ…!一応pfのみ再掲させていただきます。 )
指名:Ⅸ ラザロ
希望:捕食ルート
名前:Gisele・canberra _ジゼル・キャンベラ
性別: 女
年齢: 27歳
性格: 凛とした佇まいで、落ち着いた言動が目立つ大人の女性。性格に引きずられたようにきりりと引き締まった顔は如何にも神経質そうであり、他人や自分への厳しさを感じさせるがそんなことはなく、口を開けば相手への賛辞や無自覚に発せられる甘やかな言葉と、誰彼構わず構いたくなるお節介性。一言で表すのならば博愛主義者という言葉がお似合いの思考回路の持ち主であり、他人を自分より優先、というより自分の喜びは他人の喜びだと信じて疑わないほど。また、他人に関しては異常なほど献身的で他人の役に立てるのが嬉しくて堪らないなど少しずれた価値観。その為他人の感情に一喜一憂しやすい。話す際には嫋やかな笑顔を浮かべ、持ち前の包容力を前面に押し出した会話の仕方をし、なにかあればすぐに慰めや、甘やかしに入るので別名「駄目人間製造機」。ただ、他人は溺愛するが自分にはもはや自虐と言っても良いほど厳しく、加えてドがつくほどのネガティブ。悪気や皮肉の意図なく自分を蔑む発言をするため周りの空気を凍らせがち。それ故か自分への賛辞には慣れておらず、恥ずかしげもなく甘い言葉を吐く癖に、照れ症。理解ができないと素直に受け取らない時も。
容姿:癖の強いアッシュブロンドの髪を胸下まで伸ばし、前髪はセンターパート。瞳は鮮やかなコバルトブルーで、やや吊り上がった二重と整えられた眉から几帳面さがうかがえる。身長は169cmと女性にしては高く、出るところは出た体型。服装は華美なものより落ち着いたものを好んでおり、編み模様を強調させた黒の長丈のニットに丈に隠れる程度のショートパンツと全体的にカジュアルな仕上がり。
備考:一人称、私。 二人称、君、貴方、呼び捨て、渾名。ごく一般的な家庭に生まれ、育って来た。ただ、その歪んだ価値観はどこから生まれてきたのかというと、まだ幼かったころのこと。当時とても仲の良かった友達が病によって入院。ドナーが必要とされ、そのときに真っ先にドナーを申し出たが、不一致により断念。それからもドナーを探し続けたが見つからず、その友達が亡くなってしまったことから、一致しなかった自分のせいだと、ならもっと他の人のためにならなければ、と斜めの方向に突き進んでしまったのがこの結果。いまも尚囚われる必要のない自責の念に駆られ、誰よりも自分を許してほしがっていながらも許しを受け入れられなかった哀れな成れの果てである。
>417 レンブラント
(/はい、回収してもらって大丈夫です。お手数かけました。お声をと思ったのですが……ロルが回せないかもしれませんので。新しい場面からで大丈夫です。よろしくお願いします。)
>マリーシュカ
(額が触れ合う瞬間、確かに彼女の体温といえば冷えきったままではあるが、安心感にも似たような感覚が脳内を覆っていく感じがして。可愛い、なんて言われ慣れないせいもあるが彼女の口から出た言葉だと思うと尚のこと嬉しく、頬が緩みきって。自分を食べてしまわずとも問題は無い、という彼女の一声にひとまずは安堵。それは自分以外の誰かを食べてしまう事を肯定するのと同義だが、今はその心配よりも彼女がヴァンパイアとして生きる事に支障が無いと分かっただけでも良かったと思っていて。言葉を詰まらせる様子見ていても決して返事を急かす事などはせず、彼女の言いたいその先を自分でも考察してみて。今はこんな風に、まるで普通の人間のような接し方をしているものの、紛れもなく彼女の正体はヴァンパイア。恐らくこの状況では此方を食べる可能性を否定する事が出来るのだろうが、この先、何が起きるかなど誰にも想像はつかない。勿論、彼女が此方を食べてしまう結末だって有り得る。そうして考えていると、自然と胸が締め付けられていくような気がして。初めて彼女と出会った時に伝えられた言葉。つい先程の出来事のように鮮明に思い出せる。覚えているかとの問いに対して、こくり、と小さく頷いて「…覚えてるよ。私は……。…私は貴女と、この先もこんな風にお話したい。一緒にお茶会をしたり…。…貴女と離れたくない…」少し辿々しい口調で、それでいて芯にしっかりとした思いを持って本心を述べ。初めこそ、彼女の事を嫌いで居たいなんて言っていたように思う。ただそれ以上に彼女の優しさが、気遣いが、自分の心を解してくれた。此処まできたらもう、家に帰りたいという考えなど無いに等しくて。とにかく彼女と離れ離れになるなんて嫌だ。出来る事ならもっと、ずっとこうしていたい。ワガママだとは分かっているけれど、と内心思いながら、気付けば瞳に涙を溜めていて)
>ルシアン
…翡翠か、そうか。俺は、そうだなあ…菫色なんかは、綺麗だと思うぞ(貴方の願いを出来る限り聞き届けてやりたい、昨夜そう告げた言葉に嘘偽りはなく、そっと心のメモに貴方の好きな色を書き留めて。昨日から、という言葉尻からして、少しは自惚れてみてもいいのだろうか、と心が浮つく。良い大人がそんなに単純に喜ぶ所を気取られるのはなんだか恥ずかしく、努めて冷静な口調で同じ問いへの答えを。意趣返し、と言わんばかり貴方の瞳をじっと見つめつつ告げた言葉は堂々と。「凄いな…、お前は絵の達人だ。ルシアン画伯に似顔絵を描いてもらえるなんて、一世一代の晴れ舞台だ」スケッチブックを彩る一輪の花、けれどページごとにその様相はガラリと違っていて。芸術への着眼点、被写体の機微を目敏く描写する画力等、貴方には驚かされっぱなしで。無意識の内に口元に片手を当てつつ、心から感心する声音を隠さずに称賛を贈って。こうなると貴方に絵を描いてもらえる事の重大さがよりはっきりと浮き彫りになり、気合を入れ直すようにコホンと咳払いをしては再度蝶ネクタイを両手でいじって位置を直して。「気に入ったんなら良かった。でも、甘いものを食べたらきちんと歯磨きしなくちゃダメだぞ。虫歯なんか出来たら、お前の牙が悲しむぞ」チョコレートを食べたことが無い子供なんて信じられなかったが、貴方の心からの感動を込めた言葉を聞く限り、どうやら己の見識が狭かったようで。今まで味わったことのないものを一つでも体感させてやれて良かった、と心は満たされる。けれど、甘いものには毒がついて回ることもきちんと教えてやらねば、と指を一つ立てればじぃっと貴方を見詰めて真剣に忠告して。「ああ、ルシアンは名探偵で大画伯なんだ。頼りにしてるぞ、相棒」陰りを帯びた雰囲気は、貴方の気遣いと優しさに吹き飛ばされて。その流れに任せて和気藹々とした空気を取り戻すべく、尻尾をゆらゆらと揺らして見せれば、片手で拳を握りそれを貴方に差し出す。拳同士を軽くぶつけ合う、いわば男同士の誓いの動作を思い浮かべていて)
>ジゼル
――。……お前、名前は?俺はラザロ。ドラゴンのラザロだ(聖母のようで、神秘的で、それでもその何処かに憂いの様な秘密を帯びる貴女の微笑みに息を呑む。こんな人間には初めて出会った――そしてこの先、二度と出会えることはないだろう。そう思えば、名前も知らずに貴女を貪ってしまうのはどうにも勿体無くて。今まで獲物の名前なんて特に気にしたこともなかったゆえに、自分も久方振りの自己紹介を。「なら最後まで翼を見てりゃいい。網膜と記憶に焼き付けりゃ、もしかすると来世で俺と同じドラゴンになれるかもしれないぜ」翼を褒められれば、当然だと言わんばかりにフン、と鼻を鳴らして。しかし褒められることに悪い気はせず、見せつけるように翼を広げてみせればすっかりベッドを覆い隠してしまうほどの大きさが露わになって)
(/お越し下さり有難うございます…!ご負担だなんてとんでもございません、此方こそ遅い時間までお相手下さったのに寝落ちを大変失礼致しました。本編でのジゼルさんの振る舞いに関してですが、世界観を逸脱しなければある程度自由に動かして頂いて問題はないので、大丈夫ですよ…!ただ、お話していた中で少々天然な要素が見受けられましたので、それもジゼルさんの頭の螺子を失っている個性としてとても魅力的なのですが、天然は萎えに抵触してしまい兼ねないので、ほんの少しだけお心の片隅に御留め頂ければ幸いです…!本日は確定捕食の日ということで、是非お相手頂ければと思います。また、今回から本登録となりますので、PFをメニューに記載させて頂きます。もし次回も来て頂ける場合は、ジゼルさんのPFを提出して頂く必要はございませんので、そのお心づもりでお願い致します…!)
>ノア
(/済みません、新しい場面を考えるのに少々手間取りますので、キリも良いですし本日のお相手は一旦此処までとさせて頂きます。もしまた次回いらして下さった場合には、此方から絡み文を提出させて頂きますので、お相手頂ければ幸いです。短い時間になってしまい申し訳ございません、本日もお相手有難うございました…!)
>ドロシー
……そう、それが貴女の望みなのね(くっつけていた額をそっと話しつつ、貴女が教えてくれた望みを胸に刻み付けながら目を伏せる。口元には穏やかな笑み。貴女が“帰りたい”と言わなかったことを少しだけ意外に思うけれど、それ以上に顔を覗かせるのは喜びの方が大きくて。捕食されかねない悍ましいバケモノと、ただ他愛もない時を過ごしながら一緒にいたいだなんて。涙を浮かべた貴女を、奇特だ、我儘だなんて、一体誰が罵れるだろう。「ああ、泣かないで…」言い終えるが早いか、ふわり貴女を抱き締める。片方の腕は貴女の肩へ、もう片方は後頭部へと添えて、此方へ抱き寄せるようにしっかりと。「…泣いてる貴女も綺麗だけれど、やっぱり笑っている方が素敵よ」ぽん、ぽんと優しく髪を撫でながら、耳元で静かに言葉を紡ぐ。まだ出会って日は浅いが、色々な貴女を見てきた。驚いた顔、怯える顔、泣いている顔、喜んでいる顔――その全てが愛しいけれど、ずっと見ていたい表情は矢張りたった一つ。「ドロシーが望むなら、私は貴女から離れたりしない。このブレスレットに誓うわ。…ね?」“離れない”と誓う言葉を体現するように、貴女を抱き締める腕は解かないまま、けれどお互いの顔がはっきりと見える程度に少しだけ距離を空けて。ふんわりと小首を傾げて、にこり、と微笑んだ表情に裏表はなくて)
>主様
(/いえいえ、謝らないでください。会話の流れを見てまして……ジゼル様が申し訳なさそうに入ってきたので、此方から主様に声をかけようとしていたところでした。先程、回収をしてもらったのでそのまま回収でも良いのではと。当方、お相手してもらっている回数が多い方なので。また、来ても宜しいのでしょうか?此方としてはお相手してもらえることはとても嬉しいのですが、回数もまだ多い方だと思いますし……レンブラントさんのことが気になります。)
(/お久しぶりです、更新されているのを見て飛んで来てしまいました。先日はジェイド様に楽しいひと時を提供していただき誠にありがとうございました。今日は比較的時間に余裕がありますので差し支えなければ続きからのお相手をお願いしたく……!)
>ジェイド
ジェイドも昨日から?僕たちいきとーごーしてるね!(ピッタリとかち合った瞳から彼の魂胆は何となく予想出来る。だから敢えて恥ずることなく、悪戯に笑いながら“昨日から?”と問い掛けを。早速教えてもらったばかりの言葉をお披露目しては、こんなやり取りが楽しくて仕方ないとばかりに、ケラケラと肩を揺らし。少しばかりは褒めてくれるかな、とそんな打算も働いて絵を見せはしたものの、まさかこんなにも惜しみない称賛が貰えるとは夢にも思っていなかった。褒め倒させるのには慣れていない。途端気恥ずかしくなり、薄っすら丸い頬を紅潮させては、意味もなく毛先を弄り。「そ、それ程でもないよっ。それに…僕にとってもジェイドがモデルをしてくれるなんて一生の宝物さ」スケッチブックに描かれた花の輪郭を辿るように指先を滑らせると、指の腹にざらついた感触が伝わる。ここにまた一つ、大切なものが加わる。彼の姿が絵となり、自分と共に居てくれるのだと思えば、己こそが言葉を重ね礼を言わねばならぬ立場なのだ。何となく照れてしまい、これ以上会話を続けては今以上に頬に熱を溜め込んでしまう。「さ!僕の絵のことはもういいから、デッサンに取り掛かるよ!ジェイドも準備はいい?」程の良い逃げ道として、本日の目的を告げては、急ぐ必要もないのに行動だけはワタワタと慌しく絵を描く準備を始め。ただ、見え隠れする耳までもが紅くなっている事から、照れ隠しである事は隠せていないかな、と心の隅で思い。忠告された言葉はそれはそれは痛いと噂される虫歯。反射的に両手で頬を抑え、ひぃ、と怯えたような声が漏れる。「は、歯磨きするよ!虫歯になんてなってたまるもんか!歯磨きちゃんとしたら、虫歯にはならないよね?ね?」彼の真剣な顔がより現実味を添えるからこそ、素直に頷き忠告を受け入れる。甘い誘惑には罠がある、こんなお菓子にまでこの常套句はついてくるのか、と少し恨めしく、ジトッとした目で包みを見てしまったのはご愛嬌。「へへ、頼りにしてよね!今、困ってる事とかない?大丈夫?」何でも言ってよ、と輝く瞳を注ぎながら、トンと小さな拳を胸にあて。差し出された拳にきっとこれが正解かな?と、己も握った拳をコツリと打つける。“相棒”、なんて素敵な響きなんだ。昨日よりも今日、今日よりも未来は更に彼と仲良くなれているのではないか。そんな不確かだが、胸に去来する温かさや希望は本物で、彼と共に過ごせる一日一日が既に宝物のようだ)
>ノア
(/いつもお気遣い痛み入ります、本当に有難うございます。勿論いつでもお越し下さいませ!次回タイミングが合った時に、是非今後の交流のご相談をさせて頂ければと思っております。)
>ギルバート
(/お久し振りです、ご来館有難うございます!勿論大歓迎で御座います、前回の続きからをご所望でしたらそのままお返事をお願い致します。新しい場面をご所望でしたら此方から絡み文を落としますので、シチュエーション等何かご要望があればお聞かせ願えれば幸いです…!)
>ルシアン
ああ、その通り。そうだな、こうなると“以心伝心”だな!(悪戯っぽい貴方の笑みに、同じくお道化たような笑みをかち合わせてはこくりと頷く。昨夜教えたばかりの言葉を早速使いこなす様には知性を感じずには居られず、ならばその器にさらに知識を注ごうと新たな言葉を引き出しつつわしゃわしゃ貴方の髪を乱すように撫で回して。褒められることには不慣れなのか、謙遜しつつ耳まで真っ赤に染める貴方を見ていれば思わず口角が緩む。それを揶揄ってしまっては可哀想か、と軽口を紡ぐのは自重しておいて。貴方の紅潮した表情に態と気付かない振りをしつつ、んー、と椅子に座ったまま両手を突き上げて伸びをしては「勿論だ、いつでもいいぞ。俺、どんな顔をすればいい?」慌てん坊な貴方の様子はいつ見ても微笑ましく、急かすつもりはないとばかりにゆったりと言葉を。ふと、モデルとは一体どんな表情を浮かべるべきか思いあぐね、何か希望は無いかと問いかけて。「そうだ、偉いぞ!当たり前だ、ルシアンがちゃあんと磨けば虫歯の方から逃げてくさ」子供は歯磨きを嫌がるものだが、素直に頷く貴方にぱちんと大きく柏手を打って。純粋な貴方の事だから、きっときちんと言いつけは守ってくれるだろう、ならば虫歯になどなるはずないと自信満々に背中を押して。「今は大丈夫だ、ありがとな。けど、何かあったら真っ先にお前に相談するよ」怪物の拳に、小さくて暖かい貴方の拳がぶつかる。まるで奇跡が起こったかのようなひと時、告げた感謝の言葉は見た目よりもずっと深い意味を宿していて。お菓子を差し入れたり歯磨きを促したり、貴方を子ども扱いしているのかしていないのかどっちつかずだが、それでも貴方は頼れる存在であることを伝えるべく、にぃ、と笑って)
>マリーシュカ
本当…?…良かった…。
(此処まで彼女と重ねてきた会話。それは一つ一つがどれも印象深いもので、想像していたヴァンパイアという脅威的な性格とは掛け離れたその包むような穏やかさに、自分はこの短い期間だけで、心を委ねても良いと思えるようになったほど。母親に会いたい気持ちが無くなったわけではないものの、彼女という存在は自分の中でそれほどまでに大きくなっていたと、自分自身の言葉で気付く部分もあって。抱き締められるその感触は、確かに母親とは違って冷たい。けれどそれはあくまで感覚的な問題。包み込まれるような形で抱き寄せられれば、自分もその手を背中へと回し、思いの強さを表すかのように少し力を込めて抱き締め返し。涙を浮かべてまで主張した自分の思い。彼女の言葉に導かれるようにして手首を動かし、そこへ付けられた可愛らしいブレスレットへと視線を移し。ワガママで自分勝手な考えであったにも関わらず、それを受け入れ、誓うとまで言ってくれた彼女に対して安堵の表情を全面に滲ませながら緩く笑みを浮かべて。そうして改めて彼女の顔を正面に見据えてみると、本当に綺麗な顔立ちをしている。暫く眺めていても飽きが来ないような、そんな風にさえ思わせる。ふとこんな事を口にしてみる。「…貴女は、普通の友人とは違う感じがする。どうしてだか分からないんだけど…、今まで接してきた誰よりも、貴女という存在が大きいの」それはずっと考えていた事。ずっと、ちゃんとした理由が分からなかった。この歳まで生きていれば同じくらいの年代の子と話す機会も何度もあったが、彼女以上に身を任せられる人など居なかったように思う。今はまだ答えという答えは出ていないけれど、思う事ならまず伝えるべきと考えて)
>主様
(/いえいえ、此方としてはお相手していただけることがとても嬉しいことなので。主様こそ、いつも当方にまでお気遣いありがとうございます。本日はお相手してしていただきありがとうございました。レンブラントさんとお話できて楽しかったです。少々やらかした感があるのですが、ちゃんとレンブラントさんの事は考えてます。レンブラントさんと交流できるのでしたら、なんなりと仰ってください。だいぶ、早いですがご挨拶を。おやすみなさい。明日はお天気が崩れるところもあるみたいなので体調には気をつけください。参加者様たちと素敵な今宵をお過ごしください。では、失礼します。)
>ドロシー
ええ、本当よ…。(此方を窺うような貴女の言葉、けれどそれは己の発言を嘘と疑ったゆえのものではないことは伝わっていて。貴女の心を覆う不安という靄を少しでも取り除くべく、先程綴った言葉に嘘偽りはないことを伝えて。貴女を大切にする此方の思いに応えるように、抱き締めた腕に力が籠められれば胸に広がるのは多幸感。見詰めた貴女の顔には、可憐な笑みが浮かんでいた。反射的に安堵し、ふ、と小さく息を吐いて。「まあ…それはとっても嬉しいわ。…けれどね、それはもしかしたら吊り橋効果かもしれない」暗に特別な存在である、と伝えられたようで、一度だけ驚いたように目をぱちくり。けれどそれはすぐに穏やかな笑みに変わり、驚いた様相は掻き消えて。しかし、この状況はあまりにも特殊すぎる。命の危機と隣り合わせの屋敷に放り込まれ、日常生活から隔離された此処は言わば極限状態の地。そんな中で親切丁寧に優しく接してくれる味方がいれば、その存在に入れ込んでしまうことはある種当然とも言える。折角伝えてくれた貴女の言葉に水を差すようだが、捕食者と獲物という関係性が貴女の言葉を心から信じることを拒ませて。「…でも、私も同じなのよ。今までこの屋敷で出会ってきたどの人間とも、こんなに心の通った時間を過ごせたことはなかったわ」獲物が拉致されてきては捕食される、そんな血腥い光景もバケモノの己にとっては日常茶飯事。だからこそ、貴女をただの獲物と割り切れないでいる自分に驚きを隠せず、貴女につられるようにして胸中を吐露して)
>ノア
(/そんなに提供のことを考えて頂けて、当方もレンブラントも身に余る光栄です。今回の亀裂の修復は難しそうですが、他の提供の力も借りつつ修正を図っていければとふんわり考えております。いつもご丁寧にご挨拶まで有難うございます、PL様もお身体ご自愛なさって下さいませ…!)
>ジェイド
いしんでんしん!うーんっと…同じ気持ちってこと?(昨日から初めて聞く言葉ばかりだ。頭に触れる彼の掌にきゅ、と目を閉じ撫で受けながらも、会話の前後の文脈からその意味を推察する。どうだ!とばかりに、パチリと目を開け、頭に触れていた掌を握っては答えを急かすようにくいっと引っ張って。鞄から愛用の鉛筆と消しゴムを取り出し、スケッチブックも真っ白な新たなページを開く。此方の準備といったらそんなもの。早い段階で手持ち無沙汰になってしまったが、どうやら彼もいつでも準備万端のようだ。どんな顔、と問われると一度考えるように中空を見遣る。うんうんと唸りながらもひとっつも絞れそうにない。何故なら彼のどんな表紙だって描き止めたいのだから。「あのね、静かに僕を見てる顔も好きだし、ちょっとだけ笑い皺が寄った顔も好き!それに真剣な顔も好きだし、いーっぱいの笑顔も好き!」結局は答えになっておらず、ただただ自分の好きな彼を述べたに過ぎない。モデルを頼んでおいて無責任かもしれないが、これでは参考にならない?と伺うような視線を投げる。「僕、しっかり歯磨きをして虫歯をやっつけるよ!今日、ちゃんと僕が歯磨き出来てるかチェックしてくれる?」小さな拳を掲げ、力一杯に言い切るが不安なものは不安で。きり、としたキメ顔から、へにょりと情けなく眉尻を落としては後半の台詞を内緒話をするように小声で彼にお願いしてみる。「それなら良かったや!僕がジェイドの相棒って事は、ジェイドも僕の相棒だよね?だから僕が寂しくなったら直ぐにぎゅ、ってしてね」彼が何れ困った時に相談しやすいように自身から先ずはお願い事を持ち掛ける。といってもそれは名目上で、本当のところは甘えたいだけ。“ぎゅ、ってして”と強請ると同時にゆるりと両手を広げ彼が抱き締めてくれるのを期待した顔で待ってみて)
>ラザロ
ラザロ…、うん。力強くて、君にぴったりな名前だな。__素敵だよ。
(暫くの沈黙の後、唐突に告げられた名前を反復するように発しては眩しいものを見るように一言。彼のことについてすべてを知ったわけではないし、きっと知らない面のほうが多いに決まっている。それでも彼をどうしてか悪人には思えない、ドラゴンとの単語と、これから行われる行為はとてつもないほど残忍であるはずなのに彼を悪く思えないのは元来の性格故か、それとも…。どちらにせよ彼とはもう会うことは無いのだと。次いで問われた名前にほんの少し、惜しさと寂しさが乗ったのは故意だったのか無自覚だったのか。「私は、ジゼル。契約だとか約束だとか由来を持つそうだけど、君の話を聞いてしまえば少し信じたくなってしまうな。前世はドラゴンになるとかね。」笑顔がこぼれ、視界いっぱいに広げられた翼に少しの希望を抱く。こんな美しい翼が私の背に生えて、自由に飛び立つことができたのなら。今よりは少しだけ彼のことを知ることができるのだろうか。少なくとも今から餌にされる私にはそう考えることしかできないし、これを彼に言う必要もない。いつ止まったのか震えはもうなく、晴れ晴れとした表情で彼に向き合えば少しの強請りを、)
__最後に、翼に触れても?
(/ ご指摘をありがとうございます…!次から気を付けさせていただきますので、またそのようなことがありましたらばんばんご指摘いただけると幸いです。それでは、本日もよろしくお願いします…! )(蹴り可
>ノアPL様
(/ あまりPL同士の交流は良くないと分かっているのですが、手短に…。先程はお気遣いいただいてしまったようで申し訳ございませんでした…!温かいお言葉ををありがとうございました。 )(蹴り可
>ルシアン
そうだなあ…。わざわざ言葉にしなくても、お互いの考えてることが分かる、ってことだ(説明を求められれば、ふぅむ、と片手を顎に添える。もう片方の手を引っ張る小さな柔い引力を感じつつ、出来る限り簡単な単語で解説を試みて。こう言えば、先程の好きな色と“昨日”のくだりが以心伝心の例であることが伝わるだろうか、と。手際よく準備を終らせた貴方を眺めながら表情への答えを待つと、どうやらそれは煮え切らないもので。たくさんの好きを贈られれば、それに深い意味がないと分かっていてもどこか照れ臭くなってしまって無意識の内にふるふると尻尾が左右に小刻みに揺れていて「…じゃあ今日は、キリっとした顔を描いてもらおうかな。カッコよく描いてくれよ!」満面の笑みをずっと浮かべるのは流石に難易度が高く、結局選んだのは真剣みを押し出す凛とした表情。早速眉の位置をキリリと整えれば、決して強要しているわけではない明るい口調でお願いを。「そう、その意気だ。勿論いいぞ、任せとけ」貴方の決意にはうんうんと頷いて全肯定を。人間の歯磨きのチェックなんてやったことはないが、貴方が望むならば挑戦してみよう。此処で自信なさげな態度を取ってしまうと、貴方から虫歯の不安を拭い去ることは出来ないだろう。自身にしては珍しく、見栄を張るように腰に両手を当てては僅かに胸を張ってみせて。「おう、俺達は相棒だ。…ハハ、そんなのお安いご用だ。寂しくなくてもしてやるぞ」妙に大人びた一面を見せることもある貴方だが、ハグを求めて手を広げるその姿はまさしく年相応の可愛らしさを湛えていて。思わず笑いを零すと、しっかりと抱き締められるように片膝を床について貴方との身長差を縮めれば、ぎゅうっと力強く抱き締めて。そのまま背中をぽんぽんと優しく叩きながら、甘えたくなったらいつでも言えよ、と態度で伝えて)
>マリーシュカ
例え吊り橋効果なんてものだったとしても、私の今の思いは…本当に、本物だよ。
(状況は、本当に特殊である。彼女の言葉に一喜一憂するのも、彼女を想って涙してしまうのも、所謂吊り橋効果というもののせい。そう捉えてしまったらそれは否定は出来ない。死と隣合わせだから、そんな中での優しさを頼らざるを得なくなってしまったから。それは確かに事実。しかし自分の今の気持ちには本当に偽りは無い。一縷の希望に縋った事が切っ掛けだったとしても、彼女への思いの強さには変わりはない。それだけは伝えたいと真剣な目をして。此方と同様に胸の内を話してくれる、その内容にちゃんと耳を傾け。聞くと彼女も自分のように、他の人間に対してとは違う感覚があったと分かり嬉しい気持ちになり。「それなら、貴女にとっても私が特別…って思っても良い?」調子に乗ってしまっただろうか。もし彼女にとっても自分が特別だと言ってくれたなら、もうそれだけで充分。図々しいながらも少しだけ期待を込めた声色で聞いてみて)
>ジゼル
―…、しっかり覚えとけよ!(惜しみなく自身の名へ称賛を贈られれば、照れくさくなって言葉に詰まる。それを上手く誤魔化す術など不器用な自分は持っていなくて、ぶっきらぼうに憎まれ口を叩くことしか出来ず。これから貴女を貪るバケモノの名を覚えておけだなんて、何だかとても血腥いが、当の本人にそんな気は無く。「ジゼル…、ジゼルか。覚えといてやるから、ドラゴンに生まれ変わったら挨拶しに来いよな」決してその名を忘れないように反芻しつつ、大した容量もない小さな脳にしっかりと刻み込む。貴女は表情こそ輝くような笑みを浮かべているものの、その言葉端に寂莫とした感情が含まれていることに気付かないほど鈍くはなくて。伝えた言葉は絵空事かもしれないが、貴女が本当に生まれ変わるなら、その時はもう一度会って言葉を交わしたい。そう思った気持ちは嘘ではなく、強い意志を宿した瞳で貴女の顔を見詰めながら文字通りの“約束”を。「…おう。痛けりゃ握ったっていい」翼はドラゴンである己にとってアイデンティティであり誇りでもある。それに無暗に触られることは本来ならば好まないが、何故か貴女には触れていて欲しいとすら感じていて。今からの捕食行動を考えれば、読んで字のごとく身体を引き裂かれるような痛みが貴女を襲うだろう。その時、少しでも痛みを誤魔化すために、翼へ触れるどころか握ることすらも珍しく許可して。くんくん、と貴女の耳元へ顔を寄せれば匂い立つ獲物の香りを楽しむ。ぺろり、近くにあった貴女の耳を舐めたのは味見の為。それを契機に、一度は失った食欲が蘇り、貴女の腕を掴んでいる手に無意識に力がこもる。きっと鋭い爪が食い込んで、貴女の腕を傷つけてしまうだろう)
(/いえ、寧ろ此方の一好みで厚かましく指摘してしまい申し訳ございません…!また、他参加者様へのお気遣いも有難うございます。それでは、お時間が許す限り、お相手をよろしくお願い致します…!)
>ドロシー
…そう。なら、大事に胸にしまっておかなくちゃ。貴女が言ったこと、ずっと忘れないわ(貴女の真剣な瞳を見詰めて、先程の己の発言が野暮だったと痛いほどに実感させられる。貴女の想いは極めて純度の高いもので、それを否定する言葉なんてこの世に在りはしないのだ、と。自分に贈ってくれた言葉を絶対に忘れないように、と目を閉じて脳に刻む。貴女という人間がいたこと、そして自分を特別な存在だと思ってくれたこと。バケモノの身に余る光栄だ、なんて内心で思いつつ、気を抜けば目頭が熱くなってしまいそうでゆるゆるとかぶりを振っては感傷を追い払って。「…ええ、勿論。ドロシーは特別よ。じゃないと、プレゼントをあげたりしないもの」否定なんてするわけがない。自分の部屋に招いておいて捕食もせず、あろうことか私物まで与えるなんて、今までしたこともしようと思ったこともなく。特別、という言葉の響きにほんのりと冷たい心臓が暖まるような気がしつつ、抱き締めていた腕をゆっくりと解いては貴女の頬を指先でなぞって)
>ジェイド
それって、分かり合ってるってこと!?(与えられた解答は思った以上に素晴らしいものだった。見る見るうちに溢れそうなぐらい瞳を見開き、喜びの光に潤ませる。触れ合えば触れ合うほど、近付いていく距離に心がトクトクと鼓動を刻む。「なら僕が今嬉しい気持ちもジェイドに伝わってる?幸せとか喜びを二人で分かち合えるなんて嬉しいね!」言葉にして形にするほど、それがどれ程尊いものなのか分かる。気分は世紀の大発見をしたようなものだ。彼の背後で尻尾がユラユラと揺れるのを目敏く見付けては、先程己の照れ隠しに目を瞑ってもらった事なんて頭の片隅にぽいっと追いやり「あ!ジェイド照れてる?可愛いー!」気安い態度で指で尻尾を示して指摘を。「はーい!任せてっ。へへ、楽しいなぁ」早速表情を固定してくれた彼に礼を述べ、スケッチの体勢に入る。鉛筆を持ち、彼の隅々を観察するように真剣な瞳でこの瞬間の相手を切り取る。今まで騒がしい程に喋っていた唇は今は真剣に閉じられ、静寂の中に紙の上を滑る鉛筆の音だけが響く。彼の魅力を少しでも多く表現したい。一心不乱なまでに、見ようによっては取り憑かれたように紙へと鉛筆を走らせる。彼からの協力を得られるなんてこれ程に心強いことはない。これで一安心だとばかりに胸をなで下ろす。「しっかり歯磨き出来たらご褒美に尻尾を触らせてくれる?」昨日は食事の為に敢え無く断念したモフモフタイム。今日こそはトライするぞ、と胸の前で拳を握り意気込む。「へへ、有難う!でもさ、この優しさになれちゃったら、僕もう前の所に戻れなくなっちゃう。だから、我慢出来ない時か特別な時だけにする」すり、と擦り寄るように広い胸の中に体を預ける。自分よりも大きな腕に抱き締めてもらうのは、とてつもない庇護を受けたようでとたも心が安心する。故に慣れてはいけないのだと頭が警鐘を鳴らす。もしまた何かの気まぐれで一昨日までいた場所に戻ることになれば耐えられないだろう。そんな予感がするからこそ、心にストッパーをかけるように、言葉を落とす)
>ルシアン
お、良いこと言うじゃねえか!(自分よりもよっぽど簡潔に、あの四文字の意味を噛み砕いて理解した貴方に思わずパチパチと拍手を贈る。矢張りこの子は賢い、ともう何度目になるか分からない驚嘆を胸に抱きつつ「お前の目を見れば、零れそうなくらい喜んでるって分かるよ。…そうだな、バケモノ同士、人間同士でも簡単な事じゃないのにな」貴方の表情はとても素直で、まるで心境を映し出す鏡の様。トン、と貴方の額を小突いてみつつ、感慨深そうに言葉を続ける。心を通わせ、幸せを分かち合うことは見た目以上に困難な事。それを可能にしたのは、きっと貴方の純真な心だろう。貴重な体験をさせてくれたことを深く感謝するように顎を引くと、尻尾を指差されては揶揄われてしまって「、何で分かっ…、ああクソ!」誤魔化しや否定よりも先に、照れていたことを自分から肯定してしまう馬鹿正直さは相変わらずで。貴方が指す方向を目で追うように首を巡らせ振り返れば、そこには無意識に揺れる尻尾。そういうことか、と己の前髪をくしゃりと掴めば、悪態を吐くものの表情は楽しげで。絵を描き始めた貴方、いつもの雰囲気とは打って変わって目の前の画用紙と向き合う姿は物珍しく、同時に胸を打たれる何かがある。ある種の凄味さえ感じさせるほど迷いなく鉛筆を操るその様は、自分には到底真似できないもので心底敬意を表しつつ、表情を崩さないように口を引き結んだまま貴方を見守って。「尻尾か、?そうだな…、歯をピカピカに出来たらな」尻尾を触りたいと申し出されれば、ゆらんゆらんと大きくそれを振って見せて。勿論尻尾ぐらいいつでも触らせてやれるのだが、歯磨きという行為の重要さをより理解してもらう為、いつになく勿体ぶった口振りで許可を。「……、そうか」元居た場所、そこへ思いを馳せる貴方に、そういえばもう二度と生きて此処からは出られないと伝えていなかったことを思い出す。本当に出来た子だな、と感嘆しつつ、今はしっかりと貴方を抱き締めることに集中して。一頻り抱き締めると、腕を解いて最後に頭をぽん、と一度だけ撫でて)
(/主様こんばんは。先日は食堂にて、テオさんと使い魔さんとの楽しい一時を過ごさせて頂きありがとうございました…!
本日は人数無制限での募集中との事で、もし可能であれば相手願えればなと思いやってまいりました。勿論、人数的に難しいようであれば後日また出直させて頂きますので…!
シチュエーションとしては新たな場面にて
・テオさんと庭園探索、または魔法を教えて頂く約束
・他の住人様と交流(指名はシャルロットさんで、迷いこんだ先で遭遇、または食堂にてレベッカがお菓子作りをしている所で出会い、等)
・テオさんとの交流で警戒心が少し緩んだレベッカが、迷い込んだ先or食堂からの帰り道にて、お腹を空かせた他の住人のどなたかに捕食される(シャルロットさんとは別のキャラで捕食ルートの物語をしたいと今の所考えておりますので、それ以外の方が希望です)
を考えておりまして。この中で主様の興味があるものがありましたら、そちらにて物語を紡げたらなと思います。では、ご検討の程宜しくお願い致します…!)
>マリーシュカ
うん、そうして。…でもいつか貴女とはこんな吊り橋じゃなくて…出来る事なら、一緒に外へ出掛けたりしてみたいものだけど。
(自らの言葉を受け入れてくれた事に胸を撫で下ろし、是非ともそうして欲しい、なんて念を押して。その流れのまま、更にちょっとしたワガママを口にして。吊り橋、というのは言わずもがなこの閉ざされた屋敷と状況の事。叶わぬ望みとは分かっている。ただそう願ってしまうのは年頃の娘ゆえの思考から。彼女と共に外へ出掛けて色んな景色を見たり買い物を楽しんだり…。普通の女性としての楽しみを出来る事なら一緒に、なんて。眉を下げつつも想像してみては微笑んで。特別、と期待していた言葉を聞くと抑えきれない嬉しさからにやけるような笑みを零し。彼女からプレゼントしてもらったブレスレットも、その言葉と合わせてみると一層特別感が溢れるように見えて。「そっか…。ふふ、お互いに特別な存在だなんて、とても嬉しい」頬をなぞっていく彼女の細い指先を擽ったく感じながらも、その感触は心地良いもので)
>ジェイド
へへん、伊達にジェイドに鍛えてもらってないもんね!これからも、いーっぱい色んな事教えてね?(拍手を送られると照れ照れと後頭部をかき、彼のお陰だと感謝の気持ちを伝える。こんなに親切に教えてくれる人なんて彼以外に知らない。もっといっぱい知らない事を学びたい、知的好奇心が旺盛な様子で、頼れる翡翠の瞳を見詰める。「ふぅん、確かに難しいかもね。だって分かり合えるって事は自分をその分相手に曝け出すって事でしょう?みーんな、相手の裏ばっかり気にして素直になれないんだ」勿体無いことだ、と残念そうな口振りで呟く。アレコレと考えるのは疲れるし、相手を疑っているようで良い気もしない。一番は曝け出し信じ合える事。それが彼とならば出来るかもしれない。小突かれた額を両手で押さえ、衝撃に目をぱちくり。こんな小さな触れ合いも楽しい。「僕ね、ジェイドにならいーっぱい心を見せてあげる!だから不安になったり寂しくなったらいつでも僕の所に聞きにおいで!」彼が何か隠し事をしているのは承知。だからこそ己から一歩歩み寄るように言葉を投げかける。彼の尻尾の動きを見るのはとても楽しい。時に言葉以上に感情を伝えてくれるから。にへにへ、と締まりのない笑みで尻尾を眺めつつ「僕にも尻尾があったらいいなぁ。そしたら、今よりももーっと僕の楽しい気持ちとかがジェイドに伝わるでしょう?」所詮無い物ねだり。あーあ、と残念そうに嘆息し。少しずつ彼という存在が形作られていく。もっと、もっと…、貪欲なまでに彼の全てを写し取りたい。あの綺麗な瞳を、あの優しげな口許をより正確に表現したい。す、と手を持ち上げた際、カランと虚しい音を立てて鉛筆が手から滑り落ちる。一瞬、何が起こったか分からず思考は停止。ぱちり、と緩く瞬きを行い、視線は鉛筆を追って床へと落ちる。ふっと吐き出した吐息に漸く正常に五感は作動し出して。慌てて鉛筆を拾った。「うぅ…、ゴメンね。折角集中してくれてたのに僕の方がミスしちゃった。…丁度いいし休憩いれよっか。疲れてない?」何でもなかったように努めて平静な声音で告げ、謝罪と共に休憩を提案する。直ぐに鉛筆を握り絵を描くことが何故か怖い気がしたのだ。途方も無い闇に一人放り出されそうで…。「ピッカピカに磨く!そしたら触ってもいいって事だもんね?頑張っちゃうよー!」えいえいおー、と片手を上げて意気込みを示し、メラメラと瞳の中にはヤル気の炎が漲って。約束だよ、と今日は自分から小指を彼に向けて差し出してみて。「…そうだよ。だからジェイドも協力してね?偶には甘やかすだけじゃなくて厳しくしてね」じゃないと優しさに溺れてしまいそうだ、その言葉だけは口にする事を憚られ、ひっそりと胸の内にだけ落とした。離れていった存在にもう一度抱き着きたくなるが、きゅっと体の横で拳を握る事で自制を)
>レベッカ
(/お越し下さり有難うございます!此方こそ、素敵なお時間を有難うございました。勿論お相手大歓迎でございます、いつもより少し遅いお返事になってしまうかもしれませんが、それでもよろしければ是非お願い致します…!ご希望のシチュエーションも、詳しく提示して頂いて有難うございます。どれもとても素敵で迷ってしまいますが、本日はいつもとは趣向を変えて、3つ目の他の住人との捕食、にお付き合い頂いてもよろしいでしょうか…!提供は、レナード・マリーシュカ・レンブラント・クォーヴの誰かからご希望の住人を選んで頂けますと幸いです。つきましては、絡み文を先に出して頂けるととても有難いのですが、お願い出来ますでしょうか…?)
>ドロシー
…外、ねえ。立派な庭園が、あるにはあるのだけれど…ドロシー、お花は好きかしら?(ふむ、と考え込むように口元に片手を添える。貴女の希望は出来る限り叶えてあげたいが、屋敷の敷地外に出ることは不可能で。天井や壁がなく、解放感を味わえる場所なら一応覚えはある。そこにはショッピングモールやカフェはないけれど、もし貴女が興味を示すなら喜んで同行しよう。「本当に、不思議ね。…ヴァンパイア同士でも、こんなに相手を大切に感じたことはないのに」貴女の笑顔を穏やかな視線で眺めつつ、ゆるりと離れればソファーの背凭れに体重を預けて目を閉じる。同族にも、此処まで心を通わせられた相手はいないかもしれない。それなのに異種族である貴女とこんなに満たされた関係を築けるなんて、奇跡としか言いようがなくて)
>ラザロ
…ああ、必ず。
(湧きあがったのは紛れもなく歓喜であった。彼にまた会いたい。その微かな希望を持つことを許されたのと同義であったから。彼の願いを叶えたい、最初はいつものそれだったはずなのに、異形の形を持ちながらも直ぐに己を食べようとしなかったこと。あまつさえ唇を噛もうとした己に慌てた声を上げたこと。そこにどんな思惑があろうとなかろうとそんな異形らしくない彼に興味を引かれていたのだと思う。今まで”自分”の喜びを感じたことがなかった心は不思議と温かい。皮肉にもしっかりと結ばれた約束がこれから私は捕食されるのだとゆっくり輪郭を浮かび上がらせてくる。ああ、本当に惜しい。疑似的な空のように一面に広がった翼。それだけが己の世界だと書き換えられてゆく心地に決して届かないであろう空に今、硬く、それでいて確かに生きているのだという命の脈動に触れた。ゆっくりと撫でながらこの命のために己は捕食される。そう考えると彼の役に立てるのだという喜びに身震いがした。握っても良いだなんて身に余る光栄だけれども。「__…ああ、ありがとう。」言葉に肯定を返しながらも翼を撫でる手は優しく、私は強く魅入られてしまいそうな瞳に確かなものを感じ、彼の誠実さを垣間見たような気がした。寄せられた顔に、始まったのだと瞬時に理解し体から余分な力を抜こうとするも案外うまくいかない。腕を掴む力が強まった、深く食い込んだ爪にじわりと血が滲み、流れ出す。腕から滴り始める血は確かに彼の爪を汚しているだろう。これが先程まで顎を掴んでいたものだと思うとなんだか感慨深いと思ってしまうほど落ち着いている精神はきっと捕食するのが彼だから。鋭い痛みの後にじんじんと熱を持ち始める、痛みに息を詰めながら撫でる手は止めずに笑った、)
っ、ぐ…。ははっ、案外難しいものなんだな、力を抜くって…。
>ルシアン
ああ、俺に教えられることなら喜んで。(昨日今日で新しいことを沢山見聞きした筈なのに、貪欲に未知を求める貴方の好奇心は、己にはとても魅力的に映る。こうやって、貴方は全力で生きているのだ。そう実感すると、居たたまれなくなり貴方の髪を両手でぐしゃぐしゃに乱して。「そうだな…、特に大人になると素直になるのは難しくなる。心に棘が生えるんだよ。子供の頃は、つるつるしてすべすべして…、でもそんな剥き出しの心は容易に砕けてしまうんだ。だから、大人になるにつれて、自分の心を守るために何重にも棘が生える。棘は相手を傷つけるけど、その度自分も痛くなる。その痛みが怖くて素直になれないんだよ」いつもより饒舌に言葉を紡ぐのは、そんな“大人”を何人も見て来たからか、それとも自分もその“大人”に該当するからか。貴方が昨夜教えてくれた、“噛む方も噛まれる方も痛い”という言葉を思い出せば、長々と説明しなくてもお前なら分かっているか、と言わんばかりに、額を抑えた貴方を見詰めてふと微笑んで。「…有難う。本当に頼りになるなあ、ルシアン。お前も、棘が生えそうになったら、俺に言うんだぞ。その棘ごと、お前を受け入れるからな」きっと、煮え切らない己の心中にある違和感を貴方は見抜いているのだろう。優しい、本当に聡明な子だ。そんな風にしみじみと思いつつ、口角に浮かべた笑みを深めて。けれど貴方にばかり気遣わせるのは心苦しい、もし貴方が苦しむなら、それも分け合おうとお節介を。「ハハ、お前に尻尾があったら大変だぞ。3日ともたず千切れそうだ」貴方に己と同じ尻尾が生えた時のことを想像すると、笑いを堪えきれなくて。ブンブンと千切れんばかりに尻尾を振る貴方の姿は想像に難くない。華麗に鉛筆が線を描いていく様に見惚れていると、ふと響いた小さな異音に我に返る。済まなそうにする貴方、けどその様子はいつもとどこか違うように感じて。「いや、気にするな。俺は大丈夫だが…手、痛くないか?」ミスなんてとんでもない、と言わんばかりにゆるゆるかぶりを振りつつ、先程鉛筆を取り落とした貴方の手へ視線を注ぐ。長時間集中して動かしたから、筋肉が疲れてしまったのだろうか。ともかく立ち上がり、口笛で使い魔を呼べばお茶の用意をさせて。あっという間に淹れ立ての紅茶がテーブルに用意され、その横にはミルクや砂糖もたっぷりと置かれている。貴方の様子をちらちらと気にしつつ、「さあ、休憩しよう」と食卓へ誘って。差し出された小指、それにデジャヴを感じてくすりと笑う。そっと己の小指を絡めれば、「…指切った、」昨日貴方が歌っていた全貌までは記憶していなかったが、末尾だけを音程に乗せて、そっと小指を離して。「勿論お前が悪いことをしたら叱るが…、厳しく、ってのは難しいなあ」後頭部をぽりぽり掻きつつ、自信なさげにふにゃりと微笑む。貴方は非の付け所のない良い子で、厳しくするような要素がどこにもない。きっと自分に子供がいれば親馬鹿になるんだろうな、と思いつつ目を細めて)
>ジゼル
(今から食べてしまうというのに、獲物から礼を言われるなんて初めての体験で。この短時間で、貴女は沢山の初めてを己に教えてくれた。初めこそそれを奇特だと思ったものの、嫌悪なんて抱くはずもなく。生まれ変わったらまた会いたい、だなんて思うくらいには貴女に興を惹かれていて、こんなのらしくないとかぶりを振る。今だって、貴女は己に組み敷かれながら、死の予感を間近に感じつつも晴れ晴れとした表情を浮かべている。どうやったら、今わの際にそんな顔が出来るんだ、と内心で問いかけて。ふと、貴女が痛みにくぐもった声を上げるのを聞けば、食欲と言う本能に引っ張られて獣と化してしまいそうだった自分は寸でのところで理性を取り戻す。「…痛いか。辛いなら、……一思いに終わらせてやることも出来るぞ」ずぐり、貴女の腕に食い込んだ爪を抜けば、それを彩る赤い液体を、蛇の如く先端の分かれた舌でぺろりと舐める。まだ暖かさの残るそれはとても美味しくて「うめえ、」と思わず呟いていて。絶えず鮮血が滴る貴女の腕を、がぶりと噛み砕いてしまいたい衝動を懸命に堪え、痛みを長引かせるかどうかの選択を貴女に委ねて)
>マリーシュカ
庭園…?お花見るのは大好きだから、行ってみたい!
(考え込む姿見て、やはり自分の想像するようなところへは行けないかと落胆しそうになったところで、彼女から提案された場所に目を輝かせて。バケモノの蔓延る空間といえど豪勢な屋敷ではあるから、庭園もその言葉通り立派なのだろう。きっと綺麗な花がたくさん咲いているに違いない。そんな場所を彼女と一緒に歩けたなら、それで充分満足出来そうに思えて笑顔になり。同種でもこんなに大切には思ったことがない、というのには少し驚いて。てっきり同じヴァンパイア同士なら信頼関係のようなものがあって、距離感だって近いのだろうと勝手に想像していたせいか意外だったようで。「そうなんだ…、じゃあ本当に特別なんだね。…へへ」ソファに凭れるのを真似するように、座る距離を近付けて自分も背凭れに上半身預けて体をリラックスさせれば首を傾けて彼女の肩に頭を軽く乗せ。本当の意味で彼女の特別になれたのがどうしようもなく嬉しくて、少し変態じみた笑いが漏れて)
>ドロシー
じゃあ、今から行きましょうか?人間の世界には無いお花も、沢山あるのよ(貴女に興味を示してもらえるか、自信は半々だった提案だが、返ってきた反応は思っていたよりもずっと色好いもので。目を輝かせた貴女にふ、と微笑みかけると、丁度いい機会なので貴女さえ良ければ、と誘って。自分の言葉に意外そうにする貴女、けれどヴァンパイアにとっては珍しいことではなく。人間は群れるが、ヴァンパイアはどちらかといえば一個体が独立し、自由気儘に生きる種族。目的や捕食の為に同族と協力することはあっても、それを果たしてしまえばそれ以上の関わりはお互い望まない、という何ともドライな生き物で。「…ええ、そうよ。貴女が私の初めての特別」肩に心地良い重みを感じれば、其方へ首を回してちゅ、と貴女の髪へ軽い口付けを。貴女の嬉しさをもっと深めてあげられれば、なんて思いから、追い打ちをかけるように甘い言葉を紡いで。)
>クォーヴ
(太陽が真上に登り正午に差し掛かった頃。先日、ヒヤリとした思いを抱いた瞬間こそあったものの一人と一羽に案内された食堂にて、焼きたてほやほやなホットドックと野菜スティックのサラダ、それにデザートには冷たいバニラアイスを頼み一人、食す。どこの誰が作っているのか心底不思議だが、夕食は何を食べようかと考える程には、この生活にも慣れてきたように思える。勿論、何時自分が食べられるのか、そんな危険と常に隣合わせである事に変わり無いのだが。さて、そろそろ自室に帰ろうかと席を立ち上がった所で、ふとこの屋敷には庭園もあると話を聞いた事を思い出す。自室に籠りきりなのも退屈に感じてきては、少し、ほんの少しだけ、別の廊下や、下の階を見てみようかと好奇心が僅かに勝り。きっとすぐに戻ってくれば大丈夫だろうと、そんな軽い気持ちにて食堂を出ては、普段は右に行く所を左に曲がってみる。そのまま真っ直ぐ突き進み、似かよった廊下のデザインを横目にしつつ、階段を発見しては、静かに下に降りてみるが、あまり代わり映えしないように思える。他に何かないかと辺りを見渡しては、壁に飾られた、一輪の青い薔薇の絵画を見つけ。思わず近寄っては、初めて見るその鮮やかな色合いに見とれ「綺麗……!こんな色の薔薇、初めて見た。本当にあるのかな?」とその場に立ち止まったまま、驚いたように一人呟き)
(/此方こそありがとうございます!捕食も興味があったので、どんな風にレベッカが最後を迎えるのか今からドキドキ致します。では指名は、新しく追加され気になっていた死神さんでお願い致します。初対面な為記憶が美味とは言い難いかもしれませんが、宜しくお願い致します。またもし絡みづらければ、図書館を偶然発見して、な場面にて再提出させて頂きますので、仰って下さいませ!)
>ジェイド
うん!でも難しい言葉だけじゃなくてジェイドの事も、もっと知りたいなぁ。普段はどんな事して過ごしているの?(単語のやり取りだけではなく、相手の事も知りたい。己に意識を向けるように彼の片手を両手で包み、左右にぶんぶん振りながら“教えてー”と無邪気に強請り。くちゃくちゃに撫で乱れた髪はそのままに彼の言葉に静かに耳を傾ける。きっとそれは殆どの人が経験する悲しい出来事。本当に無垢で純粋に育つことが出来るのは確かな庇護と暖かな環境が約束されている一握り。多くの人は自分を守る為の術として棘を身につけるのだろう。それがよく分かった、同時に己の無神経さにも気付いた。彼に言うべき事ではなかった。きっと色々なことに悩み葛藤し、それでもそうしないと心を守れないのであろう彼に…。「…僕、無神経な事言っちゃった…。ごめんなさい。そうしないと生きるのに辛い世の中だって…気付けることいっぱいあったのに」嫌われていないだろうか、彼の瞳を真っ直ぐに見ることが辛い。だがこのまま何もしないのも怖い。俯いたまま、彼の懐に抱き着いては、彼の心に生まれた棘ごと包むように両手を回して。知ったかぶって、余計な真実を日の当たる場所に曝け出してしまう。そんな自分こそが心底嫌な奴だ、後悔に苛まれる。「僕はジェイドが居てくれたらきっと平気。…まだまだ頼りないかもしれないけど、僕もジェイドの棘ごと受け入れるからね」優しい彼が傍に居てくれるだけで、心はじんわりと熱を持つのだ。この先、どんなに冷たい現実を浴びせられようと頑張れそうな勇気をもらえた。そっと瞼を閉じ、彼の心に届く事を願い、柔らかな音質で言葉を紡いで。欲深く尻尾を夢見たのが仇となったか。まさかの彼からの返答にびくんと飛び跳ね、慌てて両手で尾骶骨のあたりを押さえる。千切れる、なんて痛そうな響きだ。大袈裟に首を左右に振れば「尻尾なんていらない、いらない!千切れるなんて真っ平ごめんだ!」と遠慮を願い出て。優しく心配してくれる彼に大丈夫、とぎこちなく笑う。くるくると右手の関節を回すように動かし、数度開いたり閉じたりを繰り返す。言われたような痛みや疲れた感じはない。だが一瞬感じた脱力感は何だったのか?モヤモヤと霧がかかったように晴れぬ思考回路。突き詰めていけば何かに辿り着けそうだが…。内心に首を傾げながらも、浮かんだ疑問は運ばれてきたお茶に一旦頭の隅に追いやられる。「わぁ!有難う、コウモリさん!」お礼を述べ、誘われるままに席に着く。ふんわりと優しい香りがティータイムを彩る。砂糖とミルクを交互に見詰めては「これ、どれくらい入れたら美味しくなるのかな?」右も左も分からぬ子供のように彼の意見を聞いてみて。実際紅茶なんて洒落た飲み物など口にするのも初めてなのだ。勝手がわからず、心持ちそわそわして。緩んだ頬と告げられた言葉に、もう、と頬を膨らませ。「どうするのさ、僕が甘ったれで我儘放題に育っちゃったら!きっとジェイドのお財布の中身なんてすーぐ無くなっちゃうんだよ!」昨日もたかられる云々の話をした際にこんな反応だった。立場が逆な感じもしなくはないが、口を酸っぱくして言い含めらる。本当に悪い人に引っ掛かったら大変だ、と此方は大層真面目な顔で忠告をして)
>レベッカ
(自室でのんびりと詩集を読んでいたが、小さく顔を覗かせる空腹に書面から顔を上げる。そういえば最後に食事を摂ったのは何日前だっただろう。そろそろ食事をしようか、と重い腰を上げて部屋を出る。目指していたのは、最近目をかけていた獲物の部屋。絶品と言えるほどの記憶を育てられてはいないものの、腹の足しにはなるだろう。――ふと、その道中で香ってくる、知らない人間の匂いに立ち止まる。何故かそちらに興味を引かれ、進む方向を転換すれば歩みを再開して。そしてその先に発見したのは、見たことのない娘の姿。「……そこのお嬢さん。危ないよ、一人で屋敷をうろつくのは」数m手前から、ゆるりと人当たりの良い笑みを浮かべて声をかける。姿かたちこそ他のバケモノに比べれば人間に近い己だが、決定的に違うのは瞳の色と、煙のように絶えず形を変えるコートだろう。警戒されてしまうだろうか、なんてぼんやり考えつつ数歩近寄れば、片手を背後へ、もう片方の手を胸の前へ添えて優雅に一礼。「俺はクォーヴ。以後、お見知り置きを」ゆったりを面を上げれば、僅かに目を細めて再度微笑んで見せて)
(/絡み文有難うございます、早速死神にて絡ませて頂きました…!此方こそ、初めて死神を動かすのでとてもわくわくしています。本日も、お時間の許す限りお相手をよろしくお願い致します…!)
>マリーシュカ
見た事のないお花がたくさん…!凄く見てみたい!早く行きましょ?
(元々花を眺めるのは好きだった。育てる事に関しては不器用なせいか上手くはいかなかった経験もあるが、やはり綺麗な花を見ているのは華やかな気持ちになる。しかも自分が居たところでは見られないような花も多く見られるときたら、それはもう興奮してしまうのも仕方ない。まるで小さい子供のように軽い足取りになれば、彼女の手首を両手で取って早く行こうと催促を。髪への口付けと、それに加えて更に気分を浮つかせるような甘い台詞。そんなものを受けてしまったら喜びが溢れ出てしまう。彼女にとっての初めての特別だなんて、その言葉を頭の中で何度も再生させてはほわほわと心温まる感じがして。「初めての特別…って、素敵な響き。私も貴女が、きっと初めての特別なんだと思う」特別と呼べる存在。それは今まで知り合った友人の中にはそこまでの信頼を寄せられる者は居なかった。母親も、確かに自分を此処まで育て上げてくれた大切な人ではあるが、それはあくまで血の繋がった親であるから当然の事。血の繋がりなどが全く関係無い中で、こんなに身を預けられる相手など彼女が初めてであり、その点でいうなら自分にとっての彼女は同じように初めての特別といえるのだろう)
>ルシアン
古くなった電球を取り換えたり、ボロが来てる部屋を直したり、庭園の伸び過ぎた木の枝を剪定したり…頼まれれば、簡単な大工仕事も請け負ってる(ぶんぶんと揺すられる両手はそのままに、自分が普段していることへ思いを巡らせる。他の住人と違ってあまり魔法に造詣が深くない自分は、専ら肉体労働派で。「…、どうした?ルシアンは何も謝るようなことしてないだろ」貴方の反応は、自分が予想していたものとは全く違ったもので。縋るように抱き着いてきた貴方を受け止め、先程己が乱してしまった髪を優しく撫でつけて整えながらゆったりとした声音で慰めを。貴方は聡明すぎて、そして優しすぎて、此方の心境を慮りすぎてしまうのだろうか。何も負い目を感じなくていい、ただそれを伝えたくて「…有難う。お前は俺の光だ。だから笑っていてくれよ」バケモノの棘、そんな重荷を貴方に背負わせることなんて到底出来ない。それよりも、貴方はただこの屋敷で、出来るだけ笑顔で幸せに過ごしてほしい。貴方を笑顔にするために今日この部屋へ来たのに、貴方に辛い思いをさせた自分の不甲斐なさにぐ、と唇を噛むも、その表情は貴方に見せないように顔を逸らして。気を取り直してティーブレイクと洒落込もう、貴方が着席したのを見て自身も腰を下ろす。「甘ーいのが好きなら、スプーン3杯ぐらいかな。ミルクは好きなだけ入れていいが、カップから溢れないようにな」紅茶の味について指南するも、上手く出来ているかどうかは些か不安で。何故なら自分はいつもストレートで嗜むから。ふと貴方が頬を膨らませ、此方を叱咤してくれたことには一瞬きょとん、と。そしてすぐにぶは、と噴き出して「これじゃ、どっちが大人か分からないな。でも俺は、お前に色々してやりたいんだよ」“それが喜びなのさ”と言わんばかりに暢気に尻尾を一振りすれば、“ありがとな”と自分の身を案じてくれた貴方にウィンクをしてみせて、一口紅茶を啜って)
>ドロシー
ああ、ドロシー。…それって、すっごく素敵なことだわ(ドライな種族の怪物たる自分にとって、貴女が初めての特別であるのはある種当然の事。けれど、家族と言う共同体の中で育ち、同年代の人間が集う組織の中で生きてきたであろう貴女にとっても、己が初めてだと言われれば思わず胸を抑え、多幸感に目眩すら覚える。そんな貴重な初めての称号を、こんなバケモノに与えてもらっていいのだろうか。庭園への散歩、此方の誘いに乗ってくれた貴女に手を引かれるようにして立ち上がる。ふと時計へ目を遣れば、すっかり黄昏時。もう太陽は陰っている、このくらいの時間なら外に出ても問題はないだろう。「まあまあ、慌てないの。…歩くより、飛ぶ方が早いのよ、ドロシー。さあ、いらっしゃい」待ちきれないとばかりにはしゃぐ貴女の姿はとても可愛くて、思わずクスクスと笑ってしまう。貴女の手を握りながら、己が足を進めたのは部屋の扉とは逆方向、重たいカーテンの垂れた窓の方。空いている方の手を、虚空で何かを払い除けるように一閃すると、その動きに従って独りでにカーテンが開く。差し込む夕日に目が眩むが、目論見通り、この程度なら体調に支障はない。カチャ、と音を立てて窓が開く。ふんわりと貴女をお姫様抱っこすると、軽やかに窓枠へ飛び乗る。「羽みたいに軽いのね、貴女。…私を信じて、怖くないから」貴女を落とさないようしっかりと細腕で抱きかかえつつ、貴女の顔を見詰めて微笑む。言い終わると、ふわりと空中へジャンプ。本来ならこのまま重力に従って真っ逆さまに落下していくところだが、いつの間にかマリーシュカの背にはコウモリのような翼が生えていて。数m下へ落ちていったものの、すぐに落下の速度は急激に低下する。ふよりふより、まるで桜の花弁が舞い落ちるような軽やかさで。下方に広がるのは、様々な草木、色とりどりの花々が咲き誇る庭園。地上まであと20mほどの高さだろうか)
>ラザロ
っは…、いい…君を見ていたほうが安心する。
(痛みに喘いでいたのもつかの間。次に爪を抜かれる痛みに鋭く息を吐いた。何事かと目を配らせれば問いかけられた言葉。それはこちらを気遣うものでその優しさにまた一つ、彼の異形らしくなさが増えたと思わず笑んでは上記を述べ、翼に触れていた手をぽんぽんと幼子にするように撫でた。彼に心配しなくて良いよと…、__その時、彼は私を”心配”してくれているのだとやっと気づいた。私が今思ったように。思えばあの時、唇を噛もうとしたときも彼は私を”心配”してくれていたのではないか。そう思うと欠けていたピースが見つかったかのような充足感に満たされる。すると、浮かんだ笑みは心からのもので「美味しいなら結構。そのまま食べて欲しい、__私を食べている人は君なんだと、最後まで焼き付けて意識を失いたいから。」無邪気な子供のような我儘。きっと彼はせめてもの善意での言葉なんだろうが、私は痛くても苦しくても構わないのだ。彼の感情や行動一つ一つが洞のようにぽっかりと穴をあけていた心に沢山のものを与えてくれた。だからこそ最後まで彼を見て死んでゆく。なんて幸せだろうか。願わくば彼の満たされた顔を見てから意識を失いたいけれど、それはたぶん無理だから。だから喰らう最中だけでも。ささやかな願いを乗せて言ったのだ、)
どうか骨まで食べてくれ。残さず綺麗に、君の糧にさせてくれ。
(/ 突然すみません…!前のレスにはなりますが>434の「前世」のところ、「生まれ変わったら」の間違えです、意味不明なものを送り付けてしまい申し訳ありませんでした…! )(蹴り可
>クォーヴ
っ……!(この花も、庭園に行けば見ることが出来るのだろうか。使い魔や花を癒す魔法があるならば、もしかしたらあるかもしれない。むくむくと頭の中では想像が広がり、見るからに高価そうな絵画に瞳は奪われていれば、不意に静かな空間に響く誰かの足音。他の、住人だろうか。はっと息を飲み体に力を入れては意識を現実に戻しては、音のする方へと体を向け。そこには不思議な黒を纏い、人ならざる物であると告げるような瞳を持つ男性の姿。穏やかな口調で注意を受ければ「あ、ごめんなさい。ちょっと、その……最近来たばっかりで、食堂から部屋までの道に迷っちゃって」僅かに瞳を相手から反らしては、事実とは多少異なるものの言い訳を述べ。縮まる距離に無意識の内に一歩後ずさり、多少緊張しつつも、紳士の言葉がぴったりと似合うかのような、まるで淀み無く流れるような動作のお辞儀を目の当たりにしては、パチパチと瞬きを繰り返し「クォーヴ、さんね。私はレベッカ、宜しくね」と挨拶を返し。「クォーヴさんは、悪魔?それともヴァンパイア?人狼とかテオみたいにフランケンシュタインじゃない、よね?」此方への敵意は無いように思えては、つい沸き立つ好奇心のままに、テオから聞いた情報をもとに、その真っ白い肌から連想される種族を思いだしつつ首を傾げては「それに、その洋服も不思議だね。何かの魔法でもかかってるの?」と、矢継ぎ早にその身に纏う煙のようなコートを指差し問いかけ)
(/ありがとうございます!クォーヴさんがどんな方なのか、交流していく中で知るのも楽しみです。此方こそ、改めてお相手宜しくお願い致します。では背後は失礼致しますね…!)
>マリーシュカ
ほんと。お互いに初めての特別っていうのは、とっても素敵ね。
(どこか幸せそうに反応してくれる彼女へ、此方もふわりと柔らかな微笑を向け。人間世界でごく普通の暮らしをしていた頃に比べたら命の危険さえある今だけれど、特別と呼べる存在が出来た事は何よりも喜ばしくて。てっきりあの長く迷いそうな廊下を通っていくのだろうと思って扉の方を目指そうと足を其方へ向けかけていたところ、その手を引かれて連れられた先は窓の方。まさか以前に話していた、空を飛ぶという行為を今体験する事になるとは。勿論興味を持っていた事なので嬉しいは嬉しいのだが、いざお姫様抱っこをされて窓の下を見てみると恐怖というのはどうしても感じ取ってしまうもので。怖くない、という言葉を信じて彼女の肩口にしっかりとしがみついていれば、その体が飛び立った瞬間に全身へ風を感じ。不可抗力で目をぎゅっと強く閉じていたものの、思った以上に落ちるスピードも遅く余裕が出来たようで目を開ける。すると彼女の背から見慣れない翼が生えた事にその目を丸くして。その丸い目のまま下へと視線移せば見えてきたのは想像したいたよりもずっと壮観な美しい庭園。「わぁっ…、凄い、綺麗…!」思わず感嘆の声が零れる。下へ到着するまではまだ少し距離があるが既に浮遊する恐怖などは微塵も無く、彩り華やかな花の色味にすっかり目と心を奪われていて)
>ジェイド
この建物にはいっぱい部屋があるの?僕、今度庭園を見てみたいなぁ。あ、ジェイドのお気に入りの場所はあるの?(願ったままに色々と惜しげも無く教えてくれる情報は新鮮で、聞いているだけでとても楽しい。彼が大工仕事をする姿を思い浮かべてみると、なるほどしっくりとくる。逞しい体格から容易に想像が出来る、と相槌を打つ。あれもこれも、と次から次へと聞きたい事が出てきては、矢継ぎ早に質問を重ね。「…だって僕の言葉でジェイド傷付いてない?」優しく髪に触れる手が今は逆に辛い。きっと無神経に言葉の暴力をぶつけてしまったに違いない。数分前の自分に忠告してやりたい気分だ。未だに相手の瞳が見れず、ぐりぐり、と額を彼の胸元に摩り付け、後悔から逃げようと。自分が彼の光だなんて本当だろうか。彼から与えてもらってばかりの自分が…。「光はジェイドの方だもん。まだ出会って数日だけど、いーっぱいの温かいものをくれたよ。人生で今が一番幸せなんだ」ポツポツと零すように語る。こんなに安らかに過ごせるなんて、思ってもみなかった。彼から受けた恩に少しでも報いたい。「だからきっと僕が浮かべてる笑顔も今迄で一番幸せな笑顔なんだ!」伝わって欲しい、そんな思いを込めて満面の笑みを彼だけに注ぐ。一片の翳りもない、ただ純粋なまでの笑み。こんなにも心底幸せで、知らず笑顔が溢れてくるのも彼といるからこそ。紅茶指南に耳を傾けながら、うんうんと頷きながら真剣に聞き入る。砂糖とミルクを入れる前に先ずはそのままの味を頂こう、とふぅーふぅーと冷ました紅茶を一口。むむ、と眉間に皺が寄ってしまったのはご愛嬌。「お、大人の味だ…。い、色んな味を試さないと損だからね!ミルクと砂糖も入れてみなくっちゃ」まだまだ紅茶の渋味は己には早かったようだ。それを素直に伝えるのはなんだか負けた気がして、敢えてカッコ付けたような言葉を使う。そそくさ、と彼の教え通り砂糖をスプーン3杯にミルクを少々。もう一度口を付けてみると、先程とは打って変わり飲みやすい甘さに変わっている。漸く美味しさにへにゃりと眉尻下げ「美味しいなぁ、心に染み渡る温かさだね!」こくり、こくりと飲み進める。美味しいお菓子に、美味しい飲み物。更には大好きな彼に囲まれ幸せで仕方ない。緩んだ頬はそのままに、まったりとお茶の時間を堪能して。真剣な忠告は笑い飛ばされてしまった。全く笑い事ではないのに当の本人はどこ吹く風。もう、と胸の前で腕を組むが喜びたと伝えられるとそれ以上二の句は告げられず。仕方ないな、と苦笑いを浮かべると「ジェイドが喜んでくれるならいいけどさぁ。ジェイドは子供が生まれると親馬鹿になりそうだよね!」ふと思い付いたままに揶揄いを一つ。きっといいお父さんになるのだろうな、と彼の父親像を想像してはニマニマと笑い)
(/本日も長い時間お相手して下さり有難う御座いました!参加者様も増え、時間も時間ですので本日はこの辺りでお暇させていただこうかと思います。今回もジェイド様の優しさにほっこりとさせてもらいました!またお時間があった際には宜しくお願いします。お休みなさいませ、良い夢を。礼)
>ジゼル
(次々と紡がれる美しい言葉は、ただ貴方を喰らう為に此処へ来たバケモノ風情にはとても勿体無いような気がして。今まで捕食してきた獲物たちは、口々に痛みや苦しみ、己への怨嗟を吐いては事切れていった。こうして、相手から望まれて捕食を行えることがどれほど貴重な体験であるか、此処に来て漸く理解する。「…ありがとよ」呟くように、ぽつりと。誰かに感謝することなんて、随分久しぶりだから照れ臭い。貴女が、最後まで己を見ていてくれる。それを喜びだと囁いてくれる。こんなに満たされた気持ちは味わったことが無く、気付けば貴女の額に触れるだけの口付けを落としていた。「……任せろ。お前の名に誓って、骨の欠片一つも残しゃしねえ」告げられたのは貴女の最期の願い。噛み締めるように間を置けば、こっくりと深く頷く。骨まで食べるなんてそれこそ朝飯前だ、と言わんばかりに貴女の瞳をまっすぐに見つめては、鮮血の滴る貴女の腕を掴んで口元へ運び、ガブリと噛み付く。引き締まった肉の感触、ボタボタと流れる血がベッドのシーツや貴女の服、そして何より己の口元を赤く染めてゆく。一口齧ってしまえば、後はもう止まらなかった。貴女の鎖骨、胸、脇腹、太腿――ガツガツと音を立てて、凄まじいスピードで胃袋に収めてゆく。貴女はきっと、まだ辛うじて息があるだろう。聞こえているだろうか、捕食の興奮から息を荒げながらも貴女の耳元に口を寄せて「―今まで喰った中で、一番美味いぞ。俺ァ、幸せだ」獲物から望まれて捕食することが出来る多幸感からか、今口にしている肉の桁外れな旨味からか、或いはその両方か。怪物の瞳から、ほろりと一粒の涙が落ちて、貴女の頬を濡らした)
(/いえいえ、前後の文脈から何となく意味は汲み取れていたので大丈夫ですよ、お気になさらず…!恐らく次レスで幕が下りると思いますので、言い足りない事等ございましたらめいっぱいラザロへぶつけてやってくださいませ…!)
>レベッカ
迷子か…、それは大変だね。レベッカ、俺は君の部屋が何処か分かるよ。…案内しようか(いかにも警戒心を抱いている、といった貴女の様子に、構わずゆるりとした笑みは崩さないまま。自分で言うのも何だが、人当たりは良い振る舞いをしているという自負はある。そんな己に易々と警戒を解いたりしない辺り、貴女を躾けたバケモノは誰なのだろう、なんて無粋なことをぼんやり考えて。ともかく、貴女の名前さえ分れば部屋が何処なのかくらいは分かる。こてん、と首を傾げて貴女の選択を待つ。「俺はね、死神だよ。…と言っても、君を鎌で切り付けて、魂を刈り取ったりしないから大丈夫」種族を問われれば、まるで辺りにぽわぽわと花が浮かびそうなほど緩い笑みを深めて正直に正体を明かす。死神、どうしても剣呑な印象を与えるであろうその響きを中和すべく、両掌を貴女に見せてはひらひらと振って見せて「これはね、死神しか着れない特別な服なんだ。風が吹いたら飛んでいってしまいそうでしょ、」ふふ、と柔らかく笑いながらその場でゆっくりと一回転してみせる。慣性に従ってふわふわと動く黒煙は、まさしく人知を超えたものであり、当の本人にも説明は難しく)
>ドロシー
(此方の言葉に惜しみない同意を示してくれた貴女、同じ気持ちだったのね、と言わんばかりに柔らかく微笑んで。誰かを抱えて飛んだのはとても久しぶり、否、もしかしたらこれも初めてかもしれない。重力に逆らう浮遊感、此方にしっかりとしがみついていてくれるのは助かるが、貴女は怯えてしまっていないだろうか。ふと貴女の表情へ目を遣ると同時に、感嘆の声が上がったのを聞いて心中の心配は晴れる。「ふふ…、草木や花に囲まれるのもいいけど、上から見下ろすのも素敵でしょう?」喜んでくれて良かった、と心から思いつつ、自分も眼下に広がる夕焼けに照らされた広大な庭園を見下ろして「…貴女に、見せてあげたかったのよ」朱色の西日に照らされる横顔で、満足げに小さく呟いて。やがて地面へ辿り着けば、危なげなく片足から着地して貴女をそっと降ろして。そこはまさしく庭園のど真ん中、草のアーチや立派な大樹、人間界ではありえない造形や色彩の花が咲き誇る場所で)
>ルシアン
(/背後文のみでのお返しを失礼致します、此方こそ本日も素敵なお時間を有難うございました…!ルシアン君の純真無垢な可愛らしさも然ることながら、PL様の綴られる活き活きとした美しい文章に勉強させて頂きました。是非またいつでもお越し下さいませ!それでは、素敵な夢を…!)
>マリーシュカ
なかなか出来ない経験だものね…全部が見下ろせるなんて、贅沢。
(地面の方へ近付くにつれて、風と共に運ばれて香ってくる花の匂い。頬や髪を撫でていきながら過ぎていくそれを堪能しつつ、普通は立てないであろう位置からの壮大かつ色鮮やかに咲く庭園の景色に目を離せないでいて。気付けば既に降りるには危険の無いところまできていて、空での浮遊体験が終わってしまう事に少しばかり寂しさも感じてしまうが、それ以上に目移りしてしまうのは四方八方にある草木、見た事も無いような珍しい色形をした花達。地面へ降ろしてもらって直ぐ気になる花のところへと駆けていき。チューリップやバラなどの、人間界ではポピュラーな種類とは一線を画した色合いのもの、不思議な形をしたもの、視線を動かす度に飛び込んでくるそんな花々は自分の好奇心を突き動かすには十分な材料で。一段と目立つ大樹に近寄りその幹に触れれば、その大きさに感動して無意識に口が開いてしまい。そんな調子であちこちを跳ねるように見て回っては彼女の方へ振り返り「はあ、楽しい…!一日居ても飽きなさそうだね、この庭園」心の底から楽しんでいる様子で満面の笑みを浮かべてみせる。この身一つでは丸一日かけてもきっと庭園の魅力を全て観察しきる事など難しいだろう。しかしそんな膨大で未知な物も多い場所だからこそ楽しみも何倍と大きくなっていて)
>クォーヴ
えっ、分かるの?すごいね!何で?……あ、でも、いいの?何か用事とかの途中だったりしない?(此方を気遣っての言葉や微笑みを受け、また初対面であるにも関わらず自分の部屋までの案内を買って出てくれる相手に、良い人なのかもしれないと驚きつつ、何故分かるのかと疑問符を頭に浮かべ。見知らぬ屋敷の中、真っ直ぐ来た道を戻れば自室に辿り着けるかもしれないとは思いつつも、話し相手が居る帰り道の方が楽しいのは明白で。折角だからと相手の言葉に甘えようかとするも、相手の都合は大丈夫なのだろうかと心配しては、その表情を伺うように水色の瞳と視線を合わし。「へぇ、死神……死神ってあの?何だか全然そんな風に見えない。でも、大丈夫なら……うん、見つかったのがクォーヴさんで良かった、かな」問いの答えは候補の外、予想の上をゆく存在であった事に目を見張っては驚きを露にし。想像上の死神と言えば、黒いローブに鎌を持っている骸骨姿が思い浮かぶ。が、相手の外見の雰囲気とは裏腹なリラックスしたような笑みを見ては、ここの住人は皆人間を食すらしいが、目の前の相手も、まだ空腹は感じていないのでこうも優しくしてくれるのだろうと解釈し。「そんな洋服があるんだ、知らなかった。うん、すぐ消えてなくなっちゃいそうに見えるけど……特別ってなんかカッコいいね!ねぇ、触ったりは出来るの?」死神にのみ許された服があるとは、また驚きである。相手の例えにコクコクと首を縦に振り同意しつつ、一回転しふわふわと翻る様を見ては、質感はどんなものなのだろうかとさらなる興味が湧いてしまい、うずうずと触りたそうに熱心な視線をコートへと注ぎ)
>ドロシー
ふふ…、喜んでもらえて良かったわ(大きな翼を、細く薄い背中に質量を無視して収納しつつ、貴女の様子を眺めてそっと微笑を。地面に降ろされた瞬間、解き放たれたように好奇心に従ってあっちへこっちへと動く貴女を見守りつつ、己も花の香りを楽しむ。ふと、すぐ傍に生えているのを見つけたのは赤いゼラニウム。そっと腰を屈めて、その一輪を手折ると、貴女の声が聴こえて自身もそちらへ顔を向ける。「そうね、とっても広いから。…ドロシー、ちょっとこっちにいらっしゃい」この屋敷に来て、初めてと言っていいほど伸び伸びとした振る舞いの貴女に充足感は満たされて。ゆるりと手招きをしつつ、自分からも貴女へ歩み寄る。やがて手を伸ばせば互いに届くほどの距離まで近づけば、そっと貴女の頭上へ手を伸ばして、そっと耳元に先ほど手折った花を挿して。「…うん、とってもよく似合うわ」殆ど白に近い色彩の、透明感のある貴女のブロンドには、赤いこの花が燃えるように映える。それを眺めつつ、目を細めてはまた満足げに吐息して)
>レベッカ
魔法だよ、君の名前さえ分れば、君の部屋が呼ぶ声が聴こえるんだ。“此処だよー”、ってね(人差し指を立て、堂々と種明かしを。ゆるゆると微笑みながら流暢に言葉を紡ぐ様はとても嘘を吐いている様には見えず「…大丈夫。一人で歩いてるお嬢さんを見つけてしまったんだもの、放っておけないよ」用事、と言われれば本来の目的を思い出して一瞬沈黙する。けれど、すぐに柔らかい口調で紳士然とした言葉を紡ぎ、此方を気遣ってくれた貴女の大きな瞳を見つめ返しながら、さあ行くよ、と歩みを進める。「そうそう、死神。人間界ではこわーい骸骨で描かれてるんだっけ?酷いよねえ、俺にはちゃあんと肉体があるのに」小さく頷きながら、貴女へ肯定を。予想以上に驚いている貴女の表情から、人間界の書物では伝承上の存在として、ひどく悍ましい姿で描写されていたことを思い出す。苦々しく微笑みながら、自分の手をグーパーさせて。「この煙を実体として纏えるのは死神だけだから、君が触ってもすり抜けちゃうね。それでも良ければ、どうぞ」コートへの興味を隠しもせず熱い視線を注いでくれる貴女に、思わずふふふ、と笑いが零れる。黒煙を衣服として纏えるのは死神だけ、故にそれ以外の存在がコートを触ってもそれはまさに煙を掴むが如く。無論、黒煙のコートの下にはきちんと服を着ているので、すり抜けて生身の身体を触られる心配はないだろう。触りたいなら遠慮なくどうぞ、と小首を傾げて微笑んで)
>ラザロ
っ__ぅ、ぁ_、ぃ___…。
(己の名前に誓うだなんて…、神様に誓われるよりも信用できるじゃないか。なにか彼に言葉を返したくて、口を噤んだ。きっと無理に伝える必要はない。形容しがたいこの気持ちを言葉にしたら汚れてしまう気がしたから。代わりにと額に落とされた口付けを真似、伸びあがって彼の額に返した。真っすぐに見つめる瞳を此方も真正面から見つめ返し、彼なら絶対に全てを食べてくれる、そう安心して目を閉じた。暫くもしないうちに持ち上がる腕。温かい息がかかり、次の瞬間激痛が走った。抑えることもできず口からこぼれ落ちる悲鳴は、かみ砕かれ、引き千切られるごとに母音に形を変え、口から飛び出る。次々に喰われ、原形を留めないままに引き千切られて消えて行く。痙攣し、時に反射で抵抗も行ったであろう己の体は他ならぬ己の血で汚れ、体のところどころに穴が開いていた。もはや正常な思考などできず、襲い来る痛みは声にならない程で焦点がじきに濁ってくる一歩手前。それでもと必死に意識を繋げているのは痛みから一番逃げたいであろう己だった。すると、ぼやける視界に塊が移動する。それは己に近づいて囁いた。汚濁しかけていた頭で必死に言葉を探すけれど、脱力した唇はぴくりとも動いてくれない。でも、私は答えなければならないのだ。頬を濡らしたものが血ではないことに気付いたから。そんな、なんで君が泣くんだ。最後くらい笑ってくれ。そう伝えたくて動かない唇を震わせるけれど彼に届いただろうか。気づけば己もまた、涙を流していた。それでも顔は確かに笑みを描いて、微かな言葉の後、ゆっくりと目を閉じ、不規則な痙攣の後ぴたりと動かなくなった。)
ぁ、ゃ…ぃ…ぅ。
(/ 寛容なお言葉をありがとうございます…!ぶつける前にもはや人語を喋れていませんが、最初と最後の言葉をなんと言ったかは想像にお任せします…。と大層なことを言ってはいますが、本当に単純です。お話を進めるにあたって必要とのことでしたら後程提示させていただきます…!次の主様のレスで終了でしょうか…?ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました…! )
>主様
(/此方のお返事の番ではありますが、背後の睡魔がまた襲いかかって参りまして、きちんとした文章を綴れる自信が無いので申し訳ありませんがお先に失礼させて頂きたいと思います…。このお話の続きはまた次回、タイミングが合った際に。本日はたくさんマリーシュカさんとの触れ合いが出来たのでとても満足しております!ではでは、お相手して頂きありがとうございました。良い夢を…)
>ジゼルPL様
(/どうやら眠気にて文章が纏まりそうにないので、不本意ながら背後文のみにて失礼致します…!初めてのラザロを動かしての捕食でしたが、まさか涙まで流させられるとは思っておらず…それほどまでに、ジゼルさんの振る舞いとPL様の文章の美しさに感服させられました…。本当に素敵なお時間を有難うございました、これにて捕食エンド達成となり、ラザロとの絡みは一旦終了とさせていただきますが、もしまだ当トピにお付き合い頂ける場合は、是非とも違う住人との交流も楽しんで頂ければ幸いでございます…!お恥ずかしながら当方は察しが悪く、ジゼルさんの最期のお言葉が何なのかふんわりとしか見当がついておりません。また後日、種明かしをして頂ければとても嬉しいです!それでは、遅い時間までお付き合い下さり有難うございました。どうか、素敵な夢を…!)
>ドロシーPL様、レベッカPL様
(/お二人纏めてのご挨拶、大変失礼致します…!お恥ずかしながら当方の眠気がそろそろ限界を迎えており、明日も早いので今宵はここいらでお暇させて頂こうと思います。とても楽しいお時間を有難うございました、是非またいつでもお越し下さいませ…!それでは、冷え込む夜が続きますのでしっかり暖を取ってお休みになってください。良い夢を…!)
>主様
(/ 態々ご報告いただきありがとうございます…!前回に引き続き夜分遅くまでお付き合いのほどありがとうございました。こちらこそ、ラザロさんの言葉や言動の端端に垣間見える優しさには胸が打たれ…、痛みで上げた声に一度捕食するのを我慢した場面では、思わず口を手で覆ってしまいました…!最後には一滴の涙。と主様の感情表現やその豊かさに脱帽の言葉ほかありませんでした。そんなラザロさんへ流した涙はきっとたくさんの思いが詰まって、ジゼル本人にもわからなかったのだと思います。言葉の種明かしというほどでもなくお恥ずかしいのですが、望まれるのならば是非ともお教えしたいです…!二度目になりますが、これまでお付き合いいただき誠にありがとうございました。主様も素敵な夢を。おやすみなさい。)(後日返信不要
>クォーヴ
そうなの?魔法って本当便利だね。部屋の声が聞こえたらいつ迷子になっても安心だね。ねぇ、クォーヴさんは魔法とか使うの得意なの?(種明かしされては、魔法がもたらす利便性にますます感心し。部屋が呼ぶ声とはどんな声なのかは気になる所である。長身の継ぎ接ぎの彼が魔法を教えてくれると言ってくれた約束を思い出しては、次会えた時にもし食べられなければ、それについても聞いてみようと考えを膨らませつつ、興味は絶えず目の前の相手への質問を続け。「ふふ、優しいね。それにとっても紳士だね、ありがとう」先程もそうだが、お嬢さん、なんて呼び掛けられるのは何だかむず痒い気恥ずかしさを感じつつも、相手を真似るようにして微笑み返しては、その後に続くようにして廊下を歩き出し。「そうだね、酷い話だね。実物の死神さんはこーんなに格好良いのにねぇ」相手が苦々しい笑みを浮かべては、自分達人間の勝手な思い違いによってもたらされたその反応に、思わず口許に片手を当てクスクスと笑いつつ軽口を共に添え。「それでもいいよ!ありがとう。──わぁ、本当に触れない!変な感じ。幽霊とか空に浮かんでる雲もこんな感じなのかな。ねぇ、雨とかに濡れたら重くなるの?それとも全然濡れたりしないの?」自分の視線に気付いたのだろう、笑い声に僅かに恥ずかしさを覚えつつも、許可を貰えればパァッと表情を明るくさせ、嬉々として片手を伸ばし。表面を撫でるようにそっと手を滑らせるも、すぐそこにあるのが見えているのに、何の感触も得られず、煙の中に指先をすり抜ける感覚。生まれてきて初めての経験に楽しげに笑みを広げては、瞳をさらに爛々と輝かせ、おしゃべりな口は止まらず言葉を紡ぎ)
(/此方こそ、本日も素敵な時間をまたありがとうございます!次回はこの続きからの捕食エンド、どうなるのか楽しみにしております。主様も体調を崩されないようお気をつけつつ、お仕事頑張って下さい!此方もまた主様や素敵な住人様にお会い出来る時を心待にしております。では失礼致しますね。おやすみなさい…!)
【 予告上げ 】
>本日、2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます!お返事が出来るのは22時以降となりますが、必ず反応させて頂きますので、お気軽にお越し下さいませ。
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
>予告通り、2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にどうぞ…!尚、当方の萌えにいくつか追記致しました!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽に!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
(/こんばんは、主様。今宵は参加ではなく昨夜の主様のお返事への返しとして思い参りました。(支援上げも兼ねて)矢張り、レンブラントさんと結構な亀裂が出来てしまったのですね?予想はしてましたが、ヒヤヒヤしています。ですが、修正するために何かをすることが好きなところがあったりするので頑張りたいと思っています。すみません、変なところが好きで。(苦笑)他の提供様と協力ということでしょうか?提供様たちは魅力的な方々ばかりなので大歓迎です。ちなみにどの提供様と考えてましたか?心の準備をしておきたいので良かった考えを聞きたいです。)
>ノアPL様
(/どうも今晩わ!本日はご相談の為のご来館ということで、態々ご丁寧に有難うございます。関係修復エピソードを好まれるとのことですので、まずは背後様が、修復の為にどのようなシナリオを描いていらっしゃるのかをお聞かせ願えれば幸いです。もしそれに他の提供の協力が必要なら、同じ悪魔ということでレンブラントのことをよく知るラクシュエリを登場させて頂いても構いません。一先ずは、背後様がどのようにお考えなのかお伺いしたいです…!)
>主様
(/主様のお声が聞けて嬉しいです。エピソードですか、さらりとしか考えてませんでした。今の段階では会うことを拒まれると思うので、何かをきっかけに最終的にレンブラントさんに逢えればと思っています。そこに行き着くまで何をしたらと考えると、部屋を「不用意に出歩いては食べられる」と言われてるのでどう言う理由かをこじつけか必要なものを探しに部屋の外に出たいと思っています。そこで何方かとお会いしても良いと思っていました。ラクシュエリさんですか?そうですね、悪魔のことは聞きたかったです!後は男心というものも知りたいと思っていました。バケモノとニンゲンとの考えの違いとかも探りたいです。此方の考えとして、大まかに考えていき徐々に詰め込んでシナリオをたてることが多いのでゆるい考えでお許しください。)
(/一昨日、昨日に続き連日のお相手有難うございました…!三日続けては流石に図々しいか、と思いながらも、もし他に参加者様が居られなければ何方か来られるまでで構いませんのでお相手して頂けないかな、と思いお声を掛けさせていただきました…!難しいようでしたらまた後日お伺いさせてもらいますのでご検討宜しくお願いします。礼)
>ノアPL様
(/屋敷を無暗にうろつけば食べられる、という言いつけに関してですが、正直そこまで頑なに縛りを設けるつもりは御座いませんので固く考えすぎず大丈夫ですよ…!先日の絡みの時にもノアさんは独りで自分の部屋を出ていましたし、特にこじつけは必要ございませんので、何か明確に必要なものがあるならそれを探しに自室を出て頂いても構いません。悪魔という種族について知るにはエリはうってつけかと思われます。男心や怪物と人間の違いについては、普遍的な価値観は存在せず、バケモノ一人一人がそれぞれの考えを持っているので、レンブラントのそれを聞くことが一番効果的かと思われます。ともかく、“何を目的に、誰と交流したいか”を提示して頂ければ此方もそれに沿うように善処致しますので、お考えが浮かんだらお申し付けください…!)
>ルシアン
(/お越し下さり有難うございます…!図々しいなんてとんでもございません、ルシアン君とお話させて頂ける時間は当方にとってとても癒しになりますので、来て頂けてとても嬉しいです!本日は恐らく短い時間のお相手になってしまうかと思われますが、それでも宜しければ是非ともお話させて頂きたく…!)
(/お優しいお言葉を有難う御座います!当方としても此方でお話させていただく事が日々の癒しと糧になっておりますので、嬉しい限りです。是非今宵もお付き合い願います。つきましては前回の続きからお願いしてもよろしいでしょうか?)
>主様
(/バレてましたか?先日出てしまいましたね。レンブラントさんの言ったことは守りたくって。つい、出てしまいました(苦笑)彼にちゃんと聞き出すことは出来るかが問題です。実はあの時、気づかなかったのですがもう一つ、取引をしといて破ってしまったことが浮上しましてきちんと謝りたいと思っています。何気に二つも取引をしていたとはびっくりです。では、今段階でノアが欲しいと思っているものを探しに、ラクシェエリさんと遭遇したいと思っています。しかし、わからないところを歩いてはと思うので、出来れば行ったことのある庭園でどうしよう、どこに欲しいものがあるのかを悩みたいと思います。あの、参加者様がいらっしゃったのですが問いを返してしまったのですが……大丈夫でしたでしょうか?)
>ルシアン
きっとお前が想像してる30倍はあるぞ。迷子になったら大変だから、あんまり一人で探検するなよ。庭園にも、俺が連れて行ってやるからな。そうだな…、庭園に驚くほど大きくて立派な樹があるんだ。その木陰で昼寝をするのが大好きだよ(次々と投げ掛けられた質問を決して取りこぼすことのないように、一つ一つ指折りながら答えていく。最後の答えには、まるで昼寝の瞬間を想起するようにそっと目を閉じてゆるりと笑って。「…俺が?」貴方の言葉は想定外だと目を瞠ると同時に、貴方の様子が一変した理由も理解する。意味深なことを言ってしまったばかりに、相手の心の機微に敏い貴方に余計な気を回させてしまったのだと。「傷付いてないよ。俺の心にもきっと棘はあるが、自分を守るために相手を傷つけるような心の使い方はしてないつもりだ。大丈夫、大丈夫」よしよし、と言わんばかりにゆっくりと貴方の後頭部を撫でながら、まずは穏やかな口調ながらもはっきりと否定の言葉を。貴方が気に病むことなんて何もないんだよ、と手のひらから伝わる魔法でも使えたらいいのに。「俺は、この屋敷に住むただの怪物さ。日の当たらない場所でひっそり暮らしていたが、そこに太陽が現れたんだ。そいつは、俺と過ごす時間を“幸せ”だと、胸を張って言えるような凄い奴でさ。…今まで無力を感じながら生きてきたが、漸く光が見えたんだ。こんな俺でも、誰かを幸せに出来るんだって」バケモノの心を覆い尽くす曇天を、貴方の笑顔は容易く振り払う。貴方が己に恩を感じてくれているように、己もまた貴方に深い感謝を抱いている。感謝以上の愛情を注ぐことで、貴方をもっと幸せに出来れば…それは、日陰者の怪物には勿体無い、一生かかっても経験できるか分からない奇跡で。「…そう、その顔だよ。“美味しい”とか“楽しい”とか…お前はただ感じたことを素直に口にしてくれているだけかもしれないが、その一言が、お前の笑顔が……、」自分好みにカスタムした紅茶を一口飲んで、綻んだその表情。美味しい、と紡がれる柔らかな言葉。ジェイドは貴方を抱き止めたままそっと床に両膝をつき、貴方と視線を合わせて「…全てが、俺の光だ。有難う、ルシアン」こんなに真っ直ぐに、自分の思いを伝えられるのも、きっと貴方の影響だろう。怪物の生き様と捨てきれない人間性の狭間で燻っていた心は、久しぶりに晴れやかな雲の切れ間を見せていた。感謝するのは此方の方だ。知らず知らずのうちに、頬を一筋の涙が伝っていた)
(/遅くなりましたがお返事を紡がせて頂きました…!無理のないペースで構いませんので、本日もお相手をよろしくお願い致します…!)
>ノアPL様
(/此方も、今背後様が仰って下さって初めて気付きました…!二つも取引を交わしたつもりはなかったのですが、見落としていたようでお恥ずかしい限りです。差し支えなければ、完遂できていない第二の取引について教えて頂いてもよろしいでしょうか。庭園にて探し物の最中にエリと遭遇、ということでしたら無理のない展開ですので勿論大丈夫ですよ!交流についてのご相談は随時受付しておりますので、全く問題ございません。どうかお気になさらず…!)
>主様
(/多分、一番最初の方なのでうっかり抜けていたらしいです。多分、レンブラントさん本人も気づいてないと思います。ノアも取引もして話していたわけではなかったので。(苦笑)「私を綺麗に食べてくれるって約束してくれるなら貴方の前では笑っててあげる」というのが取引になったらしいです。「悪魔と取引するなんて、悪い子やなあ」言われたのにも関わらずこの前、すごく荒れたので ふと、思い出しました。相談の件のタイミングの件、問題ないようで安心しました。)
>ノアPL様
(/あー成る程…!確かにありましたね…!ただ恐らくですが、レンブラントもガチで取引をするつもりでそう言ったわけではなく、いつもの軽口の延長でその単語を使ってしまっただけなのではないでしょうか。そういうことにしないと、どうしてもお話が捕食エンドの方へ傾いてしまうと思うので/笑。ある程度のご都合主義も、なりきりには必要かと思います。肩の力を抜いて楽しんでいきましょう…!)
(/多分、軽口の流れだとは思っていました。ノアが欲しいものは絶対に庭園にはないとは思うのですが、庭園でのイベントをお願いします。後は面と向かって言えなかったこと謝れなかったことをちゃんと伝えられれば今は良いと思っています。気持ちはちゃんと伝えたいので宜しくお願いします。当方にジゼルPL様からお声がけあったみたいなのですが、タイミングよくお会えるかわからないのでジゼルPL様がいらっしゃいましたら「お気になさらずに。態々お声をかけてくれてありがとうございます。」伝えたいのですが、お願いできますか?)
>ジェイド
30倍っ!?そんなにあるの?ぼくの指がどれだけあっても足りないやっ(“ひーふーみー”と一つ一つ指を立てながら数えてみるが直ぐに限界はきてしまう。両手で頭を押さえくしゃくしゃに髪をかき乱しては、降参を表すように手を挙げお手上げのポーズを。するな、と言われてどうして素直に言う事が聞けようか。しかも探検なんて楽しそうな言葉付き。好奇心に瞳をキラキラにしながら「探検!なんて楽しそうな響きなんだっ!ジェイド、今度僕と探検しよう!もちろん隊長は僕だからねっ」ぴっ、と人差し指で自身を示し。ただ救いなのは一人で行こうという考えはない事。彼が付いて来てくれるのに、何故敢えて一人で行くなどと発想できようか。柔らかな笑みはつい目を惹きつける。じ、と見詰めながら相手をこんな表情にさせてその場所が恨めしいような見てみたいような、複雑な心中で。むむ、とつい難しげに眉間に皺が寄ってしまう。ぶんぶん、と頭を左右に振り気を取り直すように「へぇ、僕の何倍も大きい?今度行った時、ジェイドはその木陰でお昼寝してていいよ。僕はお昼寝してるジェイドを描くんだ!それで描き終わったら君の尻尾に包まって僕もお昼寝するっ」楽しげな想像を披露。考えているだけでそれがとても素敵なアイデアのように思えて仕方ない。未来の予想図に両手を口許にあててふふ、と笑い零す。宥めるような穏やかな声音が耳に痛い。きっとどれだけ自分に非があったって、こうやって慰めてくれるのだ。故に怖い。無意識に傷付けてしまっていないかが。彼の優しさにか、それとも己の不甲斐なさにか、じんわり目蓋が熱を孕む。「…知ってるよ。ジェイドはかわりに自分の棘で自分を傷付けちゃうんだ」彼が心の棘で相手を傷付ける、なんてそんな事を心配してるのではない。その反対を危惧してるからこそ後悔の波が押し寄せるのだ。「君は僕とか…自分以外を大切にしすぎるよ。僕たちに向けるはずの棘を自分に向けてるんじゃないの?君の心が血を流してないかとっても心配なんだ」素直に心の丈を伝える。自分は今だって彼の暖かな手に癒され、既に心の傷は修復されかけている。なら彼の心の傷は?漸く顔を上げ、真剣な瞳で翡翠に輝く双眸を見詰める。そっと伸ばした指先は彼の心臓の上、慰撫するようにそっと撫でて。「へへ、ならお互いがお互いの太陽で光ってことだね!つまりはお互いが無くてはならない存在、比翼の鳥と同じだ」大切にされているのが言葉を通して、ひしひしと伝わってくる。むずむずとした照れ臭さはどうしたものか。薄っすら熱らせた頬のまま、照れ笑いを一つ。“比翼の鳥”、その難しいワードだけは幼い頃に聞いてからずっと耳に残っていたのだ。きっとそれは、そんな存在を渇望するあまり…。穏やかで優しい声音が大切な言葉を紡ぐ。合わさった視線も抱き止めてくれる両腕も全てが大好きだ。そう声を大にして言える。伝う滴さえ美しく、それは窓から室内へと入ってくる暖かな光によって、より神聖なものへと昇華される。ぽう、と見惚れるように暫し沈黙が落ちる。やがて涙は伝染したかのように己の瞳からも一粒溢れた。それをキッカケに張り詰めていた空気は緩む。くすくす、と小さく肩を揺らし「…ジェイドは意外と泣き虫だね!君が僕を光だって言ってくれるなら、僕はいつだって君を照らし続けるよ!だから泣かないで。折角の男前が台無しさっ」彼の濡れた頬を親指の腹で拭い取る。自身にとっても彼は生きる糧の一つ。きっとそれを言い合っていたらキリがない、だから態とらしく話をまるっと纏めて最後には空気を軽くするように、揶揄い口調で告げ)
>主様
(/肩の力を抜いて……というくだりが主様から出て嬉しいです。当方は他の参加者様たちみたいに上手に語ることが出来ないのですが、レンブラントさんが少しでもノアと会話をしていて楽しいと感じてくれてれば良いなぁと思っていました。因みになりきりを始めたのは、自分ひっくるめて周りを楽しませたいと始めたことであって独りよがりのなりきりはしたいとは思わないので。その点だと、もしかして他の方々より肩の力抜いてるかもしれません。では、次の日も仕事があるので失礼します。遅くまでお時間を割いていただきありがとうございました。参加者様と素敵な今宵を。おやすみなさい。)
>ノアPL様
(/もし欲しいものが明確にイメージ出来ているのなら、それが手に入る場所での交流にしても大丈夫なのでお気軽にお申し付けください。それが形のないものや、屋敷内で入手不可能なものである場合は、当初の予定通り庭園での物語と致しましょう…!ジゼルPL様へのお声掛けの件、承りました。態々ご丁寧に有難うございます。明日も早いので本日は失礼致します、どうか素敵な夢を見てくださいませ…!)
>ルシアン
(永遠に続くと思われるほど長い永い廊下、入り組んだ階段、無数の扉。長い年月をそこで暮らしている怪物たちですら、移動が億劫になるほど広大な屋敷は、裏を返せばその分様々な特色を持つ部屋を内包している。「名探偵で大画伯で、探検隊長なのか!ルシアンは欲張りだなあ」輝く瞳を見詰めながら、態とらしく肩を竦めてみせる。貴方を連れて行きたい場所は、今思い浮かべるだけでも沢山ある。中でも庭園の景観を思い浮かべれば、草木や花々に囲まれてはしゃぎまわる貴方の姿が既に目に浮かぶようで「俺がお前を肩車したって、到底あの樹の先端までは届かないさ。とにかく、ルシアンが見たこともないくらい大きいんだ。…さあ、そう上手くいくかな。案外、お前の方が先に寝ちまいそうだが」庭園の中心部に聳え立つ大樹、その直径は大の大人が10人で取り囲もうとも到底敵わないほど。全長が何mあるのかなんて、数えるのも呆れるほど大きな樹であることを伝えるために、大袈裟に自身の腕を上下に伸ばして見せて。楽しげに綴られる貴方のプラン、けれどはしゃぎ疲れて己より先に眠ってしまう貴方の姿は想像に難くない。にやり、と含み笑いながらそう告げて。「――…!」自分の棘で自分を傷つける、まさに青天の霹靂。あまりに的確過ぎる貴方の言葉は図星のど真ん中で、目を瞠らずにはいられなかった。“だって俺は、罰されて当然なんだ。お前くらいの歳の子を、もう何人も食べてきた”――なんて、到底貴方に言えるわけがなくて。自分が望まなかったこととはいえ、最終的に生きるために人を喰らう決断を下し続けてきたのは自分の意思。それを誰かのせいにしたりしないし、出来るわけもない、だから自分の心に爪を突き立て、終わりのない苦しみに一人相撲の如くもがいていた。まだ貴方と会って日が浅いのに、自分の本質を見抜かれてしまっては、瞠られた翡翠の瞳は徐々に笑みを描くしかなくて。「…本当に凄いなあ、ルシアンは」はっきりとした肯定でも否定でもない、ただそう伝えることしか出来ず。そっと目を伏せれば、長い睫毛が瞳に陰を落とす。この苦しみは貴方に見透かされている。けれど、まだ幼い貴方に縋る事なんて出来ない。そっと瞼を上げて貴方を見詰めれば「比翼の鳥――、」自分と、貴方が――?血腥い怪物に与えられるには贅沢すぎるその称号に、また目頭が熱くなるが寸での所で堪える。聡明な貴方のことだ、きっときちんとその言葉の意味を理解して告げてくれているのだろう。口先三寸の軽口を叩くような人格でないことも分かっているからこそ、その言葉は己の胸に深く深く刻まれて。「…誰が泣き虫だ。嬉しくて泣いたのなんて、これが初めてなんだからな」貴方の暖かい指が頬に触れたことで、涙を流していたことに気付く。お返しとばかりに、貴方の宝石のような瞳から零れた雫を尻尾の先端でふわりと拭き取って。またしても、貴方の気遣いに救われた。それを無下にしないように、同じくお道化た口調で言葉を返せば、にぃ、と牙を見せて朗らかに笑って)
(/ジェイドだけでなく、背後も本当に泣いてしまいました…。ルシアン君の、ひいてはPL様の言葉選びがとても的確で、それでいて優しくて柔らかくて、心を揺さぶられました。もっともっとお話を紡ぎたい気持ちは天まで募るほどなのですが、明日も早いので今宵はお暇させて頂きます。短いお相手になってしまい申し訳ございません、是非またいつでもお越し下さい…!本当に、素敵なお時間を有難うございました!どうか素敵な夢を…!)
>ジェイド
(どうしようもない呆れを含んだような態度を態とする彼に勝気な瞳をニィと笑みの形に変え「僕が欲張りだって事、今気付いたの?出会った時から忠告してあげてたでしょう!今更気付いたって遅いんだからねっ」小生意気に言い返してみせる。優しくするな、たかられる、など注意は散々した筈だ。其れを断り彼から甘やかしてくれるのだ。ならば断る道理もなし。逃してやらないぞ、と相手の片腕を両手でホールドし、べぇと悪戯に舌先覗かせる。ただでさえ己の視点から見たら彼は大きい。その彼に肩車された時の高さも想像出来ないのに、それ以上と言われてしまえばグルグルと頭を悩ませるしかない。「ええー!?僕、そんなに大きい樹は見た事ないや!きっといっぱい、色んな季節を経験して来てるんだね」人間でいうなら相当に年を取っているに違いない。長い年月を変わらずどっしりと腰を据え其処に存在し続けるということは沢山の喜怒哀楽があった事だろう。きっと色んな顔を持っているんだ。そう思うと今から見に行くのが楽しみで仕方ない。だから続いた彼の言葉も強ち間違いではなく、否定出来ない。ぐうの音も出ず、ぐぬぬ、と変な音が咽喉から漏れる。「…べ、別にいいやい!そうなった時はそうなった時でまた挑戦すればいい事だもんっ」ぷい、と拗ねたように顔を逸らして負け惜しみに言葉をぶつけ。勿論そうなった場合は必然的に彼も巻き添え。「言っておくけどそのプランが成功しないとジェイドはずーっと僕に付き合うんだからね!」びしり、と人差し指を突き付け、言いたい事だけを伝える。訪れた沈黙も、影を孕んだ瞳も、まだまだ幼い自分では払拭しきれないのか。寂しげに伏せられた睫毛がいやに目の奥に焼きついた。きっと今、どれだけ丁寧に言葉を連ねた所で彼には届かない。それはきっと彼の抱える秘密を知らないから。歯痒くて仕方ない。ふ、と小さな吐息を空気に溶け込ませ、まだまだ無駄口を叩きそうな口を閉じる。まだ時期は早い。お互いの心の準備が出来てない。そう言い聞かせ、かわりに彼がしてくれたように今度は自分が彼の頭を撫ぜる。相手が自身の高さに合わせ膝をついてくれていて良かった。でないと撫でることも出来ない身長差なのだ。「…ジェイドは僕を過大評価しすぎたよ」出会って幾つの凄いな、の言葉を貰ったか。苦笑まじりにポツリと呟いたのは小さな反抗。彼の翳る顔を晴らす事も出来ないのに、そう胸中で続けた。彼の顔を両手で引き寄せ、コツリ、と額と額を合わせる。ゆるりと瞼を閉じ、彼の吐息を感じ。「君にとっておきの言葉をあげる。僕は君が大好きだよ。君がナニモノであっても、例えどんな事を隠してても。僕は君の味方さっ!だって僕たちは比翼の鳥、どんな事があっても離れない───」二人で一つならどんな事があっても怖くない、乗り越えられる。もしこの先、隠している事で辛くなった時はこの言葉を思い出してほしい。君は一人ではないのだと思い出して。そんな願いを込め、そっと一つ一つの言葉を宝物のように大切に音にする。伝われば良い。静かに開いた瞳の中、彼の顔をヴァイオレットに映し込めば、ふんわりと柔らかく包むように微笑む。彼に頬を拭き取られるまで己が泣いていた事に気付かなかった。なるほど、これが嬉し泣きか。ストンと胸に落ちた。「涙にも色んな意味があるんだね。ジェイドと出会ってから、僕は色んな事を経験してるよ。とっても人生が素晴らしいものだ、って今は実感して毎日生きれてる」それがどれだけ尊い事なのか、きっとこの先本当の意味で実感する日が訪れるのだ。それを今はまだ知らないというだけで。へへ、と照れ笑い「紅茶、冷めちゃったね。淹れ直す?」楽しいティータイムに戻るべくそんな一言を合図に送って)
(/此方こそ遅い時間からのお相手にも関わらず、快く引き受けて下さり有難う御座いました…!束の間のひと時にとても癒され、明日も頑張れる気力をいただけました!少しずつジェイド様PL様と共に優しい物語を紡いでいけたら嬉しいです。明日もお早いとの事で、そんな中夜遅くまでお付き合い下さり感謝の気持ちでいっぱいです。本日も有難うございました、お休みなさいませ。礼)
▼ 日常イベント ▼
【 九死一生 】
眠れぬ夜、あなたはそっと自室を抜け出し、暗い廊下を一人往く。
不気味な屋敷の中、月明かりを反射して煌めいていたのは生々しい血痕。
まだ新しいそれに気を取られていると、あなたの背後には――…。
>発生条件……夜、屋敷を一人で彷徨い、血痕を見つける描写をする
∟提供とは別の怪物に襲われ、捕食されそうになったところを、間一髪で提供住人に助けられるイベント
∟屋敷の危険を実際に体感しつつ、提供に守られたい方にお勧め
【 怪物の証明 】
広大な屋敷の中で、迷子になってしまったあなた。
ふと耳に入ったのは、とある部屋の奥から聞こえる形容しがたい異音で。
脳が警鐘を鳴らしているにも関わらず、あなたは扉を開けてしまい――…。
>発生条件……好奇心に負け、物音のする部屋の扉を開けてしまう描写をする
∟提供が、あなたとは別の人間を捕食しているシーンを目撃してしまうイベント
∟提供たちが正真正銘の人喰い怪物であることを実感する、ややシリアスなスパイスが欲しい方にお勧め
【 月夜の晩酌 】
孤独に震える夜、居た堪れなくなったあなたはとある住人の部屋へ赴く。
その怪物は、お月見よろしく独りで魔界の酒を嗜んでいる最中で。
寂莫とした夜を乗り越えるには、一人と一匹で身を寄せ合う他なく――…。
>発生条件……夜に提供の自室を訪れ、「寂しい」と告げる描写をする
∟提供と、只々酒を片手に夜通し交流するイベント
∟御相手が未成年キャラの場合は、原則として、此方はアルコール・御相手はジュースでの晩酌
∟日々の交流の中で、“ 提供の部屋を訪れたことがある ”方に限り発生可能
>現時点でのイベントは以上ですが、これから随時追加していく予定です!
>イベント発生の対象は、全て“同一の提供と二度以上交流した経験がある”方となります…!
>なお、イベント交流をご希望の場合は、提供を指名する際に、どのイベントをご所望かお伝えくださいませ…!
>いくつか特殊な日常イベントを追加致しました、ご興味のある方は是非(>>492)をご覧下さいませ!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!なお、本日通常よりやや短い文章でのお相手となるかもしれません、ご了承いただければ幸いです…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
(/お邪魔致します。上がっているのをお見掛けしたので拝見してみると何やら興味深いイベントが追加されたようでワクワクしております…!実を言うとかねてより【九死一生】のような展開に憧れを持っておりまして、是非とも其方のイベントを体験してみたい所存です。前回の絡みのキリは良くありませんが、今回もし宜しければ【九死一生】のイベントをマリーシュカさんでお願い出来ますでしょうか…?)
>ドロシー
(/お越し下さり有難うございます!早速イベントの方をご所望とのことで、とっても嬉しいです…!【九死一生】をマリーシュカですね、畏まりました。一度前回の交流は回収とさせて頂きますので、今回はイベントを楽しんで頂ければと思います!つきましては、発生条件を満たすロルを先に回して頂いてもよろしいでしょうか…?夜に一人で出歩いている理由は、お腹が空いたから食べ物を探していただとか、眠れなくて退屈で探検しようと思っただとか、簡単なもので構いませんので、お願い致します…!)
(/わっ!すごい魅力的なイベントが!______________ご挨拶する前にポロポロといろんなものが出てしまいましたね。お恥ずかしい。改めまして、こんばんは。イベント、気になるのですがまずは仲を修復をしなくては何も始まらないので……、(勝手に思っている)とても、参加したくってウズウズしてしまうんですけど……そのイベントに参加出来るように今は我慢します。今日も昨夜に引き続き、ご相談をしに来ました。大丈夫でしょうか?)
>マリーシュカ
……眠れない…。
(すっかり空の色は暗く、人間なら皆眠りにつく頃であろう丑三つ時。しかし今日は何故か眠気というものが無くて。仕方なくベッドで寝転がっていた体を起こし床に足を付け暫し考え込んでみるも一向に眠気の襲う気配は無いようで、思い切って立ち上がってみれば一言「散歩、してこようかな」と呟き。扉まで歩み進め、静かにドアノブを押して扉開いては廊下に出て。ぺたり、ぺたりと裸足で廊下を歩き、あまり迷わない程度の範囲まで行こうと決め壁沿いを進んでいると、何やら目線の少し先の方の床に液体を零した跡が見え。綺麗だった廊下に突然現れたそれに、元々持っていた好奇心が合わさり気が付けばその跡に近付いて。よく見てみると、どうやら血痕。色味にしてもまだ此処へ落とされて時間も経っていないもののように感じ、眉を顰めて)
(/このような感じの始まり方で大丈夫でしょうか…?もし何か変更して欲しい点などありましたらご指摘ください!)
( / 初めまして、前々から素敵な世界観だと思っておりこの度書き込みをさせてもらいました。お一つ質問があるのですが屋敷に連れて来られた人間の年齢に決まりはありますでしょうか?お時間のある時に御返事頂けると幸いです…! )
>ノアPL様
(/今晩わ!早速イベントにご興味を持って頂けたようで嬉しいです、有難うございます…!昨夜に続きご相談を希望とのことで、本日はどういった内容でしょうか?)
>ドロシー
(ぽたり、ぽたり。何かが滴る音が、廊下の奥から聞こえているのは気のせいではないだろう。ふしゅぅ、と何かが排気される音も規則的に闇の中から繰り返される。それに気付いた貴女が違和感を感じた頃には、貴女の耳に血生臭い吐息がかかって。いつの間にか貴女のすぐ背後に居た“怪物”は、二足歩行の人型の肉塊。目や鼻はなく、代わりに巨大すぎる口の中には、鮫を彷彿とさせる鋭い牙が何重にも羅列されていて。まさしく異形、まさしくバケモノ。にやけるようにダラリと開いたままの大きな口の端から、ポタポタと誰かの鮮血が滴り続けている。「ギヤアアア!」突如、“怪物”が吼える。その勢いで、口の中に残っていた涎や血液が貴女の方へ飛び散る――それに、人の指も一本混じっていて)
(/イベント発生の描写、有難うございます!問題ありませんでしたのでイベントを進めさせていただきます、今宵もお時間の許す限りお相手宜しくお願い致します…!)
>498一見様
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます…!とても嬉しいお褒めの言葉に感激です、こうしてご質問くださって有難うございます!年齢制限ですが、下限は10、上限は40ほどで、と考えておりました。ですが、恋愛以外の交流をご希望の場合は、特に制限は設けないつもりです…!また何かご不明な点がございましたら、お気軽にいつでもお申し付けくださいませ!)
>主様
(/イベントを出すタイミングがズルいです。これからも増やしていくんですか?ウズウズしまくりじゃないですか……。イベント好きな当方としては痛いところを突かれてます(笑)今の段階で欲しいものが決まりましたので伝えにきました。もしかして、変わるかもしれませんが「ハンドメイドで用具、ある天然石、ハットピンもしくはブローチピン(パーツ)」が欲しいと思っています。そうなると場所はどこになるってありますか?)
>マリーシュカ
──っ!?
(一体誰の血痕なのか、何故こんなところに、なんて疑問を脳内に巡らせていると、耳元へ血腥い吐息のようなものが掛かるのを感じて咄嗟に大きく一歩後ずさりなから振り返り。目の前に突如として現れたのは、自分の知るヴァンパイアの彼女のような人型をしたバケモノではなく、本当に、意思疎通さえも不可能であろう怪物のような存在。見た事も無いような異形の怪物を目にしてドクンドクンと破裂しそうなくらい忙しなく心臓が高鳴り始める。瞬きや呼吸さえも忘れて、ただただ恐怖という感情に一瞬にして呑み込まれてしまう。助けを呼ぶ為の声さえも出せないまま、その怪物が吼えた時。竦んでいた足が勢いに気圧されて辛うじて一、二歩後ろに退るも此方へ飛び散ってきた液体が腕や脚にかかって、嫌に生暖かく感じる。ふと足元へと目をやると、何やら肌色をした物体が落ちている。出来れば信じたくはない、けれど、確かにそれは人間の指だった。正体が分かった瞬間に驚きのあまりやっとの事で小さく悲鳴を上げる。─もしかしたら自分は此処で、同じような結末を迎えてしまうのだろうか。─眠れないからといって安易に廊下に出てしまったのは間違いだった。脳内は全く整理がつかずぐちゃぐちゃに回る。死というものを痛烈に悟った瞬間「……れ、か……。だれ、か……たすけてっ…」小さく掠れきった涙声が、自分の口から考えるより先に零れ落ちた)
(/突然現れた怪物に背後共々、かなり恐怖を感じてしまいました…この先どうなるか本当にドキドキです。宜しく御願い致します…!)
>ノアPL様
(/今回提示したイベントは期間限定ではなく、条件さえ満たせばいつでも発生可能なものです。イベントは逃げないので、ゆるりと参りましょう。割とピンポイントのアイテムになりますので、住人たちが使役する使い魔に命じて取り寄せる方法になるでしょう。使い魔に命令できるのはその主たる怪物たちだけですので、庭園でエリと交流した際、依頼してみるといいかもしれません…!ただ彼女も悪魔なので、何の見返りもなしにとはいかないでしょうが、そういった取引も含めてアイテム入手のくだりを楽しんで頂ければと思います!)
>ドロシー
(貴女の言葉を、感情を、理解しているのかいないのか。それを知るのはこの“怪物”のみだが、顔面の大きさに不釣り合いな巨大すぎる口は、依然としてニタニタと気味の悪い歪な笑みを描いている。ぐにゅる、と気色の悪い音を立て、突如として“怪物”の両腕が伸びる。それは最早腕から形を変え、まるで腸を彷彿とさせる触手のような造形に。そして貴女を捕縛するようににゅるにゅると触手と化した腕を巻きつければ、一歩、また一歩と貴女へ歩み寄る。腕はとても柔らかいが、感触に反して締め付ける力は異常に強く、長時間縛られているだけで窒息で死に至ってしまうほど。ついに“怪物”は貴女の眼前へ。ふしゅうぅ、独特の生々しい臭気を帯びた吐息が貴女の顔に吹き付けられる。貴女の頭を一口で噛み砕こうと、“怪物”があんぐり大口を開けた刹那、「――――」人の耳には判読不能の、魔の言語でスペルのようなものが唱えられる。その声の主は、貴女の良く知るヴァンパイア。「―ギッ」短い悲鳴か、それとも断末魔か、何にせよ“怪物”はくぐもった鳴き声を一つ残して、足元に突如現れた奈落の落とし穴へ真っ逆さま。マンホールの蓋が閉じられるかのように、床に空いた常識外れの昏い穴はすぅっと消え去って。「……ドロシー、怪我はない?」廊下の闇の奥から姿を現したのは、他でもないマリーシュカ。異常を察知して急いで来たのか、いつも優雅な振る舞いの彼女にしては珍しく僅かに息を乱していて)
>503一見様
(/此方こそ、態々お返事を有難うございます!また此処で貴方様とお話しできることを心から楽しみにしております、また是非いつでもお越し下さいませ…!)
(/イベントの方もゆるりとお願いします。
考えていたらピンポイントになってしまいました。使い魔さんにですか?なるほど。使い魔さんは働き者ですね。ラクシェエリさんは悪魔ですし……矢張り取引ですよね?それはレンブラントさんで理解済みなのでノアが出来るものでしたら取引します。場所は当初と変わらず園庭で。ちなみに園庭はどんな感じのものなのか、簡単で良いので教えてもらえたら想像しやすくなるのですが教えてもらえますか?)
>ノアPL様
(/此方からヒントを与えすぎるのもあれですし、何をエリとの取引材料にするかも踏まえて、関係修復に挑んで頂ければ本懐です…!庭園につきましては、一度レンブラントと訪れていらっしゃると思うので、そのイメージで大丈夫ですよ!)
(/はい、わかりました。こちらの勝手な想像なのですが、ラクシェエリさんは可愛らしい方だと思っています。可愛い方とノアはちゃんと話せるのか心配ですが、とても楽しみにしています。ラクシェエリさんと会うためにこちらからロルの方を用意しておいて宜しいでしょうか?)
>ノアPL様
(/エリは人懐っこいので、ノアさんから積極的に話しかけられれば、貴女の作戦にすぐに興味を持ってくれると思います。交流できるのは次回以降となりますが、絡み文を先出しして下さるお心づもりなのであれば、ロルをご用意頂いても此方としては問題ございません。エリの名前に関しても、少々変わった字面ですのでお気になさらず…!)
>マリーシュカ
(逃げたいのに、もっと叫んで彼女に助けを求めたいのに、死が迫る恐怖を抑えきる事が出来ない。怪物の発する異様な音が頭の中に反響していくようで酷く恐ろしい。金縛りのように動きを忘れた自らの腕が怪物の触手に巻き付かれて、その異形な姿がどんどん近寄ってくると、もうその時点で生きる事を諦めかけてしまっていて。せめて最期に、と涙で濡れる視界に彼女から貰ったブレスレットを映す。どうせ死を迎えてしまうのなら、せめてその相手は彼女で──。そう強く願った瞬間、聞き慣れない言語が聞こえる。何を言ったかは全く解らないが、その声色は確かに彼女のもの。安堵する暇無く目の前の怪物は信じられないような形で床の下へと消えていき、飛びかけていた意識が自分の元に戻って来た時には廊下は既に先程の状態と同じ静寂を取り戻していて。呆然と立ち尽くしていたところへ姿を現したのは見慣れたヴァンパイア。その顔を見ると漸く安堵するだけの余裕が出来たのか力無くへたり込むように彼女の方へと凭れるようにして。「……マリーシュカ……、マリーシュカッ…!」問いに答える余裕はまだ無いようで、必死に彼女の名前を何度も呼びながらそのまま服を握り締めるようにすれば手を震わせ、ぼろぼろ、ととめどなく涙を零し始め)
>主様
(/ラクシュエリさんにドキドキさせられそうです。お手数かけますが、よろしくお願いします。お名前を間違えるだなんて……、申し訳ございません。今宵も色々とありがとうございました。暖房器具が恋しくなる季節になってきましたね。風邪をひかぬよう気をつけてください。参加者様と素敵な今宵を。おやすみなさい。では、失礼します。(礼))
>ドロシー
――怖かったわね…、もう大丈夫よ(必死に此方へ縋りついて来る貴女を抱き止め、安心させるべく背中を撫でながらも、貴女が怪我をしていないかをそれとなく探って。出来る限り穏やかな声音で言葉を紡ぐ。貴女の暖かい涙がじわりと己の服を濡らしていくことで、貴女が生きていて良かった、間に合って良かった、と心の底から安堵して。ともかくは貴女が落ち着くのを待とう。ぽん、ぽんと一定のリズムで貴女の頭を撫でて)
>マリーシュカ
っ……ごめんなさい、…私が…油断して廊下を出たから…。
(まだ自分の腕や脚にはあの怪物がそこに居たという痕跡が残る。彼女の助けのお陰で姿を消したとはいえ、恐怖という悍ましい感情は心に大きく見えない爪痕を付けていった。しかし壊れてしまいそうだった心臓の鼓動は落ち着きを取り戻し始め、手の震えも収まってきて。体温の無い体でも、彼女が抱いてくれる今この瞬間はズタズタに傷付きかけた心を穏やかにしてくれているように感じ。幾分気持ちも落ち着いた後、涙を拭きながら彼女の顔を正面から捉えるようにしてまずは謝罪の言葉を述べる。元はと言えばこうなってしまったのも自分が油断をしていたせい。彼女に要らぬ心配や苦労を掛けてしまった事に深く反省しているようで)
(/主様申し訳ありません…、此方のお話もかなり途中になってしまいますがこのままでは寝落ちをしてしまいそうなので一度ご挨拶を…。ここまでお話を紡がせて頂いて、やはり今回のイベントのシナリオは素晴らしい提案だなと実感致しました。他のシナリオの方にも興味がありますので、またいずれ機会がありましたらお願いしたいと思っております。今回のイベントの絡みは個人的にはこの辺りで回収して頂いても大丈夫なのですが、もし主様さえ宜しければ次回もこの続きからというのは可能でしょうか…?折角のイベントですので、もう少し味わっていたいな、という我儘ではありますがご検討のほどお願いしたいと思います。…長くなりましたが、今宵はお先に失礼致します。良い夢を…)
>ドロシー
…いいえ、私がもっと貴女にこの屋敷の恐ろしさを教えておくべきだった。本当に、貴女が無事で良かったわ(貴女の表情や態度から、自分の行いを責めるかの如く猛省していることが伝わってくる。けれど、貴女は何も悪いことはしていない。目的こそ己には解らないが、ただ屋敷を出歩いただけ。あの怪物と出会ってしまったのも、言ってしまえば不運というだけ。だが、この屋敷のことを十分理解している己が、前もって貴女に念入りに忠告をしておけば、貴女の心に傷を負わせなくて済んだかもしれない。そう思うと、貴女を襲ったあの怪物へも勿論だが、自分自身の不甲斐なさにも怒りが込み上げる。だが、今は憤怒に歯噛みしている時ではない。そんな場合ではない、だって目の前で貴女が泣いているのだから。「…足は動く?兎に角、此処から離れましょう」貴女の足元へ視線を遣りつつ、恐怖で竦んでしまっていないかを問い掛ける。仄暗い廊下、飛び散る血痕、ただでさえ精神衛生上最悪なこの光景に長居は無用。もし貴女が動けないのなら、担いででも此処から連れ去ろう。ともかくは、貴女の反応を待って)
(/元を辿れば、皆様と提供の物語により深みを出すキッカケとして思案したイベントですので、そう仰って頂けると本当に嬉しいです…!この後に話が広がるかどうか分かりませんが、背後様がご希望であれば次回もイベントの続きからの交流を承ります!態々ご丁寧にご挨拶有難うございました、どうか素敵な夢を…!)
>本日は交流できる時間が短い為、ご新規様・常連様問わず、新規キャラのPF投下のみの受付とさせて頂きます…!
>参加を検討する上で、ご不明な点やご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
指名: レンブラント
希望: 一先ずは家族愛のような日常を希望
名前: ベル・ロッテ
性別: 女
年齢: 18歳
性格: 表向きは子供のわりに落ち着いてる。だが中身はなかなかに拗らせており情緒の不安定から始まりやや強がり。周りからはそうは見られないが好奇心は旺盛でやや寂しがり屋。
容姿:暗めのアッシュブラウンのストレートロングヘアーに茶色の二重。やや痩せ型ではあるが貧相に見える程ではなく左手の人差し指にピンクゴールドのシンプルな指輪をしている。
備考:三歳の頃に両親が揃って事故で他界し親戚の家に預けられる事となったが仕方なし受け入れたと言う事もあり良くはしてもらえず高校生になった今は学校とバイトの掛け持ちで家には寝に帰るくらいの生活。
ロルテスト:
( 夜遅く迄バイトに励み家の玄関を開けた所で『毎日毎日こんな遅くまで。少しは家の手伝いをしたらどうなの』と言う変わらぬ嫌味が飛んでくる。それを聞き流し二階にある部屋に駆け込み眠ったはずだ。それが何故こんな事に。ごろり、寝返りをうった所で目が覚めたのだがそこは見慣れた自室ではなく何処ぞともわからぬ部屋の中。「__何これ」重い体を起こしぐるりと辺りを見回すもやはり見覚えはなく呆気にとられたようにぽつりと落とした言葉も静かなる闇の中へと消え失せて )
( / 主様こんばんは。昨日ご質問させてもらった者ですがプロフィールが出来上がりました。年齢は結局中途半端になってしまいましたが…。癖のある子になってしまいましたがもし大丈夫そうでしたらよろしくお願い致します…! )
>ベルPL様
(/昨日に引き続きご来館下さり有難うございます…!性格を拝見させて頂きましたところ、娘様は拗らせタイプの強がりさんなのですね。大変申し上げにくいのですが、ツンケン刺々しい振る舞いをされるキャラクターは、少々当方が苦手としておりまして…。交流をする中で萎えに抵触してしまうことがあるかもしれませんので、不躾だとは重々承知ですが先にお伝えさせて頂きますね。交流してみなければ分からないことも御座いますし、もしかしたら物語の中で娘様の新しい魅力に気付いて惹かれていくかもしれませんし、その逆の可能性も御座いますので、もしそうなった時は改めてお伝えさせて頂きます。また、指名頂いたレンブラントとの相性も、現時点では良くはないと思いますので、その点についても予めご了承くださいませ。
重ねてのお願いになってしまうのですが、当トピでは家族愛・友情系の交流は非推奨とさせて頂いております。理由は諸々ありますが、最たるものとしては“明確なゴールが無い”ということです。なので、交流の方向性は「恋愛」「捕食」「隷従」等から一つ選択して頂けると幸いです…!)
( / そうだったのですね!それは大変失礼致しました!なるべくツンケンならないように努力はするつもりですがもしもう少し明るい感じの方がいいと仰るのであれば性格の所だけを変えたいと思うのですが主様の気持ちをお聞かせ願えたらと思います。
そして交流の選択肢につきましても大変失礼致しました…!三つの中の捕食でお願いしたく思います。度重なる失態、重ねてお詫び申し上げます…! )
>ベルPL様
(/当方の好みに合わせて性格を変えると、参加者様の動かしたいキャラ像がブレてしまうと思いますし、それは此方にとっても望ましくないことでして。先程のレスで記載したことに留意して頂けるなら、そのままのPFで不備等は御座いません…!
捕食ですね、畏まりました!生憎ながら今夜は当方に時間の余裕がなく、交流を進めていくことが出来ず申し訳ございません。ご新規様は優先的に受付いたしますので、次回タイミングが合えばお越し下されば幸いです…!)
(/ わかりました、でしたらこのままのプロフィールでお邪魔させて貰えたらと思います…!
いえいえ、夜も遅いですし主様もゆっくりお休み下さい。それではまた次回機会がありましたらよろしくお願い致します…! )
>いくつか特殊な日常イベントを追加致しました、ご興味のある方は是非(>>492)をご覧下さいませ!
>只今より3名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
>本日時間に余裕があり、募集人数を超過していても通常より短文で宜しければお相手可能ですので、お気軽にお声がけ下さい!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
(/主様、こんばんは。本日もイベントが脳裏をかすめてソワソワしています。タイミングが合ったようで嬉しく思ってます。独りよがりではないと良いのですが………、。多分ですが、主様と当方の交流も極端に目立つほど多くなくなってきましたよね?どうでしょうか……、。まだ、多い方かと思いますが。基本的に、交流の少ない方を優先とのことで何かありましたら、会話を回収可なので是非にノアとお相手していただけたらと思っています。お願いできますか?もし、お相手可能でしたら是非、レンブラントさんとの修復を果たしたいので……ここ数日、ご相談していたラクシュエリさんとの絡みをと思っています。ご検討のほどよろしくお願いします。)
>ノア
(/今晩わ…!いつもいつも運営についてのお気遣い有難うございます。庭園にてラクシュエリとの交流ですね、畏まりました。つきましては、庭園を彷徨っている旨の絡み文を先出しをお願い致します…!)
(あの日からどのくらい経っただろう。数日、数十日、数ヶ月?自分では不安定な日々を過ごしていた分、日にち感覚すらない。逢いたいけど、逢えない、でも逢いたいの繰り返しが脳内で行われており。あの時、全ての記憶が繋がっていればと何度も思った。今は、その記憶といえば____………。やっと、この気持ちから抜け出すように身支度を整えてハーフアップにした髪には黄色のフリージアを髪飾りのように挿して、何処からか見つけた肩掛け鞄に必要なものを入れて、最後には大事なオドントグロッサムを。その姿を鏡で確認した後、部屋を出た。誰にも気付かれないようにと靴を脱ぎ片手に持ち、気持ち足早に。キョロキョロ見渡しながら歩みを進めた。長い長い廊下にひとりでいることに寂しさを感じつつ、なんとか無事に目的地を告げるガラスの開き戸が見てると駆け出して扉を開けて。「んーーー、久しぶりの外の空気。何か見つかると良いなぁ。」両手を天に伸ばし空気を吸い込んで、初めて庭園に来た時のように色鮮やかな花たちが咲いている場所へ行きスカートを気にしながらもしゃがみこんで。)
(/主様が参加者様たちにお優しい方なので、微弱ですが何かと思ったところです。主様との交流で此方はいつも癒されています。お相手の方、よろしくお願いします。これから彷徨う予定でまだウロウロとしてませんが、絡み文を出しました。お手柔らかにゆるりとよろしくお願いします。)
>ノア
(庭園の奥深く、人の足では辿り着けない遥か上空に位置する温室の花園。そこで私用を済ませ、悪魔の翼で羽ばたきながら庭園を見下ろしていると、人影を発見する。その傍らには屋敷の住人たる怪物も付き添っていると思ったのだが、様子を窺う限りどうやら貴女はたった一人で庭園にやって来たようで。なんて命知らずな、と内心驚嘆するが、そんな危険を冒すのはそれ相応の理由があるのだろうか。貴女の方へふよりと空中を滑り、地上数mにホバリングしつつ貴女を見下ろして「――何してるの?人間さん、」人懐っこい笑みはとても朗らかだが、黒い翼を広げはためかせているその姿はまさに異形で「一人でお部屋を出るのはダメだって、住人に教わらなかった?」決して咎めるような口調ではなく、むしろこのイレギュラーな状況を楽しんでいるかのような口ぶり。目尻はにんまりと弧を描いているが、瞳孔には悪魔特有の鋭さが残っていて)
(/絡み文有難うございます、早速エリにてお迎えに上がりました。取引が上手くいくと良いですね…!それでは、背後はこれにて一旦失礼致します。)
(/主様こんばんは。先日もまた素敵なお時間をありがとうございました。そして新たに素敵なイベントも追加されたようで、いずれはそちらのシチュエーションも楽しみたいと思いつつ、前回クォーヴさんとの続き(>472)から、お相手をお願いしても宜しいでしょうか?都合がもし悪いようであれば後日出直させて頂きますので…!)
>ラクシュエリ
(あの時と同じような生き生きとした花たちに脱いだ靴を履くのも忘れたままで、見惚れていた。少し経つと素足にひんやりとした地べたの感触に気づくと同時に微かに何かの風を感じ、それが気になり振り向くと自分とは違う誰が宙に浮いているのに目を見開き、ぱちくりぱちくりと瞬きをし、ゴクリと息を飲む。その姿にはこめかみから赤い角、翼と尻尾があり自分が知っている悪魔の姿をダブらせて、悪魔だと認識をして初めてレンブラント以外のバケモノと出会う。彼女の問いに一呼吸してから「えぇ、一人でお部屋から出てはダメとは聞いているんだけど、どうしても欲しいものがあって………。この広い園庭なら見つかるかもと思い、此処に出てきたの。」どうか、この気持ちが彼女に伝わるようにと素直にこの状況を告げて。)
>レベッカ
そうだねえ。魔法は得意だし、とっても好きだよ。もし使えなくなったら、きっと俺は生きていけないなあ(どうやら貴女は魔法に随分興味がある様子。目の前にいるのが人を喰らうバケモノであるにも関わらず、遠慮なく問いをぶつけられる度胸に感心しつつ、ふにゃりと微笑む。入浴、読書、歯磨きに至るまで、最早自分の手ではなく魔法によって半自動化された生活に甘んじていることを想起しつつ、己にとって魔法がいかに便利で重要なものかを説いて。紳士、と言われれば悪い気はせず、常に浮かべている微笑みを強める。貴女が己の後ろにきちんとついてきてくれたのを足音で感じ取りつつ、死神の容姿について貴女が己を庇うような発言をしてくれたことに、“あはは、”と朗らかに笑って。「人間たちは、エクトプラズムって呼んでるようだね。君が触れないんだもの、雨だってすり抜けちゃうよ」雲に至っては水蒸気だが、亡霊は物質化出来ない。ただ、書庫で見つけた本から得た知識の中に、人間界の単語があったことを思い出してそれを引き合いに出して。お喋りに興じていると、時間が経つのはあっという間だ。到着したのは貴女の部屋の前、立ち止まっては貴女に向き直って「はい、到着。…ごめんね、レディをたくさん歩かせてしまって。魔法で運んであげられれば良かったんだけれど、少しだけ疲れていたから」扉の前から一歩退き、貴女が部屋に入れるよう促しつつ、困ったように眉尻を下げながら謝罪を)
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます!イベントにもお目通しいただけたようで嬉しいです、お気が向いたら是非お気軽にお試しくださいませ…!早速、前回の続きからお返事をさせて頂きました。本日は確定捕食の日となりますので、レベッカちゃん初の捕食エンドを楽しんで頂ければ幸いです…!)
>ノア
ふぅん。あなたが何を欲しがってるか知らないけれど、そんなに我慢出来ないなら仲の良い住人に付き添いを頼めばいいのに(怪物である己の異形、それを目の当たりにしても少々驚くだけで怯えもしない貴女に、どこか退屈そうに己の毛先を指先で弄りながら。兎も角、貴女が大変無謀な暴挙に出ていることに違いはなく、そうまでして欲しいものがあるのなら、もっと上手いやり方があるだろう、とお節介を焼く。それは、エリが貴女の事情を何一つ知らないが故の合理的な助言で「…じゃないと、欲しいもの手に入れる前に食べられちゃうよ?」にこり、微笑んで見せるが口にしている言葉は大層物騒なもの。しかし貴女を脅しているわけではなく、寧ろ悪魔にしては親切な忠告で)
(/主様こんばんは。やっと私事が落ち着きタイミングがあったのでお相手を願いたいのですが大丈夫でしょうか?指名はレナードでシチュエーションは主様に任せます。)
>クォーヴ
へぇ、へぇ!いいなぁ。私にとって魔法って空想とか本とか映画の中だけの世界だったから、すっごく憧れるんだよね。魔法覚えるまでってやっぱり大変だったの?(死神が生きていけなくなるほどとは、魔法とはやはりすごいものだと瞳を輝かせ。自分に例えるなら便利な携帯等のように、目の前の彼にとって魔法とは余程身近な存在なのだろうか。それを覚える為に、学校に通う等して習得したのだろうか。未知への好奇心にわくわくと胸を高鳴らせながら上記を述べ。次いで相手の容姿への発言に対し明るい笑い声が廊下に響いては「お世辞じゃないよ、本当だからね?」と、目の前を歩く相手の背を見上げながら言葉を続け。「エクト……?学校で習ったような、習わなかったような……まぁ、雨には濡れちゃうって事だよね。じゃあそんな時は風邪引かないよう気を付けてね」どこかで聞いたような無いような単語に、頭の上に大きなクエスチョンマークを一つ浮かべ首を傾げるも、雨もすり抜ける事は理解出来。ならばコートの奥にあり触れられる相手の体は濡れてしまうと言う事で。死神、ひいてはバケモノの括りに入る彼等ならば人と同じく熱を出さないかもしれないが、一先ずの心配を。やがてどの廊下や階段を通ったのか、意識する暇も無くいつの間にやら己の部屋へと到着していたらしい。あっという間の穏やかな一時に驚いたように瞬きを一つ落とし「え、もう?早いね。ううん、案内してくれただけで十分だよ!クォーヴさん疲れてたのにありがとうね、お喋り出来てとっても楽しかったよ。ねぇ、またどこかで会えるかな?」部屋に入れるよう退いてくれた相手と向き直ったまま、謝罪には首を左右にブンブンと振っては否定を。そして表情はニコニコと笑みを浮かべたまま、より感謝を伝えるべく最後に握手をしようかと相手に片手を差し出しつつ、その顔を見上げながら問いを投げ掛け)
(/此方こそありがとうございます!是非、機会を見つけてそちらのイベントも楽しませて頂きますね。はい、初の捕食、どんな風になるのか楽しみです!宜しくお願い致します。では背後は失礼致しますね…!)
>529 ラクシュエリ
(付き添いを頼めばいいのに、と言う言葉に何か刺さったような痛い気持ちになり微かに眉を寄せ胸を右手で抑えて。側にいて欲しい彼には、逢いたくても逢えない。でも、彼との関係は仲の良いと言っていいものなのか、思いながらも「今は、逢えないの。一人で出歩いては、食べられてしまうと言うのは重々承知済み。もし、欲しいものが手に入る前に何かあったとしてもそれは、それで________。」最後は考えたくなく言葉を詰まらせて。もしかして、この悪魔にと色んなものがよぎるが、それを追い出すようにふるふると頭を振り、視線を逸らしてはダメと彼女をじぃと見上げ。)
>シオンPL様
(/今晩わ、お久し振りです。また来て頂けてとても嬉しいのですが、背後様にお会い出来たらお伝えしよう、と予てより思っていたことがあります。今まで交流をさせて頂いた中で、まるで御伽噺の世界から飛び出してきたような、どこか儚げで正統派の魅力を持ったシオンさんは、当屋敷の雰囲気には合わないと判断致しました。こうして相性の問題でお声掛けさせて頂くことは、大変不躾であることは承知の上なのですが、背後様の沢山のお時間を頂いているにも関わらず此方が惰性でお返事させて頂くのは非常に不誠実だと思いましたので、お伝えさせて頂きました。当トピ発足時から、ずっとお相手をして下さり有難うございました!勝手ながら、背後様にこれ以上の良縁があることを心よりお祈り申し上げます。また何処かでご縁があれば、その時はよろしくお願い致します…!)
>レベッカ
……さあ、どうだろう。そんな昔のことは、忘れてしまったよ(遥か遠い記憶、それは自分にまつわることですら、このコートのように煙の如く霧散してしまったようで。どこか遠い目をしながら、それでも口元を緩める微笑みは失せることはなく。貴女の言葉に対して笑ったのは決してそれを社交辞令の類だと片付けたわけではなく、寧ろその逆。あっけらかんと男の怪物相手に賛辞を述べてみせるその明朗さが、死を纏う己には眩しすぎた故で。お褒めの言葉と、此方の身体に対する気遣いに、ありがとう、と発言する代わりに、貴女の頭を一度だけ撫でて。「―俺に?ハハ、もう会わない方がいいよ」ぱちくりと目を瞬かせ、次には小さく笑い声をあげて。目の前にいるのが死神であると、理解できているのかいないのか――無防備な貴女は、死神に手を差し出していて「…俺に触るのが怖くないの?」貴女の手をまじまじと見つめつつ、人当たりの良い笑みは少しだけ控えめに。ゆったりとした声音はそのままに、トーンは少しだけ低くして、貴女の反応を窺うように問い掛けて)
>ノア
へえ、喧嘩でもしたの?そんな面倒なことになってるならさっさと食べちゃえばいいのに、変な奴ね(貴女の説明を聞き、ますます訳が分からないと眉間に皺を寄せては首を傾げる。そもそも捕食者と獲物という関係性は明白であり、二人の仲がこじれるくらいならさっさと捕食して終わらせてしまえる人知を超えた力を、バケモノたちは皆持っているわけで。その道を選ばないなんて、そのバケモノにはよっぽどの理由があるのだろう、と怪訝そうな顔で思いを巡らせる。それがまさか己と同族の悪魔であるだなんて夢にも思っていない様子で。「ま、悲観するのは勝手だけどさ。そうやってあなたが独り善がりにもがいて、挙句あっさり他の奴に食べられちゃったりしたら、残されたそいつはどう思うんだろうね」貴女が何を想像したかは、悪魔である己にも想像はつく。貴女は満願成就ならず死を迎えることとなり、貴女の物語には“死”という決着がつく。しかし、同じバケモノとして気になるのは、取り残された相手はどうなるのだろう、ということ。果たして人間の貴女はそれを考慮しているのだろうか、疑問を投げかけて)
>クォーヴ
忘れちゃうくらいそんな昔なの?あーでも、死神さんって寿命無さそうだもんね。神様ってつくくらいだし(覚えていない、と言われてしまえば驚いたような声を上げ、遠い眼差しを虚空へと向ける相手をまじまじと見つめ。簡単であれ大変であれ、最初の記憶とはそう易々と失うものだろうか。しかし相手が人外であれば、永劫不滅の存在であれば、そんな事もあるのだろうかと眉を僅かに中央に寄せては、納得したような、していないようなそんな表情を浮かべ。さて、自分の発言によって世辞では無いと伝わったのか否か。言葉で教えて貰えなければ、エスパーでも無い限りその心の内は分からない。が、自分の頭を撫でたその掌から伝わる、仄かに冷たい体温がに込められた思いは温かいもののように感じては「へへ、よく分かんないけどありがとう」と、はにかみつつ此方は言葉でもって返し。だがその表情も相手の発言と笑い声によって意図も簡単に崩れ去り、ライトブラウンの瞳と口を大きく開いては「……え?え、どうして?」と思わず聞き返す。怖くないか否か、それは初めて会ったバケモノである彼にも聞かれた問である。そう遠くない記憶ではあるが不意に頭に過りつつ「クォーヴさんは怖くないよ。だって、初対面なのに迷ってたからって部屋まで送ってくれて、お喋りにも付き合ってくれたし、自分で"君を鎌で切りつけて魂を刈ったりしない"って言ってたじゃない。それにさっきクォーヴさんから私の頭撫でてくれたり、コートには触らせてくれたのに、握手だけは駄目なの?」先程相手が言っていた発言や行動を次々と引き合いに出しては"ね?"と同意を求めるように小首を傾げ。差し出した手はそのままの姿勢にて止めたまま、今更何が駄目なのだろうかと不満げに口を尖らせては、語尾に疑問符をのせ)
>レベッカ
――……。(貴女の言い分を聞くが、それはすんなりとは腑に落ちない。いくら自分の人当たりが良いからとはいえ、初対面の、それも怪物の言うことを真に受けてしまう素直すぎる貴女。しかし、如何にも納得いかないと言わんばかりの表情を見せられては「…分かったよ。」此方もまだ腹を据えかねているが、レディの手にいつまでも待ち惚けを食らわせておくわけにはいかない。きっと貴女は、その手を引っ込めないのだろう。そっと手を重ねたその先からは、己には無い暖かいものがじんわりと伝わってきて「君は、手だけじゃなくて、心も温かいんだね。…もう少し、このままでもいいかな」その温もりはまるで、貴女の心の豊かさを顕現しているようにも感じられた。握手とはいえ、すぐに手放してしまうのはどうにも名残惜しい。貴女を廊下に立たせたままではあるものの、まだ貴女の体温を感じていたくて、そっと瞳を見詰めてお願いを一つ)
(/あまり頻繁に顔出しをしては他の交流の少ない方との絡みを妨げてしまうのではないかと思いましたが、当方も本日は余裕がありますので、多少の希望を持ってお邪魔致します…。前回のイベントでは大変スリリングながら充実した内容を楽しめました。そして図々しいながら【怪物の証明】のイベントにもとても興味がありまして、次回は九死一生の続きをと前回お話していたのですが、もし主様さえ宜しければ、マリーシュカさんで此方【怪物の証明】のイベントを今回体験させて頂きたいな、と…。参加人数が増えて絡みが大変になるようでしたら無論、此方の絡みは真っ先に回収して頂いて結構です。ご検討宜しく御願い致します…)
>ドロシー
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます!当トピの運営にまでお気遣い頂き本当に痛み入ります、是非とも今夜もお相手させて頂ければと思います…!万が一今後お相手様が沢山来て下さった場合は、通常より短いお返事になるかもしれませんが、それでもよろしければ交流を続行させて頂けると幸いです!また、今回もイベント交流をご希望とのことで、とても嬉しいです。前回と同じ要領で、【怪物の証明】イベントの発生条件を満たすロルを回して頂ければそれに反応させて頂きますので、よろしくお願い致します…!)
>クォーヴ
(此方の言葉に耳を傾け沈黙した相手が一体何を考えているのかは、どこか困惑しているかのような雰囲気が僅かにあるかどうかしか分からない。そのままじっと相手が言葉を発するのを待ち、やがて口が開き穏やかな声が自身の鼓膜を揺らしては「ほんとっ?」パァッと満面の笑顔の花を咲かせては、嬉しそうに明るく声を弾ませ。人によく似た姿形か、はたまた話している雰囲気故か、目の前の相手は紛れもなく人を食う者の一人であるとの意識は、どんどんと頭の片隅へと追いやられており。己よりも大きな手が漸く重ねられては「あははっ、ありがとう。でもそんなに褒められても何も出ないからね?──うん、勿論いいよ!クォーヴさんの手、冷たいからあっためてあげるね」温かいと褒められては擽ったそうな笑い声と共に肩を揺らし。ふと水色の瞳が此方を見詰められては自分も見詰め返しつつ、お安いご用だと相手の願いに頷いてみせては、空いているもう片方の手を持ち上げ、相手の手の甲へと添えては、己の体温がより伝わるようにと両手でギュッと包み込み。体勢はそのままで、不意に思い出した事があれば「あ、ねぇ知ってる?私たちの間ではね、手が冷たいひとは心が温かいって言われてるんだよ?」と、迷信ともとれ、ことわざの一つでもあるそれを述べてみせては、相手を見ながらふふっと笑ってみせ)
>535 ラクシュエリ
そうだよね?変だね。( 自分はレンブラントの獲物として此処に来たわけで、何かあったら食べれば良いと言うのは当たり前のような気がする。なのに、何故、どうして私は此処にいて生きているのかと彼女からの言葉で思い知らされた。本当に私は生きているのだろうか、それとも________不安になりながら、自身の身体を確かめるように右手で左腕を引き寄せ、柔らかい、感覚があると生きているのを実感を。「どう思うって……、」とぽろりと声にした。考えても無かった。そこまで頭が回らなかった。それだけですむ問題ではないような気がして、頬を右手で覆うように添え伏せ考える仕草を。きっと、今の自分が悩んでも悩んでも答えが出ないような気がする。自分の不甲斐さを感じ眉を寄せ絶句して。今更、後悔しても何も始まらないこの場をどうしたら良いかと思案し、「ねぇ、貴女がそのバケモノの立場だったらどう思う?獲物を横取りされたら……」と問いかけてしまった。彼女の問いに答えてないのにどうして、問いかけてしまったのかは自分でもわかってないようで。ふと、我に返り遅れたように慌てて「ごめんなさい、貴女に答える前に……問いかけちゃって。私、彼のことを考えずに自分のことしか、考えてなかったみたい。ダメだね?これじゃあ。」顔の前で手を合わせてまずは謝罪を。こんな情けない自分に声をかけてくれ、色んなことを考えさせてくれる彼女に興味が出てもっと話したいだなんて思うのは場違いだろうか、)
>マリーシュカ
…どうしよう。これ、迷ってる…よね。
(用意された夕食も食べ終わり、眠るまでにはまだ余裕がある時間。手持ち無沙汰になってしまって暫くはベッドに腰掛けたり、鏡を見て身だしなみを確認したりもしていたがやはり暇であるのは変わりなく。ふと思い付きで屋敷の中を探索しようと部屋を出てみたは良いものの、迷わないよう壁沿いに歩いていたにも関わらず案の定部屋への帰り道が分からなくなってしまい。これ以上デタラメに動いても更に迷い込む危険性がある。自身が今現在迷子である事実に気付いてしまってからは身動きも取れず。運良く知り合いのヴァンパイアに出会ったりはしないかと希望を抱く最中、数メートル先辺りから異様な物音が聞こえ思わず体を強ばらせ。その場で数秒間足を竦ませていたが、一度小さく深呼吸をし、そろりそろりと音のした部屋を目指して歩き始め。あの物音を聞いている限りでも危険な状況である事は理解しているものの、どうしても一度確認しなければ気が済まないように思えて。嫌な予感がする事は分かっている。ただ、少しだけ、ほんの数秒見てみるだけ、と自分に言い聞かせて、辿り着いた部屋の扉をゆっくりと開いて中を覗き込み)
(/主様の優しさに毎度毎度有難みを感じております…!始まり方はこのような感じで大丈夫でしょうか?何かありましたらご一報ください。)
>レベッカ
(いくら体温を分け与えてもらおうとも、冷たい心臓は脈打つことはなく、従って自分の身体が熱を持つことはない。否、だからこそ、こうして束の間でも温もりを感じさせてくれる、貴女の優しい手を放したくないと思ったのだろう。ふと伝えられた迷信、それには思わずまた小さな笑いが零れた。「あはは、あべこべじゃないか。俺には、君の心が冷たいとは思えないなあ」それは人間界に流布する迷信、ならば死神である己には適用されない、という無意識の前提の下、貴女に返答を。そしてふと、貴女の生い立ちに淡い興味が湧く。貴女のような人間はとても珍しい、その人格はどう形成されたのか。――貴女の中には、どんなに素晴らしい記憶があるのか。「…ねえ、教えて欲しいんだ。君の心が、どうしてそんなに暖かくなったのか。君のことをもっと聞かせて欲しいな。…入っても、いい?」貴女の手を握る力を、きゅう、と少しばかり強める。まるで貴女を求めるかのように瞳を覗き込み、柔らかい口調でお願いを重ねて。まるで、先程貴女に質問責めをされたお返しとばかりに、視線を貴女の部屋の扉に移せば、ゆるりと微笑んで小首を傾げて)
>ノア
んー、分かんない。エリならそんなまだるっこしいことしないしね(問いに問いで返され、翼をはためかせながら此方も考える仕草を。貴女の謝罪を受け入れつつ、一応己の答えも返しておく。今までそんな特異な状況に陥る想定をしたことが無く、そもそも想定する必要もない。面倒ごとが起きれば魔力で黙らせて食べてしまえばいいのだから。悪魔とはそういう生き物だ、と自分の中では納得がいったらしく、うんうんと独りでに頷いて。「…自分の事だけ考えちゃダメなの?自分の心は自分のものなのに」きょとん、と目を丸くしてはあっけらかんと答える。それはエリが、己よりも大切だと思える相手に出会ったことが無いがゆえの考え方だろう。「ま、あなたがダメって思うなら、ダメなのかもね。けど、それじゃ始まらないわ。結局、貴女はそいつとどうしたいの?」肩を竦めながら、貴女の意見を否定する気は無いことを告げる。考え方は十人十色、ましてや自分は怪物で貴女は人間、価値観にも大きな差があるだろう。元より分かり合うつもりはなく、それよりも興味を引かれるのは貴女の目的で)
>ドロシー
(――貴女が開いた扉に背を向けるようにして、ヴァンパイアは其処にいた。見慣れぬ部屋、天蓋付きのベッドの上、どうやらうら若き少女と抱き合っているような体勢であることが、後姿からでも見て取れるだろう。その少女の揺れるブロンドは、まるで貴女を彷彿とさせた。しかし彼女のそれは貴女のように透き通った金髪ではなく、染色を幾度も繰り返したのかくすんでしまっていて。けれど、手入れの間に合っていない髪とは対照的に、目鼻立ちは整い、涼しげな目元には年齢には不相応と思えるほどの色気があった。瞳は鮮やかなグリーンだが、――焦点が合っていない。虚ろに開かれた瞳はただ虚空を見詰め、呼吸すらも覚束ない。じゅるる、と何かを啜る音。ちゅ、ちゅ、と何かを啄む音。明らかに異音。そしてそこで明らかになるのは、ヴァンパイアが少女の首筋に顔を埋めていたこと。深々と経脈に突き刺さった二対の牙が、傷口から溢れ出る鮮血を逃がすまいと首筋を啄む唇が、異音の正体。食事に集中している様子のヴァンパイアが、耳聡く扉の開かれた音に反応し、ぴたりと異音が止まる。少女の首筋から牙を引き抜くと、ぷちゅりと小さな水音が鳴った。それと同時に、ヴァンパイアの首に両腕を回していた少女の全身が弛緩し、ドサリと音を立ててベッドに倒れ込んだようで。「…………ドロシー…?」まるでルージュのように、鮮血で真っ赤に染まった唇はそのままに、ゆっくりと扉の方へ首を向ける。部屋はとても薄暗かったが、ヴァンパイアは夜目が効く。唖然とした様子で、扉の向こうにいる貴女の名を問い掛けるように呼んで)
>マリーシュカ
(扉を開いたのはほんの数センチ。薄暗い部屋の様子は最初こそよく見えなかったものの、視界が暗さに慣れるにつれてその全貌が明らかとなってくる。部屋の中にはベッドがあるらしいが、その上で行われていた行為は自分の鼓動を締め付けるには十分な衝撃を与え。─少女が、ヴァンパイアに吸血されている。音の感じからそれが吸血行為だと察し、数秒見るつもりだった光景に目を離せずにいて。否、それよりももっと目を奪ったのはそのヴァンパイアの後ろ姿。どうにも見覚えのあるそれは、先程まで脳内を彷徨いていた嫌な予感を最大限にまで現実味を帯びたものにしていく。ずっと考えたくはなかった事実が自分の脳内を段々と支配する。そしてヴァンパイアから少女の体が離れていく時、此方へ顔を向けたその姿を見たその瞬間に驚愕と恐怖が襲い掛かる。─やはり、彼女だった。自分の名を呼ぶ声は確かに聞き慣れた彼女の声。一瞬だけ、返事をするのが躊躇われてしまう。いつの間にか震えてしまっていた手をぎゅっと握り締め、努めて落ち着いた口調で言葉を返す。「─…うん。私だよ、…マリーシュカ」改めて問い掛けに答えずとも、彼女はきっと分かっているだろうが。自分でも殆ど無意識下で、言葉を返しながら少しずつ彼女の方へ歩みを進めていて)
>544 ラクシュエリ
そっか。(謝罪を受け入れてくれた事にホッと安堵し、短く返した。多分、横取りされることは稀と言うか、無いのだろうと解釈し。彼女からエリと言う名前と思われる言葉を聞けば、まだ自分の名を名乗ってないことに気づき。「私の名前はノアって言うの。声をかけてくれてありがとうね。自分のことを考えることは悪いことでは無いよ。でも、相手のことを考えておくのも必要な時だってあると思うの。」初めて見た彼女のきょとんとするピンクの瞳を見つめながら答えて。「私は、彼に逢ってまずは謝りたい。別れ間際の顔が忘れられないの。あんな顔、今まで見たことがないし、これからもあんな顔して欲しくないから。」とこれからの目的を伝え。しかし、ただ逢い行って謝罪だけではなく自分からちゃんと誠意を形にしたく此処に欲しいものを探しにきたわけであって。)
>ドロシー
どうして――…、(矢張り、視線の主は貴女だった。平静を装っているであろう貴女の口調が、余計に胸騒ぎを加速させる。何故、どうして貴女が此処に?自ら考えても答えの出ない問いに頭脳は混乱し、そして貴女が此方へ歩み寄って来たことも予想外で、思わず先程まで捕食していた少女に視線を落とす。自分の傍らに横たわる、既に事切れた美しい少女。ぼんやりと開かれたままの緑色の瞳、二度と視線が合致することのない生気を失ったそれをじっと見つめた後、少女の瞼に指先を添えてそっと目を閉じさせて。そして、再び貴女へと目線を戻す。きっと恐れているだろう、嫌悪しているだろう――でも、この行いを悔いることも、否定することも出来ない。何故ならこれは、己にとって別段珍しい事でもない、ただの食事なのだから。けれど、貴女の目にはそう映らないだろう。悍ましい、怪物の光景が、貴女の深みのある紫の瞳に映っているのだろうか。「…見ない方がいいわ」貴女と同じ年頃の少女、その亡骸見せてしまうのはあまりに残酷で。ぽつり、呟くように言えば、サテン生地のシーツを掴み、そっと少女の躯を覆い隠すように被せて)
>クォーヴ
ふふ、ありがとう。私も自分が冷たい心の持ち主だとは思いたくないし、まぁこうやって一緒に笑いあえるようにってジョークの一つかもしれないんだけどね(相手の笑い声をまた耳にしては、それにつられるようにして自分もまたクスクスと笑い返し。真偽はともかく、場の空気が暖まったように感じては、この邸宅に来てから冗談を言い合えるつかの間の時を楽しいと素直に思い。故に相手のその内心にある強い思いを知るよしも無く、さらなるお願いに対し断る理由は浮かばず「いいよ!って言っても、わりと普通の家庭だからあんまり面白い話しは無いかもしれない。だからあんまり期待しないでね?」手に込められる力が強まればギュッと同じく握り返しつつ、覗き込まれ間近に見える相手の顔に視線を向けては、カラカラと笑いながら軽い調子で了承の意を示し。手は握ったまま扉へと歩を向けては、ドアノブを回しガチャリと音を立て扉を開き中へと案内。「頭ぶつけないようにね」と、相手も十分長身の部類に入るが故に注意の声かけをしてはどこに座ろうかと悩むようにきょろりと室内を見渡し、ソファーに目をつけては「あそこに座ろっか」と提案。相手が拒まなければ手を引きながら隣り合って、駄目なら一人で腰掛けつつ「私の話しって言っても、何から話したらいいかな……好きな事とか、家族について?それとも住んでた場所とか?」なるべくなら相手のリクエストに答えたいが、それにはどうしたらいいのだろうかと首を捻っては、何から知りたいのだろうかと問いかけるように相手にゆるりと視線を注ぎ)
>ノア
私はラクシュエリ。長いからエリでいいわ(貴女の名を記憶に刻むと同時に、自身も名乗ってはそっと地面に着地する。己の瞳をじっと見つめてくれる貴女を同じように見据えて「彼、ってのが誰なのかエリには分かんないけどさ。目的がはっきりしてるなら、今すぐ謝りに行けばいいんじゃないの?それとも、そいつそんなに怖いの?」此方の問いに言い澱むことなくはっきりと答えた貴女の様子から、既に目的が明確になっていると判断できる。なんだ、それなら話が早いじゃないとでも言わんばかりに声を上げて小さく笑いつつ、謝意を伝えることは今すぐにでも出来る、と。貴女がそれを拒む理由に思いを巡らせ、その謝らなければならない相手、というのはとてつもない怒りんぼうなのか、と邪推を投げて)
>レベッカ
(すんなりと初対面の怪物を自室に招き入れてしまう貴女の明け透けさには多少面食らうが、それも貴女の魅力なのだろう、と吐息だけの笑いを零して。常に此方を気遣ってくれる貴女、やはりその心が冷たいだなんてどうしても思えず、人間とは絶えず根拠のない迷信を作り出すものだ、なんてぼんやり思案して。「有難う、お邪魔します」部屋へ入れてくれたこと、頭をぶつけないよう忠告してくれたことにまずは礼を。と言っても、こんな場所へ頭をぶつける者など居るのだろうか、なんて考える脳内にはかの大きなフランケンシュタインの姿は思い浮かんでいなくて。貴女に導かれるまま、ソファーに隣り合って座れば、またそっと貴女の手を握り返して「俺が知りたいのは、レベッカの思い出。一番嬉しかったこと、悲しかったこと、驚いたこと…思いつくままに、教えて欲しいな」同じように、緩い視線を貴女に贈りながらもちゃっかりしっかりリクエストを。今のところ貴女を捕食する気はない、何故なら貴女には既に知り合いの怪物がいるようだから。けれど、どんな味がしそうなのか覗いてみるくらいなら構わないだろう。貴女を構成する思い出の数々、それを楽しみにゆるりと微笑みつつ貴女の言葉を待って)
>マリーシュカ
…少し迷ってしまったの。それで偶然此処へ。
(一歩、また一歩と部屋の中へ足を踏み入れていくと否応なしに鼻腔を擽る臭いは、その室内で明らかに吸血行為が行われていたという証明。当然、嗅ぎ慣れないそれに嫌悪感を覚えてしまい、引き返したくなる気持ちも芽生える。それでも彼女へ近付く為の歩みは止めない。此処まで来てしまった経緯を簡潔に説明しつつ、彼女の顔がはっきりと見える位置まで距離を縮め。彼女が隠した、恐らくもう動き出す事もないであろう少女の体。シーツで覆われたその姿を見て目を細める。本来なら、自分もあの少女のように吸血される運命にあった。あった、というか、現在進行形でその可能性は潰えていないが。彼女には信頼を寄せているとはいえ、実際に吸血する光景を見るのはかなりのもの。それによって彼女に対しての思いや何かが変わるわけでは決して無いけれど、治まらない鼓動の早さは確実に彼女への恐怖心というものを掻き立ててしまっていて。「…そうよね。貴女はヴァンパイアだから、こうやって食事をしないと生きていられないんだよね」殆ど自分への言い聞かせの言葉。いくら怖いと言っても彼女の食事は主にこの方法しか無いのだから。少しだけ瞼を伏せながらも、彼女の顔をしっかりと見据えて)
>ドロシー
(貴女の説明にはすんなりと合点がいった。しかし、貴女にこんな血腥い姿を見られたくはなかったと、心を黒い靄が覆う。それでも、確りと此方へ歩み寄ってくれる足を貴女が止めないことは、果たして救いなのか否か。貴女の瞳がシーツの奥の動かない少女を捉えるのを感じ取り、本来抱く必要のない後ろめたさのような何かが胸に渦巻く。「……そうね、否定できないわ」貴女の紡いだ言葉は至極当然の事実で、ただ肯定することしか出来ず。此方を見詰めてくれる貴女の視線に陰りがあるのを捉え、「…怖かった、でしょう?」同じく、貴女のその感情を否定することは出来ない。けれども返答を聞くのが怖くて、つい長い睫毛を伏せては同じように瞳を陰らせて)
>550 ラクシュエリ
ラクシュエリ、可愛らしい名前だね?貴女にぴったり。お言葉に甘えて「エリ」と呼ぶね。( 宙から降りて来てくれた彼女は自分と背丈は余り変わらない女の子。悪魔の姿をしているが可愛らしい。悪魔に小悪魔と言ったら怒られてしまうかもしれないけれどつい、小悪魔と頭の中に浮かんでしまった。先程より近くなったら距離に嬉しさを感じて。彼女から出た疑問に、そう言えば自分は彼女がレンブラントの同族だとわかって話していたが、エリにはその事を伝えてなかったとワンテンポ遅れて気づく。でも、此処で彼の名を出した方が良いのかと悩みながらも怖いと言う単語に記憶を遡るように少し遠くを見つつも「最初は怖かったよ。私が生まれて初めて目にした人外だったし。今はどうだろう………、怖くないと思う。」改めて彼の印象が変わって自分の中で変わった事に存じる。そして、彼女の姿に動じず普通に話せているのは彼のお陰ではないかと思う。)私ね、彼からこれを受け取ったのに。それに対してお礼を言ってないの。言うタイミングを逃しちゃって……(肩からかけていた、鞄から大事なオドントグロッサムを一輪ゆっくりと出し彼女に見せて。)
>クォーヴ
何か、死神さんがお邪魔しますって言うのも少し可笑しな感じがするね(礼儀正しく一声かけてから入室する相手に対し、いささか失礼な気がしなくもないが、つい思ったままの感想を楽しげに口にしてしまう。死を司る神が、病や事故によって自分や身内の元に来ないよう遠ざけるのが以前の生活なら当たり前だったのに、自ら招く事になるとは、と。そして注意を呼び掛けたとは言え入り口を難なくあっさりと通り抜けられては、彼が例外だったのだろうかと拍子抜けしつつ、ソファーへ。やがて具体的なリクエストを貰えれば「りょーかい。一番嬉しかった事……は決められないくらたくさんあるよ?最近は全然だけど、小さい頃にお母さんにテストで初めて満点取って褒められたり、自分の部屋とかついでにリビングとか綺麗に掃除したら喜んでくれて、私の大好きなアップルパイ焼いてくれて嬉しかったし、元々住んでた場所から遠くに引っ越した先でも仲良かった友達が毎月手紙を送ってくれて嬉しかった事もあるし、後は……あっ、私の13歳の誕生日にお父さんが犬を飼ってくれてね、クレアって私が名付けたんだけど、その子がとってもとっても可愛くて、おすわりとか待てとか、最初は出来なかった所からだんだん成長する姿とか一緒にお散歩すると尻尾を振って喜んでくれたり、普段は元気なのに撫でると大人しい姿とか見るのが、学校とかバイトから帰ってきてからの一番の楽しみで……」一番、と指定されたもののどれが一番かなんて決められず。幼い頃の記憶から辿り、今は何とか赤点回避の点数ながら勉強について努力していた日々、今でも綺麗好きな習慣として残る最初の切っ掛け、離れ離れとなった友との切れぬ絆、自分が生まれた日に贈られた素敵なプレゼントであり家族、妹のように可愛がっていた愛犬との日常。語れば切り無く夜明けまで喋れそうな口は、途中で相手の様子を伺うように一旦止め「……っと、私ばっかり喋っちゃってるけど、こんな感じで大丈夫?眠くなったりしてない?」残りのエピソードは悲しかった事と驚いた事。この調子でどんどん喋り倒してしまいそうだが、相手は聞いてばかりで飽きていないだろうか、うるさく感じていないだろうかと心配するかのように、隣へと顔を向けては声を掛け)
>マリーシュカ
(彼女はヴァンパイアで、自分は人間。それは誰にも変えようのない揺るがない事実であり、逆らう事の出来ないもの。こうしてヴァンパイアの食事を見たのは初めてであり、その衝撃は確かに凄まじい。恐らくこの先も忘れるなんて到底出来ないだろう。それでも自分の中では何故か安心感にも似た感覚があった。どうしてこの状況下でそんなものを覚えるのかは自分でもよく分からないが、彼女が自分を捕食する事を保留している間にちゃんと食事が出来ているのか長らく気になっていたせいかもしれない。怖かっただろう、と問うその瞳は陰りを帯び、何処か不安げにも見えた。自分には嘘をつくつもりなどは無く「……怖くなかった、と言えば嘘になる。現に今もずっとドキドキしているから…。…でも、これが貴女の生きる術なんだって理解も出来た」あくまでもヴァンパイアとしての彼女を今更否定などするつもりは無い旨を含めて本心を伝え)
>ノア
(名前を褒められれば、謝辞の代わりに人懐っこい笑みを浮かべて“可愛いでしょう”と言わんばかりの態度で小首を傾げてみせる。「ふうん…。ま、徒に怖がらせたって良い事ないって、大体の奴は解ってるしね」貴女の話を聞く限り“そいつ”は、数多存在する住人達の中でも、恐らくだがきちんと理性と良識のある怪物なのだろう、と頷く。それがレンブラントであるとは未だに気付く材料が少なすぎて「え、…あなた、それの花言葉知ってるの?ていうか、そいつもちゃんと分かっててプレゼントしたの?」貴女が見せてくれた花を見れば、まさしくそれが全てを物語っていて。きょとん、とした顔で問いを投げる、だってこの花言葉通りならば2人の仲に亀裂が入る要因になるわけが無いのだから。何がどう転がって貴女が謝らなければならない事態になったのか、初対面のエリには想像もつかず混乱した様子で首を捻って)
>レベッカ
怪物も、礼節を弁えてるってことさ(思ったままを素直に告げる貴女の口調に厭味は感じず、寧ろ楽しそうな微笑みを返して。そして要求通り貴女が紡いでくれる思い出たちに、一つ一つじっくりと耳を傾ける。決して特殊なそれではないものの、聞いているだけで心がほんのりと暖まるような。「勿論、もっと聞きたいくらいだよ。…じゃあ、もう一つリクエスト。この屋敷に来て、一番の思い出は何?」縷々と紡がれる言葉がふと止まったかと思えば、またしても貴女は此方を気遣ってくれたようで。ゆるゆるとかぶりを振りながら柔らかい笑みを浮かべつつ、貴女に気後れさせないために指を一つ立てて追加注文を。それは現時点で最も興味深い質問。いきなり非日常に放り込まれ、色々と思う所があっただろう。その中で最も印象的な出来事は一体何なのか、貴女の顔へ視線を注ぎつつ楽しそうに待機して)
(/お話の途中ですが、申し訳ありません。此方の返信が遅くゆっくりとした話の進みな上に、そろそろ落ちなければならない時間となってしまいまして…。本日もとても、とても楽しい時間でした!また、穏やかな大人なクォーヴさん相手にレベッカがついついお喋りになってしまいすみません!もし可能であれば、次回はこの続きからお願い出来ればと考えているのですが、難しいでしょうか…?)
>ドロシー
……そう、私はヴァンパイア。人間の血を啜って生きる怪物で、――もしかしたら、貴女を傷つけてしまうかもしれない(暗に怖いと伝えられれば、諦観のような思いが胸中に湧き上がるも、その中には僅かな安堵も含まれていた。貴女に自分の良い面だけを見せ続けて、ずっと一緒に生活するのは至難の業だろう。何せこれは食事行為、断てば自分は死んでしまうのだから。いっそその血腥い一面を貴女に見てもらえたことで、甘い夢のようだった日々がきちんと痛烈な現実であることも理解出来て貰えたようで。けれど、そうポジティブにばかり捉えられない。シーツの下で徐々に冷たくなっていく少女、この子にもまた多分な愛情をかけていたのは事実。“相手に望まれて、相手を食べたい”――マリーシュカが最初に貴女に伝えた望みは、この屋敷に連れて来られた獲物全員に対して抱く野望のようなものでもあって)
>レベッカPL様
(/背後様のペースで無理なく交流を続けることが第一ですので、勿論大丈夫ですよ…!此方ももう少し早く話を展開させれば良かったのですが、レベッカちゃんとのお話が楽しくてつい話が長引いてしまい申し訳ございません。是非、次回に確定捕食、という形で進めていけたらと思います…!本日もお相手有難うございました、風邪など召されませんよう、暖かくしてお休みくださいませ…!)
(/主様ありがとうございます!いえいえとんでも御座いません!レベッカとの会話をそう言って頂けてとても嬉しく思います。次回こそ捕食ですね。穏やかな紳士なクォーヴさんのバケモノとしての一面が見れる時を楽しみにしつつ、また機会が合いました時はどうぞ宜しくお願い致します。主様も体調を崩されないようお気をつけ下さいませ!では、本日もありがとうございました。よい夢を…!/蹴り推奨)
>557 ラクシュエリ
え、えっと。し、知ってるよ。( 花を見せた瞬間、彼女が動揺してるのを感じならそれが移る用に此方もあたふたしちゃって。まさか、エリが彗星蘭の花言葉を知っているとは思わず。「受け取った当初は、ちょっと合って…ね?記憶が________……、あーー、もぉ。」手振り身振りで付け足して。思い出したら自分の不甲斐なさに動揺を隠せず、額に手をあてて大きなため息をつき脱力気味に。)多分……、彼も知ってて渡してくれたと思うの。多分だから________本人の口からは聞いてないよ?だから、ちゃんとした形でお礼と謝罪をしたいの。
>マリーシュカ
…そうやって私を大切に思ってくれている貴女だから、私は貴女を好きになれたの。
(彼女が懸念する、自分を傷付けてしまうかもしれないという可能性。それはもう此処に食事として連れて来られた時点で確定事項だった。ただそれを先延ばしにし、自分という存在を特別なものにしてくれたのも彼女。連れて来られた時は食事として迎える死についてなど受け入れ難いものでしかなかったが、その心も次第に変化を遂げているように思えた。願う事なら自分と彼女との運命は死によって終わりを迎えるものではあって欲しくないが、此方の身を案ずる様子を見る限りでは彼女も少なからず似たような考え方を持っているようにも感じる。それは単に自分の望みなのかもしれないが。嫌いで居たかった思いから、ヴァンパイアという異質な彼女を自然と好きと言えるまで信頼している心に偽りは無く。信頼した責任は自分自身にある事もよく分かっている。「…だから例え私が傷付くような事があっても、平気よ」まだ残る恐怖心を押し殺し、彼女の瞳を見詰めながら穏やかな声色で述べていけば優しく微笑んで)
>562様
(/本当ですね…!態々御指摘有難うございます、以後気を付けます。当トピの参加者様ではなく、本当に通りすがりのお方がご丁寧にお声掛け下さったと思うと、此処を覗いて下さる方がいらっしゃるのか、と嬉しくもあり気恥ずかしい思いです…!お見苦しい所をお見せしました、以後気を付けますね…!)
>ノア
……覚えてない、ってこと?(貴女の言葉尻から何とか伝えんとしていることを汲み取り、それを端的な言葉で表す。次いで貴女の口から落ち着いた口調できちんと説明を受けると、得心がいったとばかりにぽん、と手槌を打って「ああ…、そういうことね。何でまた、そんな大事なことを忘れちゃったわけ?魔法で何かされたの?」こくりこくりと頷きながら、更なる疑問点をぶつける。わざわざ危険を冒してまで誠心誠意謝罪をしようと思い立つほどの重大なことなら、簡単に忘れてしまう筈がない、と。もし相手側に責任があるなら、必ずしも謝罪の必要はないのではないか、と首を傾げて)
>ドロシー
……本当に、貴女に無理難題を押し付けてばかりね、私(告げられた貴女の言葉、それは怪物のささくれ立った心に素直に響いてくるもので。冷たく冴え切った心臓がほんのりと熱を持つ感覚を、食事中以外で味わえるのは本当にごく稀なこと。けれども、貴女は言葉一つでいつも容易く熱量を分け与えてくれる。貴女から貰ってばかりの自分は、ヴァンパイアという種族の鎖に縛られ、貴女に残酷な現実を突き付けてばかりで。額に手を当てゆるりとかぶりを振り、口元に自嘲気味の笑みを浮かべながら溜息を吐いて「平気じゃないわ。貴女が傷付けば、私も傷付くもの。そんなの、2人の為にならないでしょう?」貴女は優しくて純粋で、故に自分を犠牲にする道を選んでしまう。その言葉に甘えて貴女の血を啜ったとして、待っているのはきっと後悔だけ。こうして捕食の光景を見られることで、漸くそのことに気が付いて。「私は貴女を食べないわ。勿論貴女の為でもあるけれど、私が自分に失望しない為にも…ね」す、と立ち上がれば血にまみれた口元を隠すように手を当てる。そっと手を退けた時には、魔法なのだろうか、血痕は綺麗さっぱり消え失せていて。人間を食べない――それはヴァンパイアとしてのアイデンティティを否定することにもなるだろう。だがそれが何だ。「―あの日、私の部屋で、貴女を“特別”だと言ったことが嘘じゃないことを…証明してみせる」いつになく真剣な表情で、はっきりと告げられた決意。それが、本能に、自然の理に抗うことだとしても。漸く胸の痞えが取れたのか、ふ、とゆるやかな笑みを見せて)
>565 ラクシュエリ
覚えてないと言うか、私……急に熱を出てしまったらしくぼんやりしていて、記憶が断片的で(先程の動揺を落ち着かせるように 瞳を閉じてゆっくりと瞬きをし、だんだん落ち着き「彼は、私が嫌がることはしないと思うの。多分。」ふと、味見のことが脳裏をよぎると多分としか言い切れない感じがあり。親身に聞いてくれているだろうと思われる彼女に対して初対面ながらも今まで誰にも話せなかったことが素直に話せている自分がいて。)遅くなったけど、彼にはちゃんと伝えたいの。私の気持ちを。
>マリーシュカ
マリーシュカ…。
(人間である自分をここまで思いやってくれるヴァンパイアはきっと彼女くらいしか居ないだろう。もしかしたら、人間界においても居ないかもしれない。捕食者とその食事という関係性と、異端な場所との相互作用のようなものでそう感じるだけという事もあるだろうが、今の自分からすれば彼女のその思いだけでもかなりの救いをもたらす。しかし此方を傷付けない、更には食べる事はしないと断言した彼女に多少なりとも驚いて。元々自分は食べられる為に連れて来られた、ただの食事。最終的にこの屋敷でその食事としての役割を全うするのだと思っていた。それは今でも。ヴァンパイアである彼女がそう言い切ってくれたのは良い意味で予想外であり。証明など無くとも、あの日特別だと言ってくれたのは紛れもない事実であると、今も身に付けているブレスレットが物語っている。だが言葉にして改めて聞くと、彼女の決意のようなものも見えてくる。それに安堵したからなのか自分の視界が徐々に濡れていくのが分かり、瞬きをすれば一筋、粒の大きな雫を頬に伝わせ「─…ありがとう。その言葉、とても嬉しい」彼女の手を両手で包むように取ってまた笑みを浮かべて)
>ノア
(貴女の話に耳を傾ける。どうやら記憶を失くしたのは突発的な発熱が原因で、お互いどちらかに非があるようなものではない、らしい。ううん、と頭を捻って考えるのは、今までこういった類のお悩み相談なんて受けたことが無かったから。「ま、ちゃんと気持ちも固まってるみたいだし、エリから言えることは何もなさそうね」ひょい、と肩を竦めるのはお手上げだからではない。きちんとした助言を求めているような節も見せない貴女に対して、あれこれ横槍を入れる必要もないだろう。頑張りなよ、と小さなガッツポーズを作って見せて)
(/交流の途中ですが、そろそろ睡魔が限界を迎えそうなので本日は此処で失礼させて頂きます。本日もお相手有難うございました、どうか良い夢を…!)
>ドロシー
(大見得を切ったはいいものの、きっとそれは茨の道。貴女を特別に扱い、大切に思えば思うほど、切っても切れない忌まわしい本能が付いて回るのだろう。愛しい者ほど食べたくなる、なんて皮肉が実現するかもしれない。だが、それに屈するつもりはない。現に、自身の手を包み込んでくれる貴女の体温が、宝石の様な涙が、本能や食事なんかよりもよっぽどバケモノの心を揺さぶる。「お礼を言うのは私の方よ、ドロシー。いつも、暖かい気持ちを有難う」ゆるゆる、首を左右に振っては貴女の謝辞は勿体ない、と告げる。貴女を食べないということは、他の人間を食べると言うこと。人を喰らった口で貴女に甘い言葉を吐いて、あまつさえ特別だなんて宣って。けれどそれを受け入れて、嬉しいとさえ言ってくれる貴女は、本当に初めての温もりを与えてくれる。傍に居るだけで、安心するような。穏やかな気持ちはまるで、ヴァンパイアには存在しない家族に向けるようなそれなのだろう)
(/本日もお相手有難うございました…!丁度キリの良い所で睡魔が顔を覗かせたので、今宵は一旦お暇させて頂きますね…!元々シリアス展開まっしぐらのイベントだったので、2人の交流がどう転ぶか不安でしたが、ドロシーちゃんのお陰で2人の心の距離がさらに縮まったと思います、有難うございます…!また次回タイミングが合いましたらいつでもお越し下さい。それでは、素敵な夢を…!)
>マリーシュカ
(/当方もそろそろ眠気が襲ってきておりまして、半開きの目で打つ文章がまともなものになりそうな気がしないので挨拶だけさせて頂きます…!私も、二人の関係性がより近く固いものになっていくのを感じて感動致しました。主様も遅くまで物語を紡いでくださって本当にありがとうございました。どうか穏やかに、良い夢を見れますよう…)
(/態々ご丁寧にありがとうございます。時折、ちゃんと話せているのか心配でしたが、ラクシュエリさんのおかげで素敵なお時間を過ごせました。また、タイミングが合いましたらその時はよろしくお願いします。秋になりますよりますます、寒さを感じます。冬なのでは?なんて思ってしまいます。体調を崩さぬよう、気をつけてくださいませ。素敵な夢を。では、失礼します。)
(\初めまして、質問失礼します。執事長様が仰っている交流の少ない方と言うのはどれを指しているのでしょうか?リアタイの交流との事なので、日によってまちまちだと思います。お手数ですが、お時間の余裕があると時にでも教えていただけたら幸いです。宜しくお願いします。)
>572様
(/初めまして、下げでのご質問有難うございます。交流の少ない方=ご新規様、仮登録の方、常連様のサブキャラ、といったやんわりとした定義を掲げています。仰る通り、たくさんお相手できる日もあれば、時間に余裕がなく数レスしか出来ない時もあるので、交流させて頂いた日数よりも、レス数の方をやや重視して判断させて頂いております。また、お一人様ずつとお話させて頂いたレスの数までをびっちり数えているわけではないので、心証も含めた判断をさせて頂くこともあります。以上でご質問への回答とさせて頂きますが、また何かご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ…!)
>いくつか特殊な日常イベントを追加致しました、ご興味のある方は是非(>>492)をご覧下さいませ!
>只今より夕方頃まで、3名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
>本日時間に余裕があり、募集人数を超過していても通常より短文で宜しければお相手可能ですので、お気軽にお声がけ下さい!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
( / 先日はプロフィールのあれこれについて話して下さってありがとうございました…!もしかしたら途中で落ちてしまう可能性があるのですがよろしければ交流をお願い出来ないでしょうか?よろしくお願い致します…! )
>ベルPL様
(/こんにちわ、ご来館有難うございます…!お相手勿論歓迎いたします、ただ仮登録の間はPFの提出が必要となりますので、ご了承お願い致します!また初回の交流となりますので、ロルテストも含めたPFを宜しくお願い致します…!)
( / ありがとうございます…!プロフィールの再提出とロルは前に出したものと同じで大丈夫だったでしょうか?いろいろとご質問ばかり申し訳ありません…! )
指名: レンブラント
希望:
名前: ベル・ロッテ
性別: 女
年齢: 18歳
性格: 表向きは子供のわりに落ち着いてる。だが中身はなかなかに拗らせており情緒の不安定から始まりやや強がり。周りからはそうは見られないが好奇心は旺盛でやや寂しがり屋。
容姿:暗めのアッシュブラウンのストレートロングヘアーに茶色の二重。やや痩せ型ではあるが貧相に見える程ではなく左手の人差し指にピンクゴールドのシンプルな指輪をしている。
備考:三歳の頃に両親が揃って事故で他界し親戚の家に預けられる事となったが仕方なし受け入れたと言う事もあり良くはしてもらえず高校生になった今は学校とバイトの掛け持ちで家には寝に帰るくらいの生活。
ロルテスト:
( 夜遅く迄バイトに励み家の玄関を開けた所で『毎日毎日こんな遅くまで。少しは家の手伝いをしたらどうなの』と言う変わらぬ嫌味が飛んでくる。それを聞き流し二階にある部屋に駆け込み眠ったはずだ。それが何故こんな事に。ごろり、寝返りをうった所で目が覚めたのだがそこは見慣れた自室ではなく何処ぞともわからぬ部屋の中。「__何これ」重い体を起こしぐるりと辺りを見回すもやはり見覚えはなく呆気にとられたようにぽつりと落とした言葉も静かなる闇の中へと消え失せて )
( / ありがとうございます…!改めてよろしくお願い致します…! )
>ベル
(新しい獲物が来た、と使い魔が報せてくれた。別段空腹でもないが、どんな人間がやって来たのか興味くらいはある。よっこいせ、と腰を上げれば自室を後にし、向かうのは貴女の部屋。軽快なノックの後、かちゃりと扉を開ければ、狐を彷彿とさせる目を細めた笑みを浮かべて「どぉも、初めまして。…気分は?痛いとことかあらへん?」コツリ、跫音を響かせては一歩部屋へ踏み入る。貴女の姿を見たところ外傷は無いようで。毎度のことながら上手に攫ってくるものだ、なんて、貴女を気遣う言葉をかけながらも暢気に考えて)
(/此方こそ、宜しくお願い致します!交流希望の部分が空欄ですが、前回ご相談させていただいた時に伺っていた捕食交流のルートでよろしかったでしょうか…?)
(/こんにちは、前回は夜分遅くまでお相手有難う御座いました!本日良ければお相手お願いしたくお声掛けさせていただきました。ご検討下さると幸いです礼。またもしお相手可能でしたら前回>491でお話が終了しているのですが、此方の会話に対して何か伝えておきたいこと、伝え忘れなどなければ新たな場面でお話をお願いしたく思います。その際は前回会話に出ていた庭園へのご案内をジェイド様にしていただきたいな、と考えているのですが如何でしょうか?)
>ルシアン
(“比翼の鳥”、言葉の意味こそ理解していたものの自分とは縁のないものだと思っていた。こうして貴方にその言葉を贈られたこと、その翼の片方を担わせてもらえたこと、もう片方を担ってもらえたこと。全てに胸が暖かく締め付けられる想いで。ティータイムを仕切り直すべく告げられた貴方の声に、思い出したように黒い鞄の中から小さな箱を取り出す。落ち着いた焦茶色の光沢のあるそれは、ジェイドの掌にぴったり収まる程度の大きさで、貴方の小さな手からは少し溢れてしまうかもしれない。そっと、それを貴方に差し出して「霞草のお礼だ。寂しくて眠れない夜、お前が安眠できるようにまじないをかけた。…魔法は苦手だが、音色は嘘を吐かないよ」箱の中身は、オルゴール。正方形で上品なワインレッドのそれは、背面に付いている螺子を巻けばその分だけ穏やかで静かな音色を奏でる代物。貴方が孤独に震える夜に、少しでも寄り添えたら。――バケモノには過分な幸せだろう。)
(――その後日、色々と用事があり貴方の部屋を再訪できたのは数日間の空白の後で。今日は快晴、貴方さえ元気ならばいつかの約束通り庭園へ連れて行こう。そんな想いで、弾むような軽快なノックを数回。まだ貴方が部屋にいると決まったわけではないのに、無意識に口元は僅かに綻んで)
(/お越し下さり有難うございます…!実は予てより、絵を描いてもらう際にルシアン君にプレゼントを、と思っておりまして。切り出すタイミングを計っている内にそれを逃してしまったわけですが、この度機会を頂けたので、前回の絡みの回収ついでにお渡しさせて頂きました…!庭園での交流の絡み文も出しておきましたので、背後様もジェイドにお伝え忘れがなければ其方に反応して頂ければ幸いです…!)
>レンブラント
( 何がどうしてこうなったのか一つ一つ順を追って考えるが結局誘拐でもされたのだろうかと言う憶測の中を出る事は無く、特別拘束されている訳でも無いのなら出口に鍵でも掛かっているのだろうか、確かめるべく重い腰を上げた丁度その時、軽快なノックの音に続いて扉が開けば自然と視線はそちらに向き。果たしてそこに居たのは笑みを浮かべた見た事も無い男。「……無いかな」恐らく建前の心配言葉に少しの沈黙の後に首を横に振る事で答えて。と、暗闇で気が付かなかったがよくよく見れば背中にあるそれは何だ。あきらかに人間ではない事を象徴する姿に自然と眉は怪訝に潜まり「此処は何処?」一先ず状況確認といこうか )
( / はい、それでよろしくお願い致します…!またロル等の相性が悪ければ先日仰った通り速やかに退室致しますので…! )
>ベル
此処は俺達バケモノが住むお屋敷。もう、昨日まで君がいた人の世界とは別もんの場所(貴女の様子をじっと観察しながらも、口元に浮かぶ食えない薄ら笑いは消えない。此方が異形と視認した筈なのに、怯えるより先に怪物相手に質問をしてみせた度胸に、口角はさらに上がる。ともかく嘘を吐いても一利もない、正直に現状を伝える――貴女が何故ここへ連れ去られたのか、その理由までは訊かれていないので親切に此方から明かすことはせず。「俺はレンブラント。君は?」ゆるり、首を傾げては貴女の名前を問いつつじっと見つめて)
(/主様、こんにちは。この時間に会えるとは嬉しく思っています。昨夜は遅くまで、お相手ありがとうございました。昨夜の主様へのお礼のコメントを再度確認しましたら、スマホからのアクセス故に『いつも以上に』可笑しな文面が。お恥ずかしい。すみませんでした/謝罪。とても、図々しいのですが、昨夜の引き続きをラクシュエリさんとお願いしたいと思っています。交流の少ない方がいらっしゃいましたら、会話回収して頂ければ幸いです。募集人数に達している場合は引き下がります。ご検討のほどよろしくお願い致します。/礼)
>ノア
(/こんにちわ、此方こそ連日お越し下さり有難うございます。打ち損じに関しましては、遅い時間でしたしお気になさらず…!只今お相手可能ですので、前回の当方のレスに応答してくださればそちらに反応させて頂きます…!)
>ジェイド
(数日前に彼から貰ったオルゴールはすっかり宝物の仲間入り。まるで以前から其処にあったかのようにベッドヘッドに飾られたオルゴールはしっくりときている。夜、優しい彼の代わりに子守唄を奏でてくれ、静寂な闇を温かな音色で包んでくれる。会えない日も、滑らかなワインレッドの側面を撫で、楽しい記憶で心を満たす。時折思い付いたように絵を描く合間にオルゴールを奏でたりもした。そうする事で心は穏やかになる。…あの日から絵を描いていると不調が重なる。ふとした瞬間に思ったように絵が描けなくなるのだ。不安で乱れる心も、穏やかな音色を聴いているとひと時の間、安寧を保つ。そう言えば彼と“比翼の鳥”の話をしたからか。懐かしい夢を見た気がした。頭に触れる優しい手と、柔らかな声音。紡がれたのは“「雌雄が寄添わなければ、あの自由な空を飛べないの。でも…お互いがお互いを必要とし、助け合って空を飛ぶなんて素敵じゃない?」 「きっと其々が出逢うべくして出逢ったのね」”そんな言葉たち。果たして誰の言葉であったろうか。願わくば自分と彼もそんな存在になれたらいい。つきり、と一瞬胸が痛み、頭がズキリと疼いた。彼の寂しげな横顔を思い出したからか。自分の心なのに儘ならない、と小さな掌を心の臓の上に当て、とくりとくりと脈打ちを感じる。ゆったりと流れる時間の中、ノック音が響いた。此処に訪れるのは使い魔か、彼しかいない。ぱっと顔を上げ弾かれたように扉へと駆け寄っては相手が誰かも確認せず「───ジェイド!」大きな声で名を呼びながら扉を開く。矢張り目の前に立っていたのは予想した通りの人。嬉しくなって、つい頬はへにゃりと緩む。「数日ぶりだね!元気にしてた?僕は君から貰ったオルゴールで夜もぐっすりだよっ」心が弾みついつい早口に会話を続けてしまう。ぎゅ、と突進するように抱き付いては胸元から顔を上げて満面の笑みで“有難う!”と礼を述べる。今日は彼と遊べるのだろうか。期待に目を輝かせながら「今日は予定空いてるの?僕がジェイドを独り占めしてもいい日?」問い掛けを送り)
(/ご丁寧に有難うございます…!素敵な贈り物まで頂けて大変嬉しく思います。是非このオルゴールも物語の一つの大事な要因に組み込みたく、少々前置きが長くなってしまいました。前半部分はさらっとお読みいただければと思います。また幾つか今後の展開に関しましてご相談があるのですが、ロルと本体会話共に長くなりそうな傾向でして、時間的に難しかったり読み辛さもあるかと思いますので、相談は後日させていただいた方が良いかな、と思っているのですが如何でしょう?)
>569 ラクシュエリ
だ、大丈夫かな……。( 彼女の言葉と小さな可愛らしいガッツポーズを見遣ると内心ホッとするのが、矢張り悩んでいた時間が多かったために不安が過る。考えすぎて躓いてしまうのは、癖みたいなもので、直したいと思うほど空回りをしてしまい痛いコトがあったりする。しかし、自分なりに決断で此処に来たことは確かであり、引き下がることは今まで過ごしてきたコトや彼と接していたことが無駄になるような気がしてならない。何かをする為には、一呼吸が必要であり、ゆっくりと深呼吸をし、「此処のお屋敷にはたくさんのバケモノがいるの?種族も多そう。エリ________ってもしかして、悪魔?」彼女の容姿とレンブラントの容姿をダブらせた後にたずねた。彼と同族なら悪魔のことを聞くことが出来るはず。そして、『悪魔は嘘を吐く________、』このコトを何度か頭に叩きつけるように心の中で呟いて。彼はあっさりと素性を明かしたが、彼女はどう答えてくれるだろうか、と反応を待ち。)
(/何度か確認してるはずなのですが……もっと気持ちを引き締めたいと思います。お優しいお言葉ありがとうございます。ラクシュエリさんとの絡みよろしくお願いします。レンブラントさんに近づけるように頑張ります。では、ゆるりとお相手お願いします。背後は失礼します、何かありましたらお呼びくださいせ。)
>ルシアン
―っと、(パタパタと扉の向こうから聞こえてくる足音、そして自身の名を呼んでくれる声。次いで訪れた暖かい衝撃に小さな声を上げて受け止めつつ、ゆるんだ貴方の頬につられて此方の表情もさらに綻ぶ。「ああ、お前にたくさん元気を分けてもらってたからな。…そうか、まじないはちゃんと機能してるみたいだな」元来身体は丈夫な部類で、体調不良に喘ぐことは滅多にない事なのだが、ここ最近は随分と調子が良い気がする。それはきっと、貴方という存在に寄るところが大きいのだろう。小さな体でたくさんの感情を、温もりを、元気を与えてくれる貴方へ“俺の方こそ、有難う”と礼を返してはくしゃりと頭を撫でて。「ハハ、そうだよ。お前が飽きるまで一緒にいよう。今日はピクニック日和だ、前話した庭園に行くか?」独り占め、なんて可愛らしい言葉に思わず笑いが零れ、貴方の問いへは惜しみない肯定を。その証明と言わんばかりに片手を差し出せば、貴方に異論がないかを問うて)
(/此方こそ、素敵な文章を有難うございます…!本日は当方に時間の余裕がありますし、折角お互いの都合が合ったチャンスですので、背後様のご負担にさえならなければ、ご相談を聞かせて頂ければと思います!)
>レンブラント
お伽噺みたいだね。__夢じゃないんでしょ?
( 口元に浮かんだままの笑みが気味の悪さを助長する。それに加えて化け物が住む屋敷とくればそのあまりの不可思議さに置かれた状況より肝が据わると言うもの。持ち上げ掛けていたお尻から力を抜き再びベッドに体重を預ければ続け様に質問を。それにしても自己紹介なんて随分と律儀な化け物ではないか。向けられた視線にそのまま応えるよう真っ直ぐに見据えては「ベル・ロッテ」一先ず名前だけを紡ぐ。繋げて「化け物の誘拐理由って人間とは違いそうだね。食べるの?」と肝の座った問を続けようか )
>ノア
(未だ貴女の踏ん切りは付き切らない様子ではあるものの、此方からこれ以上のエールを贈ることは無粋というものだろう。後は貴女が決める事、と言わんばかりに、にこりと微笑みを強めて。深い呼吸の後に問われた内容には、目をぱちくりさせて「あら、よく分かったね。そうだよ、エリは悪魔。他にも、ヴァンパイア、人狼、フランケンシュタイン……あと、死神やドラゴンもいるかな」そんなに分かり易い姿をしているだろうか、と自身の角を触りながら鏃のついた尻尾をぴょこぴょこと振って見せる。種族に付いて問われれば、思い浮かぶ限りの種類を指折り貴女へ伝えて)
>ベル
勿論、ぜぇんぶ現実や(再びベッドに沈んだ貴女、それに甘んじるように許可も得ずベッドの傍にあった椅子に腰かけながらあっさりと肯定を。相手が怪物とはいえ、自己紹介に反応してくれた貴女の名前をしっかりと記憶に刻めば、此方を見据えるブラウンの瞳を射るように見つめ返して「正解、」とだけ紡げばかくんと首を傾げて微笑みを深めて見せて)
>ジェイド
(大きな体は危なげなく己を受け止めてくれる。安心感から、その胸の中で満足気な吐息を零す。彼の言葉に嘘偽りがない事を確かめるように大きな瞳でじぃ、と顔を見やり血色を確認する。確かに肌艶は良さそうだ、うん、と一度大きく頷くと合格点を出して。「へへ、ジェイドが元気になれるならいーっぱい分けてあげるからね!」任せなさい、と胸を張り小さな拳を当てる。元気なら有り余るほど残っている。分け与えるように、ぎゅ、と背に手を回し一度でも強く抱き締めては「元気でた?」と無邪気に問い掛けを。まじない、と聞いて僅かに首を傾げる。あのオルゴールには何か仕掛けがあるのか。確かに聴いているだけでとても穏やかな気持ちになり、温かく優しい眠りに誘われるのだ。それも毎回といっていいほど、その効果は抜群。興味を惹かれたように、ちょいちょい、と彼の服の裾を引き「まじない、ってなーに?」気になるままに質問を行う。自分の為に、ひょっとして彼が何かしてくれたのだろうか。想像しては心がうきうきと浮き立つ。望み通りの答えに、ぱぁ、と一層の輝きを瞳に燈らせ笑顔を弾けさせる。無論断る理由なんてない。差し出された手に片手を乗せ大きく頷いてみせ。「勿論、行くよっ!へへ、今日はジェイドを独り占め〜。夜まで一緒に居てね?」ルンルン気分で鼻歌を歌いながら、いそいそと部屋の中へとって引き返す。その際に「待っててね!直ぐ準備するからさっ」大慌てで一声掛けては、持っていく荷物を片っ端から鞄の中へ詰め込む。庭園でしたい事がいっぱいある。あれもこれも、と詰め込んでいたら、すっかり鞄はパンパンに膨れ上がる。満足気に膨れた鞄をひと撫で、準備万端と慌しく動いたせいか跳ねた毛先はそのままに、扉前で待たせている彼の元へ駆けよって。「お待たせっ。早く行こう?」まるで其れが自然の流れのように、小さな手で彼の手を握っては、急かすように繋いだ手を引っ張って)
(/ご返答有難うございます!ではお言葉に甘えて2点ほどご相談を…。
ルシアンが自身の病気に関して知る機会ですが、以前は曖昧にしておりましたが方向性が大体定まってきましたので、ご相談とお伝えを、と思って纏めてみましたのでご確認お願いします。
病気に関して、ルシアンの母も同じ病気を患い、それを間近で見ており最期を看取った為、今後自分がどんな風になっていくのか、最期をどう迎えるのか察してしまう、という流れを考えております。つきましては回想の部分が多くなるのと、どうしてもシリアスな場面が重なってしまうので、苦手な設定があったりシリアスが続くのはちょっと、という事でしたら出来うる限り対策させていただきまさので、ご意見いただければ幸いです。
また、ジェイド様の捕食の対象を知るキッカケとしては、現在開催されているイベントに乗じて知る方向性にするか、若しくは他提供様から言葉として知るか、どちらか二択かなと考えております。ただ二人の関係性的に直接捕食しているところをとなると、見てしまうルシアンも、その場面を見られてしまうジェイド様もお互いに辛いだろうな、と。同じ人狼であられるレジーナ様や他の住人様から知らされる展開の方が後々の物語の発展としてはスムーズに行くような気もしています。この辺りの展開がまだ自身の中でも方向性が定まっていない為、曖昧なご質問となってしまいますが、何かご要望やご希望が有りましたら参考にさせていただければと思い、相談という形を取らせていただきました…!
長々と申し訳ございません。もし良ければ感想なり意見なりお聞かせ願えれば幸いです。礼)
>レンブラント
叔父さんや叔母さん、驚くね。
( これが夢でないのなら潔く受け入れようか。明日の朝二階から自身が降りて来ない事、部屋に姿が無い事に引き取り手は驚愕するだろうかと笑みを浮かべるも興味の対象にすらなっていないのだからお荷物が居なくなった、位にしか思われない事を頭ではちゃんと理解していて。半分本気、半分冗談で口にした言葉は見事に当たってしまった。が、死ぬとわかっていても逃げ出す気にならないのは何故だろう。“正解”のその言葉があまりに穏やかで甘美な響きに聞こえてしまったから。「__いーよ。食べても」そこに救済など無いと言うのに了承してしまえば“でも”と言葉を繋げ「もう少しだけ待って、逃げないから。このお屋敷で少し暮らしたい」果たして化け物相手に願いが届くかはわからぬが頼んでみるだけでも価値はあるだろう、変わらず視線逸らさぬままに願いを口にして )
>591 ラクシュエリ
(やはり、彼女の正体は悪魔だった。彼女もすんなりと素性を明かしてくれた、一歩確認に近づけたことに口角があがる。素足だった足にそっと靴を履き「本や書物で悪魔の姿は知っていたけれど、どうしても信じられなくって。それに________ね?私の知ってる悪魔と容姿が似てるの。でも、女性の悪魔を見たのは初めてよ。」角に触れるたり、尻尾をぴょこぴょこ振る仕草が可愛らしくて感じてしまい目を細めて。「へぇ、思ったより結構いるんだね。ヴァンパイア、人狼、フランケンシュタイン________……」彼女の言葉を追うように此方も指折り数えて。自分の中で架空のイキモノがいることを実感する。)
(/先程下がったばかりの背後ですが、やはり気になるので教えて頂きたいと思い、出てきました。ラクシュエリさんの服装はどういったものでしょうか?教えて頂きたいです。)
>ルシアン
(矢張りこの子は、金銭や物品なんて表層的なものではなく、もっと深く心に沁みるものをくれる、と。小さな体で精一杯己の背中に腕を回して抱き締めてくれる微かな圧迫感は、とても心地よいもので「ああ、今ので元気100倍だ!」無邪気な貴方に応えるように朗らかな笑みを見せる。ふと服の裾に引力を感じれば其方へ目を遣り、すぐに貴方の瞳へ視線を戻すと「お前が夜眠る時、悪い夢を見ず、ぐっすり眠れるように…お祈りに近い魔法を、オルゴールにかけたんだ」つん、と貴方の鼻を指先で軽く突っつきながら、まじないについての説明を。元々魔法は不得手であるため、きちんと効果が表れているかどうかは些か不安だったが、隈一つない貴方の顔を見る限り魔法は機能しているのだろう。それとも若しかするとそれは魔法などではなくただ、オルゴールの音色が文字通り功を奏しているだけなのかもしれないが。貴方からの快い返事、なら行こう善は急げだと踵を返そうとした途端、するりと重なった手が離れれば目をぱちくり。がさごそと部屋中から物音が鳴る様を微笑ましそうに眺めれば、何やら大荷物の貴方に手を引かれて「―おう!」それに抗う筈もなく、貴方の隣を歩く。しかし気になるのはやはり膨れ上がった鞄で。中身が何かも気になるが、何より貴方にとって重すぎないか、と。けれど鞄を持ってやるのも子供扱いが過ぎるだろうか、悩んだ末に思いついたのは「ルシアン、行くぞっ」弾んだ声音で今度は此方がするりと手を放し、その両手を貴方の脇の下へ。そのままひょいっと自身の頭上まで貴方を抱え上げれば、とさりと肩の上に貴方を乗せて「飛ばすぞ、落ちるなよ!」いわゆる肩車の形にしたまま、貴方を落とさないように細い足首を掴みつつ、年甲斐もなく廊下を走る。陸上選手も顔負けのスピードは、まさにバケモノか。長い永い廊下、階段を踏破し、透明なガラスの二枚扉を抜ければ、その向こうからは燦燦と降り注ぐ太陽の光。瑞々しい草花にそれが反射して、まるでキラキラと輝く緑の光の中にいるようなこの場所こそ、ジェイドの話に上がっていた庭園で)
(/ご相談内容を拝見させて頂きました!まず一点目、ルシアン君がどのように自身の病に気付くかという流れですが、とても綺麗だと思います。此方の提供は皆バケモノで、人間の病気や医学に造詣の深い者はそうそういません。ゆえに、予てより当方もどうルシアン君に病を自覚して頂くか、その流れに頭を捻っていた所でして…!是非とも、背後様の案に乗らせて頂ければと思います。シリアスな展開もきっと楽しめると思いますのでお気になさらなくて大丈夫です、もし万が一ですが、収拾のつかないほどに展開が落ち込むことがあればその時はまだご相談させてくださいませ…!
二点目のジェイドの捕食に関してですが、此方も背後様と同じように考えておりました。ジェイドは他の住人のように、人間を食べることは仕方のないことと割り切れない男ですので、その現場を見られてしまうとそれこそ取り返しのつかないことになってしまいそうですよね…。ルシアン君にそのフォローをお願いするのも荷が重すぎると思いますので、矢張り後者の案が良いかと思います。他の提供に知らされる上での適任は、同族のレジーナか、ジェイドの次に愛情深いマリーシュカかと思われます。
此方の意見は以上となりますが、背後様の望むお答えをきちんと提示できているでしょうか…?また何かございましたら、遠慮なくお申し付けくださいね…!)
>ベル
ま、せやろなあ。ベルが望むなら、記憶消したってもええで?(貴女の言葉に上がったのが父や母ではなく、一回り遠い血縁者であることに内心違和感を覚えるも、そこを突くのは野暮か、と飲み込んで。確かに驚くだろう、今まで一つ屋根の下で暮らしていた少女が突然姿を消すのだから。人間の世界に残された側の者が抱く驚愕、悲しみ、虚しさ――それらを残しておくことに気後れするなら、魔法を使ってあげてもいい、と頬杖を付きながら食えない笑みはそのままに提案を。「…あらら。」普通の娘ならば動揺し泣き喚くのが常なのだが、すんなりと死を受け入れた様子の貴女に拍子抜けした様子で「…俺よりずっと怖くて、凶暴なバケモノだらけのこの屋敷で?」貴女は見知らぬ場所へ拉致されてきたと言うのに、その得体の知れない場所で暮らしたいと思うことはきっと普通ではなくて。死の危険と隣り合わせのこの屋敷でどう生きたいと言うのか、皆目見当も付かずぱちくりと瞬きをすれば「まあ、そらかまへんけど。一人で出歩いたらあかんよ、中には言葉も通じひんのもおるから」幸い、今は空腹ではない。貴女が時間を望むなら、それもまた一興というもの。けれど他の怪物にあっさり食べられてしまわないよう、一つ指を立てれば笑みはそのままだが口調は真剣に、忠告を)
>ノア
――まさか、レンのこと?(貴女はこの屋敷に存在する悪魔のことを知っていると言う。初めて見た女の悪魔が己だと言うのなら、必然的にその悪魔は男ということになって。そうなると絞られた対象は一人。素っ頓狂に眉を歪めてみせれば、今の今まで貴女が謝りたいと悩んでいた相手に見当が付き、推測を投げて。「ま、出会わないに越したことないけどね。相手がお腹空いてたら、食べられちゃうかもしんないし」人間である貴女からすれば、きっと羅列されたモンスターに興味くらいはあるのだろう。しかし忘れてはならない、彼らは全員人喰いの怪物。忠告するつもりで一度ぶわりと翼を広げて見せれば、すぐ傍にあった気のベンチにとさっと腰を下ろして)
(/ノースリーブの黒いブラウスにストライプの小さなネクタイ、ズタボロの赤いミニスカートに編み上げブーツ、と脳内補完して頂けますと幸いです!)
> 主様
( / すみません、出掛けなければならない用事が出来てしまいましたのでキリは良くないのですが此処で一度失礼します…!主様の綺麗でわかりやすいロル、勝手ながら勉強させてもらえたらと思います!また機会がありましたらよろしくお願い致します…! )
>596 ラクシュエリ
レン________?( その名を聞いてゆるく小首を傾げた。レン……、果たしてレンブラントの名の相性なんだろうかと。でも、また一つわかったことがあり、このお屋敷で住んでる悪魔は、エリとそのレンというバケモノしか居ないというコト。「レンって誰かの相性だったりするの?」鸚鵡返しでは、気を悪くするのではと思い言葉を繋げて。)お腹が空いてては辛いわよね?私だってそうだもの。せめて、彼にちゃんと逢えるまでは会いたくないなぁ。(頬に食指をあてて、数回撫で眉を寄せ苦笑いを。自分とこうして会話をしている彼女は、お腹を空かせてないのだろうか?コントロール出来ているのだろうかと、ふと脳裏をよぎるが口に出さず。音と風を感じ、ゆっくりと瞬きを。近くで漆黒の翼を見遣ると嫌な記憶が見えくれし、それを追い出すように首を振る。ベンチに座る彼女の姿を目の当たりにすると安堵の表情になって。)
(/レンブラントさんに続き服装を教えていただきありがとうございます。想像より可愛らしいお姿かと思います。脳内補完しました。会話の速度的にはこのようなペースで宜しいでしょうか?ダークファンタジーの類のなりきりは初めてでして、まだ手探り状態たいです。(ジャンルが違っていたら申し訳ございません。ジャンルに疎いところがありまして(苦笑))初めてのことが多いのでドキドキそわそわしながらノアをさせてもらってます。もし、違和感などありましたら随時伝えてもらえたら対処しますのでよろしくお願いします。)
>ジェイド
へへ、やったね!効果抜群だっ(顔を上げた先、見たかった笑顔がそこにあった。以前の寂し気に曇らせた瞳は鳴りを潜め、今は安らかで綺麗な翡翠の色を煌めかせている。ほ、と内心で安堵し。つられるようにケラケラ笑っては「ジェイド専用だからね」特別であると、その気持ちを言葉に添えて。鼻先に感じた刺激に、ぎゅ、と反射的に両目を閉じて。優しい接触にふふ、と笑い零し。聞こえた“魔法”という言葉に思わず瞳が零れ落ちてしまいそうなほど見開いてしまったのは仕方がない。そもそも魔法自体あるとは思っていなかったのだ。瞬きを忘れたように暫し凝視。漸く思考が落ち着いてくると、ひぇ〜、と素っ頓狂な驚嘆が飛び出る。「君、魔法使いだったの!?吃驚しちゃったよ〜。他にも色んな魔法が使えるの?」驚きが落ち着けば、次に来るのは興味。その感情の赴くままに質問をあれこれと。だが自分に関してだけ言えばオルゴールにかけた魔法云々より、彼の優しい声音に類似している音色が効果覿面だったのだろう。そのネタばらしをするのは少しばかり気恥ずかしく、自分の胸のうちにだけ仕舞って。初めて、といって良いほど屋敷の中を出歩いたことがない。物珍し気に歩いていたのは束の間のこと。不意に離された手に一瞬不安気に眉尻が情けなく下がるが、予期せぬ浮遊感に“わっ”と知らぬ間に驚きの声が漏れる。気付けばそこは彼の肩の上。一気にぐんと上がった視界に気分は高揚。更に彼が楽し気に走り出すものだから、興奮は最高潮。まろい頬を赤く染め、嬉し気にきゃっきゃっ笑い声をあげて。「わぁー、ジェイド早いっ!いけいけー!」楽し気な幼い声を廊下に響かせながら、怖がることもなく疾走感に身を委ねる。軈て透明なガラス扉を抜けた先…其処には想像を超えた景色が広がっていた。柔らかな日差しは自分たちを包み込み、光り輝く花と緑は歓迎するようにそよそよとその身を風に踊らせる。ああ、なんて眩しい世界だろう。光の楽園のようなそこに、瞳を眇める。「…すごいや」感動、そんな稚拙な感想しか出てこない。ただただ魅入られたようにその光景を食い入るように見詰めて)
(/確認のほど、有難うございます…!意見をいただけて、すっきりしました。病気に関してはその方向性で今後展開させていただきますね。二つ目に関しても相談に乗って下さり有難うございました…!矢張り前者は両者共に良い結果には結び付きそうにない為、後者を選択させていただきたく。捕食に関する場面は病気に気付く前に、と思っておりますので、おそらく今回のお話が一区切りつきましたら頃合いかな、と思っております…!お相手様に関してはその時にまたご相談させていただきます。長々と失礼致しました!では一旦背後は失礼させていただきます。礼、蹴り可)
>ベル
(/ご丁寧にご挨拶有難うございます!是非またいつでもお越し下さいませ…!)
>ノア
…レンブラント。訛り口調で食えない笑顔の、エリと腐れ縁の悪魔よ(ふぅ、と一呼吸置いてから略称を正式名称に正して伝える。次いで並べられたレンとやらの特徴はまさしくあの悪魔にぴったりと合致するだろう。「彼…って、そいつもバケモノなんでしょ」まるで“彼”が自分を食べるはずがない、とでも言いたげな貴女の口振りに訝しげな表情を。それがもしレンブラントなのだとしたら、性悪のあの悪魔に捕食されない保証なんてどこにもなく)
(/今回のエリとの交流は背後様が希望されてのものなので、ペースはお任せ致します!長くエリと話したければのんびりで構いませんし、さくっと目的を達成したい場合は早々に話を切り出して頂いても構いません。また恐れながら申し上げますが、少々誤字の方がちらほらと…!ゆっくりで構いませんので、どうか落ち着いて文章を紡いでくださいね…!)
>ルシアン
あれ、言ってなかったっけか?得意じゃないが、俺も一応は使えるんだぞ(魔法という言葉にあんぐりと驚いた表情をみせる貴方を、此方もぽかんと見つめて。てっきり伝えたつもりでいたが、それは自分の思い過ごしだったらしくぽりぽりと頬を掻く。魔法使い、なんて高尚なものではない。現に、オルゴールに安眠の御呪いをかけることぐらいが関の山で。それでも全く毛ほども使えないわけではない、と態とらしく得意げに胸を張って「…まあ、俺に出来るのは精々おまじないくらいだけどな」へへ、と気の抜けるように笑いながらすぐに自慢げな態度を解いて。急に担ぎ上げたものだから、貴方が怖がることを懸念していた。しかしそれは、貴方の楽しそうな笑い声や言葉によって杞憂だったと思い知らされる。庭園に到着するとそっと貴方を地へ下ろし、んー、と伸びをしては新鮮な空気を吸い込んで。「今日は良い天気だし、なおさらだな。…でっかい木、見に行くか?」どうやら庭園の景観には感動してもらえたようで、内心で連れて来た良かったと思いは満ちる。思い出したのは前回話に上がっていた大樹の事。案内しようか、と再び手を差し出して)
(/そろそろ、お暇します。ペースの件、了解しました。誤字脱字の件、本当に申し訳ありません。確認する回数を増やしたりして改善していきたいと思っています。本当にお恥ずかしいです。主様のロルは綺麗なものが多く日々勉強させてもらっています。昨夜に引き続き、素敵な時間を提供していただきありがとうございました。そして、いつもお優しい言葉をかけてくれて、このトピに参加できて嬉しく思っています。では、またタイミングがあることを願い。参加者様と素敵な時間をお過ごしくださいせ。)
>ジェイド
聞いてないよっ!(ぷくり、と頬を剥れさせては抗議の声を上げ。そう言えばまだ彼と出会ってそんなに日も経っていなければ、此処に来て日は浅い。彼の気安さについ忘れがちだが、知らなくて当たり前なのだ。その考えに思い至ると、しゅるしゅると頬の空気を抜く。「まだまだ知らないことがいっぱいあるや。だから少しずつでもいいから、ジェイドの事やこの屋敷の事を教えて欲しいなっ」こうして言葉を交わし互いを知れるのは、言葉を操れる種属だから。姿形は違えど、同じ言語を使えて良かった、と思う。知的好奇心が疼く衝動のままに、顔の前で両手を合わせておねだりを一つ。「それでも凄いや!それに…おまじないの内容よりジェイドが僕を思って祈りを込めてくれた事が嬉しい。ジェイドの気持ちがオルゴールに伝わったから、あの音色はとても綺麗なんだね」ほわり、と一つ心の中に暖かな光が燈る。こうやって彼の言葉、思いが一つ一つ積み重なって心に沁みていく。宝物が増えていくことが嬉しい。自然と瞳は柔らかな光を放ち、笑みの形に細められて。靴の裏に土の感触が伝わり、己が降ろされたことを知る。自分を囲むように周りは自然が取り巻く。見上げた先には澄んだ青空。知らずと片手は翳すように空へ向かって伸ばされていた。殆ど無意識の行動で、意図したものではなかった。彼の誘い文句と差し出された手に、はっと我を取り戻し、掲げていた手は彼の掌の上へと。「…うんっ!ジェイドのお気に入りの場所へ連れてって!ちゃんとスケッチする準備もして来たんだっ」楽しみで仕方ない、浮き足立つ気持ちのまま、弾む声音で返事を返す)
指名: Ⅰレナード様
希望: 恋愛、捕食未だ迷っている状態ですので先ずは恋愛を基軸に、そして物語が進行する内に最終的にどちらか決められたらと思います。
名前: Dana( ダーナ )
性別: ♀
年齢: 17y
性格: 年相応の騒々しさや華やかさ、元気といった言葉達とは少々縁遠い様な、年齢にしては大人びた艶と色香を持つ少女。決して無口であったり無愛想であったり、果ては無表情であったり、という事は一切なく、寧ろ口数は多い方で加えて子供じみた応酬や悪戯、駆け引き等がお好きな様子。根幹は未だ十七の少女である為度々幼さが露呈し好奇心等も人並みに持っているが、所謂小悪魔的気質が有る。然し一度心奪われた者に向ける感情は依存や独占欲、執着心といった物で溢れ返っている故、何処か危うさを醸す雰囲気を纏う。好意はすかさず口に出し、スキンシップも多いが反面全くしない時も有り、押して引いての具合を多少計算している模様。大人びた一面と幼い一面を同時に併せ持つどこかアンバランスな質が特徴。
容姿: 彼女の国柄では非常に珍しい東洋人の様な漆黒の髪は腰を覆う程に長く、然し手入れが施されているのか水の様にさらりと靡く。前髪と毛先は一直線に切り揃えており、青味の強いエメラルドの虹彩を湛えた双眸は、ぱちりと大きく眦が僅かに吊り上がっている。顔全体の造形は実年齢と合致する様な年相応な相貌。肌には点々と青紫の痣が幾つか見て取れる。身長は162cm程で、服装は飾り気のない真白なワンピースのみ。
備考: 物心着く前には両親は他界しており、伯母の家に預けられる事に。然し突然の来訪者である彼女をすんなり受け入れてくれる訳はなく、親戚家族からは疎まれる日々を送っていた。満足に学校へは行けず、勉学や知識は独学で培ってきた。親戚の父親方からは、周囲に露見するか否かの絶妙なラインでの虐待を受けており、いつしか痛みには強くなる様に。与えられたのは物理的な痛みと精神的な痛みのみ、故に与えられて来なかった愛情には飢えている節がある。
ロルテスト:
───…此処は…?
( ぼんやりと脳が覚醒していくと共に、薄らと双眸が開いてゆく。そろりと持ち上げられた睫毛の合間から窺えた風景は何時もの殺風景な自室ではなく、まるで豪奢な御屋敷そのもの。確か先程迄、宛ら母親の母胎の中、若しくは揺籃に揺られているかの如く心地好いリズムに乗せられていた気がする。全ては夢現が作り出した幻なのだろうかと未だ朧気な光しか宿さぬエメラルドを幾度か瞬かせ、緩りと鉛と化した上体を起こす。矢張り自身を取り巻く周囲の光景は見慣れたものではなく、余りの壮大さに息を飲んだ程。如何にも非現実的過ぎる状況であるが故に、眼前の世界を夢だと断定するや否や再度柔らかな寝台に思い切り身を沈め。袖の短いワンピースから伸びた腕を徐に天井へと掲げては、其処に青紫の花弁が散る様に点在する痣たちをぼうと見詰め、空気に溶ける程の声量でぽつり。 )
夢の中でくらい、綺麗な肌にさせてくれたって良いじゃない…、
( /あまりに素敵なキャラクターの方達と、耽美で妖艶なトピに居てもたっても居られず、こうして思い切ってお声掛けさせて頂きました…!PFやキャラに関して不備や萎え、問題点の有無など御座いましたらなんなりと仰って下さいませ!掴めない娘ではありますがご一考の程宜しくお願い致します。 )
>ノアPL様
(/態々ご挨拶有難うございます、此方も一旦お暇しようと思っていたので丁度良かったです…!誤字脱字はどんなに気をつけていても点在するものですので、どうかそんなに思い詰めないで下さいませ…!それではまた、都合が合えばお会い致しましょう!)
>ルシアンPL様
(/お返事が遅くなり申し訳御座いません、当方の都合上本日はここで一旦失礼させて頂きます。少ししか交流できず残念ですが、大切なことをご相談して頂けたこともあって、とても実りある時間だったと勝手に満足しております…!是非またいつでもお越し下さいませ!)
>ダーナPL様
(/お越し下さり有難うございます!当方の好みがぎゅっと凝縮されたような娘様と、早くお話させて頂きたい気持ちは天まで届くほどなのですが、生憎背後の都合上本日このままお相手させて頂くことは難しく…!PFに不備等はございませんが、交流の方向性だけははっきり定めて頂ければと思っておりますので、また次回お会いした時に是非ご相談させてくださいませ。それでは、またお目にかかれる日をとても楽しみにしております、本当にご来館有難うございました…!)
(/此方こそお相手有難うございました!今後の方向性がより明確になり、当方も実りのある時間だったと思っております。またお時間があった際には宜しくお願いします。お疲れ様でした。礼)
>いくつか特殊な日常イベントを追加致しました、ご興味のある方は是非(>>492)をご覧下さいませ!
>只今より夕方頃まで、3名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!また、本日通常より少し短い文章でのお相手となります…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇シオン(>>15)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
(/ 先日は短い時間でしたが絡んで頂きありがとうございました…!もしよろしければ前回の続きからお願いしたく思うのですが大丈夫でしょうか?よろしくお願い致します…! )
>ベルPL様
(/お越し下さり有難うございます…!前回の続きからですね、畏まりました。お相手をさせて頂く前に、もう一度>>1をご覧になって頂いて、必要なものの提出をお願い致します…!)
( /こんにちは、昨晩PFを提出させて頂きました>603の者です…!昨晩折角丁寧にも返答をして下さったにも関わらず、此方から折り返し返答する事が出来ず誠に申し訳ないです。改めて今日、仮登録のやり取りが出来たらと思っております。又恋愛か捕食か、の件につきまして、矢張り捕食というエンドも一度は通ってみたい道ではありますが、方向性を確定しないと主様にも迷惑が掛かってしまいますよね…!配慮が至らず更に申し訳ないです。考えた結果先ずは恋愛でお願い出来たら、と…!長々とお話してしまいましたが、一先ず今日やり取りが出来たらと思うのですがよろしいでしょうか? )
指名: Ⅰレナード様
希望: 恋愛、捕食未だ迷っている状態ですので先ずは恋愛を基軸に、そして物語が進行する内に最終的にどちらか決められたらと思います。
名前: Dana( ダーナ )
性別: ♀
年齢: 17y
性格: 年相応の騒々しさや華やかさ、元気といった言葉達とは少々縁遠い様な、年齢にしては大人びた艶と色香を持つ少女。決して無口であったり無愛想であったり、果ては無表情であったり、という事は一切なく、寧ろ口数は多い方で加えて子供じみた応酬や悪戯、駆け引き等がお好きな様子。根幹は未だ十七の少女である為度々幼さが露呈し好奇心等も人並みに持っているが、所謂小悪魔的気質が有る。然し一度心奪われた者に向ける感情は依存や独占欲、執着心といった物で溢れ返っている故、何処か危うさを醸す雰囲気を纏う。好意はすかさず口に出し、スキンシップも多いが反面全くしない時も有り、押して引いての具合を多少計算している模様。大人びた一面と幼い一面を同時に併せ持つどこかアンバランスな質が特徴。
容姿: 彼女の国柄では非常に珍しい東洋人の様な漆黒の髪は腰を覆う程に長く、然し手入れが施されているのか水の様にさらりと靡く。前髪と毛先は一直線に切り揃えており、青味の強いエメラルドの虹彩を湛えた双眸は、ぱちりと大きく眦が僅かに吊り上がっている。顔全体の造形は実年齢と合致する様な年相応な相貌。肌には点々と青紫の痣が幾つか見て取れる。身長は162cm程で、服装は飾り気のない真黒なワンピースのみ。
備考: 物心着く前には両親は他界しており、伯母の家に預けられる事に。然し突然の来訪者である彼女をすんなり受け入れてくれる訳はなく、伯母家族からは疎まれる日々を送っていた。満足に学校へは行けず、勉学や知識は独学で培ってきた。伯母の夫方からは、周囲に露見するか否かの絶妙なラインでの虐待を受けており、いつしか痛みには強くなる様に。与えられたのは物理的な痛みと精神的な痛みのみ、故に与えられて来なかった愛情には飢えている節がある。
ロルテスト:
───…此処は…?
( ぼんやりと脳が覚醒していくと共に、薄らと双眸が開いてゆく。そろりと持ち上げられた睫毛の合間から窺えた風景は何時もの殺風景な自室ではなく、まるで豪奢な御屋敷そのもの。確か先程迄、宛ら母親の母胎の中、若しくは揺籃に揺られているかの如く心地好いリズムに乗せられていた気がする。全ては夢現が作り出した幻なのだろうかと未だ朧気な光しか宿さぬエメラルドを幾度か瞬かせ、緩りと鉛と化した上体を起こす。矢張り自身を取り巻く周囲の光景は見慣れたものではなく、余りの壮大さに息を飲んだ程。如何にも非現実的過ぎる状況であるが故に、眼前の世界を夢だと断定するや否や再度柔らかな寝台に思い切り身を沈め。袖の短いワンピースから伸びた腕を徐に天井へと掲げては、其処に青紫の花弁が散る様に点在する痣たちをぼうと見詰め、空気に溶ける程の声量でぽつり。 )
夢の中でくらい、綺麗な肌にさせてくれたって良いじゃない…、
指名: レンブラント
希望: 捕食
名前: ベル・ロッテ
性別: 女
年齢: 18歳
性格: 表向きは子供のわりに落ち着いてる。だが中身はなかなかに拗らせており情緒の不安定から始まりやや強がり。周りからはそうは見られないが好奇心は旺盛でやや寂しがり屋。
容姿:暗めのアッシュブラウンのストレートロングヘアーに茶色の二重。やや痩せ型ではあるが貧相に見える程ではなく左手の人差し指にピンクゴールドのシンプルな指輪をしている。
備考:三歳の頃に両親が揃って事故で他界し親戚の家に預けられる事となったが仕方なし受け入れたと言う事もあり良くはしてもらえず高校生になった今は学校とバイトの掛け持ちで家には寝に帰るくらいの生活。
(/ お返事の方ありがとうございます…!プロフの提出をさせて頂きます!空欄にしてしまっていた希望の箇所に捕食と書き足しましたのでお願いします…! )
>ダーナ
(不機嫌そうな目許は、気難しそうに引き結ばれていて。安らかとは言い難いその寝顔に、遠慮をするように使い魔が怪物の言語で話しかける。ゆっくりと開かれた双眸は紅い。“新入りが来た”という使い魔の伝達に、はぁ、と一つ溜息を。重い腰を上げ、空中を滑るようにして向かったのは貴女の部屋。神経質そうな手早いノックの後、一呼吸置いて扉は開いて「……起きてんの?」じろり、部屋の中を見回せば立っている人影は見えず。どうやらベッドに身を預けている様子の貴女へ気怠そうに声をかけつつ、一歩部屋へ踏み入れば後ろ手に扉を閉めて)
(/こんにちわ、ご来館有難うございます!此方こそ、昨日はお相手できず申し訳ございませんでした…!方向性に関してご理解頂き感謝します、まずは恋愛交流とのことで承知致しました。捕食エンドにご興味があられるとのことで、指名をレナードに拘らない場合は、是非捕食専用提供との交流もご検討いただけると一度で二度美味しいかと思います…!また、先日言い忘れてしまったのですが、当方は虐待設定というものが少し苦手でして。その過去を引きずらず強く生きているキャラは寧ろ好きなのですが、虐待されていた事実に縛られ悲壮感を醸すキャラはもしかすると萎えに抵触するかもしれませんので、先にお伝えさせて頂きます。無論、娘様がどんな方かは交流してみなければ分かりませんので、ご了承いただけるようでしたら是非ともお相手をよろしくお願い致します…!)
>ベルPL様
(/此方こそ、お早い対応を有難うございます!希望欄の加筆も確認致しました。二度目のご来館ですので、今回から娘様を本登録とさせて頂きます。次回からはPFは不要ですので、そのお心づもりでお願い致します…!それでは前回の続きからをご所望とのことで、お返事お待ちしております。)
>レナード、主様
──あら、貴方は…だれ?
( 余りの寝心地の良さに、夢の中でも眠りに誘われそうな程柔らかい感触が背中辺りを包む。翳していた片腕を重力に従う侭下に下ろし、先刻開いたばかりの瞼を再び閉じ掛けたその時。こんこん、と静謐な場に続いて響いたノックの音、そして此方が返答を送るまでもなく開け放たれた扉。微かに鼓膜を揺るがす聞き慣れない声音に緩りと身体を起こし、首だけを其方に向けると視界に映ったのは見目麗しい男性であり。今宵の夢世界の登場人物は王子様か何かか、と呑気な事を考えつつ素朴な問いを首を傾げると共に投げ掛け。 )
( /いえいえ、とんでも御座いません…!そして何とも心躍る様なご提案有難う御座います。主様の仰います通り、いずれ捕食専用提供キャラ様たちとも交流をしてメリバを堪能出来たらと思います…!続きまして虐待設定につきましてなのですが、此方もあまり悲壮感の出るキャラは好きではなく、あくまでダークな雰囲気に適応出来る様な付け足しの設定としてPFに書かせて頂いただけですので、物語にその設定が大きく出てきたり関与したりする事は一切ないかと思います故…!キャラの性質的にもなよなよして引き摺る様なものというよりかは、さらりと水に流す様な精神的な強さは有るのではないかと…!ロルテの下の一文も含め紛らわしい事をし、懸念させてしまい申し訳ありません。若し物語中でそこを含め萎えに抵触する言動、行動が有りましたら逐一仰ってくださればと思います。それでは此方こそ、お相手宜しくお願い致します! )
>ダーナ
…レナード。(寝台から身を起こしたのはまだ年端もいかない娘。己の見目が人間に寄ったものではなく、もっと異形らしい悍ましい姿であれば、きっと恐怖に怯えて震えるほどの、まだ未熟な年齢だろうか。けれど落ち着き払った貴女の態度は、煩わしいことが嫌いな己には好都合。それこそ話も通じないほどに泣き喚かれては面倒にもほどがある。此方の素性を問う貴女の言葉、それには短く名前だけで答える。きっと貴女が知りたいのはそんなことではないだろうが、敢えて多くを語らないままベッドから数m離れた場所にあるソファーへどっかりと腰掛け「―お前は?」長い足をすらりと優雅な所作で組みながら、呼び名がないと不便だとばかりに不遜な態度で問い掛けて)
(/色好いお返事を頂けて良かったです、お気が向きましたらいつでもお申し付けください…!虐待設定につきまして、此方の一好みで口出しをしてしまい大変申し訳御座いません。背後様の認識をお聞きできたことで安心致しました、此方こそ絡みにくい場面や、提供との相性の問題等御座いましたらお気軽に仰ってくださいませ!それでは、お時間の許す限りお相手をよろしくお願い致します…!/蹴り推奨)
> レンブラント
( 差し出された提案は一見すれば親切だが二人の記憶だけを消した所でやれ学校だ、やれバイト先だと何も無かった事にするにも次から次へと蜘蛛の巣を辿るが如く魔法を散乱させる言葉になる。もし万が一誰か一人でも残ってしまいその人が記憶のない誰かに己の話をしそこからまた更なる混乱が生まれたらどうするか__どちらにせよ自分は食べられるのだからあれやこれやと心配する必要はないのだがこう言う時は成り行きに身を任せるのが得策な気がする。「そのままでいいよ。人の記憶は数年で新しいものに塗り替えられるからね」首を横に振る事で申し出を却下すれば次いで口元に少しの笑みを。「レンブラント以外の化け物にも少し興味がある。化け物にも、この屋敷にも。…食べられ方にも」普通なら恐怖に足がすくみ体が震える所なのかもしれないが不思議とそうはならないのだ。置かれているこの摩訶不思議な出来事が少しだけ楽しいと思う辺りおかしいのは自身であろう。そんな中で落とされた忠告の言葉は今までとは違い真剣さが込められているように感じる。見付けた獲物を誰かに横取りされる訳にはいかぬ、と言う事であれば好都合。「じゃあ散歩に行きたい時はレンブラントを呼ぶ。それでいい?」誰かと一緒に居る事は好きだ。例えそれが人でなくとも )
( / 本登録ありがとうございます…!まだまだ未熟なロルではありますが少しでも主様に追いつけますよう精進しますので今後ともよろしくお願い致します…!蹴り可能 )
>ベル
――そか、(人一人の存在、それを生まれ付いた家からアカシックレコードに至るまで、綺麗さっぱり消し去ることは確かに難しい。然し屋敷に住む錚々たる怪物たちの中でも、魔法に秀でた自分にとっては造作もない事。けれど貴女が望まないのならば要らぬお節介だったと言うことだろう。薄い微笑はそのままに、淡々と答える。「へえ、珍奇やなぁ。ほな、お気に入り見つけたらそいつに食べてもらい」ゆったりとした所作で足を組みつつ、バケモノを恐れないどころか自分から興味を抱いた様子の貴女に、口許に浮かぶ三日月は歪みを深める。捕食されることに抵抗が無いのならば、最も興味深い捕食方法の怪物の胃袋に収まるのも一興だろう。この屋敷には数々の怪物がいるが、その餌たる人間もまた多く軟禁されている。貴女を食べなければならない理由は自分には無く、ゆえにあっさりと他の怪物を引き合いに出して「勿論ええよ。俺がダメでも、使い魔を遣るわ」ゆるりと目を細めて人当たりの良い笑みを浮かべつつ快諾を。しかし呼び出しに応えられない時もあるだろう、その時はプランBがあるから安心しろ、と言わんばかりに肘掛けに頬杖をついて)
(/いえ、当方の拙文などまだまだです…!また何かご相談等ございましたらお申し付けください、それではお時間の許す限りお相手をよろしくお願い致します…!/蹴推奨)
>レナード
……そう、レナード。
( 此方の素朴な問いと同じくらい素朴且つ単純な言葉が返ってくる。一度探る様に視線を上から下へ、美しい銀の髪から妖しく光る紅い双眸、何処か不機嫌そうな面持ち、己より二十上回るであろう長身と細身の体格をすう、と見詰め。軈て彼の中で一際異彩を放つ発達した犬歯、否牙と表現すべきものを興味有りげに一瞥した後その名を反芻する様に復唱し。扉前からソファへと移動した彼を追うように顔を動かし、やけに不遜で荒々しいな態度にも特段反応を示すでもなく、端的に告げた名と、未だ夢だと信じて疑わない彼女から出た言葉とを口角の僅かに吊り上がった微かな笑みと共に彼へ送り。 )
私はダーナ。夢の中だけの付き合いかもしれないけれど…、宜しく、レナード。
>ダーナ
…何ジロジロ見てんの、(全身を隈なく探るような貴女の視線、それが警戒心の生んだ観察という行動なのか、それともただ好機の目なのか、何方にせよ快いものではなかったらしく、眉間に皺を刻みながら鋭い一瞥をくれる。苛立っているわけではないし、無論怒っているわけでもないが、威圧感のある態度は己の常。次いで告げられた貴女の言葉に、漸くその落ち着き払った態度への得心がいく。リアルすぎる寝具の感触も、貴女の眼前に降り立った怪物も、全てが夢の中の出来事であると信じられるなら、確かに恐れる必要はないだろう。「これ、夢じゃないよ。夢だとすれば、お前は二度と目覚めない」ダーナ、その名を記憶に刻みつつ、すっぱりと現実を突きつける。回りくどい事が苦手な己にとって、言葉をオブラートに包むことも不得手で)
>レナード
ごめんなさい。つい、ね?
( 明らかに不機嫌を体現した様に己の行動へのお咎めを貰う。つい、とは一体どういう意味か。単純に見目麗しい造形だったからか、銀と紅という見慣れない色彩からか。果ては人間とは違う雰囲気を醸していたからか。彼女の発したニュアンスからはそのどれとも受け取る事が出来るものの、いずれにせよ曖昧な侭濁してはさっと流して。どうせ彼も、己を取り巻く暗く豪奢な世界も夢なのだから、機嫌を損ねた所で何か起こるわけでもあるまい。そう楽観視していた彼女の思考を遮断する様に彼から告げられた事実に、思わず翡翠を瞠目させる。言葉を噛み砕いても理解が追い付かない、そう言いたげに眉を顰めては自然と言葉を零し。 )
夢じゃない?…あまり信じられない話ね。この世界が夢じゃないって証明はできるの?
> レンブラント
( あっさりと引き下がった様子から話はこれでお終いと見える。何がどうして自分が選ばれ此処に連れて来られたのかはわからないが向かう先は“死”。もう何かを気にして生活する事もないのだ。「…レンブラント食べないの?」化け物に独占欲と言うものが存在するのかは知らないが少なくとも餌を譲り合う気持ちはあるのか、それとも己はあまり美味しそうに見えなかっただろうか。別の化け物の餌になる事を良しとした言葉にぱちりと一つ瞬きを落としては一応の確認を。化け物やら使い魔やら、この屋敷には本当に様々なものが存在するらしい。そもそも相手を呼ぶ為には一瞬でも一人出歩く事になるのではないかと言う疑問を飲み込めば「じゃあ__今はいい?散歩」目の前で頬杖をつくその姿から特別急用がある訳では無いと勝手に判断しベッドから立ち上がりつつ扉へと一度視線向けて )
>ダーナ
(素直に謝罪を贈られると、その置き所が分からずにただ溜息を一つ吐いて。考えても見れば、怪物である自分は数多の人間を餌として見てきたが、貴女が人間離れした人外を目にしたのは初めてで。確かに珍しいものを舐め回すように観察してしまうのは不可抗力か、と此方も受け流す。夢ではない、己はただ事実を告げたまでだが、それを疑われるような貴女の反応には心底うんざりと言わんばかりに窓を指差して「そこから飛び降りてただの肉塊になっても目が覚めなければ、これが現実って理解できるでしょ」翡翠の目をした人狼や、己と腐れ縁である女ヴァンパイアのように、慈しみを以て懇切丁寧に説明することなど出来ない自分は、ただただ無慈悲に「信じたくないなら、勝手にすればいい」すっくと椅子から立ち上がり、物分かりの悪い子供の相手は苦手だ、と言わんばかりに背を向ける。例の親切な怪物たちに後は全て丸投げしようか、なんて頭の片隅で思案しつつ)
>ベル
んー、あんましお腹減ってないんよね(貴女が己の獲物と決まったわけではない、ただ自分は貴女に“呼ばれた”からこの部屋へ来ただけ。そもそも貴女を含めて人間とは、自分にとってはただの餌。誰がどれを選んで食べようが知ったことではなく、ゆえにあっけらかんと肩を竦めれば、貴女を捕食する気は当面は無いことを伝えて。怪物を“呼ぶ”には何か相手からのプレゼントを所有している必要がある。しかし、この悪魔と初対面である貴女がそれを持っているはずはなく、それを分かっていて自分を“呼ぶ”ことを許可する辺り、この男が悪魔である所以。それもその筈、今日会ったばかりのただの食事にプレゼントなんて用意しているはずもなく「…今?どっか行きたいとこでもあるん?」立ち上がった貴女をただ視線で追いつつ、予想外の言葉にゆったりと瞬きを。只でさえ怪物のうろつくこの屋敷、いくら悪魔が一緒だとしても早々に出歩きたいだなんて変わった子だ、と。逃げ道の類でも見つけたいのだろうか、なんて邪推を巡らせつつ貴女を見詰めて)
>レナード
( 徐に窓へと向けられた指と、眉間に皺が刻まれた面持ち。投げ遣りに綴られた冷酷な発言は夢ではない事に信憑性を持たせる効果があった様で、ちらりと窓辺を一瞥する。本当に飛び降りて仕舞おうか、そんな危険な思考が生まれたのも束の間、こんな所で短い人生に終止符を打とうだなんて余りに馬鹿馬鹿し過ぎると踏み止まり。代わりに自らの頬を少し引っ張ってみると、当然の様に痛みは存在する。序に腕の痣たちを柔く押しては、これも同様に痛みが在る事を理解し。どうやら彼の言葉を信じる方が賢明なようで。となれば、この現状を把握し、頼れる人物となるのは眼前の男しか居ない。ギィ、と椅子から立ち上がり背を向ける姿を目視すると、慌ててすぐ傍らまで駆け寄る。流石に右も左も分からない状態で此処に置いていかれるのは些か不安というもので、少しの逡巡の後控えめに懇願を。 )
分かった。信じるわ。信じるから、独りにはしないで。
>ダーナ
(貴女はきっと聡い子だ、とレナードは推測していた。心身ともに弱く未熟な子供が相手なら、飛び降りてしまえなんて危ない橋を渡る発言は絶対にしない。それこそ錯乱されて実際に身投げでもされては、今よりずっと面倒なことになるから。ゆえに一旦は現実を受け止め、理解は出来ずともこの異世界に適応しようと意思を露わにした貴女へ、くるりと振り返っては「…ん。良い子」身長差から貴女の不安げな顔を見下ろしつつ、貴女の心の強さへ簡潔な賞賛の言葉を。「死にたくないなら、一人で部屋を出たり無暗にうろついたりしないこと。…分かった?」独りにしないで、という貴女の言葉へ明確な答えを贈らなかったのも、自分なりに誠実な対応を心掛けたつもりで。口で是と答えるのは簡単だが、連日連夜貴女の面倒ばかりを見ているわけにはいかない。しかし屋敷で生活する上での重要な忠告を伝える事ぐらいは出来る。人差し指を貴女の鼻の先へそっとくっつけ、小さく首を傾げて)
> レンブラント
__そうなんだ。…悪魔、も空腹感じるんだね。
( 己を食べない理由としてあげられたのは空腹では無いから。それが本当か嘘かはわからないがこの屋敷に軟禁されているのは恐らく自分一人ではないだろう、相手が本当にお腹を空かせた時に果たして自分を選ぶだろうか、ふとそんな事を思えば途端に胸の奥がちくりと痛み。それに蓋をし知らない振りをするように相手の容姿から考えられる“悪魔”と言う単語を出して。視線だけは合うものの相手に立ち上がる素振りが見受けられなければドアノブに伸ばした手を一度ぴたりと止め「ただの探検。部屋以外の場所も行けるように」と先程の忠告は何処へやら、ちょいちょい、と控え目な手招きで以て再び相手を呼んで )
>レナード
( 己の発言が、吉と出るか凶と出るか。独りにしないで、何ぞ子供っぽ過ぎただろうか。実際齢十七の未熟な小娘なのだから妥当と言えるかもしれないが、懸念は募るばかり。何処に遣れば良いか分からぬ翡翠を泳がせていると、不意に彼が此方を振り返り、ぱち、と幾度か双眸を瞬かせ。打って変わって幾分か柔らかな語調で言葉が降ってくると一抹の不安が霧散し微かな安堵が胸に。小さい子でもあやす様に鼻先へ指先が添えられる。忠告にも似た言い付けに素直にこくりと首肯したものの、不可解な発言が含まれていた事に言及したい気持ちに駆られてしまったのも又事実。勝手に屋敷を彷徨いたら死に直結する様な何かがあるのだろうか。然しその疑問を問うよりも先に聞かねばならぬ事が有るのを思い出すや否や、彼の深い紅と視線を交じ合わせて一番気になっていた事柄に触れ。 )
…ねえ、私が此処に連れてこられた理由って、何かあったりするの?
>ベル
お、よぉ分かったなあ(空腹云々のくだりはさらりと流し、貴女の口から飛び出た悪魔という単語に注目する。角や翼、尻尾の生えた怪物は他にもいるだろうに、素性を明かしていないにもかかわらず己を悪魔と言い切った貴女にぱちぱちと乾いた拍手を贈って。「―ハハ。じゃじゃ馬やねえ、」目的地も何もなく、ただ屋敷の見取を知りたいという貴女の淡白な答えに短く笑って。きっとこの屋敷では長生きできない子だろう、なんて内心で思いつつ、まだ重い腰は上げない。喰えない微笑みはそのままにこてんと小首を傾げて「悪魔に何かお願いするなら、それなりの対価を払わんと。…人の世にも、怪物の世にも、タダってもんは無いんよ」すぅ、と蛇のような双眸を細めて貴女を見据える。身一つで攫われてきた貴女が払える対価と言えば、真っ先に思い浮かぶのは自分の身体を食事としてこの悪魔へ捧げる事だろうか。然し今、悪魔は空腹ではない。果たして何を差し出してくれるのか、それとも払えるものは無いと諦めるのか、愉悦に興じる微笑みを浮かべては貴女を見詰めて)
>ダーナ
(苛烈な現実に引き続き、己の告げた忠告も素直に受け止めてくれた様子の貴女に満足げに一つ吐息して。ふと視線が重なれば、逸らすことはせずじっと見据え返したまま、貴女の問いへ耳を傾ける。それに答える前に、貴女の横を通り過ぎて先ほど腰かけていたソファーへ再度着席すれば「お前は、俺達バケモノの餌として攫われてきた」目線は真っ直ぐに前を向きながら、他愛もないことを言葉にするような口振りでまたしても悲劇を突き付ける。また信じられないと食い下がられては面倒、同じ轍を踏まないように「俺はヴァンパイア。食べるのは人間の血。他にも、色んな怪物が住んでる。…だからうろつくなってこと」今度は此方から先手を打っておこう。ぱか、と口を小さく開けば自身の牙を指差し素性を明かす。その手を下ろせば深く背凭れに体重を預け、腹の上で手を組みつつ貴女の方へ視線を遣って)
>レナード
( 交わる紅は一切の乱れも見せず常に微動だにしない。対して此方は、次に来る返答次第によっては其の翡翠を揺らす事になるだろうか。ふと彼が再びソファへと腰を下ろした事で一度視線が離れ、軈て告げられた言葉の羅列達に矢張り双眸を僅かに瞠る。此方に発言をさせまいとしているのか、彼の口は閉じる事なく断続して静謐な部屋に響く惨い事実に、理解したくないと思いつつも逃れる事は出来ないだろう、と諦観が生まれる。結局窓から飛び降りなかった所で、十七で死を迎えるのは必然だったと言うことだ。吸血鬼だという根拠になる白い牙を見遣れば、黒いワンピースの裾を翻し彼の眼前へと。「そう。私は貴方たちの餌で、貴方はヴァンパイヤ。なんで外に出ちゃいけないかっていうと、バケモノが彷徨いてるから。」自分を言い聞かせるように、又は整理する様に一語一句じっくりと舌に乗せる。自信が餌ならば、きっと彼は己の血液を摂取するのだろう、そう見込んでは悪戯めいた笑みを浮かべ。 )
…私の血、美味しくなかったらごめんなさい。それでも我慢して飲んでくれたら私も嬉しいわ。…なんてね。
>ダーナ
(通常、貴女くらいの歳の娘たちは総じて取り乱すものだ。嘘よだの嫌よだの、そんなことを捕食者たるバケモノに喚き散らしたところで如何にもなりはしないのに。そんな生産性のないやり取りには心底辟易しているが、貴女の見せた反応はそれとは全く対照的で。バケモノであると正体を明かした直後であるにも関わらず、距離を取るどころか近づいて来た上に意味深な笑顔のオマケ付き。思わず呆れたように鼻で笑えば「何、お前俺に食べられたいの?」怪訝そうな視線でその笑みを捉えつつ。まるで己が貴女の捕食者であると確定したかのような振る舞いに、一度顎を逸らしてそっぽを向けば再び貴女へと視線を戻して「俺が食べるのは美しい女性だけ。お前みたいな子供に興味ない」“だから安心しなよ”なんて、悪びれもせず年頃の女性に対してあまりに無礼なことを平然と宣う。貴女は確かに大人びていて、実際の年齢よりは幾分か上に見せる魅力がある。けれど顔は未だおぼこく、面食いの気質がある自身はそれを隠そうともせずあっけらかんと)
>レナード
率先して食べられたいわけじゃないけれど…、餌っていうくらいだから食べられるのが普通かな、って。
( 半分冗談、半分本音、そのくらいの割合で言った心算だが返ってきたものは至極単純な感想。成程、そういう風に捉えたかと場違いにも感嘆するものの、流石に自身にも積極的に食べて欲しいという願望もなければ偏った嗜好もない。ただ、話を聞く限り捕食は逃れられないと思った上での発言だったのだが、どうやら誤解を与えてしまったらしい。次いで紅色が外を向き、そしてまた翡翠を捉えた刹那、些か失礼と取れる無礼な評価を貰う。幾ら大人びていても彼からしたら一介の小娘にすぎないらしい。軽く受け流すのが大人の対応だと自覚していながら、言い返したい気持ちが競り上がってくるのは矢張り根は未だ子供だからか。「ふうん、それは残念。私みたいな子供じゃあ全然、少しも食べたいと思わないの?」妙な反抗心を燻らせたままずい、と顔を近付かせ、黒髪をすいと片方に寄せる。首筋を露出させじいと彼を見詰め。 )
…これでも食欲湧かないの?
>ダーナ
…ふぅん、変わった子(現状を理解するだけでなく、それを拒もうともせずすぐに受け入れる姿は、あまりに物分かりが良すぎて怪物の目にも不気味に映るほど。何方にせよ今までそう何人も出会ったことのあるタイプではなく、肘掛けに頬杖をつきながら正直な感想を贈って。近づいて来る翡翠の双眸を、やれやれと言わんばかりにじとりとした目で見据える。露わになった首筋を一瞥し、溜息を一つ零せば眼前に居る貴女の横をすり抜けるようにして立ち上がり「…死に急ぐのは勝手だけど。俺に同じことを二度言わせるな」首だけを巡らせてぴしゃりと言い放つ。実年齢以上の艶っぽさがある貴女も、桁外れの年数を生きる怪物である自身からすればまだまだ子供同然。貴女の挑発は子供が精一杯化粧をして露出をして背伸びをするような、そんな姿を彷彿とさせて自分には見ていられなくて。依然オブラートに包むと言う概念を持たない吸血鬼はコツコツと跫音を響かせてドアノブを握り「……後で使い魔に食事を用意させるから。大人しくしてなよ」振り返ることはせず背中越しに告げるのは、淡々とした口調に似合わぬ気遣い。貴女の相手をするのは骨が折れると感じたのだろうか、狭量なヴァンパイアはそのまま貴女の部屋を後にして)
(/私用にて一旦落ちさせて頂きます、お相手有難う御座いました…!レナードが随分失礼な振る舞いをしてしまい、お気を悪くされていたら申し訳御座いません。交流を重ねるにつれて幾分か態度は柔らかくなっていくかと思いますが、指名変更をご希望の場合はお気軽にお申し付けください。それでは、また是非いつでもお越しくださいませ…!)
>ベルPL様
(/お話のキリはあまり良くないですが、私用の為此処で失礼致します…!本日もお相手有難うございました、次回お話させて頂ける時を楽しみにしております…!)
>レンブラント
( / 後半御返事が遅くなってしまいすみませんでした…!また機会がありましたらよろしくお願い致します…! )
>主様
( /此方こそ、お相手をして下さり有難う御座いました…!楽しい一時を過ごさせて頂きました。いえいえ、最初から何も弊害がないのでは交流を重ねていく楽しみが減ってしまいます故、じっくりと心を通わせていけたらと思っております。沢山のお気遣いの言葉、有難う御座います。またお時間が合いましたらお相手して頂けると嬉しいです…! )
>いくつか特殊な日常イベントを追加致しました、ご興味のある方は是非(>>492)をご覧下さいませ!
>只今より眠りにつくまで、2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/こんばんは、お久しぶりです。随分と前になってしまいますが、>360の続きの絡みをさせていただくのは大丈夫でしょうか?大丈夫そうであれば、お返事を用意させていただきます…!)
>エヴァン
(/お久し振りです、またお会いできて嬉しいです…!仰る通り前回の交流から期間が空いており、その時の感情を思い出して続きから文章を紡ぐことは当方にとってはお恥ずかしながら難しく…。平素よりさらに拙文にてのお相手になってしまうので、本来はブランク後の続きから再開は非推奨なのですが、折角息子様が提供の為に一歩踏み出して下さった大切な場面ですので、今回は続きからお相手をさせて頂ければと思います…!背後様さえ宜しければ、是非お返事をお待ちしております!)
>ラクシュエリ
(彼女の返答に返事する暇もなく、どんどん早足になる彼女に着いて行くだけで精一杯。こうやって外に出るのだって久しぶりで、陽の眩しさに、色鮮やかな花々に、思わず目が眩む。彼女に腕が解放された頃には息を整えることに必死で、肩を上下させながら荒く息を吸い込んで。漸く顔を上げると泉とそこではしゃぐ彼女。水辺だからだろうか、彼女の言った通り涼しいような気がする。楽しそうな姿が見れたことにほっと安心を抱き、呼ばれれば「うん」と相槌をひとつ、そろりと側へ近寄って。覗き込んだ泉はクリスタルブルーに発光していて、どうみても普通の水ではないが、彼女の言い振りからして口に含まなければ大丈夫なのだろう。服を濡らしてしまわないようにズボンの裾をたくし上げると片足ずつ足を泉の中へと入れてみて。ああそうだ、此処へ連れてきてくれた礼を言わなくてはと思い至れば、「あのさ、…あ、ありがとう。」しっかりと彼女と目を合わせてお礼を。すぐに視線は彷徨ってしまったけど、及第点だ)
(/期間が開いた後で無理を言ってしまいますが、お言葉に甘えさせていただきますね…!本日も時間の許す限り、お相手をお願いします!)
>エヴァン
ちょっとぉ、折角エリがこうやって待ってたのにー。男ならドーンと来てよねっ(貴方を招き入れるように広げた両手で拳を作り、それを腰に当てては頬を膨らませる。貴方が胸の中へ飛び込んできてくれるような性格でないことは承知していた。けれども期待はするもので、恐る恐るといった様子で泉へ近付く貴方に無茶な文句を並べつつも声音はどこか楽しそうに弾んでいて。ふと、貴方と視線がかち合う。いつも自信なさげに視線をあちこちへやる貴方とこうして向き合ったのは初めてな気がして「ふふん、エリって凄いでしょ?」先ほど作った拳の片方を貴方の胸へ軽くトン、と当てれば得意げに微笑む。此処は穴場と呼べるスポットであり、道を知らない人間はまず辿り着けない秘境で。ぱしゃ、と水音を立てれば一回転しながら貴方から一歩分遠ざかって「…なんでまた、急に散歩がしたいって言い出したの?」手を腰の後ろで組みつつ、会釈のように上体を前のめりにして問い掛ける。泉に辿り着くだけで息を切らしている貴方は如何にもインドア派で、どういう風の吹き回しなのか興味がある様子で)
>ラクシュエリ
う、いや、はは…。(ドーンとなんて自分では無理だ、なんてことは彼女にはもうお見通しであるらしい。しどろもどろに口籠もり苦笑を浮かべながらも、期待された言葉を返さなければ__なんて考え込むことのない、圧迫感がないやりとりは幾分か気が楽で。彼女からの質問は、やはりというか、聞かれるだろうなと思っていたものであり「なんでって、」散歩をしたいなんて言い出す原因といえば狼男にした恋愛相談、それを素直に言うのはなしだ。それに彼と会っていたことを彼女に言っても良いのだろうかという懸念もあり「…たまには、外に出ないとなって」彼女に習って軽く足を上げてパシャリと水面を揺らし、見え透いた嘘をひとつ)
>エヴァン
……ふうん、(人と接するのが不得手な貴方は、嘘を吐くこともまた苦手なのだと学ぶ。納得もしていなければ疑いもしていない、そんなどっちつかずの吐息混じりの返事を。「…エリはさ、ちょっと不安だったの」くるり、貴方へ背を向けると同時に、足元の水が静かに音を立てる。先程とは打って変わった、やけに物静かで控えめな声音は彼女らしくない。背を向けたまま、言葉を続ける。「エヴァンのポケットの中の物。…魔力が宿ってる。誰に貰ったか分かんないけど、もし悪い奴からの贈り物なら――、」ポケットの奥で奏でられる涼やかな音色を耳にした時から、それに魔法の類の力が働いていることは判っていた。どうやってバケモノからそれを手に入れたのか、何が目的でそれを欲しがったのか、もしかしたら何か悪い取引でも交わしてしまったのではないか―。「…あなたは気が弱いから、そいつに食べられちゃうんじゃないかって」少し俯き加減に寂しそうな声を出すのは、故意か否か。ともかく、捕食者として獲物を失うことは避けたい、それは味見済みの上等な餌なら猶更。尾てい骨から生えた鏃のついた尻尾が、儚げにゆらりと揺れて)
>ラクシュエリ
(ポケットの中身に思わず手を触れれば相変わらずシャリンと美しい音、先程までの様相とは一転し静かになってしまった空気には些か場違いに感じられて。これを貸してくれた彼は悪い奴ではないどころか、出会って間もない自分の相談を真剣に聞いてくれた。もしかしたら食べるつもりなのかも…なんて考えなかったわけではないけれど、少なくとも信頼したいと思える人物で「違う、そんな奴じゃない、と…思う。」少々食い気味に彼の擁護を。しかし横取りをされたと騒がれるのは勘弁と彼が言っていたことを思い出し、名前を出すのは躊躇われてどうにも説得力に欠ける。うぅ、と小さく唸り観念したとばかりに重い口を開き「その、ちょっと、相談をしてて…。これは、借り物で…、おまじないがかかってるって。」これだけでは要領を得ないだろうけれど、やはり恋愛相談をしていた_なんて、本人を目の前にして口にするのは自分には難しい)
>エヴァン
(はっきりとした口調で否定をする貴方の態度は、嘘を吐いているようには見えない。脅されて言わされている風に見えなくもないが、にしてはその“借り物”の主を庇っている様な言動の取り方に得心がいかない。次いで明かされた真実を聞けば、ますます謎は深まるばかり。くるりと貴方へ向き直ったエリの表情は、出会って初めて見せるほど寂しげで「…その相談って、エリじゃダメだったの…?」相談の為にわざわざ違うバケモノの元を訪れるほど、貴方は己のことを信頼してくれていないのだろうか。しゅん、と眉尻を下げ、尻尾も力なくへたりと項垂れて水面へちゃぽりと鏃が浸かって。「確かに、エリは悪魔であなたは人間でさ。信じる、なんて難しいかもしれないけど…。」捕食者と獲物、2人の間にあるその構図は変わることはない。引いては捕食行為の直前である味見までを半ば強引に済ませた仲であり、信じろと言う方が無茶なのは此方とて百も承知。けれど、貴方が自分より他の怪物に心を開くのが気に入らなくて。寂莫とした思いの重さに肩を落とし、睫毛を伏せて)
>ラクシュエリ
(彼女がこんなに寂しそうな顔をするなんて初めてのことで驚いて。彼女は悪魔だから寂しさなんて感じないのかも、なんて思い込みがあったのもあってそんな顔をさせてしまった申し訳なさに「ごめん」と謝って。相談が自分ではいけなかったのかと落ち込むのは彼女の所有欲の表れだろうか、もしそうなら__浅ましい思いだと理解しつつも少しだけ、嬉しい。「その、相談の内容は…言えないっていうか、まだ、言いたくないんだけど…。」尻尾の鏃が水面に浸かるのを目で追いかけ視線は下へと。しばしの間そうしていると、意を決したように顔を上げて「……エリのこと、信じてない訳じゃないし、いつかは言う、絶対。」普段よりも力強くそういうと、思いを打ち明けた訳でもないのに、顔が熱くなって来た気がする。顔を隠すようにくるっと彼女に背を向けると「また、此処に連れてきてもらってもいい?」と今までの雰囲気を打ち消すよう、大きめの声で問いかけて)
>エヴァン
―……!(貴方の謝罪も、言葉に詰まる様子も悪魔の心に響くことはなかった。けれど、はっきりと意思の籠った力強い言葉には、思わず深い桃色の瞳を瞠って。貴方がこんなに明確に意思表示をしたことがこれまであっただろうか。貴方の“いつか”がいつになるかなんて分からないし、気弱で奥手な貴方の事だからきっと遥か先の未来の話なのだろう。けれど、それは将来に楽しみが一つ増えたということ。そうポジティブに片付けた悪魔の表情は、口許から徐々に笑みへと変わっていって。ぶわり、翼を広げれば、その先端でバケツ一杯分ほどの水を掬って貴方の背面へと浴びせて「うん、あなたが相談を打ち明けてくれる時にね!」先程までの閑散たる雰囲気は何処へやら、けらけらと楽しそうな笑い声を上げながら貴方の言葉へ答えて)
>ラクシュエリ
つ、つめた……っ!?(突然感じた背中の冷たさに水を掛けられたのだと気付くと思わず振り返り、じとりと抗議の目線を向けて。先程までの哀愁漂う雰囲気のない笑顔の彼女を見れば、何だかおかしくなってきてつられて小さな笑い声を上げて。次は相談を打ち明ける時__それは果たして一体いつになるのやら、自分でも想像がつかない。「……できるだけ早く、来れるようにするよ」次はおまじないがなくても言えればいいな、なんて未来の自分への過度な期待を寄せながら。くしゅん、とくしゃみをひとつ。水を被ったことにより体が感じるのは涼しいというよりも寒いといった感覚で軽く身震いを)
>エヴァン
あはは!エリ以外の住人に浮気したお仕置き、(気疎い視線を送られても何のその、明朗に笑い声を一つ上げればお道化た口調でウインクを一つ。お仕置き、貴方にとってはトラウマの言葉だろうか。なるべくそれを思い起こさせないよう、努めて明るい雰囲気で軽口を叩いて。「ううん、ゆっくりでいいよ。うじうじエヴァンには期待してないしっ」ゆるゆる、かぶりを振れば貴方の決意を急かすつもりはないことを告げる。他の怪物に言えて自分に言えない事、皆目見当も付かないがきっと重要な事なのだろう。無理に急かして言わせたところでそんな結末は勿体ない、あくまで享楽的な考えに従い、べぇ、と赤い舌を見せながら冗談を。ふと聞こえた貴方のくしゃみ。優しく貴方の濡れた背中へ片手を添えると、ふわりと発光したかと思えば濡れていたのが嘘かのように肌も服も瞬く間に乾燥して。「戻ろっか。貴方はエリのゴハンなんだから、元気でいてもらわなくちゃね!」さすがに魔法で貴方の体調をコントロールすることまでは出来ない。冗談とも本気ともつかない理由を付けて、貴方の手を引っ張りながら泉から上がろうと)
(/遅くまでお相手有難うございます、キリが良さそうなので一旦此処で回収させて頂きますね…!エリに伝えておきたいこと、描写しておきたいことが御座いましたら次レスにて消化して頂けますと幸いです…!睡魔がすぐそこまで這い寄って来ていますので、今宵はこれにて失礼致します!是非またいつでもお越し下さいませ、どうか良い夢を…!)
>ラクシュエリ
(お仕置きという言葉に初めて出会った時のような恐ろしさはない。捕食者と獲物、彼女と自分のその関係性は変わっていない筈だけれど、こうして軽口を言える程度には近付けたのだと自惚れても構わないだろうか。期待していないからと言われればムッとした表情を浮かべて「いや、俺だって本気を出せば…」などとぶつぶつと。ゆっくりで良いという言葉に甘えたくなってしまうけど、甘えてしまってはついつい引き延ばしにしてしまうような気がする。ふと、濡れた気持ち悪い感触が無くなるのを感じると目をパチクリとさせて。魔法だ、と気付くのに時間はかからなかったけれど、何度見ても慣れそうにない。「…ありがとう」彼女のせいで濡れたのに礼を言うのは少し変だったかもしれないけれど言わなくて気が済まない。手を引っ張られるがままに泉を出て、部屋までの帰路につき)
(/本日も大変遅くまでお相手していただいてありがとうございました!我儘を通していただいた今回の絡みですが、キリの良いところまで回収できてよかったです。次はジェイド様へ報告を兼ねて借りた物を返しにいこうかと考えております…!それではお休みなさいませ、良い夢を。)
>只今より眠りにつくまで、1名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
>只今より3名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
>本日時間に余裕があり、募集人数を超過していても通常より短文で宜しければお相手可能ですので、お気軽にお声がけ下さい!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/なんだか少し久しぶりな気がしながら、丁度いいタイミングでお見掛けしたのでお邪魔致します。実は今回はマリーシュカさんではない別のお相手様と捕食展開でお話を紡いでいきたいな、と思っておりまして…。そのお相手様はまだ決めかねているのですが、主様としては此方の提案は如何でしょうか?もしあまり良くないようであれば勿論提案の方は白紙に戻します。ご検討の程宜しくお願い致します…)
(/こんばんは。前回はラクシュエリ様との散歩非常に楽しかったです。今回はその報告とお借りしていたものをジェイド様にお返しすべく、ジェイド様の部屋に向かいたいのですが大丈夫でしょうか?また、他の事をしながらの参加になるので、平素よりお返事が遅くなることと思います。)
(/主様、こんばんは。ほんの少し、お久しぶりです。お見かけしましたので、参加したいと思っています。ラクシュエリさんと前回の続きをと思っています。交流の少ない方がいらっしゃいましたら、回収して頂ければ幸いです。ご検討のほどよろしくお願いします。/礼)
>ドロシー
(/今晩わ、またお会い出来て嬉しいです。捕食展開をご希望とのことで、とても感激しております…!色々な住人との交流は寧ろ推奨しておりますので、問題は全く御座いません!手早く捕食エンドを楽しみたい、という場合は捕食専用の住人を、捕食までの道筋もある程度楽しみたいと、という場合は通常の住人をお勧めさせて頂いておりますが、どの住人と捕食交流をするかご希望は御座いますでしょうか…?)
>エヴァン
(/今晩わ、ご来館有難うございます。此方こそ、楽しいお時間を有難うございました…!お伺いしていた通りジェイドとの交流ですね、畏まりました。お返事は背後様のペースで構いませんので、どうぞごゆるりと参りましょう…!つきましては、ジェイドの部屋を訪れる旨のロルを回して頂ければそれに反応させて頂きますので、宜しくお願い致します…!)
>ノア
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます。前回の続きですね、畏まりました!恐らく此方のレスで交流が途切れていると思いますので、そのまま続きからお返事を紡いでいただければ反応させて頂きます…!)
>主様
(/私個人と致しましてはお相手様のことをよく理解したいという思いもありますので、出来ましたら道筋も楽しんでからの捕食、という展開にさせて頂きたいです。折角ですのでヴァンパイア繋がりという事で、レナードさんにお相手をお願いしたいのですが…宜しいでしょうか?)
>ドロシー
(/レナードですね、畏まりました!交流の前に二点留意事項が御座いまして、まず一つ目は、レナードが若すぎる人間を食事としてあまり好まないので、未成年である娘様との捕食エンドは道のりが険しくなる恐れがある、ということです。二つ目は、レナードは提供住人の中では気難しく、心を開いて理解するまでの難易度が高いと思われることです。それでも宜しければ此方はレナードでの御相手で大丈夫で御座います…!また、もし宜しければ、捕食に至るまでの大まかな筋書き等があればお聞かせ願えれば幸いです!)
(/今晩は、既に三名の方がお越しになっておりますが、短文でも宜しければとの文を見て図々しくもお声がけさせていただきました…!もしお時間に余裕があるようでしたら前回>602の続きからお相手して下されば幸いです。難しいようでしたら、次の機会にお声掛けさせてもらいます!ご検討のほど、宜しくお願いします。礼)
>ジェイド
(誰にも見つからずに__勿論、エリにも__彼の部屋まで辿り着いたはいいけれど、そういえば今回は前回のように約束を取り付けていた訳ではないし、彼は今部屋にいるだろうかという不安が過ぎる。しかしながらエリとの進展を誰かに話したいのは山々だし、それを話せる相手なんて彼しかいない。それに借りた物だって返さないと、もし居なかったら借りた物を返すだけでもしておこうと考えながら、「ジェイド、いる?」扉をノックして中へ声を掛けて)
(/初回文出させていただきました。では本日もゆるりとお相手よろしくお願いします…!)
>600 ラクシュエリ
ン?レンって彼のことだったんだね。ふふっ 食えない笑顔って( レンとはレンブラントの略称らしい。ビンゴだったということでまた、一歩確信に近づいた。彼の訛りは最初は違和感があったものの、今は多分慣れたらしい。慣れって怖いなぁ……なんて頬を食指でかき。訛り口調の次に出た"食えない笑顔"と聞き、思わず笑みを零し。別に彼女を笑った訳ではなく、その例えが余りにもぴったりだったのでつい、ついと言う意味合いで。エリは気を悪くさせて無いだろうかとちら見して。「レンブラントは、エリとは腐れ縁なんだぁ。」腐れ縁とは同じ悪魔だからなんだろうか、それとも________、好ましく無い関係なんだろうか。まずは、何か聞きだせるんではと顔色を伺いながら、呟いて。「そ。バケモノだね?最終的には食べれちゃうと思うよ。ほら、此処のお屋敷に来た理由は餌なんだから___、」自分が言ってる"彼"は、エリと同じバケモノと頷き、何故に今更そんなことを口にするのか小首を傾げながら述べて。自分は変なことを言ってしまっていただろうかと、彼女を見遣り。「エリの隣、座ってもいい?」と問いかけ。相手が座ってて、自分が立っているとなると……、見下ろす形になり、自分は好きでは無い。その相手が、悪魔とだとしても。そして、同性と話せるのがとても久しぶりのような気がして嬉しくもあり。)
(/ありがとうございます。ラクシュエリさんにとってノアは絡みづらくありませんか?お気を悪くされていたら申し訳ございません。もし、絡みづらいと思いましたはストレートに仰って下さい。ゆるりとよろしくお願いします。)
>ルシアン
(差し出した冷たい手の上に、小さくて暖かい手が重なればゆるりと目許を細めて。決して放してしまわないよう、大きな手のひらで包み込むように貴方の手を握り返せば、目指すのは庭園のずっと深部。酔いそうなほど香りの強い鮮やかな花壇を超え、瑞々しい青葉のトンネルを抜けた先には。まさしく世界樹と形容しても差し支えないほど聳え立つ大木が、ぽっかり開けた場所にどっしりと根を構えていて。幹の太さは大人数人が取り囲んだくらいでは半周すら出来ないほどで、ぶわりと広がる枝葉はまるで空を覆いつくす傘の様。「――疲れた、足が痛いって、一言も弱音を吐かなくて偉かったな。これが、俺のお気に入りの場所だよ」満足そうに木を眺めて深呼吸を一つ、そして貴方へ顔を向けて穏やかに微笑む。まるで二人を歓迎するかのように、爽やかな風が吹いてさわさわと大樹が音を立てて)
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます…!お声掛け頂いて嬉しいです、短文気味のお返事になるやもしれませんが是非お相手頂ければ幸いです…!)
>エヴァン
(あれから数日、ふとキャビネットへ視線を向ければそこにあったはずの小物が空席を謳っていて。一時的にそれを託した少年のことを思い出せば、そういえばどうなったのだろうか、まかり間違ってエリに喰われてはいないか、なんて杞憂が胸をよぎる。そんな最中、聞こえてきたノックと聞き覚えのある声。迷うことなく扉を開ければ「―丁度、お前のことを考えてた所だ。よく来たな、エヴァン」人当たりの良い笑みを浮かべ、片手を広げて部屋へ招き入れる仕草を。依然相談を受けた時と同じテーブルに腰掛ければ「濃いコーヒー、で良かったよな?」貴方へ視線を向けながら、まだ記憶に新しい貴方の嗜好について一応の確認を取って)
(/ロルの先出有難うございます…!此方こそ、お時間の許す限り宜しくお願い致します!)
>主様
(/提示頂いた二点とも、問題ございません。寧ろ難易度が高いほどお話の深みが出てくると思っていますので…!筋書き、と言えるほど細かいものはまだ考え付いていないのですが、マリーシュカさんとドロシーには面識がある前提で、レナードさんはマリーシュカさんからドロシーのことを少し聞いていたらな…と。詳しく言うとマリーシュカさんのお部屋にはまだお邪魔していない辺り、つまりブレスレットを貰っていない時点からの分岐のように考えております。そこから徐々にお互いを知っていき、最終的に捕食されることに対してドロシーが意欲を示す、という流れなどは如何でしょう…?)
>ノア
(悪魔といえば侫悪の象徴であり、人間を唆し玩具の様に弄ぶ存在――まさしくレンブラントは悪魔の鑑のような男で。腐れ縁、と反芻されれば「…まぁね」と口元だけに笑みを浮かべながら肩を竦める。隣に座ってもいいか、という貴女の問いには、そっと横へずれて一人分のスペースを譲ることで是と応えて。足を組み、ベンチの肘掛けに頬杖をつきながら「…あなたの言うことって、要領を得ないわ。一体レンにどうして欲しいの?食べて欲しいの、それとも許して欲しいの」複雑な微笑みを浮かべつつ、横目で流すように貴女を見詰めながら問いを。人の相談を聞くなんてガラでもないし、捕食対象でない人間にも興味はない。元々気の長くない悪魔は、貴女が何故自分と話していたいのか、その理由が分からずに辟易としつつあって)
(/レンブラントもそうですが、ラクシュエリも短気の類ですので、話の目的が見えなければ痺れを切らして何処かへ行ってしまう可能性がある、とだけお伝えしておきます!相性の問題であり、絡み辛い等は御座いませんのでご安心くださいませ…!此方こそ、宜しくお願い致します!)
>ドロシー
(/留意事項への快諾、有難うございます…!詳しくご希望を提示して頂いて有難うございます、その流れについて異論御座いません…!では、マリーシュカがとても多忙で長い間娘様の部屋を訪れることが出来ず、代わりに様子を見るようにとレナードがマリーシュカから頼まれた、という体でお部屋を訪問させて頂き、そこから初対面で物語が始まる…という形で交流文を出させて頂いても宜しいでしょうか?)
>ドロシー
(空中を滑るように移動するヴァンパイア、その真紅の双眸はひどく不機嫌そうで。いくら同胞の頼みとはいえ、子守は不得手。さらに言えば嫌いの類に入る。貴女の部屋の前に到着し、神経質そうなノックを数回。返答を待たず扉を開ければじろりと部屋中を見回し、やがて貴女の姿を視界に捉えれば「…お前がリーシュのお気に入り?」人間のプライバシーなど知ったことか、と言わんばかりにつかつかと部屋に立ち入れば威圧感のある瞳で貴女を見下ろして)
(/此方こそ、ご希望を伝えて下さり有難うございます!早速絡み文を提出させて頂きましたので、ゆるりと御相手頂ければ嬉しいです…!)
>ジェイド
(何だか良いタイミングで来たみたいだ。そういえば借りた物には幸運のおまじないもかかっていると言っていたっけ。それが関係しているかはわからないけれど、何はともあれ無駄足にならずに済んだのは喜ばしい。招き入れられれば前と同じように彼の前に腰掛けて。彼からの嗜好の確認には覚えてくれてたのかとやや驚きながらもこくんと頷いて肯定を示して。彼に話したいことは沢山あるけれど、まずは忘れてしまう前にとポケットの中から彼に借りたものを取り出して机の上へ)これ、ありがとう。
>エヴァン
おう、サンキュ。…ちゃんとまじないは効いたか?(それ自体が意思を持つように、まるで持ち主の元へ帰るかの如く此方へ、コロコロと机の上を転がって来るそれを片手で掴み取る。まずは、きちんと返却してくれたことへの礼を。持ち主から数日間離れたとはいえ、まだその音色にはほんのりと自身の魔力の残り香がある。魔法は不得手な自身のまじない、果たして効き目はあっただろうか。コウモリたちがキィキィ言いながらエヴァンの前へと香り立つコーヒーを運んでくるのを横目に眺めつつ、まずはジャブ代わりの問いを)
>レナード
(与えられた部屋。バケモノの食事として連れて来られ、もう帰ることも叶わないというなんとも現実味の沸かない空間で、とりあえずベッドに腰掛け自分の手元ばかりを見る。脳内を巡るは以前この部屋を訪れたヴァンパイアの女性。彼女はバケモノというにはあまりに穏やかで優しかった。けれどきっとここに居る他のバケモノ達は彼女のような手柔らかな者ばかりではないのだろう。あれから彼女がこの部屋に訪れることも無くなってしまい、余計に孤独の不安と恐怖が高まるばかりで。一つ深めの溜息を零していると、予想していなかった扉のノック音に思わず驚き其方に顔を向け。返事をしていないにも関わらず部屋内に入ってきた彼の様子に身動きも取れずその場に固まり凝視して。言わずもがな彼もバケモノという存在なのだろう。此方を見下ろすその瞳はあの優しい彼女とは打って変わって圧を感じるもの。リーシュ、というのは、マリーシュカと名乗っていた彼女のことだろうか。少し萎縮気味に視線向け「…お気に入りかどうかは、知らない。…貴方は彼女の知り合い…?」無意識に震えも含めた声色で問い掛けをしてみる)
(/絡み文の投下、ありがとうございます。ではでは背後は失礼致します。本日も宜しくお願い致します…!)
>ジェイド
(彼に誘われるままに濃密な草花の香りがする、庭園の深部まで招かれて。青葉が折り重なり、自然のトンネルが形成され、その先を抜けると其処には大樹と呼ぶに相応しい世界樹が。ふわりとトンネルから涼風が通り抜け自分の背中を押す。勇気を貰ったように一歩、大樹へと近寄って。どっしりと構えた貫禄ある姿、天まで伸びる力強い幹、太陽光をたっぷりと吸って瑞々しい葉が風に揺らされ、まるで生き生きと躍動しているようだ。年月を経て形成された自然の芸術はまさに圧巻。ひゅ、と飲み込んだ息を細く吐き出すだけが精一杯。彼に声を掛けられ漸く我に返った。本日二度目の感動に頬は赤々と火照る。「…すっごいね!本当に凄いや。へへ、お気に入りの場所を教えてくれて有難う」稚拙ではあるが、自分に出来る最大限の喜びを体いっぱいで現し、満面の笑みで礼を告げる。たたっ、と駆け足気味で大樹の下まで近寄り、そっと木肌に掌を当てて。「此処で色々なものを見たり聞いたりしてきたんだろうね。ジェイドも何かあったら良く此処に来ているの?」ピタリと耳も木肌に当て暫しの間、目を閉じて耳を澄ませてみる。そうする事で大樹が経験してきた年月を少しでも感じ取ろうとするかのように。連れて来てくれた彼も此処に良く来ているのだろうか、静かな声音で問いかけを重ね)
(/いえいえ、此方が無理を言ってお相手をお願いしておりますので無理のない範囲、文の長さでお相手宜しくお願いします!蹴り可)
>662 ラクシュエリ
ありがとう。(彼女がスペースを空けてくれた為、ベンチに座ることが出来ゆっくりと腰を下ろしぺこりと頭下げてお礼を。視線が同じくらいの形になり笑みを浮かべ。エリからの問いに、顎に手を添えて俯き瞳閉じて思案し「___食べて欲しくは無いかな。許して欲しいとかじゃなく、まずは私にコレを差し出した理由を本人の口から聞きたい。理由次第でお願いしたいこと、渡したいものがあるってところかな。」と漏らし。此処に来た理由がどうであり、食べられたくはないと言うのが本音。手にしていた彗星蘭をくるりと回しながら見つめ、自分は花言葉は知っているものの果たして花言葉通りの意味で贈ったものなのかそれとも、いつもの気まぐれかを聞きたい。例え、態度で示したとしても言葉で聞きたいと言うのは我儘に入るのだろうか。)
(/はい、わかりました。痺れを切らさないように頑張りたいと思います。絡みの件は安心しました。/蹴可。)
>ドロシー
…腐れ縁、ってやつ(貴女の声音に含まれる怯え、当然とも言えるその感情に辟易したかのように短く溜息を吐けば、手近にあった椅子へどっかりと腰を下ろす。不機嫌そうな眉間の皺はそのままに、貴女へやたらと棘のある大人げない視線を向けながら「俺はレナード。リーシュに頼まれて、お前の面倒を見に来た」長い脚をこれ見よがしに組みつつ名乗る。淡々と簡潔に事の経緯を並べながら、肘掛けに頬杖をついて「…俺も暇じゃないんだよね。空腹は?体調は?必要な物は?」空いている手の指先でコツコツと肘置きを弾きながら、矢継ぎ早に業務的な質問を投げかけて)
>ルシアン
そうだな…。一人でゆっくり考え事をしたい時や、誰にも邪魔されず昼寝したい時に来るかな。(吸い寄せられるように大樹の元へ駆け寄った貴方の手をするりと解放する。手持ち無沙汰になった両手を腰に当てては、上体を逸らすようにまじまじと大樹を見上げて。何度も見ているはずなのに、傍に貴方が居ることで妙な新鮮さを湛える大樹を不思議そうに一頻り眺めては、視線を貴方へ戻して「…だから、誰にも内緒だぞ。此処は俺のとっておきなんだ」ぱちり、お道化たようにウインクをして見せる。己にとって心安らげる特別な場所、そこに貴方を連れて来たことには大きな意味があると言わんばかりの照れ隠しだろうか。さくさくと足元の短い草を踏みながら自身も大樹へ歩み寄り、その分厚い幹に片手を添えて)
>ノア
…じゃあ猶更、こんな所でエリと道草食ってる場合じゃないんじゃないの?(貴女が何かを探しに庭園を彷徨っていたとは察しがついていたが、優先事項はあの悪魔への意思確認だと聞けば怪訝そうに眉を歪める。全てが彼の心次第なら、謝罪の贈り物だの何だの言わず、会いに行って真相を聞かなければ何も始まらないのではないか、と。彗星蘭、貴女の手の中にあるそれを一瞥すれば、あのレンブラントが餌たる人間へ、そんなものを渡すこと自体が想像出来ず「全部、幻だったなんてオチはやめてよね」軽く肩を竦めてはお道化たように口角を上げる。意のままに人の心を弄び、気まぐれに餌を誑かすレンブラントが誰かをあからさまに特別扱いするなんて、同胞だからこそ信じられない。その花も、あの悪魔の言葉も、魔法で見せられた幻覚――その線まで捨てきれない。ふわあ、と欠伸を零せば後頭部で手を組みつつベンチの背凭れへ体重を預けて)
>ジェイド
効いた、…と思う、ちゃんと誘えたし(机の上に出したそれが転がりながら持ち主の元へ戻っていくのを目で追いかけて。この美しい音色がなければ、まずエリを誘おうと思ったところでやっぱりまた今度にしよう、と引き伸ばしにしていたに違いないと思い返しながら返答を。コウモリが運んで来てくれたコーヒーを一口、何から話したものかと思案。「…綺麗な色をした泉に連れて行ってもらったんだ、青い色の……。」とりあえず思い出したことから言っていけばいいかと口を開いて)
>ジェイド
そっか…。此処はジェイドの安心出来る場所なんだね(閉じていた目蓋を持ち上げ、彼を振り返る。戯けたような仕草が逆にその言葉が真実である事を顕著に伝える。軈て大樹に寄り添う彼を澄んだ瞳で見詰めると、ポツリと言葉を落として。彼の大事な場所、と心に刻む。ゴソゴソと鞄から一枚の絵を取り出すと、“ん”と彼に差し出して。「僕も大切な絵、ジェイドにだけ特別に見せてあげる」黄ばんだ年季の入った紙。目に痛いほど鮮やかな青空の絵は途中で時を止めたように途切れてしまっている。「どうしてもこの続きが描けないんだ。とても大切な絵のはずなのに…。だから、もし完成したら真っ先にジェイドに見せに来るねっ!」彼と共にいれば、この続きが描けそうな気がする。何故だかそんな気がした。わずかに重くなった空気を和らげるように、そよ風が頬を撫ぜる。そのまま大地の布団に誘われるままに仰向けでゴロリと寝転んでは、隣をぽふりと叩き。「何だか眠くなってきちゃうね。ジェイドも一緒にお昼寝しよ?」小さな欠伸を添えてお誘いをかけ)
>レナード
そう…。わざわざ、どうも。
(自分にとって初めて出会ったバケモノが優しい彼女だっただけに、目の前に居る彼女の腐れ縁という相手の態度はかなり高圧的で恐怖を煽るように感じて。遠慮もなく椅子に腰掛けるのを見れば更に彼との距離を開けてしまいたくなる。この場へやって来た理由を聞くと、彼女が彼に頼んだゆえの事と分かり、少しだけ警戒心が解れるも零れる言葉は未だ不慣れなもので。それにしても本当に威圧感のあるバケモノだ。肘置きを叩くその音に酷く急かされているのをひしひしと感じ、次々と投げ掛けられる質問に答える事さえ躊躇われたが、意を決して口を開き「貴方の時間を割いてしまっているみたいだから、それについては謝るけれど…。でもそんなに一気に質問されたら答えようにも答えづらいよ」あえて一つの質問にも答えず思ったことを率直に述べてみる。強気に出てみてもその言葉の端々にはまだ彼に対して抱く恐怖の感情が残っていて)
>エヴァン
そうか、誘えたか!頑張ったな、エヴァン(一先ずは朗報だ、小気味良い音を立てて自身の膝を打ちながらぱっと表情を輝かせる。まじないが効いたことよりも、貴方がちゃんと勇気を出せたことの方が遥かに喜ばしい。まるで自分の事の様に表情を綻ばせつつ、テーブルに身を乗り出してはくしゃりと一度だけ貴方の頭を撫でて「ああ、綺麗だよな。あそこに連れてってもらえるなんて、運がいいな」記憶を辿るまでもなく、瞼の裏に浮かんだのは宝石をそのまま液体にしたかの如く輝く泉。道案内なしでは辿り着けない秘密の泉とも呼べる場所、その土を踏めた貴方の幸運を湛えるように牙を見せて笑って「…楽しかったか?」まるで弟や我が子を見るような、穏やかな眼差しで貴方を見詰め、一番気になっていたことを問い掛けて)
>ルシアン
ああ。…だから、お前も気に入ると嬉しい(誰にも邪魔をされたくない時に訪れる特別な場所、そこに貴方を連れて来た意味は大きい。自身の心の棘が、貴方の存在によってまた一つ取り除かれたような気がして、ふわりと微笑んでは目尻を細めて。差し出された絵を受け取り、じっと眺めながら貴方の言葉を聞く。青空とは無限に広がるものだが、貴方の描いたそれはまるで世界が途切れてしまったかのように有限で。「…見せてくれて有難う、ルシアン。描かなきゃ、なんて焦らなくていいんだぞ。お前が描きたい時、描ける時に少しずつ足せばいいんだ。大丈夫、青空は逃げない。俺と同じで、いつもお前と一緒だ」ぽす、と貴方の頭を撫でる。よもや、貴方の身体が不治の病に蝕まれ、筆を握る手にカウントダウンが始まっているなんて想像する由もなく。穏やかな気遣いの言葉は、自身の意に反して貴方の心に陰を生んでしまうのだろうか。「おいおい、昼寝してる俺を描くんじゃなかったのか?」当初の貴方の作戦は頓挫してしまったのだろうか。けれどそれもまた一興、何故なら次の楽しみが増えるから。咎めるような言葉、けれど声音は極めて穏やかに。ぼふん、と音を立ててジェイドの全身を煙が包む。やがて煙が晴れた時、その中に居たのは二足歩行するいつもの彼の姿ではなく。全長5mはあろうか、という黒い狼――比喩でもなんでもない四足動物がそこにいて。翡翠の瞳をきゅ、と閉じながら動物特有の伸びをすれば「んー……昼寝はこの姿に限るな」ぷるぷると首を振りつつ、いつもと同じ声でのんびりと言葉を紡げば貴方の背後に回り、全身で貴方を包み込むように地面に寝そべって)
>ドロシー
(マリーシュカが物好きな吸血鬼であることは勿論知っていた。餌である人間を慈しみたいなんて、何がどうなってそう思えるのか、己にはずっと甚だ疑問で。質問に対する返答を待っていたのだが、それは一つも返って来ず、代わりに告げられたのは聞いてもいない貴女の意見。ぴくり、と露骨に眉が歪む。次の瞬間には、椅子に腰かけていたレナードの姿は消えていて。瞬間移動の類の魔法だろうか、突如として貴女のすぐ目の前に現れた彼は貴女の首を骨ばった大きな手で鷲掴みにして「…俺に口答えするな。リーシュにどれだけ甘やかされたか知らないけど、お前は餌で俺は捕食者。よく覚えときな」窒息させる気は無く、あくまで息苦しさを与える程度の加減で貴女の首を片手で締め上げる。睨むように貴女の双眸を見据えつつ、何方が上かを分からせようと態と高圧的な口調で言葉を紡いで。「…ごめんなさいは?」ぎりり、とさらに握力を加える。気道を締め付けられては言葉を発するのも一苦労だろうが、貴女が自分の立場を理解するまではこの手を緩める気など毛頭なく)
>672 ラクシュエリ
理由を聞いてから、と言う考えもあるけど。私としては渡したいものを用意してから逢いに行きたいの。用意して無駄になるかもしれないけど、私には意味があるから( 彼の答えによっては、用意していたものが無駄になるかもしれないがそれはそれで良いと思う。彗星蘭を大切そうに見ていると視線を感じ「あははっ そのオチは無いとは言い切れないかな。だって、あのレンブラントでしょう?」味見の為に態々あの脚本を練っていたくらいの悪魔だからこそ、無さそうなコトをやりかねない為、オチはありだろうと口元を隠すように声を出して笑ってしまう。こんな声を出して笑ったのは初めてのような気がする。あの脚本を考える時間は無駄では無かったのだろうか……やはり、悪魔は騙すと言うことにどこまでも力を入れることが出来るのだろうか。まんまと騙された自分が考えることではないが。そして、一体……彼は腐れ縁の彼女にどう思われてるんだろうと苦笑いまで出てしまい。)
>ジェイド
(頑張ったなと言われるのは、むず痒いけどとても嬉しく感じて思わず表情が緩む。楽しかったか__という質問に対してぱちぱちと瞬きを。そういえばあの時の自分は、彼女が楽しそうかどうかを考え過ぎていて自分のことは二の次だったような気がする。けれどこうして彼に明るい気持ちで報告に来れたのだから、楽しかったのだろう。「うん、…楽しかった。次に連れて行ってもらう約束もしたんだ、条件付きだけど…」その条件というのがこの恋愛相談をしていたことを打ち明けるとき__要するに、それは告白と同義だろう。そのことを思い出すと苦笑いを浮かべ)
>ジェイド
…!!うう〜、ジェイド狡いよー!気に入らない訳ないだろっ(予想外の言葉に驚いたように目を見開き、数度パチパチと瞬きを。柔らかな微笑みと、その向こうに見える青空に映える新緑が眩しくて仕方ない。くしゃり、と泣き笑いのような表情を浮かべては、幹に触れていた手を彼の背に回し、ぎゅ〜と力強く抱き着いて。「ジェイドも、この場所も、だぁい好き!今日から此処は僕のお気に入りの場所さっ」有りっ丈の思いを言葉と抱き着く手に込めて。頭に触れる手は優しい。俯いた加減できっと目元は前髪に隠れ彼からは見えないだろう。ヴァイオレットの瞳の中に少しばかりの陰鬱さを含んで。この絵は数年前から止まったまま。これ迄は精神的な面が大きかったが、今では身体面も重なり、更に仕上げは難しくなってしまったのだ。だが不思議と彼の隣にいると不安はない。閉じた目蓋の裏、薄っすら滲んだ陰鬱は奥に閉じ込め、ニコリと笑みの形で面をあげ。「へへ、そうだね。いつも、一緒」告げてくれた言葉が嬉しい。じんわりと宝物のように彼の言葉は心に降り積もって、豊かにしてくれる。「ふっふーん、予定は未定さっ!」寝転んだまま、前回宣言した言葉を簡単に撤回。べぇ、と赤い舌先を覗かせ悪戯に言ってのけるも、目の前で起こった奇跡のような変化に飛び起き。「えぇえ!?ジェイド、だよね…?か、カッコいい!!」折角包み込んでくれるように寝そべってくれた気遣いは水の泡。いそいそと鞄からスケッチブックを取り出しては「ジェイド、そのまま!そのままでいてね!直ぐ描くからっ」片手で彼が動くことを制し、コロコロと予定は変わって、スケッチに夢中になり)
(/ロル内で上手く補足できなかったため、背後から失礼します…!青空の絵に関しては病気になる数年前からとある理由で描けておりません。その理由に関しては今後の話の展開で明らかにしていくつもりです。どうしても理由をお伝えしてしまうと、終盤のネタバレになってしまいそうで…。もしその理由も含めて先に知っている方が物語を進めやすい、との事でしたら、また纏めてお伝えさせていただきますし、このまま物語の根幹は伏せて現段階でお伝えしている方向性のみで大丈夫との事でしたら、捕食終了後に改めて伏線回収&ネタバレを背後から補足としてさせていただければと思っております…!ややこしい書き方で申し訳御座いません…!)
>レナード
(普段の生活の中でならこんな風に誰かに歯向かう事などしないだろう。しかし今は状況が悪い。何せ自分の命が掛かっている。いくら怖いからといって萎縮してばかりではきっと簡単に食べられてしまう。拭いきれない恐怖を胸の奥底に無理矢理仕舞い込みつつ彼の反応を待っていると、瞬きをする間にその姿は視界から消え、驚く隙さえ与えてもらえず突然目の前に現れたかと思えば、続けざまに大きな手によって自らの首が締め上げるように掴まれた事に脳内は混乱するばかりで。咄嗟にその腕を力なくも両手で掴んで引き離そうとする。それも無駄な抵抗でしかないのだろうが。確かに彼女は自分に甘かったのかもしれない。彼のこういった攻撃的な反応が本来バケモノとしてあるべき姿。それが正しい。彼の言う餌と捕食者という関係性が、彼が言った事で更に現実味を帯びたものになっていき。此方に向けられる冷たい視線を痛く感じつつ眉を寄せて双眸細め、謝罪を要求する相手を見据える。力を加えられたせいでまともに言葉を発することすら難しくなってしまっているが、決して目を逸らす事は無く「っ……いや…」目に涙を溜め始めながらも謝るつもりは無いという意志だけを、途切れ途切れの吐息混じりに口にして)
>ノア
(はあ、と溜息を吐けば「好きにすれば」と素っ気ない一言。お悩み相談の対象があのレンブラントだと分かった今、真剣に取りあう気はすっかり失せていて。こうしてあれこれ策を弄しても、それすら彼の手の上で踊らされていたに過ぎない、そんな結末が待っていそうで肩を竦めて。「笑い事じゃないってば。…ま、エリはあいつのこと別にキライじゃないけどさ。あんまり関わりたくないんだよね、」冗談半分、忠告半分の言葉は、貴女に一笑に付されてしまう。今まさに悪魔の策に嵌っているかもしれない当事者が暢気なものだ、と呆れたように短く笑って。そっとベンチから立ち上がりながら、面倒事は勘弁と言わんばかりに尻尾をゆらりと振って)
>エヴァン
そうか、お前が楽しかったなら何よりだ(貴方に散歩という案を勧めた張本人である自分が最も気にかけていたのはまさにこのことで。確かに目的はエリと仲良くなることだったが、それで自分が楽しむことが二の次になってしまっては身も蓋もない。あまり自己主張が得意そうでない貴方だからそこを懸念していたが、散歩を楽しめるような精神状態になれたのは貴方の成長だろう、と嬉しそうに微笑んで。「条件…?」悪魔から提示された条件、と聞けば浮かぶのはあまり良い例えではなく。味見やその類だろうか、なんて邪推を巡らせつつ、心配そうに眉を曲げては疑問符を浮かべて)
>ルシアン
(季節が移り変わるよりも早く、次々に表情を変える貴方に思わず朗らかな笑いが零れて。背中を圧迫する心地良い力と体温に頬を綻ばせつつ、よしよしと言わんばかりに貴方の後頭部を撫でて「気に入ってくれて良かった。また来ような、ルシアン」父性を感じさせる穏やかな声音で言葉を紡ぎながら、貴方の少々の沈黙に思いを馳せる。面を上げた貴方の表情は笑みこそ描いていたものの、違和感を感じ取れないほど鈍くはなく。けれど、貴方がそれを自身に見せないのなら。同じように、“暗い秘密”を抱えているのだろうか、なんて思いを巡らせている矢先、貴方が自身から離れていく。「お、おぉ…?こうか?」すっかり昼寝するつもりだったのだが、貴方はスケッチモードに入ってしまったようで。木の根元に寝そべり、遠くを見るようにキリッとした表情を作る姿は、どこぞのスフィンクスにも似ていて)
(/態々ご丁寧に補足を有難う御座います…!恐らくその理由に関しては、伏せたままでも物語の進行上、現時点では問題ないと思いますのでお気になさらず…!ネタバレも楽しみの一つですし、何か不都合が起きるまではぜひこのままで進めて行けたらと思っております…!)
>ドロシー
(眉間に刻まれた皺はさらに深く、手の甲に血管が浮くほど貴女の首を絞めつける力はさらに強まる。捕食対象、つまり自分より下等な存在が思い通りにならないことは狭量な己にとっては我慢のならないことで。マリーシュカが自身を咎める姿が脳裏を掠めるが、どうせ彼女にとっても貴女は餌の一つに過ぎない。誰にでも甘い言葉を吐いて優しさを振り撒く、彼女はそういう性格だ。最初にマリーシュカという蜜を味わってしまったが故に、こんな扱いにくい餌が出来てしまったのかと思えば舌打ちを禁じ得ず。「今ここで、意地を張り続けてただ犬死にするか。それとも、怪物の血肉になって意味のある死を遂げるか。…どちらか選べ」紅い双眸は底光りする。徹底的に傲慢な態度は、貴女の目尻に浮かぶ涙を見ても揺るぎはしない。貴女が意地を張り続けることを選ぶなら、本気で殺してしまうつもりで貴女を見据えて)
>682 ラクシュエリ
ごめん、ごめんなさい。例えば、今からやることが彼に筒抜けだったとして、それをひっくり返すくらいの何かを考えるのは楽しいきがするの。どんでん返しってヤツ?(ベンチから立ち上がる彼女の姿を見れば、ハッとし悠長に考えていた自分に付き合ってくれたエリに申し訳なくなり謝りを入れて。どうせなら何か無いかと思うがすぐには思いつかずに眉寄せてしまい。今、考えてるのは……、彼をどんでん返しにさせてびっくりさせるものでは無い気がして。悪魔をびっくりさせることは出来たりするのだろうかと思って。「ねぇ、悪魔ってびっくりすることってあったりするの?」素朴な疑問を投げて。)
>レナード
(自分の思う事は正論であると思った。だからこそ彼に嘘偽りない本心を、恐怖を感じながらも伝えた。それが案の定、裏目に出てしまったようで、首に掛かる圧が躊躇する事もなく強くなっていく。この屋敷に来てから薄々ながらも心中に燻っていた『死』という感覚。その感覚がかなりの速さで大きく膨らんでいくほどに、気道の確保がどんどん難しくなっていて。もはや殆ど呼吸という呼吸は出来ない。手の力も勝手に抜けていくようで。犬死にか、意味のある死か。どちらの選択肢においても自分に待つ運命は所詮幸福なものではない。しかし、少なくとも今ここで歯向かい続けて彼に窒息死を誘われるなど最も意志に反する。きっと自分が折れない限り、このまま最悪の結末を迎えるであろう事は、意識を手放しかけている状態の今、痛いくらいに分かる。溜めた涙を溢れさせては彼の目を見て少しずつ口を開く。「……ごめ、…な、さ…」もう言葉として成立させるのも一苦労な中、求められていた謝罪に必死に答え。怪物の血肉として役立つ死の方が良いなんて思いはしないが、この状況で死んでしまうのは自分が納得がいかないと感じたようで)
>ジェイド
あ、でも、そんな大したことじゃなくて…!(心配そうな彼の様子に慌てた様子で否定を。そう、エリにとっても大したことじゃないはずだ。自分にとっては大事だけれど、彼女はその内容を知らないのだから。「ええっと、そう…それを借りているのがバレて」先ほど彼がつまみ上げたおまじないのかかった物を指差して「それで…どうして借りたのかって聞かれて。さすがに言いたくなかったから、色々誤魔化したんだけど…“次に泉に行くときは相談してた内容を話すとき”ってことになって」拙い説明だが、ちゃんと伝わっただろうか。少し不安げに彼の様子を伺って)
>ノアPL様
(/突然、背後からのお声掛けを失礼致します。今まで何度も交流させて頂いている中でお伝えすることは大変不躾でであることは承知の上なのですが、相性の問題でこれ以上お話を紡がせて頂くことが難しく、此方からの一方的な申し出で大変心苦しいのですが、御相手をさせて頂くのはここまでとさせて頂きます。背後様の沢山のお時間を頂いているにも関わらず、此方が惰性でお返事をさせて頂くのは非常に不誠実だと思いましたので、こうしてお伝えさせて頂きました。当トピ発足時から毎日のように顔を出して下さり、ずっと御相手をして下さって有難うございました!勝手ながら、背後様にこれ以上の良縁があることを心よりお祈り申し上げます。また何処かでご縁があれば、その時はよろしくお願い致します…!)
>ドロシー
(息も絶え絶え、まさにその様相がしっくりくる貴女の苦しげな姿を見ても、冷たい表情も首を絞める力も変わりはしない。そんなことに痛むほど良心的な人格はしておらず、だからこそ貴女が精一杯の謝罪の言葉を紡いでくれてもすぐには力を緩めずに。ぐい、と首を掴んだ手を此方へ引き寄せ、貴女の耳元で「…そう。これからも俺に逆らうな」ふわり、吐息をかけながら囁くように肯定の言葉を。次いではっきりとした口調でぴしゃりと言い放てば、首を締め上げていた手をぱっと開いて貴女を解放して。「言っとくけど、リーシュは来ないよ。…お前が望むなら、俺も二度と此処へは来ない」貴女の眼前に立ったまま、見下ろしながら態と冷たい口調で事実を告げる。現時点で貴女が味方と判断できるのはマリーシュカだけだろうが、彼女には暫くの間会えない事。そして、貴女に嫌われてまで貴女の面倒を見る気は無いことも伝えれば、貴女の顔を覗き込んで「どうすんの。」あくまで狭量、あくまで傲慢。マリーシュカに依頼されたが為に嫌々引き受けた貴女の世話、けれどその契約は今や反故。これからレナードの庇護を受けられるかどうかは、全て貴女の返答に懸かっていて)
>エヴァン
そうか…やっぱりバレちまったか(あの悪魔の娘が鼻利きであることは承知の上だったが、こうして現実を付きつけられれば思わず苦々しい笑みが零れて。けれど、続いて紡がれた貴方の言葉を聞く限り、怪物から借り物をしたことが悪い方向に傾いてはいない、らしい。よく分かった、と言わんばかりにこくこくと頷けば「お前の身が安全なら何よりだ。悪魔との取引は油断ならないからな」悪魔は約束は破るが取引に関しては殊誠実で。ともかく、貴方が取引の材料に自分の血肉を挙げていないことに安堵し、ふぅと息を吐いて「なら、次に泉に行く時が大勝負ってことか。…なあ、エリのどこを好きになったんだ?」ふと頭を擡げたのは、ずっと気になっていた疑問点。人間である貴方が、異形の悪魔に恋をする事なんて非常に稀有なことで。本当に好きなのだろうか、それともこの閉鎖的な空間で出会った唯一の異性だから不可抗力で惹かれているだけなのだろうか。貴方から明瞭な回答が得られる確率は低いが、参考までに聞いておきたい、と耳を傾けて)
(/とても言いづらいことを言わせてしまい申し訳ありませんでした。いつ、言われるのかヒヤヒヤしていました。相性の問題なので仕方ないものだと思うので、お気になさらずに。主様には苦しい思いをさせたと思いますが、こちらとしてはとても良い経験になったと思っています。態々、当方のためにお時間を割いてくださりありがとうございました。主様が生き生きとして素敵な時間を過ごせますようにも勝手ながら祈っています。言いたいことは、伝えたいので。主様、レンブラントさん、ラクシュエリさんありがとうございました。では、失礼しました。)
>ジェイド
(また来よう、そう約束出来ることがどれだけ幸福なことか。彼とならば何の躊躇もなく、素直に約束が出来る。若しかしたら叶わないかもしれない、そんな不安も抱くことはないだろう。「うんっ!指切った、だよ!此処でお昼寝だけじゃなくて、今度は夜星を見に来よう?星空の下でパーティってワクワクしない?」いつかの約束の証を伝え、楽しげな調子で未だ未だ彼と共に経験したいこと、体験したいことを提案。あわよくば、この願いが実行されますように、と願いを込めて。表面上は穏やかな時間がある流れているが、彼に対して少しの秘密を抱えてしまっている現状、どこか一歩踏み込めない所があり。もっとお互いの事を知り合えたら良いのに、いつしかその気持ちは大きくなっていて。彼の抱えている秘密を知りたい、と思うまでに育ってしまった。「あ!いいよ、いいよー!ジェイドはどんな姿でもカッコいいねっ」ポーズを決める彼にばっちりと片手で丸を作りOKサイン。カリカリと鉛筆が紙の上を滑る度に、少しずつ輪郭は出来上がっていく。欲を言えば先程の素の彼も描きたいが。デッサンの最中、もし彼が眠くなるような事があれば寝顔もスケッチブックにおさめてしまおう、と虎視眈々とその機会も狙って「眠くなったら、そのまま眠ってもいいからね〜」とそれとなく言葉でも誘導を)
(/承知しました。今後もし不都合があればその都度仰って下さいませ。一応伏線をちらほら張っておりますので、ロル内の文章で不思議に思われる事があるかと思いますが、終了後ネタバレさせていただきますので、それまでは多少違和感があっても、さらりと読み流して下さると幸いです…!また明日が早いため、本日はこれにてお暇させていただきます。募集人数超過のなか、お相手をして下さり有難うございました!本日もとても楽しかったです。また時間が合いましたら宜しくお願いします。お疲れ様でした、お休みなさいませ。礼)
>レナード
(今まで生きてきてこんなにも死を覚悟したことなど無い。だからこそ余計に恐怖は募る。求められた謝罪に応えたものの彼がすぐに手を離してくれることはなく、引き寄せられるがままに耳元で吹き掛けられた言葉は相も変わらず圧の強いもので。やはり彼はバケモノとして申し分無いほどに冷酷。自身が初めに出会ったヴァンパイアのあの優しさというのは本当に稀なものであった。それを痛感している内に首を圧迫していた手が解かれると、一気に入り込んできた空気に噎せ返り。彼女は来ない。…その一言は元々自分の不安定だった精神をぐらりと傾けさせるには十分で。此方が望めば彼も来ない。確かに今の行動を受ければそうして貰える方がよっぽど平穏なのだろう。そう思うのだが「……いいえ。貴方は、これからも此処に来て。独りでいるよりは…マシだもの」荒い呼吸を整えようとしながら、彼に視線を向ける。彼女がこの部屋に訪れず、彼が此処に現れるまでの間、恐ろしいほどの孤独に苛まれた。いつの間にか連れて来られてしまった得体の知れない屋敷。そこにたった一人、気を紛らわす術もなく部屋の中で考えだけをひたすらに巡らせているのは想像よりも辛いものだった。いくら彼が非道な行いをしたとはいえ、それは自分が歯向かってしまった結果。彼が部屋に訪れることよりも自分の中では孤独でいる時間の方が幾分も怖くて)
>ルシアン
ああ、約束だ。夜…、星空か…。俺としては満月を拝みたいところだな(貴方の提案はいつでも自分に楽しみを与えてくれる。夜に屋敷を出歩くことはあまり褒められたことではないが、自身が傍に着いているなら恐らく何かしらの危険からも貴方を守れるだろう。星空の下のピクニックなんてとても素敵で、落ち着いた雰囲気を装って見せるもまた無意識の内に尻尾はゆらゆらと揺れていて。人喰いの秘密を抱える自分、ずっとそれを負い目に感じていた。けれど貴方にも苦悩の秘密があるのならば、それを交換すればより“比翼の鳥”に近付けるのではないか、なんて暢気な考えをゆるりとかぶりを振って追い払って。「照れるな…、この姿を褒められたのは初めてだ」きちんとモデルの役割を全うできているか不安だったが、横目で貴方の合図を視認すればほっと安堵し、ぱたぱたと尻尾を振って。元々獣の姿で人前に出ることは少なく、だからこそこの姿について言及されることには慣れていなくて。デッサンだから仕方がないが、まじまじと視線を注がれれば寝たくても眠れないという物。けれど貴方が絵に夢中になる姿はずっと見ていても飽きなくて、そんな時間を過ごせることを大樹と貴方に心秘かに感謝して)
(/まさか参加者様側が伏線を張ったりネタを散りばめて下さるなんて夢にも思わず…、本来楽しみを提供する側の此方が楽しませてもらっていいんだろうか、とそわそわするほど嬉しいです、有難うございます…!此方こそ、わざわざお声掛け下さって有難うございました、またいつでもお越し下さいませ…!尚、今回の交流はこれにて一旦回収とさせて頂きますので、次回からまた新しい場面でお話させて頂ければと思います…!お伝え忘れや描写しきれなかったこと等、御座いましたらまた次回お伺いさせて頂きますね!それでは、良い夢を…!)
>ドロシー
……何で人間って、そんなに孤独を怖がるんだか(貴女の答えは予想通りのものだったが、それも全てが的中したわけではない。てっきり、己の与えた恐怖に怯えて、仕方なく世話を頼んでくるものだと思っていた。けれど貴女はのそれは、凶悪な吸血鬼である己を恐れての懇願、という風体ではない。どんなに自分が貴女へ凄んで見せたところで、貴女はきっと孤独の方を怖がるのだろう。その心境はドライな怪物である己には理解できず、肩を竦める。ふと貴女の首元へ目を遣れば、強く握りすぎたのか痣になってしまっていて。はあ、と溜息を吐くと「…動かないでよ」鋭い視線で一瞥しながら有無を言わさない口調で命令を、その後に再び貴女の首元へ手を伸ばす。けれど掴むようなことはせず、首に触れる手前で停止させればそこに淡い光が宿る。治癒の魔法だろう、瞬く間に貴女の首に刻まれた痣は消え失せて「…お腹は減ってないか。体調は悪くないか。何か欲しいものは無いか。…この俺が二度聞いてあげるなんて、お前はラッキーだね」貴女の首に痣を刻む原因となった問いを再び投げる。が、それは先ほどのような業務的な冷たい口調ではなく、ゆっくりと区切りをつけたものに進化していたのは彼なりの配慮か。ふい、とそっぽを向きつつもきちんと貴女の返答を待って)
>ジェイド
あ、借り物してたことはバレたけど、ジェイドの名前は言ってないし…言うつもりもないから、…ジェイドに迷惑はかからないと思う。(これだけは言っておかなくては、彼に迷惑をかけるつもりはないのだと矢継ぎ早に言葉を。自分の身を案じてくれる相手だからこそ迷惑はかけたくないと思うのは当然のことだろう、いや、もしかしたら、彼女に詰め寄られてしまったらうっかり口に出してしまうかもしれないけれど__少なくとも、故意に彼の名前を出すつもりはない。少しばかり顔を強ばらせているのはそんな心の現れで。どこを好きになったのか、という彼の言葉を口の中で反芻する。どこだろう、そういえば深く考えたことがなかった。初めの出会いは大層酷いものであったし、好きになるなんておかしいかもしれないと自分でも思ったことがある。「初めは…色々あったから、自棄になってた、と思う。」しばらく考え込んだ後に口にしたのはそんな言葉で。確かあの時はエリに対して好きという気持ちよりも恐怖の方が優っていたはずで「えーっと、吊り橋効果?…みたいな。」もしかしたらそんな勘違いだったのかも、と今思い返してみればそう思う。「でも今は…、笑顔の時は普通の女の子っぽいなとか、楽しそうにしてるところをみたいなとか、…思う。」言っていて段々と恥ずかしくなってきたのか視線は俯きがちに、言葉は尻すぼみに小さくなっていく。恋をするなんて初めてのこと、本当にこれが好きという気持ちで合っているんだろうかという不安が沸き立ったようで控えめな声でぼそり__「…これって、“好き”とは違う?」)
>エヴァン
ああ、そういうつもりで言ったんじゃないんだ。寧ろ隠してお前たちの仲がギスギスする位なら、言っちまっても大丈夫だからな(切羽詰まったような表情で紡がれた弁解を聞いて、包容力を顕現するような朗らかな笑みを浮かべる。エリに騒がれるのは確かに面倒だが、自身が誰かのお気に入りを横からつまみ食いするような輩ではないときっと彼女には伝わっているだろう。この隠し事が2人の間に亀裂を生むくらいなら、名を明かすことを咎める気は無いことを笑顔ながらに伝えて。「“好き”、に違いはないだろうな。只、likeなのかloveなのか…そこは少し曖昧かもしれないが」貴方の言葉を冷やかすこともなく、うんうんと軽く頷きながら静聴する。吊り橋効果、一番ジェイドが懸念していたのはまさしくそれだが、それを自分でも懸念出来るほど自覚をしていたならば、勘違いの道を突っ走ってしまう恐れはないだろう。だが重要なのは、好きという気持ちのベクトルで。「お前は人間で、エリは悪魔。食事、生活、心臓の位置…殆どがお前と異なる種族だ。考え方も価値観も、きっと大きくズレてるだろう。それでも構わない、全てを受け入れる覚悟がある――そうお前が思うなら、きっと本物の“好き”なんだろうな」ふむ、と手を顎に添えつつ現実的な理論を展開する。エリが人間をどのように見ているのか、引いては貴方をどのように見ているのか。認識の相違は放っておけば後々巨大な軋轢となってしまう。そんな忠告も踏まえて、参考までに自分の意見を伝えて)
(/そろそろ寝落ちしてしまいそうですので、本日はこれにて失礼致します…!また是非いつでもお越し下さいませ、それではどうか素敵な夢を…!)
>レナード
…一人じゃ、生きていけないからよ。貴方たちと違って弱いから。
(必死に空気を取り込むようにして安定していなかった呼吸は次第に落ち着き、段々と平常に戻っていく。孤独を恐れたゆえの自分の回答は彼にとってどう映ったのか。何で、と不思議がる様子見れば、ぽつりと呟く程度の音量でそれに対して返答し。人間が孤独を恐れるのは、独りでは生きていく術を得られない生き物だから。バケモノ達と違って、心の弱い生き物だから。自分自身がそう思い込んでいる節もあるけれど、と内心で付け加え。首元に付いた痣には気が付かなかった。それを気にする余裕も無かったせいだが。彼が此方へ動かぬよう指示し、また首元へ手を伸ばす動作をした瞬間に数秒前と同じ事が起こるかと思い少し怯んでしまうも、淡い光が見えた時、漸く彼が首元に付いた跡を消してくれているのだと理解して数度瞬きをし。その後の問い掛けは先程と内容こそ同じもの。ただ、聞き方は此方が答えやすいよう少し区切られており、彼も彼で根っからの冷酷では無いのだと悟れば「…お腹は今のところ空いてない。体調も特に悪くはないし…。欲しいもの、といったら…甘いものが良いな」一つ一つにゆっくりと答えていき。欲しいもの、という問いには多少ワガママも含めて何か甘いものを要求して。答えている最中、まだ彼に向ける感情には緊張感が残っていたが、今は慣れたのかいくらか落ち着いており)
(/絡みの途中ですが、背後の眠気が襲ってきてしまったので今回はこの辺りで失礼致します…!レナードさんとの初絡みは緊張感漂うもので背後でもドキドキしておりましたが、それゆえにこの先の展開も楽しみになってまいりました。またタイミングが合いましたら、お話の続きを紡がせて頂きたいなと思っております。それでは、良い夢を…)
>ジェイド
…わかった、ありがと。(やっぱり優しい人だ、そこまで言ってくれたならこちらが折れないわけにはいかない。顔の緊張を解すと礼を述べて。「likeか、love…」自分で聴いておきながらこの気持ちが否定されてしまったら、なんて考えていたものだから“好き”には違いないという肯定に少しばかり安心を。しかしながら彼のいう通りlikeとloveの違いは難しくてよくわからず難色を示して。何が違うんだろう、恋心を含むか否かという違いであることはわかっていても、その恋心が一体なんなのかがわからないことには、到底理解には及ばない。全てを受け入れる覚悟があるかと問われれば今はないと答えるしかない。だって自分はまだ彼女の表層を知っているに過ぎないのだから、知らないものを受け入れるのは__怖い。考え方や価値観の、大きなズレ。捕食者と餌としての関係性を抜け出すためには…ひいては自分のこの気持ちがlikeかloveかをはっきりとさせるためには、もっと彼女のことを知らなくてはいけないような気がする。「色々、聞いてくれてありがとう。…エリも急ぐ必要はないっていってたから、ちょっと考えてみる。俺、そろそろ帰るよ。」既に冷めてしまったコーヒーをぐっと飲み込んで、そろそろ部屋に帰ったほうがいいだろうと立ち上がり。「また、何かあったら相談に来るかも…」迷惑をかけたくないなんて言っておきながら頼る気満々なのはどうかと自分でも感じて苦笑を浮かべつつ、彼の部屋を後にして)
(/本日も長い時間のお相手ありがとうございました!上記にて回収させていただきました。次回もまた、タイミングが合った時にお話しさせていただければと思います…!それではおやすみなさいませ、良い夢を。)
>只今より3名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます…!基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽にお越し下さいませ!
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ…!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
( / 主様こんばんは…!本日もし大丈夫そうでしたら前の続きから交流をしてもらう事は可能でしょうか?よろしくお願い致します…! )
(/主様こんばんは!先日もクォーヴさんとの楽しい一時をありがとうございました。募集中との事でまたお時間を頂けるなら、此方のお返事はもう出来上がっておりますので、前回(>557)の続きから、ゆっくりと捕食エンドまでお相手願えないでしょうか…?ご検討の程宜しくお願い致します)
>ベル
(/今晩わ、お越し下さり有難うございます…!話の流れによってはすぐ回収して新しい場面に切り替えさせて頂くかもしれませんが、それでもよろしければ続きからで御相手させて頂きます!また、次のご来館からで構いませんので、前回の続きからをご所望の場合は最後のレス№をお伝え頂けるととても助かりますので、ご協力よろしくお願い致します…!)
>レベッカ
(/今晩わ、ご来館有難う御座います!娘様にとってもクォーヴにとっても初の捕食エンド、とても楽しみにさせて頂いておりました!態々レス№の表記も有難うございます、とても助かります。是非とも御相手させて頂ければと思いますので、お返事をよろしくお願い致します…!)
> レンブラント
妖精には見えないからね。
( 人の形をした化け物で翼や尻尾が生えているものを、と思った時に真っ先に頭に浮かんだのが悪魔でありそれをそのまま口にした結果見事に的中。ぱち、ぱち、と気持ちの篭っていない乾いた拍手の音に若干の苦笑いを浮かべては悪魔とは正反対とも取れる生き物の名を口に小さく肩を竦めて見せ。そうなのだ、何にも興味無いですなんて顔で日々を過ごしてきたが知りたい事も行きたい場所も描くものはたくさん、たくさんあった。ふつふつと湧き上がる好奇心が泡ぶくのようにパチンと弾け消えるまで欲望に忠実に従うのも悪くは無い。__が、次いで出されたのは悪魔らしい取り引き。指先だけを動かして招いた手をだらんと下ろしごくりと息を呑む。腕の一本くらい、なんて血腥い事を思うが何せ相手は空腹ではないのだ、そして身一つではわたせる物もない。さて、どうしたものかと視線を僅かに落とした所で気が付いたのは指にはめている指輪。「……これいる?」少しの間を以てして再び視線を相手に移すと同時に指輪をはめた手を持ち上げてはさすがにこれでは無理かと言う諦めの気持ちを大半に一応問うてみて )
( / ありがとうございます…!是非続きからでよろしくお願い致します…!そして最後のレスNoの件了解しました。気が効かずに申し訳ないです…次回から一緒に記入させてもらいます! )
>クォーヴ
ふふ、いろんな怪物がいるんだね(怪物とは乱暴で理性の無い存在との固定概念が頭に強くあれば、相手のような紳士もまた怪物の一人である事を面白がるようにまた声を立てて笑い。その後己の語るエピソードを静かに聞いてくれ、退屈していないような素振りが見て取れればあからさまにほっとしたような表情を浮かべつつ、新たなリクエストにはきょとんと目を丸くする。「ここでの一番の思い出?んー……いきなり知らない場所で目を覚ましてビックリしたし、理由を知って怖いとも思ったけど、一番……一番かぁ……」握られていない方の手を自分の顎に添えるようにして触れながら、悩むように天井を見上げ、うわ言のように一番と言葉を繰り返す。ここに来たのは最近ではあるが目まぐるしい変化の日々、今まで通りの日常が呆気なく奪われ、人ならざる者達の餌として己は呼ばれ、もう家に帰る事は叶わないと告げられた時のショックは、最初と比べれば日を追う毎に薄れてきているとは言え、今も胸に感じている。悲しみや不安、そんな中で一番印象に残っているものはと記憶を掘り起こし、ヒットしたものがあれば思わず"あっ!"と声を上げ。天井から隣に座る相手に顔を戻し、此方に注がれていた水色の瞳と視線を交わらせ「初めて魔法見た時かな!テオが食堂に連れてってくれて、カラスの使い魔さんが料理を運んできてくれたんだけど、ぜーんぶ宙に浮いててすごかった!あんなの初めて見たし驚いちゃった。それにご飯もとっても美味しかったし、使い魔さんともちょっと仲良くなれて楽しかった。それがここに来て一番の思い出かな!」顎に当てていた手を解いては、声を弾ませ、蘇る興奮と好奇心によって瞳は輝きを増し、そしてややオーバーな身振り手振りでもって、初めて魔法を目の当たりにした時の感動や驚き、彼の使い魔と触れ合ったあの時を笑顔と共に表現しようか。やがて言い終われば「……ま、まぁ、魔法が得意なクォーヴさんからしたら、大した事じゃないって思うかもしれないけどさ」と、魔法が身近にあるのが当たり前の存在である相手視点を考えては、今更ながらにどこか気恥ずかしそうに視線を反らしつつ、人差し指の腹にて自分の頬をポリポリと掻き)
(/此方こそありがとうございます!当方も参加出来る時間を待ち遠しにしておりました。また、明日は休みの為時間がありますので、遅筆ではありますが、二人にとって初めての経験を最後まで紡げれば幸いです。では改めて本日は宜しくお願い致します…!)
>ベル
…綺麗な指輪やねえ。それは君にとって価値の有るもん?(取引の材料に、と提示された指輪。貴女の指にこそ相応しいであろう桃金のそれを視界に捉えて目を細める。売れば幾らだとか、この世に一つしかないだとか、そういう普遍的なものでは悪魔の言う“価値”は図れない。その指輪が貴女にとって持つ意味、それがどれほど掛け替えのない品物なのかが重要。嘘を吐いてもすぐに分かるぞ、と言わんばかりの抜け目なさを宿した瞳で、けれども薄い微笑はそのままに貴女へ問いかけて)
(/此方のお願いでお手数をおかけして申し訳御座いません、是非宜しくお願い致します…!)
>レベッカ
(人間に備わっている色彩豊かな個性、それらは怪物にも適応されるもので「勿論だよ」と微笑む。リクエストに応じて貴女から紡がれたのは、この屋敷へ連れて来られた人間の中ではとても幸運なエピソードで。その感動を少しでも此方に伝えようと動き回る身振り手振りを見れば口角に浮かぶ笑みは深まる。「…少しとはいえ、使い魔と心を交わすなんて。君はすごい人間なんだね、レベッカ」ずっと繋いでいた手を放し、ぱちぱちと拍手を贈る。思い出すだけで瞳が輝くような思い出は、貴女にとってさぞ大事なものなのだろう。いくら魔法に造詣が深いとはいえ、使い魔と簡単に仲良くなれる人間なんてこれまでに見たことが無く「いや、充分貴重な経験だよ。初めて仲良くなったのが、心無い怪物でなくて良かったね」ソファーの背凭れにゆっくりと体重を預けながら、血も涙もない怪物を最初に部屋へ“呼ばなかった”貴女の幸運に再度感心する。そして、エピソードの中に挙がっていた怪物の名前を聞き漏らす筈もなく「君はテオと仲が良いの?」背凭れに預けていた上体をそっと起こし、じぃと貴女を見詰めては問い掛けて)
>クォーヴ
えへへ、そうかな?でも、きっとそれはあの使い魔さんが優しかったからだよ。最初私、ただのカラスだと思ったし、意地悪されそうとか言ったのに、テオに頼まれたお願いをちゃんと全うしてくれたしさ(自分のあの時の気持ちは相手に伝わっただろうか。話し終えれば、拍手と共にすごい人間だ等と大それた褒め言葉を受け取っては、照れ混じりに嬉しそうな笑みが自然と零れ。しかし言い忘れてはいけない、その前の流れを正直に付け足しては、あの使い魔にとってはただ命じられた仕事をこなしただけかもしれないが、相手が無知な自分を許してくれたお陰でもあるのではと補足し。「貴重な……んん?クォーヴさん、心無い怪物って何?」確かに、早々に食べられてしまえば体験出来なかった貴重な事だろうと頷きかけるも、その後に続いた言葉に首をこてん、と傾げる。今の所この屋敷で見た事があるのは相手とテオ、そして使い魔の姿のみ。その他の住人については伝え聞いた内容のみではあるが、それ等とはまた違うように感じたその単語が妙に気になってしまえば、質問を投げ掛け。そしてテオとの仲について問われては、両腕を胸の前で組み、むむっと眉間に皺を寄せ「テオとの仲は……どうなんだろ?よく分かんない。嫌いじゃないけど、はっきり好きって感じでも無いし。質問には正直に答えてくれて、食堂にも案内してくれたり優しいとも思うけど、私はテオの餌らしいから……いつ食べられるのか考えると不安になるし。んー……うまく答えられなくてごめんね?クォーヴさん」威圧感のある筈の長身な外見とは裏腹に、雰囲気や言動はどこか愛嬌のある姿を頭に浮かべては、やはりどちらとも答えにくく。優しさを感じる事もあれば、いずれは彼の腹の中に収まってしまうであろう終わりを想像してしまえば、心が震えるのもまた事実であり。じっとこちらを見つめる相手を同じく見つめ返しては、曖昧な答えしか出来ない自分に困ったように肩を竦めつつ、謝りの言葉を述べ)
> レンブラント
私が持ってるものの中で一番大事なもの。死んだ母親の形見。
( 奥の奥に確かに歪な色を宿した瞳を真っ直ぐに見詰めてこの指輪がどれ程大切な物かを答える。形見だなんて相手にとっては全くどうでもよいものかもしれぬが何せ今はこれくらいしか持っていないのだから相手が空腹になるまで待つ、なんて事よりよっぽどまともであろう。「__薄情者だって思った?」が、何せ取引として出したのは形見の指輪。並の感覚であるならそんな事は絶対にしないのが普通。僅かに口元に笑みを浮かべ不思議と楽しそうに小さな笑い声もプラスしては、「悪魔には価値ない?」と再び指輪が取引材料として使えるかどうかの問い掛けをして )
( / お手数だなんてとんでもございませんので…!お時間を割いて頂けてるだけで有難いです!/蹴り推奨 )
>レベッカ
使い魔は主の命令に絶対逆らえないからねえ。君に食事を作ったのが嫌々だったとしても、その後に使い魔に懐かれるなんて滅多にある事じゃないさ(謙遜は貴女の癖なのだろうか。賛辞を贈るも直ぐに相手へとそれを転嫁する貴女に、困ったように少しだけ眉を下げて微笑んで。使い魔はその名の通り主に仕えることで生を受ける存在。テオが命じたことに従うのは当然だが、貴女さえ居なければそもそも面倒な命令を下されずに済んだ筈。なのに、厄介事の種とも言える人間の貴女に懐くということは、偏に貴女の人柄の成せた業だろう。「テオや俺みたいに、のんびりした怪物は珍しいんだよ。ノックをコンコン、扉を開けばガブリ。そんなことだって日常茶飯事なんだ」餌として連れて来られた人間のことを何一つ慮らない怪物も少なくはない。怯えていようが拒絶しようが、人知を超えた圧倒的な力で抑えつけ、本能のままに人の血肉を貪るのが“心無い”怪物。貴女を怖がらせるつもりは無いが、忠告代わりに残酷な現実を教えておこう。――自分のような怪物を、すんなりと自室へ招き入れてしまう、無謀にな貴女に。「そうかあ、確かに複雑だよね」捕食者と獲物という関係性、それも獲物側である貴女からしてみれば、仲良しだなんてお気楽な言葉では片づけられないだろう。そこまで配慮が至らなかった自身の怪物脳に、謝意を含めた苦々しい笑みを浮かべて。「…なら、もう一つ質問を付け足していいかな。レベッカ、君はもう一度、テオに会いたいと思う?」質問の趣向を変えよう。貴女にとって複雑な存在のテオ、それは良くも悪くも貴女の心に最も影響を与える怪物。捕食されたくはないからと彼を忌避するのか、それともその逆なのか。死神の好奇心に、貴女は応えてくれるだろうか)
>ベル
形見――、(怪物の、引いては悪魔の感覚では、それを特別重要な物とは思えない。だが、人間の価値観で見れば、それは掛け替えのないとても大切な物。それが理解できているからこそ、噛み締めるように呟いて。「ただの散歩と引き換えに出来るなんて、君には未練っちゅうモンが無いんかな」そんなに大事な物を悪魔との散歩の取引材料に挙げて置きながら、苦渋の決断の様子はなく剰え笑顔を見せる貴女に肩を竦めて見せる。人間の価値観を揺さぶるべく、態と意地悪に紡いだ言葉は、貴女の心の琴線に触れるか否か。「悪魔には、価値無いなぁ。けど、君にとっては大事なモンなんやろ?…後悔せえへんって誓えるなら、取引は成立やね」腰掛けていた脚を伸ばしてそっと立ち上がりながら、指輪を見せつけるように掲げる貴女の顔を見てゆるりと薄く笑う。貴女の言う通り、情や義など、その類は悪魔の心には響かない。だが、自分の価値観にばかり重きを置いていては、いつまで経っても取引など成立する筈もない。悪魔は約束は破るが、取引に関してはシビアな程に誠実だ。形見の指輪は、悪魔の眼鏡に適った。これが貴女にとって不足のない取引ならば、今ここに一つの誓いが結ばれる。そっと手を差し出して、貴女の選択を待って)
> レンブラント
これを持っててもお母さんに会える訳じゃない。それに私も近いうちに死んじゃうでしょ。
( 何故だかその呟きは重く重く響きまるで相手の方が悲しみ、虚無感を抱き、挙句母親を大事に思っていた気すらしてしまう。しかしながら悪魔は悪魔。次いで続けられた心の奥の奥を揺さぶるような言葉にあまりに現実的な答えを返せば命がある今を欲望に忠実に楽しむと言った空気すらをも纏い。立ち上がった相手の瞳を追うようにして頭を動かせば続けて差し出された手に視線を、すぐに指から指輪を抜き取り掌へと。「__大事だけど後悔はないよ。早く行こう、散歩」飾りがなくなった指の根元は少しだけ細くなっていて何だか冷たく感じるが決意は揺るがない。それ程までに散歩がしたいのかと今までの当たり前に過ごしていた世界で聞かれれば勿論答えはNOのはずなのに、今はYESと答えよう。指輪なんて無機質なものでは埋められない寂しさや悲しさを悪魔にでも取り払ってもらいたいくらいだ )
>クォーヴ
そう、なんだ……何だか私が思ってるよりも、もっと珍しい事なんだね。嬉しいな。あ、じゃあクォーヴさんまた質問!使い魔さんも人間の食べ物って苦手かな?もしくは貰って嬉しい物ってあるかな?(命令には逆らえない、のわりに主人へのあの態度は、テオは仲良しと称してはいたがと疑問符が改めて浮かびつつも、言われてみればその通りである。相手やテオの驚きように先ほどよりも納得し。次いでビシッと片手を真っ直ぐ上げ挙手の姿勢を取れば、この嬉しい気持ちを、いつか食べられてしまう前に、もう一度同じ存在に会えるかはさておき、あの使い魔に言葉以外で返したい欲求に駆られては、目の前の相手に知恵を借りようと口を動かし。「え、わぁ……日常茶飯事なんだ……。最初がテオで、一人の時に偶然会ったのがクォーヴさんで私は良かったんだね。はは、これも日頃の行いのお陰かな」扉を開ければガブリ。ふと、テオが人を食べると表現した生々しい擬音が脳内に甦っては、食べられる側の一人としては表情を引きつらせ。近くの部屋でその惨事を耳にする事も、まだ自分が生きている事にも心底感謝しては、乾いた笑い声が口から漏れだし。仲についてはうまく表現出来ないが故に複雑、との言葉には素直にこくりと一度頷きつつ「クォーヴさんは、テオとは仲いいの?」と同じ質問を返し。趣旨の変えられた次の質問を受けては、先程よりも解は明確であり「あ、それならさっきよりは答えられるよ!テオのお腹が空いてない時であれば、また会いたい。テオがね、魔法教えてくれるとか、庭園に連れてってくれるって約束してくれたんだ」食べられたく無い気持ちは変わらない。だが、口約束とは言え交わされた約束が果たされるその時は、今も楽しみであり、組んでいた手を解いては、一つ二つと数えピースの形をした手を相手に見せてはふふっと頬を緩ませ)
>ベル
――、(年相応の少女らしからぬ、冷徹なまでにリアリズムを体現する答えには、微笑みのままに内心で多少面食らって。会った時から変わり者の子だとは思っていたが、自分に必要な取引の為には大切な物をかなぐり捨てる強かささえ持ち合わせていたとは。手のひらに乗せられた、自分の指には幾分か小さすぎる指輪。決して重くはないそれを、拳を作って握り込めば、淡い光がそこへ宿り、次に手を開けば手品の如く指輪は跡形もなく消え去っていて。「取引成立。君の気風に敬意を表して、良い所に連れてったる」後悔はない、その言葉さえ聞ければ此方も満足。すっと差し出して貴女の手を握ろうとするのは、万が一他の怪物に出会った時の牽制の為。ただ屋敷の中を探検するだけでは、延々と続く廊下と扉と階段を繰り返すだけなので面白くないだろう。あまり人間を連れ回すことは好まないが、取引が力を持つ今日は特別、とばかりに、貴女の手を引きつつ廊下へ踏み出して)
>レベッカ
そうだね…、使い魔にとって人間の食事は異物になっちゃうね。彼らが生きる為に摂取出来るのは、主の魔力だけだからねえ(貴女の問いが、使い魔のことを考えて飛び出したものであることは容易に察しが付いた。だからこそ、色好い返事を贈れなかったことを少々悔いる用に、眉を困ったように下げつつ事実を教示して。連続して“心ある”怪物へ遭遇できた幸運に胸を撫で下ろす貴女を見詰めながら、死神はゆるりと微笑みを深めた。それが単なる肯定の笑みなのか、それともそれ以外の意味を含んでいるのかは彼のみぞ知るところで。ふと返された問いには「悪くはないと思うよ。彼の雰囲気は、俺も好きだ」怪物同士の馴れ合いはあまり無いが、出会えば挨拶くらいは交わす。テオにどう思われているかはさておき、自身が彼に向ける印象は悪くない、と何とも煮え切らない返答を。テオと貴女が交わした約束――その言葉に思わず口角に浮かぶ笑みを深め、此方に二本指を立てて見せる貴女のその手をそっと包み込むように片手で握る。そして徐々に指を絡め、俗に言う恋人繋ぎのような形へと昇華しながら「…君は、とても素敵だね。通りで、テオが直ぐに食べないわけだ」そっと目を閉じ、まるで囁くように、噛み締めるように誉め言葉を贈る。風も吹いていないのに、ふわり、黒煙のローブが揺れ動いて)
>クォーヴ
そっかぁ……それは残念。でも、じゃあそれ以外で何か出来ないか考えてみるね!教えてくれてありがとう、クォーヴさん(やはり使い魔も食べ物は駄目であるとしっては、彼等もまた人成らざる者であるからとは言え、残念な気持ちは隠しきれず大きく肩を落とすも、同じく気落ちしているかのような相手に気付いては前向きな発言に変えては、教えてくれた事に対し感謝の気持ちを伝え。テオと相手で良かったと安堵しては何故か深められた笑みにきょとんと首を傾げるも、その意識は相手の次の発言に向き「そうなんだ。今度テオに会ったらクォーヴさんの事も聞いてみよっかな。分かったら教えてあげるね!」雰囲気が好き、との発言には心の中だけで同意の頷く。こうして自分がリラックスして話せるのは、相手がテオと同じく穏やかな空気を身に纏っているからだろうか。ふと、自然と気になったのはこの場にいない彼の意見。直接相手が訊ねるのはあれだろうからとの思いと、自分自身の好奇心から、相手とも再会する事があればと約束を交わそうとし。やがてピースサインをしていた手が相手のひやりとした掌に不意に包まれ、握手とは違う繋がれ方をされては、驚いたようにライトブラウンの瞳を大きく揺らし「え、っと……ありがとう?でもそれってどういう意味なのかな?」動揺から言葉を詰まらせながら、照れと戸惑い混じりの眼差しを、瞳を閉じた綺麗な顔立ちの相手と視界の端で揺れるローブに向けて)
>レベッカ
(ざわり、部屋の空気がよどめいているのは決して気のせいではない。それは風や気温の所為ではなく、きっとクォーヴから発せられる魔力が渦巻いているから。尤もそれは人の目には不可視であり、貴女にはただ肌を打つような死神の存在感がプレッシャーの様に感じられるだろう。絡むように握り締める貴女の手、不穏な気配を感じ取ってはいるのだろうが、振り払おうとしないあたり、矢張り貴女は優しい。その暖かい心に興を惹かれたからこそ、悲劇はゆっくりと幕を上げる。貴女の問いにふわりと微笑んで見せれば、繋いだ手をそっと自分側に引き寄せ、貴女の手の甲へ触れるだけの口付けを。途端に、貴女へ襲い来るのは抗いようもない脱力感。ゴトリと音を立てて貴女の記憶が一つ失せる――それは一体どんな思い出だろうか。想像通り美味なそれに満足そうに一度唇を離すけれど、魔力の影響か貴女に抵抗は許されないまま「テオには、きちんと伝えておくよ。君が、彼をどう思っているか――君の最大の思い出に、彼の名が挙がったことを」まるで、貴女がもう二度とテオに会えないかのような不穏を感じさせる言葉だが、口ぶりは至って穏やかで、顔も柔らかな微笑みのままで)
>クォーヴ
(目には見えず、窓も扉も閉められ風は無いはずなのに、肌に感じる何か。そして隣に座る穏やかな笑みを浮かべる紳士の姿が、やけに大きく、そして何故か、恐ろしく感じる。これは一体何なのだろうと表現し難い現象にぐるぐると混乱する思考にばかり意識が注がれては、引き寄せられた手の甲に伝わる、冷たくも柔らかな唇の感触。触れられた途端に体が重く感じれば、バランスを崩した体は相手の胸元へもたれ掛かるようにして倒れてしまう。そして大事な何かが、自分の帰りをいつも待っていてくれたはずの、手塩にかけて小さな頃から育て妹のように可愛がっていた存在の姿が頭から抜け落ちる。忘れてしまっては、記憶を食べられてしまってはそれ事態に気付けないまま「テオに?思い出って……ごめん、言ってる意味が分からない。それにこれは何?教えて、ねぇクォーヴさん……!」不穏なその発言、何故彼がテオに伝えるのか。分からない、分からないと思考がうまく纏まらない。先ほどと何も変わった所が見られない目の前の相手の表情が今更酷く恐ろしく感じようと、体が思うように動かなければ後の祭りであり。相手がバケモノであると思い返しても、どこか今のこの事態に信じられない思いが捨てきれず。自然と瞳の表面に薄い水の膜が出来上がり、瞬きをした拍子に一筋の滴を目尻から流しながら視線だけを動かしては、真っ直ぐ見つめながら相手の名を呼び掛け)
>レベッカ
(貴女を捕食する気なんて、更々無かった筈なのだが。人の世からかけ離れた血腥い館へ拉致されたにも関わらず、心から楽しそうに笑う貴女に興を惹かれた延長上で食欲という本能を呼び覚まされてしまったようで。全身の筋肉を強制的に弛緩させられ、凭れる様に此方へ倒れ込む貴女を胸板で抱き止める。混乱を極めるであろう貴女の問いに、敢えて解は渡さない。空いている手を貴女の頬へ伸ばし、指先でそっと涙を拭って「……やっぱり、君も泣いてしまうんだね」それが己の捕食の影響なのか、それとも貴女の心の揺動によるものか。指先を伝う綺麗な涙をじっと見つめながら、密やかな声音で呟くように一言。もう一度手の甲へ口付ければ、今度は捕食する記憶を指定する――それは、貴女の母の存在。成績や掃除の手伝いを褒められて感じた喜び、あの日口にしたアップルパイの味、いつでも貴女に味方してくれた誰よりも信頼できる存在――その記憶を、顔も名前も声も全てを、ごっそり抜き取るように唇から食して。「ねえ、レベッカ。君がテオや彼の使い魔と出会えて幸運だったように、俺も君に出会えて幸せだよ」…何故なら、美味な記憶を味わうことが出来たから。貴女が自身に出会ってしまったことはきっと不幸に属されるのだろうが、肉体的な激痛や苦しみは一切与えられない捕食は、客観的に見れば幸運で。再度、貴女の手の甲へ唇を寄せる。今度は、すぅぅっと多くの記憶を吸い込む。家族のこと、友達のこと、テオのこと、使い魔のこと――全ての思い出を死神は吸収していく。黒煙のローブは吸い取った記憶に比例するようにどんどん大きさを増して、終いには2人をすっかり煙の闇へ閉ざす様に包み込んでいて。「さあ、唱えて。…今から君を食べる、俺の名前は何?」唇を離した頃には、もう貴女自身の情報も殆ど食べてしまった後。貴女に残されているのは、自身の名前と、眼前に鎮座する死神の名前と、穢れを知らない魂だけ)
>クォーヴ
(先ほどまで幾つもの質問に答えてくれた彼の口から、答えは得られない。その事がこれからの自分の未来を予想させる。体を噛み砕かれ咀嚼される食事とは違う。涙を拭うように頬を撫でる指先を感じながら、あぁ、そう言えば彼は言っていたでは無いかと、ぼんやりと思い出す。自分は死神だと、ならばこれから奪われるのは──「ク、ォーヴ、さん、のっ……嘘、つき……っ!」魂は取らないと、言っていたのに。それともそれを素直に信じた自分が悪かったのか。涙を流すのは当然だろう。だって、こんな先の見えない館でほんの僅かな一時とは言え、心から笑い合った相手に自分の今、命は食べられてしまうのだから。瞳からは絶え間なく涙を流し続け、それでも睨むようにして相手を見据えながら、声をつまらせ嗚咽混じりに今の思いを紡ぐ。そして今一度、手の甲へと贈られる口づけ。続いて失われる母親の面影。自分を生み、小言を言いながらも育ててくれた存在が一欠片も残されず、跡形もなく消え失せる。幸せだったと呟く相手の言葉は右から左に流れ記憶の中が混濁する中、それでも大事な何かを失い、ぽっかりと大きな穴が空いたかのような喪失感を感じて。再び手を取られ、やがて厳しかった父を、だらしのない姉を、手紙でやり取りした友を、頭に感じた小さな重みも、誰かと交わした約束も、感謝も不安も、明瞭に言い表せなかったあの気持ちも全て綺麗に消えてなくなっていく中で、口をパクパクと開き「──……っ」誰かの名を呼ぼうとした声は、音として発せられる事は無いまま、煙の中に吸い込まれるかのように消え失せ。やがて辺りが暗く二人だけの世界へとなり、鼓膜に響く相手の声。胸板に寄り掛かったまま、涙は今も流れたままの朧気な、今にも消えそうな弱い光を宿し、口を開く。「貴方の、名前は──今から、私を食べるのは……死神のクォーヴ。そして私は、レベッカ。レベッカ・アンダーソン」記憶に残る相手の名を静かに呼び掛け、自分が誰か確認するように己の名を繰り返しては、泣き疲れたかのようにゆっくりと残っていた僅かな力も体から抜け落ち、すぐ間近に迫る終わりを感じる事無く、穏やかな笑みを浮かべたまま微睡むように瞳を閉じては、やがてその生涯に幕が下りるその時を、心穏やかに過ごす事だろう)
>レベッカ
(嘘吐き、と睨めつけられれば何のことか分からずに僅かに首を傾げる。鎌で貴女を切り付けて、魂を刈り取る――人間界に蔓延る野蛮な真似はしないと、誓った言葉に嘘偽りはない。ただ、貴女の魂を静かに吸い取るだけ。刃物も爪も牙もない、貴女の身体には傷一つないではないか。嗚呼けれど、と。そんな異論を唱えるだけ、この空間では無粋というもの。少しずつ外界の光を遮断し、2人を暗色に鎖していく闇の帳はゆらゆらと揺れる。貴女が本当に呼びたかったのは、死神の名ではないのかもしれない。脱力した貴女の体温、これから徐々に冷たくなってしまうであろうそれを、目を閉じて静かに堪能する。「…うん。おやすみ、レベッカ」そう、己は死神クォーヴ。そして貴女は世界に二人と居ない、レベッカ・アンダーソン。それを心から肯定する返事を贈れば、貴女の人生と清き魂へ心からのカーテンコールを。手の甲に口付けた唇は、緩やかに弧を描いていた)
(/というわけで、捕食エンド達成おめでとうございます…!長い時間までお付き合い頂きまして本当に有難うございました…!とても純粋で朗らかで、それでいて凛とした芯のある娘様と素敵なお時間を過ごさせて頂き、とても癒されました。これにてクォーヴとの交流は回収となりますが、もし何かお伝え忘れや描写し足りなかった事があれば消化ロルを回して頂いても構いません!時間も遅いので本日はこれにて挨拶と代えさせて頂きます、次回お会いできる時をとても楽しみにしております…!それではどうか、素敵な夢を!)
(/最後の終わりのロルがなかなか納得いく言葉が見つからず、最後のお返事がこのような深夜まで続いてしまい申し訳ありません。また、長時間のお相手ありがとうございました!!どんな風に話が転がっていくのか、初の補食をドキドキワクワクしながら楽しませて頂きましたが、無事最後を迎えられて良かったです!また、食事をする時まで、そして最後まで変わらず紳士なクォーヴさん、とても素敵でした。
また、娘を褒めて下さりありがとうございます。主様のお陰で綺麗な終わり方を迎えられましたので、大満足です。これにてこちらも失礼させて頂きますね。次回またお会い出来ました時は、今回のレベッカが果たせなかった、テオさんとの約束から新たな物語を紡げればなと考えております。お相手下さり重ね重ねありがとうございました、主様も体調を崩されないようお気をつけて、よい夢を…!)
( / 昨日は報告もままならぬままに寝落ちをしてしまいすみませんでした…!とても楽しい時間をありがとうございます、また機会がありましたらよろしくお願い致します…! )
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。基本的には交流の少ない方を優先いたしますので、一見さんもお気軽に…!ゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ。
>参加にあたっての質問や相談等も、お気軽にどうぞ!尚、二度目のご来館の方はPF提出の際にロルテストは必要ございません。誰を指名するかを当方にお伝えくださいませ!
>前回の続きからの交流をご希望の場合は、お声掛けの際に最後のレス№をお伝えくださいませ!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/こんにちは。前回はロルを回収して下さり有難うございました!もしお時間ありましたらお相手をお願いしたくお声を掛けさせていただぎした。今回はジェイド様の捕食に関する事、また何故自身がこの邸に招かれたのか、その真相を探ろうかと思っています。つきましては以前お相手様の候補にお名前があがったマリーシュカ様にお相手をお願いしたく…!ただルシアンは邸に関することも、他の住人様に関しても全くの無知ですので、どう接点を作ろうかと考えあぐねています。例えば使い魔さんにジェイド様の事を知っている人に会いたい、とお願いすれば何方かの所に案内などしていただく事は可能でしょうか?若しくは無鉄砲にも邸内を歩き回り、偶然出会うといった方向になるのかなと考えています。その他にも何か良い考えがありましたらお聞かせ願えればと思います。礼)
>ルシアン
(/今日わ、お越しいただいて有難う御座います!ついに屋敷の核心に迫るシーンとの事で、此方も身が引き締まる思いです。是非マリーシュカにて御相手させて頂ければと思います…!使い魔に依頼や命令を出来るのは原則として怪物だけで、人間がお願いするには主の魔力に匹敵する何かを対価にしなければならないので、もしその材料が有るのであれば使い魔からの紹介という接点でも問題ありません!その場合は、息子様への食事を運んできた使い魔をつかまえての依頼になるかと思われます。もし取引材料が無い場合は、後者の偶然遭遇、というケースが最適でしょうか。屋敷を彷徨くな、というジェイドの言いつけを破りたくない、という場合は、マリーシュカの方から、人違いとして息子様の部屋を訪問させることも可能ですが如何でしょうか?)
(/ご返答有難う御座います…!使い魔さんと取引する材料や対価に関してルシアン自身が知らないこと、また屋敷を彷徨うのは別の機会にしたいな…と考えておりまして、出来ましたらご提案して下さった人違いでの訪問をお願いしたく思います。初のジェイド様以外の住人様との交流という事で今からドキドキしております!本日も宜しくお願いします。礼)
>ルシアン
(吸血鬼の手には、プリムローズ。永遠に枯れないよう魔力でコーティングされた数輪のそれを眺めながら、口許には緩やかな笑みを。コンコン、と控えめに叩いた扉、その向こうから自分を出迎えてくれるのは、まさに花言葉通りの可憐な少女の筈だったのに「――あら…?」想像とは全く違う、最早出会った記憶のない少年の姿に、きょとん、とした表情で貴方を見つめながら小首を傾げて)
(/ご希望に添える提案が出来て良かったです…!本日、スマホからの交流となる為通常より短文での御相手になってしまうかもしれませんが、どうかお時間の許す限り宜しく御願い致します…!)
>マリーシュカ
(空に向け翳した手の感触を確かめるように閉じたり開いたりを繰り返していたところ、控えめなノック音が耳に届く。ひょっとして彼かな?と期待に胸を膨らませて扉を開けた先、目に付いたのは鮮やかなまでの豪奢なブロンドが特徴的な美しい女性。“あれ?”と思わず発した言葉。見間違えか、と思い片手で目をゴシゴシと擦り、もう一度じっと相手の姿を確かめてみる。無論そうした所で姿形が変わる訳でもなく、疑問に首を傾げる。「おねーさんは誰?僕、此処でジェイド以外と出会った事ないやっ!」屋敷に対しても、そこに住む住人に対しても多くの説明は受けておらず、無防備なまでの警戒心のなさで招くように扉を大きく開き。「わぁ、可愛らしいお花だね!これから少し時間ある?良かったらお話して行ってほしいなっ」自然と笑みに持ち上がる頬が彼女の突然の訪問が嬉しい事を物語っている。つい気安く話し掛けてしまうのは、彼女の瞳の色が自分と似通っており、親近感を感じたせいかもしれない)
(/絡み文を有難うございます。ロルの長さに関しても承知致しました!長文になると見辛いかと思いますので、此方もなるべく簡潔に纏められるよう努めます。また、長々しくなってしまった場合は適度に省略していただいても構いませんので…!礼、蹴り可)
>ルシアン
(お互い面識が無いこの状況、なのにあまり気まずく無いのは貴方の明るい対応のお陰だろう。指を一本立て、それを顎に添えて視線を明後日の方向へ。そして漸く気付く、自分が目的地を勘違いしていた事に。ふと聞こえたきた怪物の名前に、視線をゆったりと貴方の瞳と重ねて「…そう、貴方はジェイドの獲物なのね」まるで独り言を呟くようにぽつりと静かな声音を。まさかジェイドがこの屋敷の事を何も説明していないなんて思わず、獲物という単語を出してしまったことに悪意は皆無で。しかし、よく見知った怪物とは別のバケモノが眼前に居ると言うのに、貴方の明け透けな態度に少々面食らう。貴方の言葉に促されてプリムローズに視線を落とせば、口の中で短くスペルを唱えて、出番を失った花を何処ぞへと消し去って。「私は、マリーシュカ。ジェイドの友人――同居人、かしら。突然ごめんなさいね、部屋を間違えてしまったみたい」ともかく、問われた通り名を名乗っておこう。吸血鬼という素性は―皆まで言わずとも、唇の端から覗く牙が物語ってくれることを期待して。困ったように控えめな微笑みを浮かべながら、そそっかしいミスを謝罪して「―いいの?彼に怒られないかしら」まるで招かれるように大きく開かれた扉と、自分によく似た色の瞳を交互に見つめる。貴方の部屋に入ることを憚る理由は諸々あるが、1番大きなものは貴方と懇ろな怪物への配慮で)
>マリーシュカ
…?獲物?ジェイドは僕の大切な人だよ(美しい唇から漏れたとは思えない物騒な言葉に、ついピクリと肩が反応してしまう。自分にとって彼は大切な存在。なら彼にとっては?擡げた疑問は、きっと考え出すと深みに嵌ってしまうスパイラル。今考えるべきではないし、それよりも“獲物”という言葉に隠された秘密を知りたい。彼女は自分と初対面、ジェイドが言いづらかった事も躊躇なく言えるだろう。そんな打算が働く。一先ずは落ち着いてからだ、と突っ走ってしまいそうな心を深呼吸で落ち着け、続けられた自己紹介に明るい笑顔を向け。「マリーシュカさんね!僕はルシアン。此処にはジェイドやマリーシュカさん以外にも色んな人が住んでいるの?」溌剌と自己紹介を述べた後、彼女の言葉から察せられた屋敷の事情から少しずつ聞いていこうと。同居人、部屋を間違えたとの事から少なくともあと数人は此処に暮らしているようだ。敢えて色んな人、と称したのはあわよくばジェイド以外の彼女や他の住人の正体を教えてくれる可能性が残っているから。ちらり、と覗く白い牙からも彼女が人間でない事は分かった。部屋に招く招かない云々で怒られるなど聞いたことがない。若しや此れは暗黙の了解なのか。いまいち要領を得ない様子で首を傾げ。彼女との会話で既に大小様々な差異が目立つ。これは愈々怪しいことになってしまった。きっと知っている風に取り繕ったところで直ぐにボロが出てしまう。そう腹を括れば、素直に口を開いて。「他の住人さんを招くのは、此処ではいけないこと?僕は此処に来てジェイドにしか会ったことないし…それに何故此処にいるかも知らないんだ」結局それとなく聞くつもりだった予定は狂い、教えを請うように目の前の彼女を直向きに見つめて)
>ルシアン
(人が怪物を大切に思うなんて、そんな事は有り得ない――若し貴方の前に立つ怪物がマリーシュカでなければ、そう一笑に付されて終わっていたであろう言葉。けれど、ジェイドの性格を考えれば、必要以上に餌へ入れ込み過ぎるあの男なら、と。言葉で多くを語らずとも、貴方の真っ直ぐな瞳を見ればそれが戯言などではないと伝わる気がして、胸がきゅうと狭まる思いだ。「ルシアン、どうか気楽に呼んで頂戴ね。ええ、そうよージェイドからは、何も聞いていないの?」敬称を付けられることには慣れておらず、互いにゆるりと参ろうではないかと言わんばかりに柔らかく微笑む。次いで投げられた問いに肯定を贈ると同時に、故意か否かは知らないがジェイドの説明不足に思いを馳せれば目をぱちくり。案の定、貴方は何も知らされず、ただ箱入り息子のように屋敷での生活を強いられていたようて。ジェイドを後で叱ってやらなくては、なんて内心で苦笑しつつしゃがみ込んでは貴方に視線を合わせて「…ジェイドでなく、私の口からそれを教えてもいいのなら。喜んで質問に答えるわ、可愛いおちびさん」冷たい指先をそっと貴方の頬に添える。子供特有の柔らかい感触に目を細め、口許にゆったりと笑みを浮かべては貴方の返答を待つ。返事によっては、貴方の部屋へお邪魔させてもらうつもりで)
>マリーシュカ
へへ、有難う。マリーシュカ!(こんなに綺麗な女の人を呼び捨てだなんて何だか照れてしまう。だが彼女とも仲良くなりたい。そんな思いから照れ臭げにはにかみながらも彼女の名を改めて呼ぶことで了承とし。問い掛けられた内容で察せられる。矢張り何か大切な事を自分は知らないまま此処にいると。何も知らない、何一つとして知らないのだ。こくり、と神妙に頷く事で肯定を示す。頬に触れた冷たい指先の感触に擽ったげに片目を瞑る。彼のように優しく触れてくる手に、穏やかな微笑み。きっと彼女ならその言葉の通り知りたかった事を語ってくれるに違いない。だか、少し懸念がある。戸惑うように視線を床に落とし、靴のつま先を見つめながらポツリと口を開いて。「ジェイドはきっと僕には教えたくないんだ。…それに教えるってなっても、すごく悲しそうな顔をしてしまうよ。そんなジェイドは見たくないから…僕はジェイドには聞けない。でも…、マリーシュカは辛くない?僕に伝える事で苦しくなったりしない?」初めて会った時から時折浮かべる悲しげで、とても寂しそうな瞳が散らつく。彼の秘密を暴かない方が良いのかもしれない。だが、このままでは何も進まないと考えたから一歩踏み出したのだ。然し彼女に頼んでしまって良いのか。先刻手にしていたプリムローズは誰かにあげるためのもの。彼女もジェイドと同じく、とても繊細で優しい人。そんな相手に負担を強いているのでは、と不安に揺れる瞳をつま先から持ち上げ、麗しい顔に向けて)
>ルシアン
(促した通り、親しみを込めて名を読んでくれた貴方に微笑みを向けることで好意を伝える。そんな朗らかな様子とは打って変わって、俯いてしまった貴方をじっと見つめ、神妙な口振りで紡がれた言葉に耳を傾けて。「…そう、でしょうね。彼は怪物なのに、まるで人間みたいに苦しむから。けれど、ジェイドが貴方に伝えるのを拒むのは、彼も貴方を大切に想っているから――そうよね、ルシアン」貴方の言葉を聞くだけで、2人の関係性がどのようなものか理解出来るなんて、とても不思議で。互いが互いを慮るが故のジレンマ、きっとそれは堂々巡り。そこに第三者が介入することで、貴方とジェイドがより近しくなるのなら。「何れ、知らなくてはならないことだもの。伝えるのは辛いけれど、それに慣れることが出来ただけ、私の方が彼よりちょっぴり冷徹ね。―さあ、おちびさんのお部屋に案内して頂戴?」貴方の気遣いに胸が暖まる思いで、ゆるりとした口調で冗談を混じえながら答える。貴方はまだ幼くても立派な男性、エスコートを求めるように口角に浮かんだ笑みを深めて)
>マリーシュカ
(ゆっくりと紡がれる言葉が胸に沁みる。大切に思われている事は、彼の言葉や態度から痛いほどに伝わってくる。「…うん。ジェイドは僕を大切にしてくれてる。でも彼が抱えてる事が知りたいんだっ。其れがジェイドの気持ちに反していても。だって知らないと無意識にまた傷付けちゃう」これから暴いてしまう事が吉とでるか凶と出るか、其れは分からない。それでもきっと、知らないといけない事なのだ。もう一度意志を固め、彼女の思いに感謝を抱く。「有難う、マリーシュカ。僕は君を冷徹だなんて思わないよ。だって意を決して伝える優しさもあると思うもの」自ら辛い事を買って出るなど中々に出来ることではない。真っ直ぐな澄んだ瞳で相手を見詰め、はっきりとした声音で告げる。エスコートなどした事がない。ごほん、と咳払いを一つ。少しばかり気恥ずかしげに体を脇にずらして彼女が通れる道を作ると片手で部屋の中を示し“どうぞ、はいって”と声を掛ける。「ちょっと散らかっちゃってるけど、適当に紙は退けてくれていいからねっ!」すっかり部屋の中は描きかけの絵や、様々な絵の具、ラフ画で埋め尽くされており)
>ルシアン
(決意が必要なのは、辛いことを伝える側だけではない。これから聞くことが耳に痛い内容だと薄々分かっていながら、それでもパンドラの箱を開けることを望んだ貴方の決意も、生半可なものではないのだろう。「此方こそ有難う、ルシアン。体は小さいのに、心はとっても大きいのね」冗談半分で言ったことにも、それをフォローするように真っ直ぐな思いを伝えてくれたことに感謝を。無邪気で純真だけれど、幼子特有の無知に甘んじない貴方の心意気には感心を禁じ得ない。エスコートに応じ、部屋へとそっと踏み入る。様々な絵に囲まれて生活している貴方に驚いたように視線を向けて「これ全部、貴方が描いたの?凄いわ、ルシアン」絵の具まみれの貴方の服装に合点が行く部屋の光景を、手近にあったソファーに腰掛けながらキョロキョロと見回す。気を取り直して本題、と言わんばかりに深く息を吸えば「…さて、何から伝えればいいかしら」ジェイドが貴方に明かしていないことはどれも大切な事ばかり。故にどれから手を付けていいか分からず、決め兼ねるように貴方へ視線を向ければリクエストを求めて)
>マリーシュカ
(今更ではあるがいそいそと床に散らばった絵や道具を拾い集め、隅っこの方へ避けて。絵を褒められる事はとても嬉しい。「へへ、絵を描くのは僕の特技なんだっ」えっへん、と胸を張り自慢げに伝えて。彼女のおかげでピンと張っていた心の琴線が緩む。今から大切な話をされる。彼女がソファに座ったのを目にしてから、自身も椅子へと座す。真っ正面に座るのは勇気がなく、僅かに彼女から見ると右斜めの位置で。聞きたいことは山ほどある。こく、と唾を飲み込む音が嫌に大きく響く。口の中は乾燥でパサパサしている。軈て小さく口を開けては「…僕、何で此処に連れて来られたの?」最初の質問を投げ掛ける。きっと全て其処に集約されているのに違いない。初めて出会った時から何か言いづらそうにしていた、隠し事は最初からされていたのだ。「何か理由があるんだよね?それも…ジェイドが僕に言えないような理由が…」思い出せば思い出すほど、違和を覚える事は多かった。静かに凪いた瞳で横顔を見つめながら、表情だけは落ち着いた様子で返答を待ち)
>ルシアン
(己の視界から少しだけ外れた場所に腰を落着ける貴方から視線を外し、自分の膝先を見るかの如く少し目を伏せる。今から口にしなければならないことが、貴方にどれほどの衝撃を与えるか分かっているからこそ、膝の上で揃えた手の指先に少し力が入る。「貴方は、私たち怪物の餌として、此処へ連れて来られたの。私も、ジェイドも、貴方たちが食べるような食事では空腹を満たせない。――だから、人間を食べるの」躊躇っていても仕方が無い。自分から真実を明かす大任を背負ったのだから。満を持して告げたのは、嘘偽りない事実。怪物と人間を二分する一本の境界線が、今ここに浮き彫りになる。どこまで行っても、捕食者と獲物という構図は変わることは無いのだ、と。「けれどジェイドは、人を捕食する度に深く自分を責めるのよ。そうすることでしか生きられないのに、仕方の無いことと割り切れない…不器用な怪物よね」付け足すように紡いだのは、ジェイド自身の事。家畜を屠殺し、調理し、口へ運ぶことに、心が壊れてしまいそうなほど罪悪感を抱く人間なんてほんのひと握りだろう。ジェイドは、怪物側において極めて稀有なマイノリティ。マリーシュカ自身も、人間を食べる際に一片の罪悪感も感じないと言えば嘘になるが、それよりも愛しさや感謝の気持ちの方が大きい。食事をマイナスの事として捉え、苦しむジェイドの気持ちは、怪物であるからこそ自身にも完全に理解してやることは出来なくて)
>マリーシュカ
(ドクン、大きく鼓動が打ち鳴らす。先刻、彼女に向けた笑顔はどうやって作っていたのか。表情を作ることを忘れてしまったように、す、と顔から感情が削がれる。何を言ったのか、聞かされたのか、上手く脳が作動しない。否、理解したくないだけ。彼が抱えていた秘密は大きすぎた。一体どれだけの沈黙が流れたのか。はくはく、と呼吸を求めるように小さく口は何度か開け閉じを繰り返すが、漏れてくるのは虚しい空気音だけ。とんでもない秘密を暴いてしまった。どんな顔をしてこれから彼に会えばよいのか。…そもそも彼に顔合わせ出来る資格はあるのか。「……なんとなく、感じてたんだ。きっと、とっても大きな秘密を持ってるんだろうって。でも、…あんまりにも……っ」その先の言葉は続けられなかった。無意識に漏れてくる嗚咽が喉を塞ぐ。太腿の上に腕をつき、組んだ手に額を押し付ける。まるで何かに懺悔するように瞳を閉じて。「…なんでジェイドなんだろう。神様は意地悪だっ。言葉を交わせるのは心を通わすためでしょ。なら…僕たちは言語が別だったら、姿形が似てなかったら、最初からお互いに心があるって知らなかったら、苦しまなくてよかったんだ!」彼女に言っても仕方ない。其れは分かっているのだ。だが衝撃は軈て理不尽な怒りに変わる。なんで、とかどうして、など世の摂理ならば変える事は出来ない。受け入れるしかない、そう学んだはず。だが諦めるなんて出来ない、ひっそりと反抗心が芽生えてしまった。きっ、と仇を見るように窓の外の青空を睨み付ける。一度臨界点まで激したからか、あとはシュルシュルと冷めるだけ。「…ごめんね、マリーシュカは悪くないのに。有難う、教えてくれて。この屋敷には僕たちを食べちゃう人がいっぱい住んでるってこと…?だから部屋から出ちゃダメだし、招き入れるのも良くないの?」再三注意された事項を思い出すと、確かにそこには彼の優しさがたっぷりと含まれていたのだ。怖い思いをしないよう、傷付かないよう、細心の注意を払ってくれていた。どこか力をなくしたような声音でポツポツと問いを投げかけ)
>ルシアン
(激昂する貴方を、ただじっと見つめる。その反応は至極当然で、それを咎める権利など己にはありはしない。如何してジェイドなのか――、その一言に貴方がどれほど彼の事を想っているのかが集約されていて。「神様がいるとしたら、これはきっと喜劇なの。神様の脚本、演者は私達。血腥い、グランギニョルよ」虚空を見つめながら答えた声音には、果てしない達観、或いは諦観が顕になっていて。誰がどれだけ憤怒しようが慟哭しようが、自然の理は変わらない。せせら笑う神の声が聞こえるようだ。しかし耳を塞ぐことは許されない、これは紛れもない現実なのだから。「いいえ、大丈夫よ。…そういうこと。これからは、相手を確認するまで簡単に扉を開けちゃ駄目よ」取り乱すことは必至、故に気にする必要は無いと微笑んでかぶりを振る。点と点が繋がった様子の貴方に、ジェイドの為にも再度忠告を。「…ジェイドの事を羨ましいと、今、初めて思ったわ」ぽつり、呟きながら貴方へ視線を向ける。怪物の為にこんなに怒ってくれる人間なんて、一生掛けても出会えないのが普通。そんな存在とこの屋敷で縁を結ぶ事が出来たジェイドの幸運は、筆舌に尽くしがたい。「きっと、貴方こそ――神様がジェイドに与えた、たった一つの光なのね」今まで彼の事をただ不憫な怪物だと思っていたが、まさかそんな奇跡が舞い降りるなんて。人生は分からないものだ、と微笑みを強める。この奇跡が血に塗れた結末を迎えるとしても、せめて最後まで、誰にもこの2人の邪魔はさせない。ふつふつと胸から沸き起こるお節介に、ふふ、と小さく笑って)
(/本日は一旦これにてお暇させて頂きます、言葉の端々からジェイドへの強い想いが伝わる息子様の姿に、今回もとても胸を打たれました…!マリーシュカに聞き足りないこと等御座いましたら、次回続きから再開させて頂くことも可能ですので、何なりと仰って下さいませ!それでは少し早いですが失礼致します、寒い夜が続きますのでお身体ご自愛くださいませ…!)
>マリーシュカ
(彼女の静かな声音が耳を打つ。落ち着いた調子で語られる内容に、全てが込められていた。どれだけ理不尽で許し難い仕打ちでも、曲げる事のできない理。ちっぽけな自分が喚いたところで何も変わりはせず、世界は回っていく。「…それでも、僕はジェイドに出会った事に後悔はないよ」超えられぬ境界線、混じり合えない運命。だとしても、自分は彼から多くのものを貰い受け、与えてもらった。其れは変わらぬ事実。其れさえ分かっていれば良い。ふ、と知らずのうちに入っていた肩の力を抜き、秘密を知っても大好きだという気持ちがちっとも薄れていない事に、晴れやかな笑みを浮かべる。「僕はジェイドが大好きさっ!この気持ちばかりは神様にだって変えられないよ」力強く、まるで神に宣戦布告するように堂々と言ってのけ。漸く腑に落ちた疑問。素直に彼女の忠告に頷き、胸にも刻む。今日彼女と出会えて良かった。まだ受け止めきれない事は多くあり、直ぐにはジェイドに会えそうにないが。「僕にとってもジェイドは光なんだ。とても大きくて温かい光なんだよ」ここには居ないジェイドにも届く事を願って、そっと大切な気持ちを言葉に変えてカタチにする。「本当にありがとう、マリーシュカ。今日君に出会えた僕は幸せさっ!」タタッと近寄り、彼女の白く冷たい手を両手で包み込むように握り、笑顔と共に有りっ丈のお礼を述べる。最後がどんな結末を迎えるとしても、今こうして幸せなのは変わらない。どんな事が待ち受けていようともきっと彼の事が好きな気持ちは消えないのだから)
(/此方こそ長い間、お相手して下さり有難う御座いました…!トピの題名にもされているグランギニョル、その言葉が出てきて深く考えさせられました。恋愛、捕食、隷従、どの選択肢をしても避けては通れない道。それをどう乗り越えていくかで結末が変わっていくのだと改めて気付かされました。今回お話させていただいたマリーシュカ様もとても魅力的で素敵でした。今回のお話はこれでキリが良さそうなので一旦回収させていただこうかと思います。次回はまた新しい場面からお相手して頂ければ幸いです…!今回捕食に関して聞けましたので、物語もいよいよ佳境に入ってくるかな、と思います。最後までゆっくりとお話を紡げればと思っておりますので、今後とも宜しくお願い致します。お相手感謝です!トピ主様も体調崩されませんようご自愛くださいませ。お疲れ様でした。礼)
>すっかり夜も更けた頃ですが、只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。深夜までゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
>前回の続きからの交流をご希望の場合は、お声掛けの際に最後のレス№をお伝え頂けると助かります…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ノア(>>144)
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
>740様
(/確認致しました所、完全に当方のミスでお名前を記載した儘にしてしまっておりました…!下手な勘繰りかも知れませんが、若しかして参加者様か、御本人様がご指摘して下さったのでしょうか。本当に通りすがりの御方なのだとしたら、大変失礼な勘違いを重ねてお詫び致します。何れにせよ、至らない主の為に態々ご指摘有難う御座いました、次回から更に気を付ける所存です…!)
(/些細なミスだと思いますが、気をつけた方がいいかと思います。大切なお食事のメニューにしろ、執事長様のPC名の記入ミスなど。PCの件は掛け持ちは良いかも知れませんが、中には嫌な気持ちになる方もいるとは思います。同時にトピの掛け持ちはしない方がいいかと思います。その時、参加者様の中に気づいた方もいたとは思いますがあえて言わなかったのではと思います。)
>742様
(/本当に仰る通りです、態々基調な御意見有難う御座います…!各個人がどのようになりきりを楽しむのか、その多様性は各個人の勝手。然し些細なミスが散見すると、意図せぬメタを突き付けられた様で、世界観に水を差してしまいますよね。それはトピックを建てた本人が最もやってはならないことなのだ、と改めて気付かせて頂きました。参加者様に楽しんで頂くことは言わずもがな、自分自身ももっと上手にこの世界を楽しまなければならないと肝に銘じ、今後も精進して参ります。本当に、態々御指摘有難う御座いました!)
( 執事長様からのあからさまな参加者様への贔屓も少々とお見受け致します。相性ゆえに贔屓は出ると思いますが指名制などのトピでは良くないかと。無意識な贔屓かと存じ上げますが。提供C様からの贔屓ならまだしも……と思ったりもします。勝手ながら執事長様と当方の気質は似ているかと思っているので捕食を方を拝見しているとつい、提供C様たちを喰い散らかせ捕食して見たいなんて思ってしまいました。提供C様たちの苦痛に嘆く叫び聞いてみたいです。語彙力が乏しいので捕食出来ないのが痛いのです。最後の方はズレてしまいすみませんでした。)
>744様
(/態々貴重な御意見有難う御座います。こうして重ね重ね色々な方からお言葉を頂くという事で、当方の管理手腕がどれほど至らないかを痛感しております。贔屓云々に関しましては、当方が如何に無自覚とは言え、第三者の方にそう思わせていたという事実に懊悩しております。趣味嗜好につきましては、既にお分かりの通りかとは思いますが、誠に残念ながら当トピでは対応しかねます。この場所も元を辿れば、「素敵な参加者様と異種族交流したい!あわよくば食べたいよう!」という当方の我欲が発端ですし、余計なお節介とは存じますが、背後様もご自身が望まれる世界観のトピックをお立てになり、管理されてみると良いのかもしれませんね…!長くなりましたが、大切なお時間を少しでも当トピに注いで下さり有難う御座いました!)
>ご挨拶
平素より大変お世話になっております!
この度は当方の至らなさから、多くの方に不快な思いをさせてしまい大変申し訳御座いませんでした。
頂いた御意見を真摯に受け止め、二度と同様のお叱りを受ける事が無いよう誠心誠意善処して参ります…!
拙い主に愛想を尽かさず、当トピに御付き合い下さる方がお一人でもいらっしゃる限りは、失踪することなく運営を続けていく所存ですので、今後とも宜しく御願い致します!
当トピに貴重なお時間を割いて頂き、態々御所見をお伝え下さった皆様、重ね重ね有難う御座いました…!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。ゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/お邪魔致します。主様のご挨拶、拝見させて頂きました。私としましてはお忙しい中お相手をしてくださっているのはとても有難い事ですし、運営を続けるという宣言をされているのにはとても安心致しました。この際ハッキリ申し上げますと私は此方のトピが大好きですので、是非とも主様には今後も様々な参加者様達と素敵な物語を紡いで欲しいと思っております。…本題に入らせて頂きますと、今回もレナードさんをお相手に>>696の続きからお願いしたいと思っておりまして…少し間が空きましたが、可能でしょうか?)
>ドロシーPL様
(/今晩わ、お越し下さり有難う御座います!先ずは、大変暖かいお言葉の数々恐れ入ります、とても胸に沁みました…!実の所、管理人として当トピを運営する自信を失い、これ以上多くの方に御迷惑をお掛けするくらいなら…と、此処を閉鎖することも考えておりました。そんな折に背後様がとても嬉しいお言葉を贈って下さり、当方は本当に縁に恵まれた幸せ者であると実感致しました…!是非、今後とも宜しく御願い致します!
交流の件なのですが、前回の流れでキリが良いので一旦回収とさせて頂き、その後日、娘様が御所望の〝甘いお土産〟を持参しての再訪問、という形でも宜しいでしょうか…?)
(/主様こんばんは。前回はクォーヴさんとの初の捕食エンド、ありがとうございました!素敵な時間を過ごさせて頂きました。
また、名前や小さなミスは人間誰しもある事と思いますし、贔屓に関しても一参加者である私としましては特に感じませんでした。むしろ、一人一人と向き合って下さり展開の相談をなされたりして、真摯に二人の物語を積み上げていかれる姿がとても素敵であり、このトピの魅力の一つでもあると感じております。何はともあれ、私も此方のトピは大好きなファンの一人でもありますので、これからも続いていって下さるようで安心致しました。
長文になってしまい申し訳ありません。またお相手願えるなら、今回は新たな場面にて、テオさんと使い魔さんと過ごした食堂(>271)の数日後、指名はテオさんで約束していた庭園探索、または魔法を教えて頂く約束をもし可能であればテオさんの自室にて、始められればなと考えているのですが、いかがでしょうか?ご検討の程よろしくお願い致します…!)
>主様
(/私自身もトピックを運営する側になった事が何度かありまして、主様が心苦しい思いをされているのがよく分かります…。私はいつまでも此方のトピの大ファンですので、時々になりますがこの先もお邪魔させて頂きたいと思っております。此方こそよろしくお願い致します!
回収の方了解致しました。主様が提案された形で大丈夫です!)
>レベッカPL様
(/今晩わ、お越し下さり有難う御座います…!此方こそ、いつも大変素敵なお時間を過ごさせて頂き感無量です…!
また、拙い主には勿体無いような光栄なお言葉の数々、恐縮です。こうしてご来館下さる常連様にも不愉快な思いをさせてしまったのでは…と患苦しておりましたが、背後様の暖かいお言葉に涙が出るほど救われました。本当に、心から有難う御座います。是非、今後とも宜しく御願い致します…!
交流に関してですが、娘様のテオに対する警戒心がまだ解け切っていないという現状もあり、怪物の自室に二人きり、という展開は少々早いかなと此方は考えておりました…!なので、今回は前者の庭園探索交流から始めさせて頂き、その中で次回テオの部屋にて魔法講義の約束をする、という流れは如何でしょうか…!お返事お待ちしております!)
>ドロシー
(焼き立ての甘い菓子の香りが、屋敷の廊下に漂う。湯気の軌跡を残し、チョコチップクッキーの入ったバスケットを提げたコウモリが、主たる吸血鬼の部屋を訪れて。「……これ、ちゃんと甘いんだろうね?」じとりとした視線を受けながら、使い魔達は首が千切れんばかりに何度も頷いた。気怠い溜息を吐き、バスケットを受け取って長い廊下を行く。そして貴女の部屋の扉を、相変わらずの神経質なリズムで叩いて「…いるんでしょ。さっさと開けて、お望みの物が冷めるから」前回のように、返答を待たず扉を開ける様な不躾な真似はしないのは、彼なりの配慮だろうか。扉越しに伝わる甘い香りとは裏腹に、至って淡々とした声音で、短気を隠そうともせず貴女を急かして)
(/そうだったのですね…、本当にお気遣いの言葉を重ね重ね有難う御座います…!此方も、いつまでも可憐なドロシーちゃんの、引いては美しい文章を紡がれる背後様のファンですので、是非末永く御相手頂ければこの上ない至福で御座います!交流案につきまして、快諾して頂き有難う御座います!スマホからの交流になりますので少々お返事にお時間を頂くかもしれませんが、どうかお時間の許す限り御相手宜しくお願い致します…!/蹴推奨)
(/いえいえ、此方こそいつもありがとうございます…!トピを運営なさる上でいろいろな声が今後もあるかと思いますが、こんなファンも居る事を頭の片隅に覚えて頂ければ幸いです。はい、勿論です!これからも末永く宜しくお願い致します!
確かにそうですね、こんな場面が見てみたいと背後の気が勝ってしまい、失念しておりました…申し訳ありません…!はい、では改めて本日は庭園探索の交流にてお願い致します!/蹴り可)
>レベッカ
(〝食事〟を終え、返り血に塗れた身体をシャワーで洗ったその直後。獣のようにぷるぷると頭を振れば、散弾の如く水滴が飛び散る。数発か被弾したカラスの使い魔が、不満の一鳴きを零しながらも主へとバスタオルを渡して。眉間から飛び出た螺子は、水に濡れて鈍く光る。わしゃわしゃと粗暴に髪を拭きながら、魔の言語で数言かやり取りを。途端に、先程の倍ほどに不平の声を上げる使い魔。「…レベッカには、オレからヨロシク言っとくカラ」ぷい、とそっぽを向いた使い魔が飛び去る先は、〝食事〟をしていた部屋。まさに血の海の密室、主の食い散らかしたその片付けも使い魔の重要な役割の一つ。シンプルなTシャツとデニムを身に着け、怪物は貴女の部屋へとお迎えに上がる。相変わらず、力加減の下手くそなノックを数回。「レベッカ。行コウ、庭園」よく通る低い声で、扉の向こうから呼び掛ける。先程まで人を喰らっていたとは思えぬ、至極呑気な口調で突然のお誘いを)
(/本当に、暖かいお言葉に心から感謝致します…!いえいえ、此方こそ勝手な所見で申し訳御座いません、快諾して下さり有難う御座います!本日、スマホからの交流となる為通常よりお返事にお時間を頂くかもしれませんが、どうかお時間の許す限り宜しく御願い致します…!/蹴推奨)
>レナード
お望みの物…?
(さらりさらり、手櫛で髪を梳かしていく。その髪色は光に当たると眩しく感じる。昔から自分の髪は好きだった。人間世界に居た頃と違って、自由の幅も狭い今の状況ではやる事など限られるので、お気に入りの髪を梳かすくらいしか今は思い付かず。そのとき聞こえてきた扉の音に反応して、腰掛けていたベッドから立ち上がり。扉の向こうから此方に向けて掛けられる声色は、以前耳にしたような男性のもの。この声は確か…、等と考えながら、彼の言う『望みのもの』とは何を指すのだろう、と前回自分が甘いものが欲しいと言っていたのを忘れているのか首を傾けて。しかし言葉の内容から察するに早めに行かなければ冷めてしまうものらしい。足早に扉へ向かい、ゆっくりと覗き込むようにして向こう側に居る相手を見ようとすると、それよりまず先にその手に持たれたバスケットの中身へ視線が行き「わぁ…!美味しそうなクッキー…!」思わず目を輝かせれば、漂う甘い匂いを堪能し。はっと気が付いたように彼の方へ目をやり「あ…。もしかして、前に甘いものが欲しいって言ってたから、持ってきてくれた…の?」まだ少し恐れがあるのか肩を小さく竦ませつつ問い掛けて)
>ドロシー
(てっきり、貴女は怯えると思っていた。だからこそ、バスケットを発見した貴女の反応には思わず目をぱちくりさせて「…そんなに、此れが好きなの…?」予想を遥かに上回る貴女の反応に問い掛けを。貴女の言葉において初めて、持参したこの焼き菓子が、クッキーという名称だと知る。バスケットを鼻へ寄せてすんすんと匂いを嗅いでみるも、怪物である自身には然程魅力的ではなく、つくづく不思議そうに貴女を眺めて。「そうだけど。それ以外に何があるの」先程までの年相応の無邪気さが一転、微かに怯えを見せた貴女に肩を竦めて。ぶっきらぼうな口調は最早態とかと思われそうな程だが、当の本人に悪気の類は一切無いのがタチの悪い所で「ほら。あげる」ずい、と貴女へバスケットを差し出しては、何処か決まりの悪そうに視線を逸らす。獲物への施しなんてこれまでにしたことがなく、今回も同胞の頼みでなければこんな役を買う柄ではないため、どんな顔をしていいか分からない様子で)
>テオ
(一人と一羽と過ごした食堂から数日後。空腹を感じれば部屋の外には出るも、多少他の部屋に興味は出ても真っ直ぐ帰路につく日々を過ごす。特別変わった事と言えば、無意識の内にホームシックか、これから先への不安をより強く感じたか、または夢見でも悪かったのか、あるいはその全てか。理由は自分自身も分からないが、何故か朝起きた際に涙を流していた日があったくらいだろうか。今日も特別やる事も無くベットの上で寝転がり時を過ごしていれば、突如響く鈍い音。思わず条件反射の如くビクッと肩を震わすも、名乗りを上げる事無く用件のみ伝えるそのマイペースさと、聞き覚えがある声が鼓膜に届いては「っ!……って、その声はテオ?それに庭園って……あぁ、約束覚えててくれたんだ!」と、先日交わした約束を思いだし合点が行き。やや寝癖のついた髪もそのままに、外の景色を、相手が楽しげに語っていた庭園が漸く見れるのだと嬉しそうに声を弾ませ。ベッドから下り靴を履いては、タタッと駆け足で扉に駆け寄りドアノブを開こうと手に掛けるも、不意に動きを止め「あっ……そ、の前に確認。今日は約束を果たしに来てくれただけで、私を食べに来た訳じゃないんだよね……?」一人きりで過ごす時間は退屈であり、おしゃべり出来る相手の来訪を思わず手放しで喜んでしまったが、忘れてはいけない。相手は人間では無く、人を食らうバケモノである事を。最初の出会いではノック後そのまま扉を開けてきた時と比べれば、部屋の外で待機してくれている姿は十二分に紳士的ではあるが、念の為確認を。相手の力であれば一枚の扉を壊すなど造作も無いであろう事は明白ではあるが、その返答を聞き、yesであれば此方から扉を開け相手を出迎えるだろう)
>レベッカ
(扉の向こうから聞こえて来たのは、確かに人が生存している物音と、壁に阻まれて一言一句全てを聞き取れたわけではないものの、弾んだ貴女の声音。つられて此方も嬉しくなってしまいそうだが、現実では未だ扉は閉じられたままで、何処か機械的な所作でぎぎぎ、と首を傾げる。貴女の不安げな声に耳を傾ければ、今度は扉越しでもはっきりと聞き取ることが出来た。嗚呼そういうことか、と、自身と貴女を隔てるように閉じたままの扉をじっと見つめて「ン。オレ、さっき食べてキタ。だから満腹」余計な血腥い事実を付け足して伝えてしまったのは、少しでも貴女の不安を和らげてあげられたら、という安直な思いに拠る物で。それが逆効果を生んでしまう可能性なんてこのお馬鹿な怪物には懸念できない様子。そっと扉に大きな掌を添えて「…開けて、レベッカ。オレ、お前を食べないカ、ラ…?」この手に少しでも力を乗せれば、きっとこんな木の板一枚簡単に破ることが出来る。敢えてそれをしないのは、貴女に望まれたいという怪物の滑稽な我欲だろうか。言葉を口にして初めて、貴女に食欲を唆られた記憶が無いことを自覚した。きっとそれは、貴女が食べるには惜しい、眩しい人間だからだろう。しかしテオにはまだそこまで理解出来ず、尻上がりに疑問符を浮かべて)
>レナード
(前回出会った時の彼の印象というと、自分の首を絞め上げたことが一番強く残ってしまっていて、どうしてもあの優しい彼女と比べると態度が萎縮してしまう。それでも彼は、自分が望んだ物を律儀に持って来てくれた。クッキーへの反応に対する問い掛けをされると、無言でこくこくと頷いてみせる。彼がバスケットの匂いを嗅いでもピンときていない様子を見るに、血液を食事とする吸血鬼に限らず、此処に居るバケモノ達には、クッキーの甘さなどは分からないのかもしれない。けれど自分にとっては生きる上でも大切な養分のようなもので。此方の問い掛けに肯定するのを聞き、その口調には刺々しさが残っているようにも感じるが願いを叶えてくれたというだけで警戒心も解れたらしく。強めに差し出されたバスケットを両手で抱えるようにして受け取れば「…ありがとう。貴方、思っていたよりも良い人なんだね」緩やかに笑みを浮かべながらそんな風に言った後で、少し失礼な事を口走ってしまっただろうかと思い、ぱちりと瞬きしては彼の方見て)
>ドロシー
(大切そうに両手でバスケットを受け取ってくれたことに、心のどこかで安堵する。否、此方が胸を撫で下ろす必要など何処にある――?圧倒的優位者は此方である筈なのに、まさかこの人間の扱いに窮しているとでも言うのだろうか――?得体の知れない安堵の正体を見破りあぐねて、貴女に聞こえるか聞こえないかの小さな舌打ちを零す。自分に怯える愛玩動物が、警戒を解いて餌を食べてくれた時の安堵、それがきっと一番真理に近いのだろう。だがその答えに未だ至っていない吸血鬼は、貴女から贈られた感謝の言葉にさらに困惑を深める。感情を隠すことが下手なのは、前回のような直情的な態度からもお察しの通りで「…良い人、?俺が…?―ハッ、馬鹿なんじゃないの。お前、こないだ俺に殺されそうになってたのに」滑稽なほど分かりやすく動揺しつつ、自身の前髪をくしゃりと掴む。心底理解不能、そんな刺々しい視線を作りつつ「今日は、これ渡しに来ただけだから。他に要件が無ければ帰る」もはや誤魔化せるものではないが、本人はそのつもりで、ドン、と音を立てて扉の枠を片手で叩く。少し乱れた前髪が、サラリと目にかかって鬱陶しい。眉間にしわをきりりと寄せつつ、貴女を睨むように見つめて)
>テオ
っ……あー、うん。テオ?そこまで正直に答えなくていいから(おそらく多分、大丈夫だろう。そんな思いのもと訊ねた質問に、腹が満たされたからかどこか満足げに聞こえる声が返されては思わず小さな息をのみ。それはつまり、この屋敷の中で一つの命が消えた意味を持つ。ドラマのフィクションや軽いジョークであればどんなに良い事だろうか、だがそうでは無いのが今の現実である。食われる側の一人としてはどう反応したものか。そして、餌である自分を安心させようとする声掛であればそれは逆効果であろう事まで気が回っていないのであろうと感じては、やや呆れもしてしまう。そんなどこか不器用な彼だからこそ自分は、このバケモノを嫌いになりきれないのだがと、扉の前で眉をハの字に下げ困り。まぁ何はともあれ、"本日"の命は相手が気紛れを起こさない限り確約されたと、彼自身が自分の言葉に疑問に感じているとまでは察しがつかないまま、ガチャリと音を立て扉を開き「それなら良かった。ハローテオ、庭園見れるの楽しみにしてたんだ。今日は宜しくね!」部屋の外へと一歩足を踏み出し相手を見上げては、安堵の笑みを浮かべつつ、以前話を聞いていたからかワクワクと浮き立つ気持ちは抑えきれず、瞳をキラキラと輝かせ。やがて相手の隣に立ちキョロキョロと廊下の左右に視線を向け目的地への行き先を訊ねながら、ふと相手の肩に何も居ない事に気付いては「それでどっちに行けばいいの?──あ、今日はあのカラスみたいな使い魔君は居ないんだね。今日はお仕事がお休みの日なの?」と首を傾げ疑問を投げ掛け)
>レベッカ
(精一杯の言葉を尽くして貴女に安堵を与えようとしたつもりだが、何処か煮え切らない貴女の声音に再度不気味に首を傾げる。扉に阻まれて見えない、貴女はどんな表情を浮かべているのだろう。言わなくていい、とはどういうことなのだろうか。全てが疑問に思えてしまってからは、閉じたままの扉はあまりにもどかしく。このまま靄ついた感情に任せてぶち破ってしまおうか、と扉に添えた手に力が籠るも、それより数瞬早く貴女の方から扉が開かれれば、だらりと腕を下ろし、傾けた首を元の位置へ戻して「ン。オレも、楽しみシテタ。…行こう、コッチ」まだ胸に蟠りは残るが、貴女の笑顔を一目見ればつられてゆるりと口角が上がって。どこか片言気味に抑揚のない声を紡ぐが、その内容に嘘偽りは無い。エスコートすべく貴女に手を差し出せば、ゆったりと歩き始める。「……アイツ、レベッカに会いたがっテタ。デモ、仕事」ここで馬鹿正直に真実を伝えなかったのは、先程の学習の成果だろう。恐らく貴女は、怪物の捕食事情をシャットアウトしたいのだ――そう判断したテオは、仕事、とだけ伝えてその内容には言及せず、柔らかな真実を伝えることを選んで)
>レナード
(受け取ったバスケットからは相変わらず、焼き立てクッキーの甘く優しい匂いがふわりと鼻腔をくすぐってくる。それだけでも自分にとっては心を落ち着けるには十分。今すぐにでも一つ手に取って食べてしまいたい気持ちはあるのだが、彼の刺さるような視線の方へとどうしても目が向いてしまう。確かに、以前受けた彼からの行為で生死の境を彷徨いかけた。だが今になって冷静に考えてみれば、それはきっと彼の逆鱗に触れるような事を口にしてしまった自分の責任でもある。警戒心が強まったゆえの事とはいえ、身の程知らずであった自分の言葉には少し反省しているようで。実際のところ彼の根は、優しいとまでは言えなくても恐らく棘ばかりでもないのだろうと思う。首を絞めたせいで残った跡を消してくれた辺りからもそれは窺える。扉枠を叩く音に、ビクリと体強ばらせてしまうが、睨む彼の目をしっかり見据えて「…折角来たのなら、少し寄っていってよ。一人で寂しかったところなの」正直に本心を伝えてみる。彼が側に居るよりも孤独が怖い事は、以前にもそれとなく伝えた。だからこそ彼が去ってしまうと聞くと頭で考えるより先に口が動いており)
>ドロシー
…ホント、物好きな子(人間とは分かり合えない、と端から諦めている自身には、貴女の態度はまるで出口のない迷路のように思える。そんな人間の部屋へ、誘われて立ち入るほどには自分も物好きなのかもしれない――陳腐な仮定を脳から除外するべく「リーシュに頼まれなきゃ、子守りなんて絶対やんないのに」なんてぶつぶつ唱えつつ、貴女のお招きに甘えて部屋へ踏み入る。密室に入る事で、クッキーの甘い香りが余計に充満する。それは人にとっては馨しいものだが、怪物にとっては異臭と同じで。「窓、開けて」まるで自室のように、どっかりとソファーに腰掛けながら顎で窓を示す。時刻はきっと夜、目障りな太陽光に機嫌を害されることはないだろう。「…で?俺にどうしろって言うの」肘置きに頬杖をつきつつ、貴女に丸投げと言わんばかりにまたしても憎まれ口を。手持ち無沙汰に自身の毛先を弄る。サラサラとした質感を楽しんでいれば、ふと貴女の髪に視線が向いて「お前の髪、俺とリーシュのを混ぜたみたい」失礼にも指を指しつつ、ふと思い付いた感想を)
>テオ
そっか。うん……ありがとうテオ(命の危機が迫っていない今となれば、声に抑揚は無くとも、相手も約束の時を楽しみにしていてくれたと知っては、柔らかな声にて短く返答を。そして、食堂への道すがらの時のように差し出される、継ぎ接ぎの目立つ大きな掌。少し躊躇するように片手を宙にさ迷わせるも、あの時の大きく開いた歩幅の差を思い返しては、ゆっくりとした動作でひやりとしたその手と手を重ね。しかし歩む速度が以前よりもよりゆったりと感じては、自分の勘違いで無ければと、二つの意味を込め礼を告げ。「え、あの子私に会いたがってくれてたの?会えないのは残念だけど……ちょっと嬉しいな」使い魔が自分に、とはお世辞かもしれない──と一度は考えるも、相手とのこれまでのやり取りから、その言葉通りなのではと考えを変えては、胸に温かい気持ちが広がり頬を僅かに緩ませ。仕事、とは何だろうか。疑問は浮かぶが、相手が食事を終えており、使い魔の仕事には掃除も含まれていたはず。もしや、と一つ浮かんだ考えから目を反らすように廊下の景色に目を向け「にしても此処って広そうだね。あ、ねぇ此処に図書室とか、後は裁縫とか出来る場所って無いかな?」と、自室にてただ眠って過ごすだけの時間の方が多ければ、時折ふと過る不安な気持ちを紛らわす何かしらの手段として読書や趣味の一つでも出来ないかと、歩きながらチラリと相手を見上げるように視線を送り)
>レナード
(此方を物好き、とは口では言っていても根底から拒絶はせず部屋に入って来てくれるその姿に、思わずくすりと笑ってしまい。何やら小さく文句を呟いているようにも聞こえるが、敢えてその内容は真面目に聞き入れず「はいはい、ありがとうございます。レナードさん」なんて軽く返してみたりして。窓を開けるよう催促するのは、クッキーの甘さが鼻につくからだろうか。自分にとってこの匂いは堪らなく良いものなのだけど、と何処か残念そうにしながらも言われた通り、換気出来る程度に窓を開け。また一人の時間に戻るのが嫌で、咄嗟に彼を招き入れてしまったが、いざ何をすると言われても少し困ってしまう。一人でないというだけで自分にとっては心強い事であるから。考え込むようにして口元に手を置いていると、自分の髪に対しての彼の発言に、自然とその視線と指は髪へと向き「─…確かに、そうだね。…ふふ。綺麗でしょ?」マリーシュカと彼の毛色を混ぜたよう、と言われただけだけれど、自分の髪の色がお気に入りである自分からすれば、髪に関して言及されたのは隠しきれない嬉しさがあるようで、手櫛をしながら微笑みを見せて)
>レベッカ
(重ねられた手、それを潰してしまわないようにそっと握り込む。己の大きな手のひらにすっぽりと収まってしまう体温を心地よく感じながら「…痛くナイ?」ぽつり、力加減を間違えていないかの確認を。尤も、貴女を傷付けることをきらうあまり、脱力し過ぎて今にも手と手が離れてしまいそうなほどゆるく握っている現状には気付いておらず。「…魔法教える時は、連れて来ル」使い魔に会えず残念がるも、綻んだ貴女の表情を横目でちらりと見遣る。使い魔も人間も、互いが会いたいと願うなら、自分はそれを叶えるキューピットになろう。悍ましい怪物には役不足だろうが、貴女の喜ぶ顔を見たいという欲に素直に従う迄だ。「図書室は、アル。裁縫…、チクチク?レベッカが欲しいナラ、本もチクチクも、今度持って来さセル」本など読まない自身にも、図書室という存在に覚えがある。裁縫、というワードには自信なさげに反応するも、何とかそれが何であるかは理解出来ているようで。屋敷を一人で出歩く危険を冒させないよう配慮しつつ、気付けば透き通ったガラスの大きな二枚扉まで到達していて。それを抜ければ、広がるのはまさに庭園。瑞々しい草木、人間界には無いような奇抜な色の花々。良い天気であることも相まって、テオも無意識のうちに頬が緩んでいて「…着イタ。」貴女の顔へと視線を向ければ、見れば分かるであろうことを、態々少し浮かれた声音で伝えて)
>ドロシー
(耳に届いたのは、零れ落ちたような小さな笑いの吐息。思わずむっと眉間に皺が寄るが、前回のように一々目くじらを立てて憤慨しないのは、部屋の中へ招かれた事に面食らっているからだろうか、或いは。「…フン。血のグラス1杯でもサービスしてよ」軽口に似た口調とは言え、感謝されるのは満更でもないらしく、憎まれ口ではなく生意気に鼻を鳴らすに留まって。お返し、と言わんばかりに、冗談に聞こえない冗談を投げ返す。「冥界に浮かぶ月みたい。…好きな色だ、少し触らせて」冴えた輝きと艶を持つ貴女の髪を例えつつ、そっと其方へ手を伸ばす。手のひらを上に向けては、指先を数本くい、と手前へ曲げて。素直に綺麗と褒められないのは悪癖だが、美しいものに興を惹かれる本能には素直に従おう。果たしてそれがどんな感触なのか、手入れは行き届いているのか、確かめさせろと言わんばかりに指先で手招きするが、自分の重い腰を浮かせるつもりは無いようで)
>レナード
(軽々しく返事をしてしまってはまた彼の気に触れてしまうだろうか。言い終わってしまってから、しまった、なんて口を噤むも、相手から返ってきた言葉もきっとその調子からして冗談のようなもの。彼が言うと全てが冗談には聞こえないのだけれど、今はそれも受け流す余裕が出て来たようで「そんなサービス出来るほど、私の血は安くないよ。…なーんて」此方も面白がって冗談めいた話をしてみる。してみたは良いが、少し恥ずかしいようで後頭部を掻きながら誤魔化し。あくまでも綺麗だとは口にしてくれない彼だが、冥界に浮かぶ月という例えを貰うと、単に一言で綺麗と片付けられるよりも感動してしまっている自分が居て。髪へ触れたいと言う相手は、自分からは決して動こうとはしないように見える。ただ何やら彼に褒められている事がとても貴重な気がして、招かれるまま一歩ずつ近寄ると、触れやすいよう俯く。こんな場所へ来ても髪への手入れは怠らずにいた為、さらりとした髪質はまるで白金の絹のように彼の視界に映るだろう)
>テオ
……ん?全然痛くないよ。って言うか、ふふっこれじゃ簡単にすっぽ抜けちゃうよ(隣り合って歩いていれば、控えめな声が頭上から降ってくる。問いかけに対し素直に言葉を返すも、改めて今繋がっている手を見れば、それはただ軽く触れあっている程度であると漸く気付き、ふふっと笑みを溢す。扉を叩く遠慮の無い力と比べれば、今は何と頼りない力だろうか。これでは歩く速度が違うからと繋いでいる意味が無いのでは?だがそれが、頑丈な相手よりもずっと弱いただの人間である自分への配慮なのだろうと感じては、大丈夫である事を伝えるように己から、ギュッと力を込め今にも離れそうなその手を握り直し。次いで使い魔との間を取り持ってくれるような返答を受けては、ガバッとまた顔を上げ瞳を開き「それ本当?ありがとうテオ。魔法教えてくれる日がもっと楽しみになっちゃった!」さらにゆるゆると表情を和らげる。魔法の約束が果たされるその時まで自分は誰にも食べられず過ごせるか、その保証はどこにも無いが、小さな楽しみがこの館での未来に明るい光を差してくれる。そこに重ねるように相手からもたらされる嬉しい申し出に瞳を大きく揺らし「え、いいの?面倒じゃない?──もし、その言葉に甘えて良いならお願いしたいかも。本は英語で書かれてる楽しい短編集とかがいいな。裁縫は基本的な道具と布、後は……うん、丈夫でカラフルな刺繍糸が何種類か欲しい。どうかな?流石に欲張りすぎ……かな?」嬉しさと戸惑い半分に聞き返してしまう。が、一人で出歩く危険を犯さなくていいのはとても有り難く。頼るか頼らないか、その誘惑に天秤の針は前者へと大きく傾いてしまえば、今欲しい物とカラスのような使い魔の姿を頭に思い浮かべ、最後に相手の手首を一瞥してから、遠慮の無いリクエストを連ね。言い終わってから、相手にとっては餌の一人である自分に対しそこまで親切にする道理は無いとの考えが過っては、却下されても仕方ないとは口につつ、期待するような熱を込めた視線を相手の金色の瞳に真っ直ぐ注ぎ。そうしてお喋りしている内に目的地手前まで到着したようで。「わぁ……え、すごいすごい!此処がそうなんだ!すっごく綺麗。それに見た事無い花ばっかり。私もっと近くで見たいっ、行こうテオ!……あ、また頭ぶつけないよう気を付けてね?」透き通ったガラスの向こう側には、今まで普通に暮らしていれば到底見れなかったであろう、美しい草木が、雲一つ無い真っ青な空の下、燦々と降り注ぐ光をめいっぱい浴びて輝く姿が広がっており。より良く見ようと瞳を丸く開き、興奮から声のトーンを明るくしては、矢継ぎ早に感情の赴くまま感想を紡ぎ。此方に向けられる視線と目を合わせれば、近くで見たいと述べる瞳はさらに爛々と輝きを増し。早速空いている手でガラスの扉を開き、遠慮を忘れグイグイと相手を引っ張るようにして庭園へと進もうとするも、相手と初めて対面した際強く印象に残ってしまった出来事を思い返しては、あれは自分達用の部屋だったからかもしれないが、と一度振り返り注意を呼び掛けてから、庭園へと足を踏み込み)
>ドロシー
全く…。早くリーシュに食べられちゃえばいいのに(まさか軽口の応酬が続くとは思わず、あまつさえ自爆した様子の貴女を眺めながら呆れたように天を仰いで。細い首にくっきり浮き出る白い喉仏を顕にしつつ、今度は冗談か本気か分からない言葉を縷縷と紡いで。「そう、良い子」要求通り近寄ってきてくれた貴女に、抑揚こそないものの前向きな言葉を贈る。俯いた貴女の頭、その重力に従って前へと流れ落ちる髪は、まるで触ってくれと言わんばかりに自信を誇示している様で。美しさを堂々と湛えるものは嫌いではない。お手並み拝見、とばかりにそっとひと房の髪を指先に乗せる。質量を感じないほど滑らかな質感に「…へえ、」なんて感嘆の声を零しつつ、視覚でも美しいプラチナブロンドを堪能して「とても綺麗。…髪は、ね」一頻り触って満足したのか、そっと手を離せばソファーの背凭れにゆったりと体重を預け、態とらしく〝髪〟を強調すれば、にやりと不敵な笑みを浮かべて)
(/本日は此方で一旦失礼させて頂きます。怪物より孤独を恐れ、怯えながらも怪物を呼び止めるシーンがとても可愛く癒されました…!数々の暖かいお言葉に加え、素敵なお時間までも有難う御座います。是非またいつでもお越し下さいませ!それでは、良い夢を…!)
>レベッカ
(痛くない、そう告げられればほっと胸を撫で下ろす。人間は脆く、自身は馬鹿力。だからこそ気を遣っていたが、ポップに笑われてしまえば気負いすぎだったか、と頬をぽりぽり指先で引っ掻いて。握り返されたことはとても意外で、思わず瞠目した視線は、繋いだ手と貴女の顔を往復して。「オレ、嘘吐かナイ。…と言うか吐けナイ、馬鹿ダカラ」こくん、と頷けば堂々と宣言を。しかしそれに自虐の意味はなく、寧ろ自身を形成するパーツのひとつだと割り切っているかの様で。怪物の紡ぐぽっと出の約束の数々、それが貴女の世界にどれほどの光明をもたらせているのか想像もつかないが、貴女の顔が輝くなら手間は惜しまない。―餌は、元気でないと―活きが良くないと、美味しくないから。「ン…と、…エイゴ?の本と、カラフルな糸。……後で、もっかい、ゆっくり教エテ」矢継ぎ早に並べられた物珍しい品目にはついていけず、頭を左右にかくんかくん傾けながら必死に記憶を辿る。しかしすぐに諦めがついた様で、観念したように貴女を見つめれば二度手間を掛けることに申し訳なさそうに眉を下げて。庭園を前に輝く貴女の表情を横目で見遣れば、口角に浮かぶ笑みは強まる。引っ張られるがままに足を進め、怪物規格のガラス戸を危なげなく潜れば、吹き抜ける心地よい風に目を細めて「…レベッカも、気に入ッタ?」聞かずもがなかもしれないが、矢張りきちんと言葉で感想を聞きたいのは我儘で。きょろりと辺りを見回せば「人間の世界にナイ花には、触っちゃダメ。それ以外なら、摘んでもいいヨ」ちらほらと散見する、けばけばしい程に奇抜な花々。それらは魔界の花であり、人間には有毒である可能性が極めて高い。貴女の好奇心旺盛な性格を知っているからこそ、事前に忠告を。ふと一歩前に出ようとして、足元に小さな花があることに気付く。地面に下ろしかけた足を浮かせたまま後退させれば「…コレ、人間の花?」その場に屈みつつ貴女を見つめ、魔界では見慣れない花の正体を問うて)
(/今宵は此処らで一旦お暇させて頂きます、遅くまで御相手有難う御座いました…!使い魔に好かれるほど純真で快活な娘様に、本日も活力を分けて頂きました!素敵なお時間だけでなく、運営についても暖かいお言葉を頂き、本当に有難う御座います。またお話させて頂ける時を心から楽しみにしております!それでは、素敵な夢を…!)
>レナード
…まあ、貴方よりはマリーシュカに食べられた方が幸せかもしれないね?
(いたたまれず恥ずかしがる此方の様子見ては呆れるように天仰ぐ彼に、余計に恥ずかしさが募り。彼女に食べられてしまえば、なんて、今度はさて冗談なのか本気なのか。どちらにしても結局自分には帰る術など無いのだから、誰かしらの餌になる未来は確定事項。棘のある彼よりは、穏やかな彼女に食べられた方が幸せ、なんて皮肉った言い方で返しては首傾けて。自慢でありお気に入りの髪に触れるのを横目で見つつ、期待通りの反応が返ってきたことに嬉しく思うも、最後に付け加えられた一言に眉をぴくりと寄せ。そんなに露骨に髪『だけ』を褒められるといまいち喜んで良いのかどうかも困ってしまう。不機嫌そうに口先尖らせては「何よ。髪は、って。……そりゃあ顔はそんなに綺麗じゃないかもしれないけど…」自分の頬を片手で擦るように触れ。あまり気に留めないつもりが、少しばかり気にしてしまって)
(/了解です。本日もお相手してくださりありがとうございました…!そんな風に言って頂けると嬉しいです。私の方も、今回は前回とまた違ったレナードさんの優しさの部分に触れられたので満足です。ではまた次回、タイミングの会った際には必ずお邪魔致しますね。主様も、どうか素敵な夢を…)
(/背後の挨拶のみ失礼致します。此方こそ本日も遅くまでお相手下さりありがとうございました…!私もテオさんと娘とのやり取りの中で感じた正直さや不器用な優しさにとても癒されました!いえいえそんな…。本日もとても楽しい時間を過ごさせて頂き、重ね重ねありがとうございました。次回は是非この続きから、またお話させて頂ける時を私も心待にしております!ありがとうございました。主様の元にも素敵な夢が訪れるよう祈っております。では失礼致しますね、おやすみなさいませ…!)
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。ゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
>ご新規様絶賛募集中で御座います!ご相談やご質問も大歓迎ですので、何か御座いましたらどうぞお気軽に…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/この時間では上がっていないだろうかとダメ元で覗いて見たところ、丁度上げられていたのでとても感動しております…!もし宜しければ、昨日に引き続き>>773の続きからお願い出来ますでしょうか?)
>ドロシー
そりゃあ良かった。俺は美しい女性の血しか飲まない主義でね(ふわりと欠伸を零しながら、長い足をそっと組みつつ、年頃の女性へ向けるにしては無礼すぎる言葉を吐きつつ「お前みたいな子供に用はないんだ。精々リーシュの為に、早寝早起きして健康を保ちなよ」ぽふん、と手元に黒檀のベントパイプを召喚し、手馴れた所作で点火する。ふぅ、と燻らせた紫煙に混じって、大人気ない悪態を吐き出して。クッキーの甘い香りと、魔界の煙草の形容し難い香りが混ざり合い、えも言われぬ酩酊感を醸し出す。「この俺が褒めてあげたんだよ?何が不満なのさ」じぃ、と怪訝そうな視線を貴女へ贈る。少しばかり軽口を叩いただけのつもりだったが、流石にデリカシーを欠き過ぎていただろうか。ごめん、綺麗だよ、なんて言葉一つも紡げない怪物は、咄嗟にバスケットへ視線を移して「…くっきぃ。食べないの?」好きなんでしょ、食べなよ、と催促するかのように顎をひょいと動かす。そんなことで己の失言を誤魔化せた気になって、再度パイプへと口を付けて)
(/お越し下さり有難う御座います!此方こそ、この時間から可憐な娘様とお話させて頂けてとても嬉しいです…!前回の続きからお返事をさせて頂きました、お時間の許す限り御相手宜しくお願い致します…!)
>レナード
…ほんと、失礼ね。良い人だなんて思った私が馬鹿だった。
(嫌味を口にしてみたつもりが、彼相手ではそれも通じない始末。子供だなんて一番言われたくはない年頃ゆえに、その態度も合わさって沸々と怒りのようなものが込み上げてくるのを感じて口の端をぴくりと動かしつつ、ぎゅっと拳を握り締め。先程、自分の為にクッキーを持って来てくれた時点では良い人だと思っていたのに、なんてあの時少し信用してしまった事を後悔して。見た事も無い煙草から漂う嗅ぎ慣れない匂いは自分にとって良いものとは思えず、ぶんぶんと匂いを払うように顔の前で片手を振り「……別に。褒めてくれて、ありがとう」未だ気にしているのか視線を逸らしながら、若干棒読み気味に礼の言葉零し。彼に言われ、はっとした顔でバスケットに視線を移す。折角焼き立てなのに冷めてしまってはたしかに勿体無い。いただきます、なんて小さく手を合わせると一枚手に取って早速一口含んで食べる。少しばかり冷めてしまったがサクサクと口の中で軽快な音を立て、甘い匂いが鼻から抜けていく感覚が堪らない。「…うん、すごく美味しい」なんて呟くと自然と笑顔になる。それはきっと、その甘さが心を癒してくれるからだろう)
>ドロシー
(失礼、なんて言われても、どこ吹く風と言わんばかりにゆったりと紫煙を吐く。不毛な応酬を続けるために此処に留まっているわけではない、ゆえにゆらゆらとパイプを持つ手首を揺らしつつ「そんなに俺が嫌いなら、如何して呼び止めたりしたのさ」意地悪を紡ぐ口は黙ることを知らない。如何して、なんて白々しく問うておきながら、答えはとっくに知っている。貴女が、何よりも孤独を怖がるからだ。そんな前提の上に胡座をかくが如く、不遜な笑みを口許に張り付ける。そっと立ち上がっては再びパイプを口に咥えつつ、貴女の方へと歩み寄る。ふぅ、と貴女に向けて煙を燻らせれば「…ねぇ、寂しがり屋のウサギちゃん」何を考えているのか読み取らせない冷たい瞳、いくら口許が弧を描いていても絵画のような無機質な冷たさは拭えない。例えそれが乾いた口調であっても、礼を告げられれば悪い気はしないらしく、満足気に鼻を鳴らして。自分が贈ったクッキーを口にしてくれた様子を観察しつつ、初めて見る貴女の自然体の笑顔を眺める。貴女にそんな顔をさせるということは、甘いお菓子には魔法でもかかっているのだろうか。他愛もない興味が湧けば、その場で口を開いて見せて「…ん。」食べさせて、と言わんばかりに待機する。その様はどこか無防備だが、同時に口の端から覗く鋭い牙が、怪物であることを主張しているかのようで)
(/突然失礼致します!前回に引き続き愛想のない提供で申し訳御座いません、もし絡みにくければお気軽に仰って下さいね…!)
>レナード
(紫煙を燻らせて余裕綽々といった彼の姿は、憤りを感じている自分に照らし合わせると何処かオトナの態度のように思えて、余計に先程彼が口にした『子供』という単語が脳内で勝手に何度も再生されてしまう。孤独は嫌だから、と以前本心を顕にした。その心すらも抉るような、如何してという疑問。彼がどうして此処まで自分に対して土足で踏み荒らしていくような事が出来るのか。それはきっと、否、絶対的に相手の立場の方が強いから。彼は捕食者で此方は食事に過ぎない弱い存在。そう思えばいくら寂しいとはいえ彼を呼び止めて招き入れるのは、自分でもどうなのだろうと感じるところはある。吹きかけられた煙が髪を撫でていくように過ぎる事へ不快感を覚えて眉を顰め「あなたのことは、確かに嫌い。初対面なのに私の首を絞めるし、いつも人を馬鹿にしたような態度をとるし。…でも。あなたは人と呼ぶには冷酷だけど、バケモノと言うにはきっとまだ優しさがある。…認めたくはないけど。独りで怯えて死の時を待つよりも、あなたと居た方が気持ちを誤魔化していられるの」ぽつぽつ、と言葉を紡いでいく。彼の事が嫌いなのは事実だけれど、それでもこうして自分の話し相手をしてくれている今は孤独の怖さを忘れられている。ただ、マリーシュカと比較したら決して穏やかな時間ではないが。二つ目、三つ目と次々に手が進む。特にこだわりのあるクッキーでもないのかもしれない。しかしこの甘さは落ち着くには十分なもの。すると彼は口を開けて、何やら自分の食べているそれを欲しているよう。まさか食べられる事は無いだろうと思うのに、口から鋭く牙が光るのを見ると、そこへ手を近付けるのが少し怖く感じる。一つクッキーを摘み取れば、若干遠めの距離から投げ込むように彼の口へ入れ)
(/いえいえ、寧ろそれがレナードさんの魅力だと思いますので大丈夫ですよ!今のところ此方は絡みにくさ等は感じませんので!)
>ドロシー
(子供、と揶揄してはいるものの、貴女の落ち着いた態度は同年代から見れば大人びているだろう。怪物に殺されかけても、泣き叫ぶことも喚き散らすことも、錯乱することも無かった。取り乱した子供を宥めるなんて、面倒臭い役回りは御免だ。その点、貴女の相手は、手こずらない分良いものだ、と怪物は感じていた。初対面で歯向かわれたことはさて置き、力を顕示すれば素直に負けを認めた貴女のことは、人間の娘達の中では寧ろ高く評価している。だからこそ、面と向かって嫌いと言われても動じることは無く。ただじっと貴女の言葉に耳を傾けて「…バケモノにしては、か。人間にそんなこと言われるなんて、俺も丸くなったもんだね」自分に対して優しいと感じたことは1度もなく、けれど貴女の言葉はストンと腑に落ちる。確かにそうだ、今までなら人間に少しでも気に入らないことをされればその場で殺していた。「何度も言うけど、俺はリーシュに頼まれてお前の面倒見てるだけ。それなりの報酬積まれて、仕方なく此処に来てやってる。…でも、俺はお前を嫌いじゃない。だから、リーシュが帰ってくるまでお前の心が保たなければ、俺が殺してやってもいい」死、以外に自由を得る方法は存在しない。その時を待つことが辛いなら、直ぐに終わらせてやれる――それはきっと怪物の気紛れ。〝食べてやる〟ではなく〝殺してやる〟と宣った事からも、それが食欲ではなく、少なからず善意の類で提示されたことが読み取れるだろう。何方にせよ残酷なお告げに過ぎないが、傍若無人な吸血鬼にしてはとても珍しい、良心的な提案で。まさかクッキーを投げ込まれるとは思っておらず、想定より大きな其れにけほ、と軽く咳き込む。柔らか過ぎず硬過ぎない、確かに食感は悪くない。しかし当然の事ながら味は分からず「……本当に、こんなパサパサしたのが好きなの?」口の中の水分を持っていかれるような感覚に、片方の眉を歪めながらフィンガースナップで使い魔を呼ぶ。現れたコウモリに何やら飲み物を申し付けている様で、途中で何かに気が付いたかのように貴女を見れば「…好きな飲み物は?」ついでだから、と言わんばかりの業務的な口調で問うも、どうやら貴女の嗜好を聞き入れる程度の良識はあった様で)
(/そうでしたか、それなら良かったです…!交流中に水を差してしまい失礼致しました、また何か御座いましたら遠慮なくお申し付け下さいませ!/蹴推奨)
>レナード
(これまでこの屋敷で触れ合ってきた相手など、吸血鬼であるマリーシュカと彼のみ。他にどんなに醜悪で恐ろしいバケモノがいるかなんて想像したくもない事。だからこうして今、自分を真っ先に捕食せず会話を続けてくれる彼に、まだ信頼感というには程遠いけれど少しずつなら信じる要素を見出せる。それでも誤魔化している恐怖心はいつまでも抑えきれるわけではない。彼だってずっとこの部屋に居座り続けるわけにもいかないだろうし、マリーシュカだって今度はいつ此処を訪れてくれるかも分からない。もしかしたら、他にもっと上質な食事が連れて来られて、自分はもう用済みなのかもしれない。丸くなったものだ、という彼の言葉からは、以前は今より殺伐とした性格だったのかと思われる節を感じ取れる。そんな折、此方が相手を嫌いだと口にした中でも彼は自分を嫌いではないと返してくれた。ただそのすぐ後に付け加えられた提案に口を噤んでしまって。彼女が帰ってくるまで、とは言うがそもそも本当に彼女は戻って来てくれるのだろうか。実際彼が此処に訪れてからというもの彼女の姿は一向に現れない。正直、忘れかけてしまっていたと言っても良いほど。結局はどの選択肢を選ぼうが行き着く運命は死以外に無い。未だ現実味の沸かない提案に頭を悩ませつつ目を伏せ「─…それでも、良いのかもしれないね。いつまでもあの人の帰りを待って孤独に耐えてるよりは」彼の提案に肯定の返事を漏らす。淡い期待も露と消える今の状況下において、その言葉は少なからず自分の背中を押してくれるように思えて。当然ながら彼にはクッキーの味など到底理解は出来ないだろう。何せ血液が食事のバケモノなのだから。初めから良い反応などするとは思っていなかったが、投げ掛けられた問いには「大好きだよ。人にとっては美味しいものなの」ふん、と鼻で笑うようにして。彼の合図によって現れたコウモリに多少驚くも、飲み物の好みを聞かれれば「えっと…、オレンジジュース、かな」結局子供じゃないか、と言われそうなものだけれど、好きなものは仕方ないので何処か言いづらそうにしつつも答えて)
(/主様こんばんは。昨日も素敵な一時をありがとう御座いました!もし連日でも可能であれば、お返事は書き上がっておりますので前回の続きから(>772)お相手願えればなと思い声掛けさせて頂きました。勿論、もう一枠は最近交流の少ない方の為に空けておきたいとのお考えもあるかと思いますので、その場合は言って頂ければまた後日出直させて頂きますので…!ではご検討の程宜しくお願い致します)
>ドロシー
…成る可く早く、決めてよね。互いの為にも(返って来たのは肯定的な答え。そっと目を伏せ、最後の紫煙を吐き出せばパイプも煙となって何処ぞへと消えて。泡沫の如く呆気なく消え行くパイプ、それはまるで貴女の儚い命を彷彿とさせて。貴女がこの吸血鬼に殺害されることを決断すれば、こうして何度も貴女の部屋を訪れる手間が省ける。貴女も孤独の恐怖から解放され、一石二鳥――清々しい程に合理的な考えの元、悪びれもなく選択を急かしていることを仄めかして。「そもそも、如何してお行儀良くリーシュの帰りを待ってるのさ。待ってる間、独りなのが嫌なんでしょ?ならさっさと終わらせればいいのに」ふと浮かんだのは素朴な疑問、冷たい指先を貴女の顎へ添えれば顔を此方へと向けさせ、真っ直ぐに問いをぶつける。孤独に耐えてまで、マリーシュカを待つ意義が貴女にあるのだろうか。どう足掻いても彼女も怪物であり、貴女を捕食することに変わりはないのに。「…聞こえたでしょ。すぐ持って来い」オレンジジュース、それが子供を連想させる飲み物だという知識は無かったようで。その品名を復唱するのも億劫なのか、ぶっきらぼうに使い魔へ命令すれば、あっという間にそれらを運んで来る。グラス1杯のオレンジジュースと、何やら赤い液体。血液にしては透明感の有りすぎるそれは、クランベリーによく似ている。その正体が何か、態々言及はしないまま、無言で貴女へとオレンジのグラスを差し出して)
>レベッカPL様
(/今晩わ、ご来館有難う御座います…!連日で交流させて頂けるとは嬉しい限りです、勿論大歓迎致します!生憎当方の時間の都合で、お返事出来てもあと1、2回になってしまうかと思われますが、それでも宜しければ是非御相手をお願い致します…!)
>テオ
え、どうしたの?何で驚いてるのさ。迷子になったら困るでしょ、自分の部屋どこかもう分かんないし。あっそれとも……もしかして痛かった、とか?(大丈夫であるとの思いが伝わった事は相手の動作から見て取れるも、驚いたように目を見張り自分の顔と手に視線が向けられては不思議そうに首を右へと傾げ。離れてしまっては万が一迷子になる可能性だって出てくるが故の行動だったが、何故驚くのか。もしや相手の予想よりも自分の握る力が強かったのだろうかと、見当違いの考えを問いかけては手に込める力を緩めようとし。「っ……あははっ!それ自分で言っちゃうんだ?でも──確かにテオは今のところ嘘ついた事一度も無いよね。じゃあその言葉を信じて、また部屋で大人しく待ってるね」嘘を吐けないのは馬鹿だから、等とこうも堂々と言ってのけられれば、パチパチと何度も睫毛を揺らし。そして意味を理解しては、堪えきれず吹き出すように肩を揺らしながら笑ってしまう。だがその言葉は、今日約束を守ってくれた事、以前腹の虫が鳴いても食べられなかった事、質問には隠してもいい部分まで正直に答えてくれている事が何よりの証明だろう。ならば少しは信じてみるのもいいかもしれない。次彼が魔法を教えてくれる為に使い魔をつれ自分の部屋を訪れるその時は、食べる為では無く、約束を違えない為である、と。「あっ、そっか。一気に言って私こそごめん。うん、じゃあまた後でゆっくり伝えるから宜しくね」此方のリクエストを繰り返そうとし、眉を下げられた視線と目が合えば、遅れて気がつく。人では無くバケモノであり男性でもある相手にはどれも馴染みは薄く、加えて難しい事は苦手だと言っていたではないか。お願いする立場として素直に謝りの言葉を述べては、勿論それで構わないと深く一度頷き。庭園へと通じる扉は、長身の相手でも余裕をもって通れるサイズ。余計なお節介だったかと内心反省しながら、ゆるやかな風と暖かな日差しを全身に浴びては此方も同じくすぅっと瞳を細め「部屋の中よりやっぱり外は気持ちが良いねぇ……ん?勿論、気に入ったに決まってるよ!テオが言ってた通り綺麗だね、こんな場所生まれて初めて見たよ。連れてきてくれてありがとね」ぽつりと感想を述べてから、問われた答えは勿論yesである。ニコニコと満面の笑みを浮かべ美しい緑と鮮やかな、時折毒々しい色合いも混じる庭園を見渡しては上機嫌に感謝の言葉を返し。早速気になった花に近付こうとしては、自分の性格故か前もって釘を差す言葉を受け「……はーい」何かが起こる前に教えてもらえて良かったが、見るだけで触れない事をやや残念さを声に滲ませる。その後相手が踏み出そうとして不意に後退すれば、何だろうと振り返り。花について質問が投げ掛けられては、繋いでいた手を離し自分もその場に屈んでは、無情に踏み潰されるのを免れた花を観察するように見遣り。「あっ、よく踏まずに気づいたね!これは……そうだね、クローバーの花だね。この葉っぱが四枚あるのを見つけると幸せが訪れるとか、もっと茎が長いやつだと指輪とか花冠を作るのに使われてたりもするかな」短めの茎に小さな花が集まり球体のようにも見える頭と、丸い円が描かれているかのような白い模様をもつハート型の三枚の小葉。自分達人間にとっては有名な話と共に説明しては、自宅の庭にも咲いていたその花に対し「此処にも咲いてるんだね……」穏やかな、そして懐かしさと一株の寂しさを含んだ小さな声音でそっと呟きを落としては、三枚の葉の一つを優しく撫でるように触れつつ、じっと見つめるような視線を注ぎ)
(/此方こそ優しいお言葉有り難う御座います…!またお忙しい中すみません。少しでも素敵な住人様とお話させて頂けるのは嬉しい事に変わりありませんので、是非宜しくお願い致します…!では背後は失礼致しますね/蹴り可)
>レナード
……分かった。
(急かされる選択に今すぐには答えがハッキリと出せないようで、ただその要求に頷く。吸血鬼である彼からすれば、人間の自分など結局はバケモノの食事として連れて来られた存在なのだから待つ最後は死のみ、なのだろう。自らの顎に添えられた彼の手の感触は、体温など無く冷えきっている。それがより一層彼をバケモノと痛感させる。─何故、彼女を待つのか。ぶつけられた疑問に複雑な表情を浮かべてしまう。この異様な屋敷で目覚めた時すぐ側に居たのは、バケモノと括るにはどうにも優しさに溢れた、気品のある女性。当初は食事として連れられて来た事実が受け止めきれず、彼女にも冷たく接していたように記憶している。けれど、彼女は自分という存在をただの食事ではなく、一人の人間として認識してくれていた。吸血鬼で捕食者である事には確かに変わりないのかもしれないけれど、そんな接し方をしてくれた彼女は心の支えとして十二分だった。孤独である事が何より怖いのは本心ではあるものの、そういった経緯がある以上、その帰りを期待してしまっている自分が居たのも否定しようがない。「…マリーシュカは、とても優しくしてくれたの。私の話もちゃんと聞いてくれて、バケモノと言われてもピンとこないくらい穏やかで…。だからこそ、帰って来て欲しかった。例え食べられるのだとしても、あの人になら大丈夫かもしれないと思えたから。独りは嫌だけど、あの人が帰って来るって思うと耐えられたんだ」今はもう、耐えきれるか分からないところまできてしまったのだけど。と、敢えて口にはしないが内心では待つ事に耐えかねてきているようで。特に突っ込みのようなものは入れる事無く、淡々とコウモリへ命令するのを見ては、もしかしたらオレンジジュースと言われても子供だという感覚がそもそも無かったのかもしれない。なんとなく胸を撫で下ろしつつ、気付けば現れていたジュースにまたしても驚いたようで瞬きを数回して。差し出されたグラスを受け取り「…ありがと」小さく礼を述べてみるも、どうしても視線のいく透明度の高い赤い液体。色合いからして血というわけでもなさそうだが…なんて色々考え巡らせながらジュースを一口飲んで)
>レベッカ
…痛くナイ。あったかくて気持ちいいカラ、驚イタ(ゆるゆるとかぶりを振って、此方に何の害もないことを伝える。貴女に握り返されることでより体温を感じれば、熱いとすら感じる其れに少し吃驚しただけ。「…このまま、握ッテテ。オレが握ると、痛くしちゃうかもダカラ」貴女の握力が緩みつつあるのを感じれば、名残惜しそうに横顔へと視線を向けてお願いを。信じる、という言葉を贈られれば、肩の荷が降りたように長く息を吐いて。リクエストについて二度手間を掛けてしまえば、矢張り使い魔も連れて来れば良かったか、とぼんやり内省を。「…良カッタ。オレ、レベッカの笑った顔、好キ」まさしく満面の笑みを浮かべる貴女の表情に、テオも頬を綻ばせて。告げた感想はあくまで感想、色気のある意味など全く含んでいないからこそ、照れもせず真っ直ぐに伝えて。「クローバー…。葉っぱが四ツ、幸せの花」断片的に反芻しつつ、新たな知識をインプット。植物に関する知見が広がるのは嬉しいことらしく、ゆるゆると口角を上げながらじぃっと小さな花を観察して。ふと物憂げな貴女の声音に気がつけば、視線を貴女へ向けて「……レベッカの家ニモ、アル?」もうそこへ帰してやることは出来ないのに、懐古の情を煽るのは不躾と言う物。しかしそこまで気の回らないお馬鹿な怪物は、好奇心のままに質問を添えて)
>ドロシー
ん、宜しい。(今すぐ答えが出せるほど、簡単な問いでないことは承知していた。故に、決断を急ぐ善処をする旨を伝えられれば、満足気に頷いて指先を顎から離して。暖かい人の体温に触れていたからだろうか、離れた指先からどんどん熱が消えていく感触がやけに強調されて。それこそまさに、貴女が人として生きている証明なのだろう。生きていれば熱く、命を失えば冷たくなるなんて、なんて分かり易い生物なんだ、とほんの僅かに口角を上げて。「…要するに、混乱と恐怖の渦中に現れた唯一の光に魅了された、ってわけだ。リーシュもホント罪だよね」彼女が誑かし気質であり、誰にでも直ぐに甘い言葉と愛情を注ぐことを伝えるべきか否か。一瞬悩んだが、それを告げてしまえば貴女の心が壊れてしまうかもしれない。そう思い至り、言葉尻を濁しては肩を竦めるだけに留めて。透明度の高い赤い液体、それに貴女の視線が向いているのを感じ取り「食道が爛れてもいいなら、一口あげる」不遜な微笑と共に、〝ほらどうぞ〟なんて悪びれもせずグラスを差し出して見せる。流石に冗談、すぐにその手を引っ込めては謎の液体を一口嚥下して)
>テオ
そう?驚いただけならいいんだけど……ん、分かった。私も自分の手が握りつぶされちゃうのは困っちゃうしね(自分の予想は外れ、驚いたその理由を知れば、相手の体温が低いから余計そう感じるのだろうかと納得し。緩めた手についての言葉には、相手にとってはあながち冗談ではないであろう冗談を述べては、クスクスと自分で笑いつつ、再びギュッと繋いだ手を握り返し。「──んふふ、ありがとうテオ。私もテオの笑った顔好きだよ」ストレートに伝えられた感想。以前した可愛い云々の話と同様の反応を感じては、片手の甲を口許に当て何処か可笑しそうに笑いながら、綻んだ表情の相手の顔、そして会話中に時折持ち上がる口角に目線を送っては、例えバケモノとは言え、見ている此方も嬉しくなるような相手の笑った顔は嫌いでは無い事を伝えようか。此方が伝えた花の情報を素直に復唱する姿にはクスリ、と隣で息を漏らし。そして暫く花に向けていた静かな視線を相手に戻しては「あったよ、たくさんね。私の好きな花の一つでもあったし。……あ、ねぇ!テオもよく此処に来るんでしょ?好きな花とかあるなら私それ見てみたいな。案内してくれないかな?」家を思い出せばそれに釣られるように、家族や友人達の顔が思い浮かぶ。もう二度と会えない現実に胸が締め付けられる苦しくなる前に、その気持ちに蓋をするように一度キツく瞳を閉じ。そして再び瞼を持ち上げては、気持ちを切り替える為にも、やや無理矢理にでも明るい声を作り上げ発しては曲げていた膝を伸ばし立ち上がり。まだ訪れたばかりの庭園、見たいものはたくさんある。その一つに相手の好きな花を上げては、また手を繋ぐべく片手を差し出しながら相手へと声を掛け)
>レナード
(いつかは必ずしなければならない決断。彼女を待ったとて、その帰りは必ずと約束されたものでは決して無い。結局は此方が勝手に期待を寄せているだけ。願わくばもう一度、穏やかな時を共に過ごしてみたいだなんて思うけれど。唯一の光…そう聞けば腑に落ちてしまうのは、事実自分がそのように感じてしまっていたからだと思う。彼がマリーシュカを罪などと呼ぶ事には引っ掛かりがあったが、詳細を聞かずとも彼女が自分に対してだけではなく誰に対してもあれ程の優しさを見せるであろう事は薄々察しはつく。「何であろうとあの人は、私の心を安定させてくれた事に変わりは無いの。…また来てくれる保証も、きっと無いのだろうけど」彼女を思い浮かべる自分の目の前が緩々と潤んでいくように見えて。差し出されるグラスの中身に目をやり、まさかこれで食道が爛れるなんて事が…と思うと苦虫を噛み潰したような顔になるも、引っ込められるグラスに安堵し。しかし爛れるような液体の成分とは一体何なのだろうなんて思いつつ、彼がそれを飲む様子を見詰めてしまって)
>レベッカ
(貴女の言葉通り、不意に手を握り潰してしまう光景を想像すれば、まさしく肝が冷える思いで。普段の捕食ではそれ以上に残酷な真似をしている筈なのに、何故こんなに貴女を傷付けることを恐れるのだろう。捕食時以外では案外繊細なのだろうか。ふと返って来たのは、自身が惜しげも無く告げた内容と同じもの。眠そうな目をぱちくりさせれば「……オレ、笑ッテタ?」己の顔を指さしながら問う。表情筋の動きが乏しい自分は、最早今どんな表情を浮かべているのかさえ自覚がないようで。クローバーの話について、じっと静かに耳を傾ける。この小さな花は、貴女の好きな花。そう記憶に刻み込むように、何度も脳内で繰り返して。そうしている内に、抑揚の着いた貴女の声にぴくりと身じろぐ。貴女に元気があるのはいつものことだが、今回は何やら様子がおかしい。まるでどこか無理をしている様だ、そこまでは気付いたものの、その原因までは思い至らず。自分が元気が無くなる時は、と考えて思い付いたのは安直な空腹の二文字で「…好きな場所!行こう、コッチ」まるで貴女の真似をするように突然声を張り上げては、差し出された手を握ってずんずん歩き出す。庭園を闊歩する内に、瑞々しい青葉や蔓が絡み合って形成されているトンネルに辿り着く。木漏れ日を浴びながらそれを抜ければ、そこには様々な果実の成る木々がひしめき合う、魔法の果樹園が広がっていて。「人間のフルーツ、イッパイある。レベッカ、どれが好キ?」花より団子とはこの事。食いしん坊のテオらしいお気に入りの場所は、本来熱帯でしか生息できない果実や、気候風土の関係で共存など有り得ない木々も活き活きと鎮座している。まさに魔法の力で成り立つ果樹園だが、それらは全て本物の植物であり、無論食べても問題は無い。テオも高揚を隠し切れず、そわそわした様子で貴女を見つめて)
(/突然背後から失礼致します!このまま御相手させて頂くことは可能なのですが、この後のお返事に少々お時間を頂いてしまいそうです…!大変申し訳ありませんが、必ず反応させて頂きますので、もしご都合が良ければお待ち頂けると幸いです…!)
>ドロシー
お前から光を奪うつもりは無いよ。寧ろ、望むなら安寧を贈ってあげる(目の前の女性が泣きそうな時、どう反応するのが正解なのだろうか。泣かないで、と狼狽えることも、抱き締めて悲しみを和らげてやることも自身には出来ない。その代わり、貴女の美しい髪にそっと触れる。もう一度触りたかっただけか、貴女を慰めるためかは本人のみぞ知る所だが。一度だけ頭を撫でるようにゆるりと手を動かせば、貴女が望むならその心の苦しみを終わらせてやれる、と再度伝えて。「…これは魔界の果実酒。甘酸っぱくて爽やかだけど、人間には刺激が強すぎる。来世で魔族に生まれ変わったら、その時に飲んでみな」グラスの中身を呷る様子を観察するように見つめられては、観念したように説明を。付け足した言葉はきっと冗談ではない。ただその言葉が、死と隣合わせの屋敷に貴女が居ることを、やけに生々しく実感させるだろう)
(/何度も失礼致します…!実は当方の都合で、この後のお返事に少々お時間を頂いてしまいそうです…。必ず反応はさせて頂きますので、もしお時間に余裕が御座いましたらゆるりとお待ち頂ければ幸いです。御迷惑お掛けして申し訳御座いません…!)
>レナード
安寧…か。結局は、それが一番良いのかもね。
(じわりじわりと滲む視界は、嫌でも自分が涙を浮かべてしまっている事実を思い知らせてくる。今更悲しいだなんて思ったところで事態の改善など望めないのに。そんな中、彼が自分の髪にまた触れてくれた。その手付きは優しく、何故かそれがマリーシュカを彷彿とさせてしまい、耐えるつもりだった涙が一筋だけ頬を伝って。彼の言う安寧というのは、もう苦しみながら孤独を続ける必要は無いという彼なりの思い遣りか何かなのだろうか。良い人だなんてもう思わない事にしていたのに、髪に触れる指が、その言葉が、やはり良い人なのではと錯覚させていて。赤い液体に関しての説明を興味深そう聞いていると、甘酸っぱい・爽やかという単語に、普通に美味しそうだと思ってしまい。しかし飲むとなると食道が爛れてしまう。少しだけ残念な気持ちになりながら「貴方達に食べられて終わるのなら、来世が魔族になる可能性もあるかもしれないね…」付け足された言葉に苦笑いを浮かべつつ返答を。どうもこの状況に置かれているとなると自分の言った事が現実味のあるもののような気がして)
(/返信のお時間に関しまして、此方としては全く問題ございません!それでもお返事頂けるだけ有難いので!お言葉に甘えてゆったりと待っておりますので、どうかご無理だけはなさいませんよう…)
>テオ
え?うん。私の勘違いじゃなければ、こうやってよく笑ってるよ?(相手が自分を傷付ける事を恐れているとは勘づかないまま、自身の浮かべる笑みに自覚が無いと言われてはキョトンと目を丸くし。そして肯定するようにコクンと頷いては、空いている手の人差し指で自分の口角をゆるく持ち上げ、こんな表情を浮かべていたはずだと、自分なりに相手の表情を真似た顔を浮かべてみせ。先程もそうだが、花について語る言葉に耳を傾ける相手を見ては、余程草花が好きなのだろうか。見目に似合わず、と言っては失礼かもしれないが可愛らしい所があると内心で感じ。空元気でも、元気には違いない。気持ちは完全に伴わずとも自己暗示に近いそれは、悲しみや寂しさを軽くするには効果的であると自負している。が、相手が自分を真似てなのか、普段は抑揚の少ない声を張り上げてはビックリしたようにパチパチと瞬き「っ……あ、うん?」と、勢いに流されるように返事をしては、先導するように進む相手に遅れないよう、そして足を縺れさせないよう気を配りつつ、後に続き。途中、青々とした見事なアーチ状のトンネルに目を奪われるもそこが目的地では無ければ、その下を潜って通りすぎ。やがて見えてきた景色には、これも魔法のお陰なのだろうか。季節等を無視して共存するあり得ざる光景に思わずポカン、と口を開き「すごい……けど、此処が好きな場所なの?なんて言うかテオらしいね」自分は好きな花について聞いたはずだが、そして相手は人の食べ物は味がしないはずだが、それでも見ているだけで楽しいのだろうか。生き生きと高揚した様子に見える相手に、すっかり先程胸に感じた苦しみが抜け落ちてしまえば、やや呆れたような小さな笑みを浮かべ。そして辺りの植物や木々を見渡し「私は苺……あー、あの赤くて甘い実とか、高い所にある柔らかい黄色い果物とか好きかな。ここにはテオの食べれる果物とかもあるの?」そのまま言ってもクローバーの時のように伝わらないだろう。故に見た目の特徴を述べながら手近に見える熟れた赤い苺へと歩を進め、背の高い木に成っているバナナをチラリと見。そして毒々しい花のように自分の知らない、相手の世界の果物も此処にはあるのだろうかと、疑問が浮かんでは隣に立つ相手を見上げ)
(/連絡下さりありがとうございます!私は長くても十一時過ぎには失礼しようかと考えておりましたので、お忙しいならリアルを優先し次回へ持ち越しでも構いませんので!待つのもまた上記の時間までなら全く問題ありません。なのでのんびりとお返事お待ちしておりますね…!)
>ドロシーPL様、レベッカPL様
(/御二方纏めてのご挨拶となることをお許し下さい…!折角レスを下さったのですが、今日中にお返事することが難しくなってしまいましたので、今宵は一旦失礼させて頂きます。大変お待たせしてしまった上に無礼を重ねますが、何卒ご容赦頂ければ幸いです…!次回また続きからお返事を紡がせて頂ければと思いますので、是非いつでもお越し下さいませ!それでは、失礼致します!)
>主様
(/背後から失礼致します。いえいえ此方は大丈夫ですので、あまりお気になさらないで下さいませ…!本日はお時間を割いていただき誠に有り難う御座いました。テオさんとの交流もとても楽しく、どんなお返事が貰えるかいつもワクワクしております。次回、またお時間があれば是非この続きからお相手願えればと思います。では主様も良い夢を。改めて本日はありがとうございました…!)
>主様
(/了解致しました。お忙しい中、本日もお相手してくださってありがとうございました…!マリーシュカさんが戻らないことで鬱々とした気持ちになっていたドロシーを、レナードさんが所々突き放しながらも気にかけてくれたのが嬉しかったです。ではまたタイミングが合った際にお邪魔したいと思います。おやすみなさい、良い夢を…)
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。14時頃までゆるりと待機しておりますので、お気軽にお越し下さいませ…!
>ご新規様絶賛募集中で御座います!ご相談やご質問も大歓迎ですので、何か御座いましたらどうぞお気軽に…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
▼ 追加住人 ▼
11 ―― アッシュ / ♂ / ゾンビ / 陽気で豪快、クレイジーな寂しがり / 20代前半 / 182cm / 寒色マーブル模様のアシメ / 蜂蜜色の三白眼 / 筋肉質、灰褐色の肌、手足や額に包帯、稀に軽い腐乱臭
「 そう辛気臭い顔すンなってェ!いっそ一遍死んでみりゃ、スッキリするかもしンないぜェ! 」
「 オイ、何で俺から離れンだァ…?腐乱臭ならどーにかするかンよォ、行くなよ絶対、どッこも行くな! 」
12 ―― ユギン / ♂ / インキュバス / 無節操無責任、狂った博愛主義者 / 20代後半 / 184cm / 白銀の長髪ポニテ / 山羊の様な横長の紫の瞳孔 / やや筋肉質、色白、2本の山羊の尻尾
「 泣かないで、綺麗な顔が勿体無いよ。困ったな、…キスしたら泣き止んでくれるかい? 」
「 嗚呼…、君が俺の“愛”だったんだね。やっと見つけた、―もう手放してあげられないよ 」
▼ 食事方法 ▼
11[ ゾンビ ]―― 捕食。人狼、フランケンシュタイン、ドラゴンと同様。
12[ インキュバス ]―― 体液摂取。悪魔と同様。
>すっかり冷え込み、物憂げな夜が続く季節――ということで、そんな夜から連れ出してくれる構いたがりの住人を追加致しました…!
>交流についての制限は御座いませんので、ご興味のある方は是非お気軽にご指名くださいませ!
>新たに住人を2名追加致しました!ご興味が御座いましたら是非ご指名下さいませ…!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。夜が深まり眠りに就くまでのお時間を、ゆるりとご一緒させて頂ければと思います…!
>ご新規様絶賛募集中で御座います!ご相談やご質問も大歓迎ですので、どうぞお気軽に…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2)(>>800) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/こんばんは、ご無沙汰しております!
ラクシュエリ様への気持ちをどう消化していくべきかと迷っておりまして、本日こうして上がっているのをみて相談に参った次第なのですが、追加住民様と絡んでみたいという欲もありまして…。もし宜しければですが、本日はユギン様とお話しさせてはいただけないでしょうか?)
(/今晩は、ご無沙汰しております!本日まだお相手枠に余裕が有りましたらお願いしたくお声掛けさせていただきました。可能でしたら日常イベントの九死一生を体験させてもらえればと考えておりまして…ご検討のほど、宜しくお願いします!礼)
>エヴァン
(高い位置で結い上げられた長髪を、ゆらりゆらり揺らしながら歩く姿はどこか中性的。しかし、破廉恥なほどに胸元がざっくりと開いたシャツ、その隙間から覗くしなやかな腹筋が、吹けば飛ぶ程度の雄々しさを何とか主張している。ご機嫌な鼻歌を奏でつつ、気紛れにとある一室の扉を叩く。「やぁやぁ、可愛い子羊さん。此処を開けて、俺と話そうよ」まるで詩歌でも口ずさむように、甘ったるさの滲んだ声音を軽やかに発する。この扉の奥にいるのがどんな人間か、そんなことは歯牙にもかけない様子で、またしてもふんふんと鼻歌を再開させる始末で)
(/今晩わ、お久し振りで御座います!またお会い出来て嬉しいです…!エリへの気持ちを如何するか、其れはこれからエリや他の住人達とも交流する中で、背後様ご自身が納得のいく答えをゆったり見つけて下されば本望で御座います…!早速追加住人と交流して頂けるとのことで、とても嬉しいです!早速絡み文を提出させて頂きましたので、お時間の許す限り御相手宜しくお願い致します…!)
>ルシアンPL様
(/今晩わ!またお会い出来て嬉しいです、ご来館有難うございます…!いつもお気遣い頂いて痛み入ります、是非とも御相手させて下さいませ…!九死一生イベントですね、畏まりました!指名はジェイドで宜しかったでしょうか、勿論他の住人でも発生可能ですので遠慮なくお申し付けくださいませ!お手数ですが、イベントの発生条件を満たすロルを簡単に回して頂ければそれに反応させて頂きますので、宜しくお願い致します…!)
>ユギン
(誰だろう。寝転がっていたベッドから体を起こし、部屋の扉の前まで歩み寄る。大した警戒心も抱かずに扉を開けてしまったのはこの屋敷に来てからそうそう危険な目にあっていないからか、それとも考え事をしていて眠れなかった睡眠不足からか__恐らくはその両方。開けたことを後悔するまでにそう時間はかからない。扉の先にいる人物を上から下まで見つめて、何だか危なそうな人だと認識すると、ぶわりと冷や汗をかきながら「……ひ、人違いです」と扉を閉めようと試みて)
(/お優しいお心遣いに感謝いたします。エヴァンの気質からして、本当にのんびりとした進展になってしまうと思いますが此れからも何卒お付き合いいただければ幸いです…!
それから、絡み文の先出し有難うございます。早速絡ませていただきました…!此方こそお時間の許す限り、よろしくお願いします! 此方返信不要です。)
>エヴァン
いいや、俺は君に会いに来たのさ。その自信なさげな瞳と、ちょっぴりの雀斑がとびきり可愛い子羊君にね(此方の全身を見詰める貴方、ならばお返し、とばかりに頭の先から爪先までねっとりと質量のある視線を贈って。閉められかけた扉をそっと片手で御すれば、上半身を屈めてずいっと顔を覗き込む。もう少しで互いの鼻先がぶつかってしまいそうなほどの距離で、些か失礼とも取れる誉め言葉を何の悪気もなく大袈裟な口調で並べ立てて「君は扉を開けた、それは俺を招き入れたのと同義だ。嗚呼、有難う!」扉の隙間から、貴方の横をすり抜ける様にするりと部屋へ侵入する。許しを得たわけでもないのに、やたら伸び伸びとした態度で部屋の中をくるくると踊るように移動して。部屋の中央辺りでぴたりと足を止めたかと思えば「俺はユギン、君を愛する怪物さ。さあ、君の名前も聞かせておくれ」」片手を背面へ、もう片方の手を胸元に添えて形だけは整った流麗なお辞儀を。そっと顔を上げれば、山羊の瞳孔を上弦の弧に歪めて)
>ジェイド
(太陽が姿を隠し、月の淡い光が朧に地上を照らす時刻。普段ならばとっくの昔に就寝し深い眠りについている。微かな寝息だけが静寂にひっそりと溶け込んでいる筈が、今晩は少し様子が違った。己でも無意識に呻き声を発していたのだ。虚空にもがくように片手を伸ばし、何かを掴みかけた所で不意に脳は覚醒へと稼働し、小さな手は何も掴むことが出来ずにパタリとシーツの上に投げ落とされた。じっとりとかいた冷汗が気持ち悪い。ドク、ドク、といやに耳奥にこびり付く音。いつのまにかオルゴールの音も消えていたようだ。そろりと視線だけを動かし、カーテンを開けたままの窓、正しく言えば窓の外に広がる暗闇を瞳に映した。刹那、断片的に様々な場面が頭の中を駆け巡る。ベットに沈む誰か、伸ばした手、誰かの背後に広がった青い…眩しいほど青い空。「……っう!」途端に胃の奥からせり上がってくる灼熱感に縺れるようにベッドから駆け下り洗面所へと向かう。限界まで捻った蛇口、ザァー…と水の流れる音が静寂をかき消した。幾許か後、ベットの主人は疲れたように戻ってくる。忘れていたナニカを思い出しそうだ。衝動的に机の上に置かれた描きかけの絵を掴み破きかけた。その絵はまさしく、以前大切な彼に必ず完成させて披露すると約束したもの。「…破けない……。僕には、破けない…」そう破けるわけない。待っている、と言ってくれた優しい笑顔が重なり、視界は涙でぼやけ、力を無くしたように手の中から絵が滑り落ちた。怖い怖い、その感情が暴走するように一気に押し寄せてきた。暴いてしまった彼の秘密、どんな顔をして会えば良いのか、自分は彼に顔向け出来る資格があるのか、そんな悩みはこの瞬間脳裏から消え失せ、彼に会いたいとその思いだけに占領される。部屋から出てはいけないとか、屋敷の住人たちの事など最早頭の中にはない。思い描いた人物に会いたい一心で、部屋の扉を開け、暗い廊下を初めて自分一人だけで駆けていく。「…ジェイド、ジェイド……!」祈るように紡がれる名前。彼の部屋は知らない。知らず足が動く先はジェイドと訪れた事のある世界樹のある美しい庭園。無意識下で一番会える確率が高いと判断してのことだろう。激しく鳴る鼓動と息遣いの音だけが煩く響く。不意に背後で何かが揺らめく気配がした。彼だろうか?振り返った先、月光に淡く浮かび上がるのは生々しいまでの鮮血。「…え?」その言葉は果たして呟いたのかそれさえも分からぬほど小さな声量で漏れた。ぴちゃり、滴った赤色を追いかけるように視線を上げていくと闇に紛れ込むように、ひっそりと佇むようにして存在している怪物。ひっ、喉奥で張り付いた悲鳴は音にならず、蹌踉めいた体はドンと壁に打つかり、硬直したように動かなくなった)
(/有難う御座います!お相手はジェイド様でお願いしたく思います。簡単にロルを、との事でしたがこのイベントも是非今後の流れに繋げたく少し長々となってしまいました。前半はさらりとお読み下さいませ。住人様も追加され是非とも交流してみたい気持ちはあるのですが、ジェイド様との捕食エンドを達成してから新たに絡ませていただければと思います。では暫しの間、宜しくお願いします。礼)
>ルシアン
(灰色の逆立った毛並みは、赤い液体に塗れていた。その赤色は、月光を反射して存在感を喚き散らす。一歩、怪物が踏み出す。側面の窓から差し込む月明かりを受けて、姿を現したのは――貴方の良く知るあの男に、とてもよく似た狼の怪物。二足歩行をしているものの、手足や体中は毛皮に覆われていて、顔もまさしく狼の頭部そのもの。グルルル、と唸る濁った声が寧ろ静寂を際立たせる。「グルァアア!」牙を剥き出して吼える形相はまさに肉食獣。その勢いに任せて、怪物の口からは涎や、誰かの血液に混じった原形を留めない小さな肉片が飛び散る。逃げ場を失い、恐怖に足を竦ませた獲物を追い詰めることは容易い。文字通り地面を一蹴りして距離を詰めれば、背面の壁へ貴方を押し付けるかのように血塗れの手で貴方の首を鷲掴みに。恐怖を煽るかの如く、もう一度劈くような獣の咆哮を)
(/ジェイドですね、畏まりました!いつもご丁寧に有難う御座います、ジェイドの知らぬ所で苦しみに喘ぐ息子様を見るととても心が痛みます…。逼迫した臨場感のある表現に毎度の事ながら勉強させて頂いております、此方こそ御相手宜しくお願い致します!はい、先ずはじっくりとジェイドとの交流を楽しんで頂ければ幸いで御座います…!/蹴推奨)
>ユギン
(随分と近い距離に驚いて身を引いたのがいけなかったか、扉の隙間から我が物顔で部屋の中へ入ってきた彼を見やりやや呆然と。何だか失礼なことを言われた気もするけれど、反論するタイミングを失ってしまったし、何を言い返せばいいのかと口を開閉して。扉を開けたのだから招き入れたのと同義、なんて屁理屈を頭の中で反芻し、次は知らない声がしても開けるのはやめようとひっそりと心の中で決意しながら、改めて部屋の中央で自己紹介をする相手の姿をチラリ。既に部屋に入り込んでしまった相手を追い出すのは自分には難しそうだ。「……エヴァン。」と少々諦めた様子で名前を答えながら、部屋の隅っこにある椅子に腰掛けて。一人でうだうだとしているよりは誰かと会話をしている方がマシだろう、と自分を無理やり納得させながらもその顔には苦々しさが浮かんでいて)
>ジェイド
(薄明かりに姿を現したのは、今もっとも会いたいと思い浮かべていた彼とは似て非なるもの。躍動感に溢れた跳躍力、一気に眼前まで距離を詰められてしまう。咽喉に感じる圧迫感。反射的に手を首から離そうと両手で怪物の腕を掴むがびくともしない。苦しさに喘ぐように口を何度か開閉して。威圧するような咆哮は相手に恐怖心を与え心を挫くのに効果的だ。大きな口にぎらりと鈍く光るのは鋭い歯。怖い筈なのに…何故だろう。先程まで恐怖に竦んでいた心は、目の前の怪物が彼と似ているだけで愛しさにも悲しさにも似た、複雑な感情に満たされる。今この瞬間も彼は抱えきれぬ苦しみに物悲しげな雄叫びをあげ、必死に足掻いているのではないだろうか。全然雰囲気は違うのに、目の前の怪物と心の内で必死に戦う彼の姿が重なってしまった。動揺するように瞳は微細に揺れる。食べられるのか、最早そんな恐怖よりも彼のことだけが気になった。「……ジェイド」ポツリ、零したのは大切な名前。首を掴まれているからか、それは頼りない声量になってしまった。いつも彼から会いに来てくれた。でも自分からは彼に会いに行くことさえ叶わない。たったそれだけの事がひどく悲しくて寂しかった。きっと言い付けを破った結果、最悪な展開を招いてしまったのだ。後悔しても時既に遅し。せめて夢の中では彼に会いたくて、そっと両目を瞑り)
>エヴァン
嗚呼エヴァン、可愛いエヴァン。どうしてそんな顔をするんだい?(まるでミュージカル宜しく、訴えかけるような大袈裟な調子で貴方の名を呼びながら、それとタイミングを合わせて一歩一歩すり足で詰め寄る。不気味なまでの笑みを湛えたまま、視線はじっと貴方の瞳を捉えて離さない。問い掛けたものの答えに然程興味はないらしく、ゆらりとトリッキーな所作で貴方の正面から姿を消す。そうして回り込んだのは、貴方の背後。椅子に座っている貴方に、背中から覆い被さるように両腕を貴方の首へ回してねちっこいバックハグを。そのまま耳元へ口を寄せれば「―おや、おやおやおや。エヴァンからは不思議な匂いがするね。狼、それと…悪魔かな?」態と吐息で耳孔を擽るように語り掛ける。何がそんなに愉しいのか、終始弾むような声音で、けれど音量は小さくひっそりと。それはまるで内緒話の様、言葉の末尾に疑問符を乗せればくつくつと喉の奥で笑いを零して)
>ルシアン
(ぐぱあ、と上下に開かれた顎には整然と牙が並んでいる。血の混じった唾液が糸を引き、月明かりに照らされて悍ましさを助長した。貴方の小さな頭を一口で噛み砕いてしまうほど大きな口から、興奮した血腥い吐息が排出されて貴方の前髪を揺らす。闇の中へ落とされた一つの名前、それに呼応するように黒い影が閃いた。両断されたのは怪物の腕。貴方の首を掴んでいた手は手首から先が無くなっていて。甲高い悲鳴に似た鳴き声を上げる怪物、ひしゃげるような異音と共に再び廊下には静寂が訪れる。貴方を庇護するように眼前に立っていたのは、黒い尻尾と耳を持つジェイド。同族であろう怪物を殺害した凶器となったのは、あまりにも鋭い爪を備えた右手だったようで、怪物らしいどす黒い血液が爪の先端から滴っている。灰色の怪物が事切れていることを確認し、貴方の方へ向き直る。――目を瞑っていてくれて良かった。この凄惨な光景は、貴方の美しい心には必要のない思い出だから。黒い血に汚れていない方の手で、そっと貴方の目を覆い隠す。もう片方の手で、身体から分断されてもなお貴方の首を絞めつけていた怪物の腕をそっと取り払う。爪で貴方の首を傷つけてしまわないよう、慎重に。「もう大丈夫だ。怖かったな、ルシアン」依然と目隠しはしたまま、空いている手で貴方を抱き寄せて後頭部をゆっくりと撫でる。異常を察知し急いで駆け付けたからか、貴方を失っていたかもしれないという恐怖からか、或いはその両方か―少々息を荒げていて。「…一先ず、此処から離れよう。もう少し、目を瞑っていてくれよ」これ以上貴方に恐怖を与えないよう、努めてゆったりとした口調で声をかけつつ、貴方のお尻を自身の腕で持ち上げるようにして片手で貴方を抱え上げる。念のため、目隠しは外さないままにしておこう)
>ユギン
(やっぱり向こうからグイグイと来るタイプは苦手だ、と引きつり顔を返す。少しだけ初めて会った時のエリに似ているかもと一瞬考えて、いや、好きな女の子をこんな変な男と一緒にするのはどうかと思う、と思い直して頭を振り。とにかく適当に相手して満足して貰って帰ってもらおう、等と短絡的なことを考えていると、ふっと彼を見失う。一体どこに?と惚けているのもつかの間、首に腕を回されて抱きしめられれば思わず「ひ、」と声にならない悲鳴をあげて。耳元で囁かれるゾワゾワとする感覚から逃れようと多少身動いでみるものの、体格差のある彼の腕から抜け出すのは難しく、自分の耳を手で塞いで吐息がかかるのを防いで。狼と悪魔、その言葉の指す人物はこの館で唯一自分が交流のある2人だと理解するとぱちぱちと瞬き「え、……そういうのってわかるもんなの?」と問いかけて。思わず自分の腕をすん、と嗅いでみるけれど自分には特に変わったようには感じられず)
>ジェイド
(生温く血腥い風が前髪を揺らし頬を掠める。こんな匂いではなく、暖かくてお日様のような香りのする彼に包まれたかった。そんな願いが叶ったのか。突如響いた事切れる直前の絶叫に、驚きに開きかけた瞼は優しい掌に覆われて。鼓膜を刺激するのは追い求めた柔らかな声音。ああ、と安堵に似た吐息が溢れた。圧迫されていた首は解放され、空気を求めるように気管が開く。急に大量の空気を取り込んだせいか、ひゅ、とか細く咽喉が鳴りゴホゴホと咳き込んでしまった。それでも、苦しいなか伝えたいことがあった。「…ジェ、イド。ごめん、なさい。…でも、僕…君に会いたかったんだ……」万感の思いを込め、言葉を吐き出す。そう、とても会いたかった。抱き寄せられた腕の中で幸福感に満たされる。強張っていた体は弛緩し、彼の成すままに体重を預けて。彼の言葉に素直に頷き、瞼は閉じたまま。されど手は彼の服を握って離さない。「…目を開けたら、ジェイド居なくなってしまわない?」恐怖の末にみた幸せな夢かもしれない。そんな一抹の不安が心を過る。掠れた声でポツリと問い掛けた)
>エヴァン
(漏れ出すような短い悲鳴も、此方の吐息を拒否するかのような仕草もその全てが愛の対象。愉しげに“んふふ”と含んだような笑い声を耳元に落とせば、貴方の首に絡めた腕にきゅうと力を込め抱き締めて「俺はこの屋敷に生きとし生けるモノ、全てを愛しているんだ。姿も声も匂いも…、一度愛したものは簡単には忘れないさ」至極真面目な声音で紡いだ答えは、最早答えになっていない。否、初めから問いへ親切に答える気など無いのだろう。ちゅ、とリップ音を立てては貴方の耳へ唇で触れつつ「エヴァン、君も隅に置けないね。それじゃあ命が幾らあっても足りないだろう?」つつ、と唇を首筋へ滑らせつつ囁く。見たところ、あまり積極的に他者へ交流を図ろうとしない貴方が、複数の怪物と関係を持っていることは意外で。嬉しい誤算に愉しそうに口元を歪めつつ、貴方の背後から首を伸ばして互いの頬をくっつければ「他の怪物に食べられる前に、俺の物にしてしまおうかな」冗談か本気か、表情からも声音からも汲み取ることは出来ない。只々愉悦に浸るかの如く、冷たい肌で頬擦りを)
>ルシアン
(本来、叱ってやらなければならない事だった。屋敷は危険だ、一人で出歩くな―そう忠告していた筈。けれど貴方はとても聡い子。言いつけを破って危険を冒したのは、のっぴきならない理由があったのだろう。だから、その理由を告げられた今となっては、命知らずな無茶を仕出かした貴方を叱る気力はしゅるしゅると萎み、それと入れ替わる様に暖かい感情が溢れ出す。貴方の体温を腕の中へ包みながら、心地よい体重を感じる。噛み締める様に長く吐かれた息に乗せられた感情は、きっと安堵だけではないだろう。「…俺達は、比翼の鳥。そうだろ、ルシアン」死の淵まで追いやられた貴方の心的外傷は慮るに余りある。どうすればその不安を和らげてあげられるだろう、口下手な怪物が頭を捻って辿り着いたのは、まさしく貴方が教えてくれた言葉。それにもう一押し、ふさふさの尻尾を貴方の手元へと運べば「握ってていいぞ」掴むのならば、服よりも此方の方が効果が高いだろう。そうこうしている内に、辿り着いたのは己の部屋。一度だけ、一緒に眠るために貴方を連れて来たことがあったが、あの時貴方は寝惚けていて、あまり覚えていないのかもしれない。小綺麗に片付いた室内、無駄な家具は置かれていないものの生活感のある小物が点在する辺り、人間の部屋とそう変わりはないだろう。ベッドの上へ貴方を下ろせば、自身もその隣へ腰掛けて「…よく頑張ったな。もう目を開けても大丈夫だ」そっと目隠しの手を取り去りつつ、いくつもの不穏な考えが頭を巡る。もしかして貴方は自分の部屋の方が落ち着くのではないか。己の部屋へ連れて来てしまったことは悪手だったかもしれない。そもそも、怪物が人間を襲う場面を貴方は見てしまったのだ。どう声を掛ければいいか、考えあぐねて結局、貴方の傍に寄り添うことしか出来ず)
>ユギン
(返ってきた要領を得ない言葉にほんの少しの困惑。話が一切通じない相手というわけではなさそうだが、まともに取り合ってくれるような人物でもないらしい。そんな相手と部屋に二人きりというこの状況は少しまずいのではないだろうかと、ようやく思い至り焦りをみせて。「ちょ、ちょっと……、それやめて。」それ、とは彼からのスキンシップ。変な声が上がってしまいそうになるのを堪えつつ、控えめながらも口で拒絶を。想像よりも冷たい肌にぞわりと肌が粟立つのを感じながら、どうにか回された腕が外せないかと奮闘しつつ、彼の冗談か本気かもわからない言葉を聞けば被せ気味に「絶対やだ、それならエリに食べられる方がいい。」とつい指先に力を込めながら先ほどよりも強い拒絶を示して)
>ジェイド
(彼の言い付けを破ってしまった。怒られるだろうか、それとも呆れられる?恐恐と体を小さく縮こめ、彼の反応を待っていると長い息が吐き出された。それだけで、ピクリと肩が揺れてしまう。叱責を覚悟し、強く目を瞑りその衝撃に耐えようと身構えたが、予想に反して告げられたのは自身を思い遣る優しい言葉たち。そう、比翼の鳥に憧れ、彼とそうなる事を願った。すり、と擦り寄るように彼の肩に頭を乗せ、促されるままに柔らかな感触の尻尾に触れる。「…僕は、君の片翼になれる?」情けなくも語尾が掠れてしまった。頭の中は様々な感情が交錯しごちゃまぜ。断片的によみがえった青い空が妙に網膜の裏に焼き付き、とても心許ない気持ちにさせる。言葉では何とでも言える。彼の本音が透けて見えたら良いのに。疲弊した心はいつになく後ろ暗く、鬱々としょうも無い事を考える。軈て廊下を抜け、辿り着いたのは彼の部屋。ゆっくりと下されたベッドの上、促されるままに瞳を開けた。あれ、と既視感が襲う。そう言えば初めて会った時、我儘を言って彼を困らせ一晩一緒に寝てもらった事がある。あれから一体どれ程の時が経過したのか。既に彼という存在は己の心の奥深くまで刻み込まれてしまった。そっと膝を抱えるように引き寄せ丸くなると、寄り添う彼の体躯に凭れかかり。「…どうして僕たちは別々の存在なんだろう。一つになれたら、こんなに不安になる事も、とても君に会いたいって思う事もなかったのに……」離れている距離がもどかしい。いっそのこと、一つに溶け合えたら良かったのに。願ってもどうしようもない事を思い、口に出してしまったのは、少しばかり心が疲れてしまったから。「ジェイド、僕をぎゅって強く抱き締めて」せめて今だけは近くにいるのだと、触れ合う体温で感じたい。小さく落とした言葉に切なる願いを込めて)
>エヴァン
(やめて、と制止をされれば余計に構いたくなってしまうのが淫魔の性というもの。喉の奥で含み笑いを零しながら、触れ合っていた頬を離す際に貴方の頬へ口付けを。貴方の首元へ絡めた腕を解く気など毛頭なかったのだが、聞こえてきた怪物の愛称に反応すれば「ッハ!」声高らかに短い哄笑を一つ。耳元で響いたそれは、さぞ喧しかっただろう。腕の力は緩めないまま、貴方の顎を“ぶに”、と掴んで「君はすっかり悪魔の虜ってわけだ、エヴァン!いやはや参った、面白い!」耳元で話すに適さない音量の言葉を並べ立て、もう一度アハハと大きな笑い声を立てればするりと腕を解いて漸く貴方を解放する。貴方の背後という立ち位置のまま、腕を組めばこれ見よがしに頷いて「うんうんそうか、彼女が相手なら俺も引き下がるしかないね。何せあの子は色狂い、俺と比肩するかそれ以上の節操無しだもの」デリカシーもなければ悪気もない、本人はただの感想のつもりで並べた事実は、きっと貴方の耳には痛いもの。然しそんなことは端からお構いなしの怪物は、上半身を屈めては馴れ馴れしく貴方と肩を組んで「ああ、素敵だ!こんな素敵な事、俺の胸にだけ秘めておくなんて出来ないなあ!」揶揄うつもりか、それとも本気なのか。声音だけはやたらと朗らかに、貴方の想いをエリに告げ口することを暗に仄めかして)
>ルシアン
…なってくれないのか?(己の肩へ、尻尾へ、触れる面積が大きくなるほどに伝わってくる体温が体内へ浸透するようで。本当に、貴方が無事で良かった―安堵を噛み締めていれば、耳へ届いた不安げな声。どう言葉を尽くせばいいんだろう、思いを巡らせた結果、貴方の問いへ問いを返す形になってしまって。「俺は、…俺の片翼はお前しかいないと、心からそう思ってる」いつもの柔らかな笑みを浮かべるでもなく、真剣な表情。それに反して、ゆらぁりと大きく揺れようとする尻尾は、今回は貴方の腕に収まっていて。横に座る貴方の重みをただじっと受け止める。伝えられた言葉は、怪物の心に張り巡らされた琴線を強く揺さぶるのに十分で、思わず息が詰まる。2人が同一になる――その言葉から、血生臭い捕食を連想してしまうのは、きっと己が曲がりなりにも生粋の怪物なのだからだろう。けれど、貴方がそんなことを望む筈がない、ついさっきだって怪物に襲われかけて心底怖い想いをしたのだから。そう決め付けてしまえば、無意識の内に留めていた呼吸を再開する。なだれ込む様な空気が、キュゥ、と小さく喉を鳴らした。「……ああ」貴方の願いを叶えてあげるだなんて、そんなつもりはない。貴方が願いを唱える前に、既に体は動いていて。体温を、匂いを、存在を、貴方の全てを。自分自身に刻み込むように、強く強く抱き締める。数秒、十数秒、どれだけの時間が経過しただろうか。ゆっくりと身体を離せば、懐から何かを取り出し、貴方の首の後ろへ手を回せば何やらゴソゴソと作業を。そして手を引っ込めれば、口許にだけ微かに笑みを浮かべて「次会えたら、渡そうと思ってた。裁縫は初めてだから、少し不細工かもしれないが…、受け取って欲しい」それは、翡翠色の布で拵えられた蝶ネクタイ。貴方が初めて己の絵を描いてくれた日、欲しいと言っていた事をずっと心に留めていた。決して完璧な出来とは言えないが、魔法に頼らず手作業で作った分だけ思いは強く込められていて)
(/背後から失礼します。お返事を返したいのは山々なのですが、そろそろ眠気でうまく文章がまとまらなくなってきた為、本日はこの辺りでお暇させていただきます。本日も素敵なジェイド様と話せてとても楽しかったです!少しずつ終わりに近づいてきているのが寂しくもありますが、もう暫くの間、お付き合いいただけると嬉しいです!お相手有難う御座いました、お休みなさいませ。礼)
>ユギン
(キィン__と耳元で大きな声を出された余韻に眉を顰める。先程までの囁きよりは幾分かマシとはいえ不快なものは不快。彼の腕から解放されるや否や袖口でゴシゴシと口付けられた頬を拭い、まるで低く威嚇をするかのように「うるさい。」と一言。こんなにハッキリと敵意を示しているのは無性に腹が立っているからで。彼女の本質がどうであれ自分が彼女に好意を寄せているのは事実、まだその好意がどういったものかと決めあぐねているとはいえそれが真剣な思いに違いはなく、面白いと笑われたことに怒りを示めすのは当然だった。肩に乗っかかる腕を跳ね除けると勢いよく椅子を立ち上がり反転、椅子を挟んで彼と対峙することになり。「あんたにもいるんだろ、獲物。俺なんか構ってないでそっちにいけば?」さっさと此処ではないどこかにいってほしい。トゲのある言葉を投げかけては、ふん、とそっぽを向いて)
>ルシアンPL様
(/態々ご丁寧に有難う御座います!此方こそ、天真爛漫で朗らかな息子様が少し弱っている一面を拝見出来て、心苦しい反面とても楽しかったです…!背後様にとって悔いのないフィナーレを迎えられることを心から願っております、また何か御座いましたらお気軽にご相談くださいませ!次回またお話させて頂ける時を楽しみにしております、どうか素敵な夢を…!)
>エヴァン
嗚呼、どうか臍を曲げないでくれたまえ(振り払われた腕、ジンジンとその衝撃を訴える感覚に困ったように眉をハの字に歪める。悪気がなければ謝意もない、ゆえに敵意や怒りを向けられても何処吹く風、と言わんばかりに小首を傾げて。「言っただろう、俺はこの屋敷に生きるモノ全てを愛しているんだよ!人間も怪物も等しく…そうエヴァン、君の事もね」あからさまな拒絶の態度、それすらも愛の対象と言わんばかりに朗らかな笑みを浮かべながら両腕を広げて。歪んだ博愛を謳う己自身に酩酊するかの如く、熱量のある視線を貴方に注ぎながら、そっぽを向かれていようがお構いなしにばちんとウインクを。「楽しかったよエヴァン、君の事はエリによぉく報告しておこう。また来るよ、寂しくなっても良い子で待ってておくれ!」またしても含みのある言い方をしながら、慇懃な態度で深々と西洋のお辞儀を。軽やかな足取りで貴方の周囲を一回転すれば、ひらりと手を振って扉を開けて「エヴァン、君の愛に幸あらんことを!」くるりと振り返れば見事なまでの投げキッスを一つ落とし、騒々しい嵐は鼻歌を歌いつつ遠ざかって行った)
(/キリが良いので此処で一旦回収とさせて頂きました、ユギンが数々の無礼を大変失礼致しました…!睡魔が顔を覗かせておりますので本日はお暇させて頂きます、遅い時間までお付き合い頂き有難う御座いました!是非またいつでもお越し下さいませ、それではどうか良い夢を…!)
(/お返事も儘ならず背後のみの挨拶で申し訳ありません…!本日も夜遅くまでお相手ありがとうございました。此方こそ、エヴァンが随分とユギン様に対して敵対的で不快な思いをさせていないかとヒヤヒヤしておりました。次に会うことがあってもこの様な態度になってしまうと思いますが、機会があればまたユギン様とお話しさせていただければ嬉しいです…!それでは失礼します。おやすみなさいませ、良い夢を…!)
>新たな住人(>>800)を2名追加致しました!ご興味が御座いましたら是非ご指名下さいませ…!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。のんびり待機しておりますので、お時間の許す限りゆるりとご一緒させて頂ければと思います…!
>ご新規様絶賛募集中で御座います!ご相談やご質問も大歓迎ですので、どうぞお気軽に…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2)(>>800) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/こんにちは!またレナードさんとお話をさせて頂きたくお邪魔させて頂きました。早速ですが、>>794の続きからまたお話を紡ぐことは可能でしょうか…?)
>ドロシーPL様
(/折角お越し頂いたのに、入れ違いになってしまい申し訳御座いません…!また可憐な娘様と交流させて頂く時を楽しみにさせて頂きます、是非いつでもお越し下さいませ…!)
>新たな住人(>>800)を2名追加致しました!ご興味が御座いましたら是非ご指名下さいませ…!
>只今より2名様(ご新規様は無制限)を募集させて頂きます。夜が深まり眠りに就くまでのお時間を、ゆるりとご一緒させて頂ければと思います…!
>ご新規様絶賛募集中で御座います!ご相談やご質問も大歓迎ですので、どうぞお気軽に…!
▼ 日常イベント(>>492) ▼
▼ 世界観・規則(>>1) ▼
▼ 提供(>>2)(>>800) ▼
▼ 捕食専用提供(>>193) ▼
▼ PFシート(>>3) ▼
▼ 嗜好(こちらはあくまで当方の好みなので、ご参考程度に。) ▼
・萌え… 人懐っこい / 依存気質 / 好奇心旺盛 / 甘えた / 寂しがり / 独占欲 / 情緒不安定 / 大人びた / 色気のある / 愛情に飢えた
・萎え… 常に受け身 / ぶりっこ / 敬語 / 無関心 / 過度な電波・天然 / 下品 / 弱気すぎる
▼ 大切な“お食事”のメニュー ▼
◇ドロシー(>>147)
◆エヴァン(>>196)
◆ギルバート=オークウッド(>>235)
◇レベッカ・アンダーソン(>>237)
◆ルシアン(>>318)
◇ジゼル・キャンベラ(>>419)
◇ベル・ロッテ(>>610)
(/捕食という薄暗く豪快な言葉に惹かれました。素敵な世界観ですね…!
是非この世界に攫われたいと思い、2つ質問をさせていただきたいと思います。
1つ、新規で捕食専用提供さんと絡む事は可能でしょうか。無事捕食されたのちは、改めて最初(自室で目覚めたシーン)からの交流が始まる…といった解釈で宜しいでしょうか?
2つ、キャラクターのリセット期間はあるのでしょうか。
質問の意図としまして、参加が叶ったとしてこれからの年末年始にかけて長期間の顔出しが出来なくなる可能性が少なくないため、あけすけに言えば「美味しいところ(イコール捕食)は味わいたい!」といったわがままです。
また、同様の理由でリセット期間の質問もさせていただきました。
こちらの見落としでなければ書かれておらず、もう一歩が踏み出しきれないため質問させていただきました。お手隙の際に、ご確認いただければと思います。
長々と申し訳ありませんでした。皆様のグランギニョルな夢に素敵な終焉がありますように!)
>832様
(/大変ご無沙汰しております。このような拙いトピックを覚えて下さった方がいらっしゃったことに驚きの気持ちと感謝の想いで胸が鳴りました。
当トピックはとても思い入れの強い場所です。ふとした時に此処の参加者様の文章がちらついたり、仕事の合間にこれまでの交流を読み返したり、何とも未練がましい私には此処を捨てることなど出来ません。
結果として何もご挨拶をせずに姿を消してしまい、いつも物語を紡いで下さった常連様や参加者様にはご迷惑をお掛けしてしまい、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
いつかまた当トピックを、設定を詳しく練り直したうえで再建したいと考えております。しかし4月には仕事の都合でまた多忙になってしまうこと、なりきりを離れていたブランクもあり、今は別の場所にて細々と短い文章でリハビリさせて頂いております。
態々お声掛けを下さり有難う御座います。叱責や罵倒も当然のことと存じておりますが、どうかこれ以上このトピックを上げることは控えて頂ければ幸いです。今現在、輝かしく稼働しておられる他の素敵なトピ様が流れてしまいますので、何卒ご理解いただければ幸いです。)
>共に物語を紡いで下さった方々各位
(/大変ご無沙汰しております。こうして公式に皆様へ向けたご挨拶を申し上げるのが遅くなりまして、大変申し訳御座いません。素敵な息子・娘様、そして背後様の貴重なお時間を当トピックへ提供して頂いていたにも関わらず、そのご配慮を無下にしてしまいましたことを、幾重にもお詫び申し上げます。
また個別の件にはなりますが、お問い合わせを下さっていた>831様へのお返事もずっとすっぽかしたままで、大変な失礼を心からお詫び申し上げます。もし当トピが再建出来た際には、ご質問へのお答えを其方へ記載させて頂く予定で御座います。遅すぎる対応とは重々承知のうえで御座います、重ね重ね大変申し訳御座いませんでした。
この度は、連休にてまとまった時間が手に入ったこの好機に、常連様としてお世話になった方や、当方にとってとても思い入れの強い交流をさせて頂けた方に、どうしても提供から一言お伝えしたいと思いまして、勝手ながらトピ主である当方の手で、再度当トピを上げさせて頂きました。
皆様からのお返事が欲しくて言葉を紡ぐわけではなく、本当に心から楽しんで交流をさせて頂けていたこと、素敵な文章にいつも勉強させて頂いていたこと、失踪という形で物語を中断させてしまったことへの懺悔の意等を、只々少しでもお伝えできればという自己満足です。ゆえに、どの怪物がどの参加者様へ宛てたメッセージなのか、というのは敢えて明言しないでおきます。当事者となられた御方のみに判読して頂ければ、それが最大の本望であります。)
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>私の可愛いお嬢様へ
こんにちわ、元気にしているかしら。
私が屋敷を離れてからも、貴女がブレスレットを大切にしてくれているって、少し前に使い魔たちから聞いたわ。
本当にありがとう。とっても嬉しい。
けれど今はもう、私の事を忘れて、ブレスレットも手元にないかもしれない。
それでも私は、貴女の笑顔も、泣き顔も、声も髪も全てを、愛おしいと想っているの。
隣に誰かがいてくれるティータイムが、思っていたよりも悪くないと…それを教えてくれた貴女と、またベルガモットを飲みたいの。
マカロンにさえ嫉妬してしまう浅ましい私だけれど、もしまた貴女と会えたら――、
…いいえこれは無粋よね。忘れて頂戴。
ともかく、私にとって貴女は、初めての特別な人だったの。
それだけは信じてね。
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>大事な大事な私のゴハンへ
やっほ、また私に会えて嬉しい?
嬉しいでしょ、当然よね。
私ね、すっごくすっごーく、後悔してるの。
初めて貴方に会った時、味見じゃなくて全部食べればよかったなって。
あんなに美味しい貴方が、他の怪物に食べられるなんて絶対嫌だもん。
貴方をいっぱい味わって、食べ尽くしちゃう夢だって見たんだよ?
最後に貴方の笑顔が見れて、とっても嬉しかったんだ。
ああでも本当に食べちゃう前に、貴方が話すって約束してくれたことを聞きたいな。
それまでゴハンはお預け?
我慢はするけど、時々味見するのは許してね。
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>クローバーを教えてくれたお前へ
ハロー、ハロー。これで合ッテル?
お腹、空いてナイ?退屈はしてナイ?
エイゴの本も、カラフルな糸も、届けてアゲラレなくてゴメン。
オレ、自分以外のコト、こんなに考エルの初めてダ。
ダッテ、オレ、馬鹿ダカラ。
デモ、お前のコトは絶対忘れナイ。
カァカァうるさいアイツと一緒に、約束スル。
…人間ニモ、魔法使えたらイイのニナ。
オレ、頑張って教エル。約束したカラ。
だからお前も、オレのコト忘れナイデ。
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>大画伯、兼名探偵へ
久し振りだな。嗚呼、お前に会いたいよ。
お腹いっぱい飯を食えてるか?きちんと歯磨きはしてるか?
俺はちゃんと手入れしてるよ。お前がかっこいいって言ってくれたからな。
オルゴールに籠めた祈りは、未だにお前に安眠をもたらしているか?
俺が怪物でなければ、お前に寂しい夜なんて二度と与えないのに。ごめんな。
俺、嬉しくて涙を流したのなんて、生まれてこの方初めてだったよ。
お前がとっておきの言葉を俺に贈ってくれたあの日から、
お前は俺の相棒で、片翼で、かけがえのない光だ。
どうかお前が、好きなだけ絵を描けますように。
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>前代未聞の変わりモンへ
よう。ちゃんと転生は出来たかよ。
お前が最期に何て言ったのか、俺ァずうっとそればっか考えててよ。
おかげで何やっても手につかねえ。
もっと早くお前に出会って、もっと沢山話してみたかったぜ。
ちゃんとドラゴンに生まれ変わったのか?
なら挨拶しに来なきゃ承知しねえぞ。
…お前の名に誓って、いつまでも待ってるからよ。
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(/このメッセージが届かなくても、こうして再び提供を動かし、敬愛する皆様へのお言葉を紡げたことが、当方にとっては大変な幸福です。本当に素晴らしい出会いを、心から感謝いたします。どうかこの至極の縁が、また繋がりますように。厚かましいですが、それが嘘偽りない当方の本音で御座います。
上記にて少し触れましたが、ゆくゆくは当トピを、加筆修正を施した上で再建出来ればと思っております。それが具体的にいつになるか、そういった目処は立っておりませんが、細々と設定だけは暖めている状況です。もしかしたら我慢できずに立ててしまうかもしれませんが、安定したペースで交流するのが難しい場合は、その旨を事前にアナウンス出来ればと思っております。
皆様とお話させて頂けていた時間は本当に楽しくて、当方のなりきりライフにおける無二とない宝物となりました。どうか、皆様にもさらなる良縁と、楽しくて仕方がない充実したなりきりライフが訪れますように!本当に、本当に有難う御座いました…!)
私夢でも見てるのかな?それともコレも現実?よく分からないけど、まぁ今はどっちでもいいかな。
ハローテオ、その使い方で合ってるよ。お腹は空いてないけど、退屈はしてるかな。だって家にも帰れず、私はまだこの屋敷の中を出られないんだからさ。
初めて会って楽しく会話したのも、食べられる為に連れてこられたって知って怖くなったのも、食堂で美味しいご飯食べたり、使い魔の君と仲良くなれた事も、テオのお気に入りの場所を教えてもらったあの時も、交わした約束も今でも覚えてるよ。
食べられるのは今でも怖いし嫌だけど、使い魔君とテオの側で過ごした時間は、私嫌じゃなかったよ。
だから、テオが約束を守ってくれるなら、私も忘れないで待ってる。魔法とか本とか、楽しみにしてるのも今でも変わらないしね。まぁ、その前に誰かに食べられちゃう可能性もあるから、なるべく早くしてくれたら嬉しいんだけどさ。
それじゃまたね、テオ。バイバイ。
(/主様お久しぶりで御座います。レベッカの背後になります。こちらのトピは私にとっても思いで深く、未だに更新通知を切れずにおりました所で思わず飛び付いてしまい、申し訳ありません。当時は休みの日はいつ更新されるのかとそわそわしたり、夢中でロルを考えたりと、素敵な世界観と登場人物様達との交流はとても楽しく、また他の方々と紡がれる物語もどう進んで行くのかと気になりつい何度も見返したりしてしまっておりました。人生何があるか分かりませんし、あまり深くお気になさらないで下さいね主様。けれど、もしも再建された際は可能であればレベッカで約束の続きを、またこの世界に見れましたら幸いです。此方こそ素敵な時間をありがとうございました!いつかまた、再び主様とご縁が紡げるならば、一参加者として楽しみにお待ちしております。長々と書いてしまいすみません。では失礼致しました…!)
>レベッカPL様
(/どうもご無沙汰しております…!まさかこうして背後様からお声掛けを頂けるとは夢にも思わず…、そればかりかレベッカちゃんからも素敵なお返事を本当に有難う御座います。背後様の綴られる文章は常に鮮やかさに満ちていて、テオの一挙一動に揺れ動く感情やその表情まで目に浮かぶようで…毎度毎度、勝手ながら勉強させて頂きました。暖かいお言葉の数々、痛み入ります。人生何があるか分からない、本当に仰る通りで御座います。だからこそ生きることは面白く、どうせならばなりきりライフも面白おかしく楽しみたい、という勝手気儘な感情はずっと胸中にて燻り続けておりますので、再建という形でこの世界が現れた時は、是非ともお越し頂ければ幸いでございます。誠に不躾ながらレベッカちゃんのPFは此方にて保管させて頂いておりますので、もし再建トピにお越し頂けた際には、PFに加筆修正がなければそのままのPFにてお相手させて頂く所存でございます。本当に、本当に重ね重ね有難う御座いました…!)
【 ご挨拶 】
折角連休中で時間が取れているこの状況、もやもやと燻る思いに耐え続けるのは勿体ない!と思い立ち、再建トピを設立させて頂きました。
この世界を沢山の思い出と学びで満たして下さり、更には素敵なお子様で彩って下さった皆々様に心から感謝を申し上げます。
当トピックは、現在をもちまして完全に閉鎖とさせて頂きますが、此処で一緒に物語を紡いで下さった方に限り、宝箱の鍵をお渡しいたします。
もし何か御座いましたら、此方の個人用トピック【https://www.saychat.jp/bbs/thread/646097/】にお越し下さいませ。尚その際は、何方のお子様を提供して下さった御方なのかを添えて頂けますと幸いです。
最後になりますが、当方の不徳の致すところにて、沢山お騒がせしてしまい大変申し訳御座いませんでした。
グランギニョルに参加して下さった方、暖かい支援を贈って下さった方、貴重な御意見を下さった方、本当に有難う御座いました!
どうか皆々様に益々の良縁と、充実したハッピーななりきりライフが訪れますように…!
>― 2019/05/03 ―
>ヴィンス
ごめんなさい、寝起きでぼんやりしてたから。良い夢だったの。(面と向かった不平にも臆する事はなく、反省の色を見せるでもなく、ただ控えめな笑みを顔に宿したまま答えてみせる。爪先で硬い床の質感を確かめるようにすっと撫で、ああここは自分の知っている場所では無さそうだと暢気に思案している間にあっさりと違和感なり不信感なりを覚えた様子の彼にふっと息を吐いて。「何の話?」と、あっさり質問を返す傍らにふと何かに気付いたようにぱちぱちと瞬き、少なくとも現時点でこちらに良い印象を抱いているとは言い難い様子の彼に遠慮なしに近づいていけば「別に何の話だって良いし、ここがどこだって良いけど、そんなことよりあなた花が咲くの?綺麗ね、私お花って大好き。触っても良い?」そう言って円い瞳でじっと彼の表情を覗き込んだまま、細い指の先でたった今咲いたばかりの深緑に優しく触れようと)
(/うわわわ、大変失礼を致しました…!タブを開いたままで、先に拝見していた旧トピの方に書き込んでしまいました…申し訳ございません…)
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