執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ドロシー
(失礼、なんて言われても、どこ吹く風と言わんばかりにゆったりと紫煙を吐く。不毛な応酬を続けるために此処に留まっているわけではない、ゆえにゆらゆらとパイプを持つ手首を揺らしつつ「そんなに俺が嫌いなら、如何して呼び止めたりしたのさ」意地悪を紡ぐ口は黙ることを知らない。如何して、なんて白々しく問うておきながら、答えはとっくに知っている。貴女が、何よりも孤独を怖がるからだ。そんな前提の上に胡座をかくが如く、不遜な笑みを口許に張り付ける。そっと立ち上がっては再びパイプを口に咥えつつ、貴女の方へと歩み寄る。ふぅ、と貴女に向けて煙を燻らせれば「…ねぇ、寂しがり屋のウサギちゃん」何を考えているのか読み取らせない冷たい瞳、いくら口許が弧を描いていても絵画のような無機質な冷たさは拭えない。例えそれが乾いた口調であっても、礼を告げられれば悪い気はしないらしく、満足気に鼻を鳴らして。自分が贈ったクッキーを口にしてくれた様子を観察しつつ、初めて見る貴女の自然体の笑顔を眺める。貴女にそんな顔をさせるということは、甘いお菓子には魔法でもかかっているのだろうか。他愛もない興味が湧けば、その場で口を開いて見せて「…ん。」食べさせて、と言わんばかりに待機する。その様はどこか無防備だが、同時に口の端から覗く鋭い牙が、怪物であることを主張しているかのようで)
(/突然失礼致します!前回に引き続き愛想のない提供で申し訳御座いません、もし絡みにくければお気軽に仰って下さいね…!)
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