執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ラクシュエリ
(ポケットの中身に思わず手を触れれば相変わらずシャリンと美しい音、先程までの様相とは一転し静かになってしまった空気には些か場違いに感じられて。これを貸してくれた彼は悪い奴ではないどころか、出会って間もない自分の相談を真剣に聞いてくれた。もしかしたら食べるつもりなのかも…なんて考えなかったわけではないけれど、少なくとも信頼したいと思える人物で「違う、そんな奴じゃない、と…思う。」少々食い気味に彼の擁護を。しかし横取りをされたと騒がれるのは勘弁と彼が言っていたことを思い出し、名前を出すのは躊躇われてどうにも説得力に欠ける。うぅ、と小さく唸り観念したとばかりに重い口を開き「その、ちょっと、相談をしてて…。これは、借り物で…、おまじないがかかってるって。」これだけでは要領を得ないだろうけれど、やはり恋愛相談をしていた_なんて、本人を目の前にして口にするのは自分には難しい)
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