執事長 2018-10-04 22:19:25 |
|
通報 |
>ドロシー
(貴女の説明にはすんなりと合点がいった。しかし、貴女にこんな血腥い姿を見られたくはなかったと、心を黒い靄が覆う。それでも、確りと此方へ歩み寄ってくれる足を貴女が止めないことは、果たして救いなのか否か。貴女の瞳がシーツの奥の動かない少女を捉えるのを感じ取り、本来抱く必要のない後ろめたさのような何かが胸に渦巻く。「……そうね、否定できないわ」貴女の紡いだ言葉は至極当然の事実で、ただ肯定することしか出来ず。此方を見詰めてくれる貴女の視線に陰りがあるのを捉え、「…怖かった、でしょう?」同じく、貴女のその感情を否定することは出来ない。けれども返答を聞くのが怖くて、つい長い睫毛を伏せては同じように瞳を陰らせて)
| トピック検索 |