執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ラクシュエリ
(あの時と同じような生き生きとした花たちに脱いだ靴を履くのも忘れたままで、見惚れていた。少し経つと素足にひんやりとした地べたの感触に気づくと同時に微かに何かの風を感じ、それが気になり振り向くと自分とは違う誰が宙に浮いているのに目を見開き、ぱちくりぱちくりと瞬きをし、ゴクリと息を飲む。その姿にはこめかみから赤い角、翼と尻尾があり自分が知っている悪魔の姿をダブらせて、悪魔だと認識をして初めてレンブラント以外のバケモノと出会う。彼女の問いに一呼吸してから「えぇ、一人でお部屋から出てはダメとは聞いているんだけど、どうしても欲しいものがあって………。この広い園庭なら見つかるかもと思い、此処に出てきたの。」どうか、この気持ちが彼女に伝わるようにと素直にこの状況を告げて。)
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