執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ノアPL様
(/もし欲しいものが明確にイメージ出来ているのなら、それが手に入る場所での交流にしても大丈夫なのでお気軽にお申し付けください。それが形のないものや、屋敷内で入手不可能なものである場合は、当初の予定通り庭園での物語と致しましょう…!ジゼルPL様へのお声掛けの件、承りました。態々ご丁寧に有難うございます。明日も早いので本日は失礼致します、どうか素敵な夢を見てくださいませ…!)
>ルシアン
(永遠に続くと思われるほど長い永い廊下、入り組んだ階段、無数の扉。長い年月をそこで暮らしている怪物たちですら、移動が億劫になるほど広大な屋敷は、裏を返せばその分様々な特色を持つ部屋を内包している。「名探偵で大画伯で、探検隊長なのか!ルシアンは欲張りだなあ」輝く瞳を見詰めながら、態とらしく肩を竦めてみせる。貴方を連れて行きたい場所は、今思い浮かべるだけでも沢山ある。中でも庭園の景観を思い浮かべれば、草木や花々に囲まれてはしゃぎまわる貴方の姿が既に目に浮かぶようで「俺がお前を肩車したって、到底あの樹の先端までは届かないさ。とにかく、ルシアンが見たこともないくらい大きいんだ。…さあ、そう上手くいくかな。案外、お前の方が先に寝ちまいそうだが」庭園の中心部に聳え立つ大樹、その直径は大の大人が10人で取り囲もうとも到底敵わないほど。全長が何mあるのかなんて、数えるのも呆れるほど大きな樹であることを伝えるために、大袈裟に自身の腕を上下に伸ばして見せて。楽しげに綴られる貴方のプラン、けれどはしゃぎ疲れて己より先に眠ってしまう貴方の姿は想像に難くない。にやり、と含み笑いながらそう告げて。「――…!」自分の棘で自分を傷つける、まさに青天の霹靂。あまりに的確過ぎる貴方の言葉は図星のど真ん中で、目を瞠らずにはいられなかった。“だって俺は、罰されて当然なんだ。お前くらいの歳の子を、もう何人も食べてきた”――なんて、到底貴方に言えるわけがなくて。自分が望まなかったこととはいえ、最終的に生きるために人を喰らう決断を下し続けてきたのは自分の意思。それを誰かのせいにしたりしないし、出来るわけもない、だから自分の心に爪を突き立て、終わりのない苦しみに一人相撲の如くもがいていた。まだ貴方と会って日が浅いのに、自分の本質を見抜かれてしまっては、瞠られた翡翠の瞳は徐々に笑みを描くしかなくて。「…本当に凄いなあ、ルシアンは」はっきりとした肯定でも否定でもない、ただそう伝えることしか出来ず。そっと目を伏せれば、長い睫毛が瞳に陰を落とす。この苦しみは貴方に見透かされている。けれど、まだ幼い貴方に縋る事なんて出来ない。そっと瞼を上げて貴方を見詰めれば「比翼の鳥――、」自分と、貴方が――?血腥い怪物に与えられるには贅沢すぎるその称号に、また目頭が熱くなるが寸での所で堪える。聡明な貴方のことだ、きっときちんとその言葉の意味を理解して告げてくれているのだろう。口先三寸の軽口を叩くような人格でないことも分かっているからこそ、その言葉は己の胸に深く深く刻まれて。「…誰が泣き虫だ。嬉しくて泣いたのなんて、これが初めてなんだからな」貴方の暖かい指が頬に触れたことで、涙を流していたことに気付く。お返しとばかりに、貴方の宝石のような瞳から零れた雫を尻尾の先端でふわりと拭き取って。またしても、貴方の気遣いに救われた。それを無下にしないように、同じくお道化た口調で言葉を返せば、にぃ、と牙を見せて朗らかに笑って)
(/ジェイドだけでなく、背後も本当に泣いてしまいました…。ルシアン君の、ひいてはPL様の言葉選びがとても的確で、それでいて優しくて柔らかくて、心を揺さぶられました。もっともっとお話を紡ぎたい気持ちは天まで募るほどなのですが、明日も早いので今宵はお暇させて頂きます。短いお相手になってしまい申し訳ございません、是非またいつでもお越し下さい…!本当に、素敵なお時間を有難うございました!どうか素敵な夢を…!)
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