執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>レベッカ
魔法だよ、君の名前さえ分れば、君の部屋が呼ぶ声が聴こえるんだ。“此処だよー”、ってね(人差し指を立て、堂々と種明かしを。ゆるゆると微笑みながら流暢に言葉を紡ぐ様はとても嘘を吐いている様には見えず「…大丈夫。一人で歩いてるお嬢さんを見つけてしまったんだもの、放っておけないよ」用事、と言われれば本来の目的を思い出して一瞬沈黙する。けれど、すぐに柔らかい口調で紳士然とした言葉を紡ぎ、此方を気遣ってくれた貴女の大きな瞳を見つめ返しながら、さあ行くよ、と歩みを進める。「そうそう、死神。人間界ではこわーい骸骨で描かれてるんだっけ?酷いよねえ、俺にはちゃあんと肉体があるのに」小さく頷きながら、貴女へ肯定を。予想以上に驚いている貴女の表情から、人間界の書物では伝承上の存在として、ひどく悍ましい姿で描写されていたことを思い出す。苦々しく微笑みながら、自分の手をグーパーさせて。「この煙を実体として纏えるのは死神だけだから、君が触ってもすり抜けちゃうね。それでも良ければ、どうぞ」コートへの興味を隠しもせず熱い視線を注いでくれる貴女に、思わずふふふ、と笑いが零れる。黒煙を衣服として纏えるのは死神だけ、故にそれ以外の存在がコートを触ってもそれはまさに煙を掴むが如く。無論、黒煙のコートの下にはきちんと服を着ているので、すり抜けて生身の身体を触られる心配はないだろう。触りたいなら遠慮なくどうぞ、と小首を傾げて微笑んで)
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