執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ドロシー
ふふ…、喜んでもらえて良かったわ(大きな翼を、細く薄い背中に質量を無視して収納しつつ、貴女の様子を眺めてそっと微笑を。地面に降ろされた瞬間、解き放たれたように好奇心に従ってあっちへこっちへと動く貴女を見守りつつ、己も花の香りを楽しむ。ふと、すぐ傍に生えているのを見つけたのは赤いゼラニウム。そっと腰を屈めて、その一輪を手折ると、貴女の声が聴こえて自身もそちらへ顔を向ける。「そうね、とっても広いから。…ドロシー、ちょっとこっちにいらっしゃい」この屋敷に来て、初めてと言っていいほど伸び伸びとした振る舞いの貴女に充足感は満たされて。ゆるりと手招きをしつつ、自分からも貴女へ歩み寄る。やがて手を伸ばせば互いに届くほどの距離まで近づけば、そっと貴女の頭上へ手を伸ばして、そっと耳元に先ほど手折った花を挿して。「…うん、とってもよく似合うわ」殆ど白に近い色彩の、透明感のある貴女のブロンドには、赤いこの花が燃えるように映える。それを眺めつつ、目を細めてはまた満足げに吐息して)
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