執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>マリーシュカ
なかなか出来ない経験だものね…全部が見下ろせるなんて、贅沢。
(地面の方へ近付くにつれて、風と共に運ばれて香ってくる花の匂い。頬や髪を撫でていきながら過ぎていくそれを堪能しつつ、普通は立てないであろう位置からの壮大かつ色鮮やかに咲く庭園の景色に目を離せないでいて。気付けば既に降りるには危険の無いところまできていて、空での浮遊体験が終わってしまう事に少しばかり寂しさも感じてしまうが、それ以上に目移りしてしまうのは四方八方にある草木、見た事も無いような珍しい色形をした花達。地面へ降ろしてもらって直ぐ気になる花のところへと駆けていき。チューリップやバラなどの、人間界ではポピュラーな種類とは一線を画した色合いのもの、不思議な形をしたもの、視線を動かす度に飛び込んでくるそんな花々は自分の好奇心を突き動かすには十分な材料で。一段と目立つ大樹に近寄りその幹に触れれば、その大きさに感動して無意識に口が開いてしまい。そんな調子であちこちを跳ねるように見て回っては彼女の方へ振り返り「はあ、楽しい…!一日居ても飽きなさそうだね、この庭園」心の底から楽しんでいる様子で満面の笑みを浮かべてみせる。この身一つでは丸一日かけてもきっと庭園の魅力を全て観察しきる事など難しいだろう。しかしそんな膨大で未知な物も多い場所だからこそ楽しみも何倍と大きくなっていて)
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