執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ラザロ
っは…、いい…君を見ていたほうが安心する。
(痛みに喘いでいたのもつかの間。次に爪を抜かれる痛みに鋭く息を吐いた。何事かと目を配らせれば問いかけられた言葉。それはこちらを気遣うものでその優しさにまた一つ、彼の異形らしくなさが増えたと思わず笑んでは上記を述べ、翼に触れていた手をぽんぽんと幼子にするように撫でた。彼に心配しなくて良いよと…、__その時、彼は私を”心配”してくれているのだとやっと気づいた。私が今思ったように。思えばあの時、唇を噛もうとしたときも彼は私を”心配”してくれていたのではないか。そう思うと欠けていたピースが見つかったかのような充足感に満たされる。すると、浮かんだ笑みは心からのもので「美味しいなら結構。そのまま食べて欲しい、__私を食べている人は君なんだと、最後まで焼き付けて意識を失いたいから。」無邪気な子供のような我儘。きっと彼はせめてもの善意での言葉なんだろうが、私は痛くても苦しくても構わないのだ。彼の感情や行動一つ一つが洞のようにぽっかりと穴をあけていた心に沢山のものを与えてくれた。だからこそ最後まで彼を見て死んでゆく。なんて幸せだろうか。願わくば彼の満たされた顔を見てから意識を失いたいけれど、それはたぶん無理だから。だから喰らう最中だけでも。ささやかな願いを乗せて言ったのだ、)
どうか骨まで食べてくれ。残さず綺麗に、君の糧にさせてくれ。
(/ 突然すみません…!前のレスにはなりますが>434の「前世」のところ、「生まれ変わったら」の間違えです、意味不明なものを送り付けてしまい申し訳ありませんでした…! )(蹴り可
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