執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ジゼル
―…、しっかり覚えとけよ!(惜しみなく自身の名へ称賛を贈られれば、照れくさくなって言葉に詰まる。それを上手く誤魔化す術など不器用な自分は持っていなくて、ぶっきらぼうに憎まれ口を叩くことしか出来ず。これから貴女を貪るバケモノの名を覚えておけだなんて、何だかとても血腥いが、当の本人にそんな気は無く。「ジゼル…、ジゼルか。覚えといてやるから、ドラゴンに生まれ変わったら挨拶しに来いよな」決してその名を忘れないように反芻しつつ、大した容量もない小さな脳にしっかりと刻み込む。貴女は表情こそ輝くような笑みを浮かべているものの、その言葉端に寂莫とした感情が含まれていることに気付かないほど鈍くはなくて。伝えた言葉は絵空事かもしれないが、貴女が本当に生まれ変わるなら、その時はもう一度会って言葉を交わしたい。そう思った気持ちは嘘ではなく、強い意志を宿した瞳で貴女の顔を見詰めながら文字通りの“約束”を。「…おう。痛けりゃ握ったっていい」翼はドラゴンである己にとってアイデンティティであり誇りでもある。それに無暗に触られることは本来ならば好まないが、何故か貴女には触れていて欲しいとすら感じていて。今からの捕食行動を考えれば、読んで字のごとく身体を引き裂かれるような痛みが貴女を襲うだろう。その時、少しでも痛みを誤魔化すために、翼へ触れるどころか握ることすらも珍しく許可して。くんくん、と貴女の耳元へ顔を寄せれば匂い立つ獲物の香りを楽しむ。ぺろり、近くにあった貴女の耳を舐めたのは味見の為。それを契機に、一度は失った食欲が蘇り、貴女の腕を掴んでいる手に無意識に力がこもる。きっと鋭い爪が食い込んで、貴女の腕を傷つけてしまうだろう)
(/いえ、寧ろ此方の一好みで厚かましく指摘してしまい申し訳ございません…!また、他参加者様へのお気遣いも有難うございます。それでは、お時間が許す限り、お相手をよろしくお願い致します…!)
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