執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>マリーシュカ
そうなの?てっきり紅茶には詳しいのかと、勝手に思ってた。
(淹れたての時よりは少し薄まってしまったが、未だ部屋の中に漂い続けるベルガモットの香り。きっと彼女のこの部屋にはいつも様々な種類の紅茶の香りがしているのだろう、と想像していた為か偏食だと言う返答に意外そうに首傾け。しかし自分の提案によって彼女の嗜みの幅を、もしかしたら広げられたのだろうかと思うと嬉しくも感じ。この屋敷に連れて来られてからまともな会話を、彼女としか交わしていない。というより、彼女以外の存在との会話など、恐怖もあるせいでとても出来たものではない。そのせいなのか彼女に対しての信頼度はこの屋敷において郡を抜く。駄目、なんて柔らかに此方の言葉を制されるも、そう思っているのは確かな事実で。「…ごめん。でも、本当の事だから…」謝罪を口にしてみるけれど、本音を隠すつもりなどは無いらしく。まるで友人や母親の食べたものを共有するような、そんな感覚で口にしたマカロン。自分からしたら特にその時点で可笑しい事など無かったのだが、指摘を受けると目をぱちぱちとさせ「ええ。忘れてない。…今のは、いけなかった?」彼女がヴァンパイアであるのは、勿論忘れてなどいない。ただ、優しいせいで。落ち着いた、安心させる雰囲気があるせいで。ヴァンパイアを相手にしている緊張感などはとうに薄れていて)
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