耽溺のグランギニョル【 指名制 / ＮＢＧＬ 】

＞ノア

（貴女の大きな瞳から、宝石の様な涙が数滴か零れ落ちるその瞬間を、悪魔が見逃す筈もなく。先程までの弱った儚げな様子は何処へやら、目に留まらぬ素早い所作で翼を広げれば、それで貴女を包んで此方に引き寄せるような形にして、貴女の目元にちゅ、と口付けを。無論それは、人間の世界で言うキスなどという可愛らしい行為ではない。悪魔の食事は人間の体液、そして数ある種類の中でも、最も美味だと感じるのが涙。そのまま、貴女の頬を伝う涙をぺろりと舐めとれば、これ以上口にしては止まらなくなるかもしれないと感じて味見を終らせる。翼を後ろへ収納しては、互いの額と額をコツン、とくっつけて貴女の背中に手を回し、先程貴女がしてくれたように背中を二度軽く撫で返せば「――ご馳走さん。美味かったで、ノア」レンブラントの顔に浮かぶのは、いつもの食えない微笑み。そう、もうすぐ寿命だなんて真っ赤な嘘。全ては味見の為、貴女に涙を流させるための脚本に過ぎず。そして貴女と抱き合う形になっていた腕をするりと解き、ソファーから立ち上がれば「君の言う通り、悪魔は嘘吐き。けど、ちゃんと取引は守ったやろ？」かくん、と首を傾げて微笑むその様は、まさに悪魔。貴女の純粋な心を操作し、涙を流させるように仕向けてまで取引を守ったのだ。それで貴女が傷つこうとも、自分はただ契約を履行しただけ。罪悪感なんて感じない、清々しい爽やかささえ感じさせる微笑みは、レンブラントが正真正銘の悪魔であることを貴女に痛感させただろう）


（/驚かせてしまうだろうな、と思いながら紡いだ今回の交流でしたが、ノアさんが根気よく着いて来て下さったお陰で無事(？)味見イベント達成しました、おめでとうございます…！もうお気付きでしょうが、レンブラントも当方もドSです。もしお気を悪くされていたら、レンブラントに代わって誠心誠意謝ります。明日もお仕事とのことで、お時間は大丈夫でしょうか…？流れを切らない為に無理をなさっていないでしょうか。情けないことに当方は今にも寝落ちしてしまいそうです。キリも良いですし、今宵はこれにて失礼致します。もしまた次回来て頂けるのなら、この続きからでも、新たな場面からでも交流できますので、ご希望をお伝えいただければ幸いです。それでは、今日も素敵なお時間を心からありがとうございました。どうか、良い夢を…！）