執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>ドロシー
ええ、勿論。(自分にとっては造作もない事、けれどそんな風にたくさん喜んでくれるなんて。初めて見る貴女のあどけない笑顔に、ぱちりとゆっくり瞬いて、そしてつられるように頬を綻ばせて。差し出された小指、その誓いのおまじないはバケモノである自分もご存知のもので。貴女の指先へ誘われるように自身の小指を絡め、仄かな体温を堪能するように、軽く貴女の小指に口付けを。「…そう、良かったわ」果たして貴女に喜んでもらえるだろうか、そんな不安は貴女のきらきらとした表情に吹き飛ばされる。惜しげもなく美味しいと言ってくれた貴女を見ていると、どうしても表情筋が弛緩する。ベルガモットの味と香り、共通する“好き”を貴女と見つけられたことに、思わず吹き出してしまうほどの幸せを感じて。「貴女のそんな顔、見られるなんて思わなかった。…少し妬いちゃうわ」マカロンに舌鼓を打ち、堪らなく可愛らしい反応を見せる貴女から、目を放すことが出来ず。初めて会った時、綺麗な涙を流した貴女も素敵だったけれど、やはり自身が見たいのは幸せそうな貴女。マカロンに視線を移すと、こんな小さなお菓子が貴女にそんな顔をさせたのね、と自嘲気味に微笑みつつ素直な胸中を吐露して)
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