執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>レベッカ
(先ほどまでの無邪気で明朗な雰囲気は消え失せ、覇気のない笑みを浮かべて落胆する貴女をぼんやりと見詰め続ける。居たたまれなさや罪悪感は、正直言って殆ど感じない。そもそも、バケモノと人間の価値観が違いすぎる。立っているのが疲れたのか、肩を落とす貴女の横を通り過ぎて部屋のソファーに腰掛けて。「…泣いたり、暴れたり。しナイの?」妙に腑に落ちないのは、貴女がすんなりと現状を受け入れ、抗わない事。物分かりが良くて助かるのだが、経験則から此処に来た人間はみな泣き喚き、ヒステリーやパニックを起こすものなのに。「そうダネ、でも、あんまりうろうろしない方が良い。オレ以外にも、バケモノいるカラ」バケモノの住む家に貴女も住まなければいけない、その点については素直にこくりと肯定。ついでに、さらに不安を煽るとも知らず付け足すように忠告を。「ソレ、人間の食べ物ダロ。バケモノには、バケモノの食事がアル」羅列された人間界の料理の名前、それらは理解できないが貴女が口にするような食事はバケモノにとっては意味がないことを告げる。くぁ、と欠伸を零せば暢気に目をゴシゴシ擦って)
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