執事長 2018-10-04 22:19:25 |
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>テオ
あ、ごめん。もしかして苦手だった?(興味のままに螺子を回してしまったが、身動ぐ反応を見せる相手に後から気付いては、途端に謝りの言葉を紡ぎ。体に螺子の無い自分にはそれがどんな感覚なのか想像も出来なければ、申し訳無さそうに眉尻を下げ。やがて何も知らず和やかだった空気が、だんだんと重たく感じる。その後追加で求めた説明を受けては「テオの、餌?えーっと、それは頭からガブリ、的な意味で?」餌、バケモノの家。伝えられた単語を繋ぎ合わせ、相手の雰囲気からさらに想像してはそれが色としてでは無く、カニバリズムとしてなのだろうかとの考えが頭を過る。ヒヤリとした汗が背筋を伝いつつ、確認の意味を込め控えめに問いを投げ掛け。神妙な面持ちでさらに言葉を続けられては「帰れ、ないの?」表情から笑みが消えてはピタリ、とそれまでの動きを止める。おそらく嘘や冗談では無いだろう。閉じた扉は相手の背後にあり、窓からの逃走もここからは難しい。そしてもし外に出られたとしても、帰り道が分からない。「えっと、そしたら……これから、その、食べられちゃうの?それともお風呂とかに入って綺麗にしてから、とか?……私あまりお肉も無いからまだ食べるのは美味しくないんじゃない、かなぁ?」自分はこれからどうなるのだろうか。混乱する頭を何とか働かせては、恐る恐る問いかける。今からどうこうされる雰囲気は感じられないが、そんな運命が自分を待っているのだろうか。申し訳程度に自分は美味しく無いのではと、ひきつった表情を浮かべて述べてみては、相手の反応を伺うように顔を見上げ)
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