匿名希望。 2018-10-03 06:26:37 |
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(/ いえいえ、またお話出来ただけで嬉しいので大丈夫ですよ!とんでも御座いません!此方こそお返事を下さり有難う御座います…!これからも宜しくお願いしますね! )
《 トド松 》
…やっぱり心配だなぁ。僕のことをそう思ってくれるのは嬉しいけど、他の男をそうやって信用しちゃダメだよ?僕との約束。
(何処の馬の骨か分からない自身に対して信じて疑わない彼女の姿勢に優越感を感じつつ、逆算して考えると他の人間に対してもあまり疑うことをしないのか、なんて柄にもなく気掛かりにに思うと、嬉しいのか複雑な困った様に笑みを浮かべれば相手の目の前に小指を立てて手を差し出し、火傷をしたのを隠しているのか中々合わない視線を無理矢理追いかけグレーのカラコンをした瞳を捕らえ「本当に大丈夫?ほら、見てあげるか舌出して」桃色の小さな唇に親指で触れれば、意地の悪い事を言っている自覚があるのか無いのかにやりと口角吊り上げて。分かれ道になる度に相手に道順を確認しながら歩みを進めつつ、背中に背負っていても此方に負担を感じない程の女性の平均より遥かに軽い身体な為、普通に飲み食いしているとは全く想像出来ず、彼女の返答は己の中の女性のイメージとは掛け離れており、やはり面白い子だなんて意外そうな声を上げては暫くして人通りの多いネオン街を抜け、住宅街へと入ると街灯の明かりだけが足元を照らしており)
それなら良かった。女の子って人前では食べてるとかあんまり言わないイメージだったから、ちょっと意外かも。
《 雪乃 》
そうなの、だからこっちでも続けようと思ってて。…─その、今度練習付き合ってくれないかな?
(これまでの経由を影響を受けた張本人に話す時が来るとは思っておらず、嬉しいのか終始笑顔で頷けば、桐皇でもバスケ部に入部するつもりでいる為もっと力を付けたいと恐る恐る問い掛け、頭を掻く仕草に口許を緩ませると「そう、昔の事なのにずっと私の心に刺さって抜けないの。今もそうよ?」そっと胸に手を当てながら静かに述べ。最後の一口を食べ終えると既に食べ終わっている様子の彼の方に視線を遣り、自身の口がそこまで小さいとは思えず軽く反論しようとするが、相手の口の端に少しチョコクリームが付いているのに気が付き「うーん、これが普通だと思うけど……、あ。青峰くん、じっとしててね?」身を乗り出し距離を縮めては口端に向いたクリームを特に恥ずかしがる素振りもなく、指で掬い取りそのまま紅い舌で舐め。ぽつり、ぽつりと口を開く相手の何処か冷めた様な寂しそうにも見える何とも言えない表情に胸が締め付けられる感覚に苛まれ、思わず手を握る拳に強く力を込めると、“おまじない”なんて子供騙しの言葉を吐くものの、慈しむかの如く相手の骨張った手の甲に顔を寄せては、ゆっくりと口付けを落とし。)
そっか、素直に言ってくれてありがとう。──でも、貴方の中の情熱はまだ消えてないから。青峰くんがまた笑顔でバスケができますように、っておまじないしておくね。
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