>撫子の君 此れは此れは美しい姫君が一人迷い込んだかと思いきや…否、自ら選び取って呉れるとは何とも嬉しい事だ。いらっしゃい、此処で誰が何と言おうと私は君を歓迎しよう。独りで紡ぐにはちと寂しい、共にと云う其の申し出確と、確と。扨、で在れば出来うる限り君の事をもっと詳しく、__ははっ、急いては事を仕損じると申すが少し位焦りもせねばみすみすと流す故に、…頼むよ。