主 2018-09-24 19:26:20 |
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>孤狼
(昨夜晩まで何をしていたのか、腹を出して寝て居られるほどの熟睡っぷりに浸る昼下がり。何度目のアラームなのか数えきれないほど耳元で囁くように鳴るスマホにセットした目覚ましからは何故か母国アメリカの国歌が振動と共にベッドに響く。もう少しだけ_重い瞼は彼女に目を覚まさせる事をやめた様でなかなか陽の光を受け付けようとしない。そんなさなかに1階で聞こえたチャイムの音、アラームにチャイムに彼女の睡眠を妨げる雑音が多すぎる_ぐしぐし、と目を擦り何度寝返りを打てばそうなったのか分かり知れない後頭部の髪の絡まりなど気にせずおもむろにアラームを解除。)
何か、オイシイ香りがする…。
(すん、と鼻を利かせ香ったのは炒め油のような芳ばしい香り。目覚めの悪い彼女の寝起きの気だるげな表情はみるみる内に獲物を狙う肉食獣のような顔つきへと変化。持っていたスマホを勢いよくベッドへぶん投げ自室に他の住人が居るか居ないかなど関係なしにバタバタと慌ただしく1階へ駆け寄る。キッチンからするこの香りの正体が分かると空っぽな胃袋が音を上げる。どうやら見たところ完成の様だが作り主の姿が見当たらず一度キッチンを出るとともに鈍い音が玄関外から聞こえ真昼間から誰か何かやらかしたのだろうか、惜しそうに麻婆豆腐から視線切り離せば誰かしらのいる玄関へ、)
チョット、何かあったの…?
(そっと壁際からひょっこりと玄関先の人物に声をかける、後ろ姿から即座に相手は察した。玄関先に人の姿は無く何故か扉が開けっ放し、唯一人立ち竦む彼は何か待っているのだろうか?料理の余った具材でも猫に与えるつもりなのだろうか?考えても分からないので彼の傍へと近寄ればその手にはなぜこうなったのかと誰もが問いただしたくなるほど変形した宅配物。思わずその眠たげな眼も麻婆豆腐を見たときよりも更に見開き唖然。さっき微かに聞こえた音は宅配人が訪れた音なのか、一つの謎が彼女の中で解決した。しかしこの素晴らしい国日本で配達物がボロボロになって届けられるなんて事態起こっていい訳が無い、彼女の勘違いはあらぬ方向へと進んでいき極めつけには彼の肩を勢いよく掴み自らの方向へと正面むかせ、『もしかして孤狼の荷物ボコボコにサレタ?!_ユルセナイ…こんなの日本じゃナイ…!』感情むき出しにもう四角ではなくなったその箱に視線落とせば何のうらみがあってこんなことを、なんて歯ぎしりしながら完全に誤解なのだが自身の解釈に100%の可能性を信じ、)
(/参加許可感謝です!お腹がすいたら暴れちゃうなんて単純な娘っ子ですが是非孤狼君のお手製中華料理をいつぞやか振舞ってやって下さいませ…!反応遅くなってしまったので絡み分に絡ませて頂きました!これからも米国娘共々宜しくお願い致します!)
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