御子息御嬢様でシェアハウス！《nl/多国籍/ドタバタラブコメディ/人数制限あり》

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軟弱な奴等は辛いからと花椒を抜くが…花椒無くして麻婆豆腐足りえんな。食いたがる乞食の為に花椒は後付けにするか。
( 天気は気持ちの良い快晴、休日の昼下がりにテラスハイソにて。一階のキッチンに立ち男性用チャイナ服でコンロに火がともり片方にはフライパンもう片方は中華鍋、両手をスピーディーかつ鮮やかに動かして手際良くチャーハンと麻婆豆腐を作る中玄関でチャイムが鳴るも料理中なので無視し。花椒を入れれば本場の激辛の麻婆豆腐だが本場の四川料理は辛く住民の為を思い早速ツンデレを披露しつつ「っ…誰も居ないのか。我现在走了，请等一下！今行くから待ってろ」チャイムの後に『すみませーん！お届け物です』の声に誰も反応しない事から今はテラスハイソに一人か部屋で爆睡してるのかで手が空いてるのは自分だけ。返答の声を返しながらきっちりと料理を作り終えてから玄関へと向かい。 )


誰の荷物だよ…っ！
( 玄関の扉を開け宅配物を受け取りサインを書くと荷物の中身がカラカラと鳴り電子音のような音まで聞こえて来て、差出人と住所の文字が良く言えば達筆悪く言えば汚くて読み取れない物で。もしや爆発物か、中国在中に老師や自分の命を狙い正攻法では倒せないからと爆弾を送りつけられた事は複数回経験済み。違和感を覚えた直後に荷物を遠心力を用いて空高々に投擲。途中で爆発するのを防ぐべく荷物が落ちて来る前にもう片手でタイミングを計っての物をぶつける事に。適当に手に取った誰の物とも知らない靴と荷物がぶつかり、靴の爪先が荷物へと突き刺さる。それに合わせて近くに彷徨いて居たタマをガシッと掴み大事そうに胸へと抱えては庇うように床へ俯せへと。一連の動きは数秒にも満たない熟練とした物であり、配達員は目の前で繰り広げられる光景にぽかんと固まる中でも、荷物が地面へと向け落下して行く中直ぐに思考を加速させ［配達員がヒットマン？否、殺し屋特有の雰囲気もなく隙だらけ。油断させてからの…スナイパー…？］対面する建物は住宅が建ち並び更に奥にはビル群。第六感は反応せずに狙われている空気も全く感じ取れ取れないが、最悪を想定すればゼロではない。思考は常に回転させ俯せ状態は刹那、タマを抱えたまま床を転がって遮蔽物である靴棚の後ろへと隠れ身を潜めて、そっと外の様子を伺う。然しながら場はしーんと静まり返りリビングの時計の針の音だけが音を発す。静寂を打ち破ったのは『あのー？荷物は…』と声を投げかける配達員の戸惑いの声。スナイパーの影も無いと判断すると何事も無かったように恥ずかしげも一切感じられない態度で靴棚から現れてからタマを放り、シュールな演出を演じたとは思えない真顔で「サインは書いただろ。行け」と首で去る様ジェスチャーを付け加え。早く配達員を帰らそうとしたのは態度には出さなかったが本人の心の内は穴があったら入りたい状態を表しているようで。 )


(/初っ端気合い入れてバカギャグオール絡み分投下します← 通常ロルはもっと短めですのでご承知の程を。休憩時間ちょこちょこ書き留めていたバカギャグロル晒しときます笑。)