ポップなデザイナー 2018-09-07 21:07:52 |
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…嫌なことはなかったけど怒るようなことはあった!もぉ、ジョー!!なんでっ!あんなずるい事するんだよっ!あぁいうことはちゃんと面と向かって僕の顔みて言うべき言葉でしょ!僕の背中に向かって言うなんてずるい!それに!!今日初めて僕の名前を呼んでくれたのにっ、それも僕の顔みて言ってくれてないっ!僕はもう何回もジョーって呼んでるのに!君が僕のこと名前で呼んだのさっきのが1回目だからねっ!!
(彼は自分の要求通りデールのシャツを着て戻ってきた。だがそれでチャラにできない程のことを彼はやったのだ。彼がこちらに来るなり一気に溜まった不満をぶちまける。別れ際のこちらが反応できないタイミングで、心から嬉しいと思える言葉を言ってくれたのだ。彼が自分と従兄弟で良かったと言ってくれたのは嬉しい、名前を呼んでくれたのも嬉しい。だがそれを言い逃げするのは如何なものか。真正面からその言葉を受けていたら舞い上がる程嬉しい言葉なのに、こちらの背中に投げつけられたのだ。おかげで着替える間悶々とその想いを消化出来ず終いで、彼とどうやって話していたか分からなくなるくらいには動揺していた。きっとこちらが怒っている理由も分かっているはずなのに、堂々とシラを切るその表情はまさにヴィランそのもの。口をムスリと噤みながら、腕を組んで彼を睨み続けるしかなかった)
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