ポップなデザイナー 2018-09-07 21:07:52 |
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当たり前でしょっ!僕らはお互いにとって唯一の存在、従兄弟なんだよ?他の誰とも同じじゃない関係なんだから。それにっ!この超ポップでオリジナリティ溢れた天才デザイナーであるこの僕のこと、簡単に理解できるわけないじゃないかっ!大丈夫、僕は君を置いていったりしないから。むしろ手を掴んで引っ張っていくよ…僕から言わせれば簡単に本音を見せてくれないジョーの方が訳分かんないけどね。ってことで!はい、これジョーの分ね!僕が勝手な奴って、分かって良かったでしょ?
(彼の口調は相変わらずで文句を言うのも変わらないが、彼の雰囲気がなんとなく角が取れたように少し柔らかくなって、ようやく少し彼と近づけた気がして胸が暖かくなった。そうなればテンションはさらに上向きに、人差し指を立てそう簡単に自分が分かるものかと何故か得意げに胸を張る。だからこそ今日はきっと大切な日になる、自分をもっと知ってもらう日、彼をもっと知る日になるはずだ。次に彼へと振り向いた時には手に購入済みのシャツとカチューシャ。彼の呟きを聞き逃していなかったらしく、悪戯な笑みを浮かべつつシャツだけを手渡した。カチューシャまで渡してしまっては捨てられかねない、これはまだ手元に置いておいた方がいいだろう。彼の手を取ると次に向かうのはトイレだ、シャツだけ着替えるならトイレで十分だろう。早くこの目立ちすぎる格好から着替えなければ)
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