マーメイドラグーンの従兄弟事情 《〆》

んだよ、あの小娘とも繋がりがあんのか。そりゃまた、…アースラ様に見付かったら面倒な事になりそうだなぁ。って待てこら、やめろ弄るなよ。どーせお前のセンスに任せたら明るくて派手な感じになんだろ、俺には似合わねぇよ。仲間に何言われるかわかったもんじゃねえ。…んん゛、とにかく。声を差し出すのが惜しいと思うなら契約なんてやめとけ。
(己の手の内知られていた事に内心残念がるのと同時に主人が恨みを持つ人魚の名を耳にすれば一瞬表情険しく歪め、困り顔で自身頬ぽりと掻きつつ今此の場に主人が訪ねて来ない事を切に願い。怯みもせずに申し出された其の代案を聞いては、彼のデザインした衣服類の様な装飾施された傘と其れを見た同僚の反応想像してうんざりした表情浮かべては慌てて静止掛け。咳払い一つ零しては先程の条件を持ち出して、其れを理由に諦めさせようと促し。)