23876 2018-09-07 17:41:10 |
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( 貴方の溢した言葉など露知らずまま、自宅とは多少違うありふれない小さな安心感に欠伸が一つ漏れていた。さて、貴方の家に来ると毎回部屋を清潔に保つ大切さと言うモノを常々考えさせられる。言わば己の家とは正反対、ごみ袋は溜まッてないし、洗濯しおわった服はアチコチに散乱していない。幾度か周囲を見渡した後、ソファの上にて何やら携帯をいじる。指はせわしなく動いていても気持ちは何処か上の空、しかしぼんやりとカレーの匂い漂う頃になれば四つの椅子が几帳面に並べられたテーブルに意味は無くとも身を移す。そして此処で貴方を待つ、まつ、mあt__u_。)
あ、悪イ。.... えェ、一日目も二日目の同じだと思うンだけど、それまじ?
( 最近はふと気が緩んだ瞬間に意識が飛ぶ、何て事が増えた。眠りは浅く起きる事も容易い、しかし記憶を失ったような喪失感がトクトクと心に溜まっていくのが不安で仕方なかった。今回も貴方の声が聞こえた為に目を覚ましたは良いもののどのくらい時間が経ったのか分からない、故に一度は戸惑いの色を見せてしまった。しかし、持ち前の明るさとやらを駆使して何処か空元気ながらに笑顔を見せる。それでいて如何にも料理に関する知識浅そうな、率直なコメントをした。旨そうな匂いにつられてカレーばかりを見ながらも、手渡された緑茶。「 さんきゅ。」貴方に視線を移し礼を言えば、貴方が座るのを待ち。 )
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