見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ/オベロン
(誰かがそばに居る夜、は、同じ学校に通う予定の青年が初めてに思えるほどに久しぶりだったし、誰かの気配が傍にあることは、記憶にはあまりなかった。ぱっ、と羽を集めたようなソレが消えて、ああやっぱり人では無いのだと無意識に理解しながらそれでも傍に来てくれた王様を可愛らしいものでも見るかのように溶けた瞳で見て…促されるままに掛けられていた布団に鼻先を少しだけ埋めたなら頭に当たった軽い攻撃に促されるように目を閉じる。「おやすみ、アンリ、オベ」なんて二人のあだ名をぼんやりと呟いて、数分後には穏やかな寝息が静かに繰り返されるだけ)
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