見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…れい、しふと
(聞こえた声に振り向くより先に、慣れたようにパジャマを掴んだ男の子…に、本当に誰かの部屋に転がり込むのに慣れているんだなぁと苦笑しかけた瞬間のこと。それは、夢の中で誰かが自分に告げていた単語。動きを止めて、苦そうな茶色い目で貴方を見下ろして…レイシフトをしよう、君が今回のマスターかい?、聖杯を、令呪を…そっと伸ばした手で、少しだけパーカーの裾から指先を入れて、包帯を摘む…引いてしまったら戻れない、分かっていて、気になる。心臓が嫌な音を立てて軋む、呼吸が少しだけ浅くなる、貴方は…「貴方は、誰、」。辛うじて絞り出した言葉は震えていたけれど、それは、ほら、知らない方がいい事もあるというから)
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