見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
|
通報 |
>>アンリマユ
____うそつきね、おべ。もうあえないし、あそべないっていっても、ひろは、なかないのに
(器が手から離れて、青い瞳が前を向く。自分より大きい背中を眺めながら歩いて…優しくて冷たくて、残酷で、正しい嘘だと気が付いたのは“最初からこのヒトは本当のことを言っていないと気が付いていたから”。もう多分、自分はこの森に来れないのだと思う、幼い日の思い出として記憶に残すことも全ては出来ず、そっと、華やかで鮮やかな夢として消えていく。辿り着いた場所で茶色い花も踏まないように、軽く踊るように王様から離れたなら「でも、ありがとう。やっぱりだいすきよ、おうさま…そろそろ、おきるじかんなんだね」帰り道はどっち?と尋ねるように笑ったなら____目覚めたとしても、どうか、この王様の愛しい嘘を覚えていられたらと願う)
| トピック検索 |