見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…うん、わかった
(ここまで歩いてきて、分かったことがある。この妖精王のいる場所は、足元から死体の匂いがする。呪いの音がする。他の妖精たちは気にしていないのかもしれない、けど、王様は気がついている。それでも、妖精たちの王として…それは、虚しくて美しくて愛しい在り方だ。あと、とっても律儀。ここまで自分を案内する必要も無かったはずなのに、最初から帰り道に放り込めば良かったのに…同価値のものを入れ替える“等価交換”の意味を知れば、自分が花を生き返らせる代償に自分の命を差し出そうとしていた事だって子供ながらに分かる____呼ばれた理由は分からなくても、王様に会うべき理由はあったに違いない。「…おべ、たねってこういうの?これも?」もちろん、王様を跪かせるつもりなんてない。足元に転がる小さな丸を拾い上げながら後ろを追って)
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