見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
____…きれい
(帰り道は分からない。その通りだと困ったように笑うより先に、そっと繋がれた冷たい手にほっとしたように笑って道を進む。赤色、黄色、緋色、茶色、所々の緑…それは秋のような穏やかな光を持って揺れて、自分は…なんだかとても、此処を愛しく思う。たとえ土から“妖精たちの死の匂いがしたとしても”。視界が開けた向こう側、森には無かった桃色は風に攫われるように揺れていて、先へと進む王様に合わせて花を踏まないように、踊るように進む…あの場所もこんなに美しかったのだろうか、でも終わりを望む気持ちが分かるからこそ“もう一度、咲かせたい”とはもう思わない。する、と王様から手を離したなら、花に顔を寄せようとその場に膝を折って)
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