見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
それじゃあ…ひろがさむいから、あたためにきてね。いつか、いっしょに、おひるねしてね
(だから、自分がいなくても、平気…それは、多分誰だってそう、魔法使いとしても未熟で幼い自分は誰かに必要とされるほど、何かができるわけではない。そっと降りようとする王様の行く手を促すように腕の力を緩めて…小さな後ろ姿を眺めながら思う。絵本の読み聞かせだって、きっと譲歩してくれた内容に違いない。それが、分かっているから、これからも一緒にいて欲しいなんて言わない。そっと、立ち上がる前に自分の服についていた草を払ったなら「おべは、どこかにおちちゃいそうだからね。おべが、いやっていっても、ひろが、てをつないでるよ」。余計な世話だとして、これは自分がやりたくてやること。それは、小さな魔法使いの拙い約束。弱ったような笑顔で笑って)
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