見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
仕方ない…ブランカ!急で悪いけど、出発だ!
( 出口を探しに行ったのならそれで良し、ただもしそうじゃなかったら…?子供特有の好奇心の強さと、幼いゆえの物知らずさからくる無鉄砲な行動に、翻弄された経験があるからこそ“ 遭難 ”というよろしくないシナリオが頭の中をよぎり。…元敵対者としてこびり付いた印象から己がマスターを手に掛けた、なんてデマが流れてもめんどうだ。渋々ポスンと、マスコットスタイルに霊基を変えたのなら颯爽と飛んできたパートナーの背に跨り。植物や花、妖精…秋の森に住まう生き物の声を頼りに木々の間をすり抜けてゆき…深い緑に覆われていた視界がパッと開けて、小さな草原に出る。花畑と呼ぶには些か彩りが少ない場所に少女はいた、少しの間頭上から彼女の手元を観察した後、「…そーれ!」掛け声と共にふわり、空中に身を投げ出して。6kgのモフモフが背中に落ちてくるまで残り5秒前───、)
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