見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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御影尋.
ちょっお前たち止め───ぐわっ!?
( 時既に遅し、雪崩のようにのしかかってきた小さな命の圧に耐えきれず傾く体、そのままグルンと視界が回転し、バターンと背中から派手に倒れ込んで。これだけ寄られると確かに温かい…が、重いわ転ぶわで最悪だ。妖精達は無事なようでいくつもの楽しそうな目が己を取り囲んでおり、鬱陶しそうに肩を竦めて。「君たちねぇ…脆い体してるんだからもうちょい考えて行動しなよ。」なんて注意してみたところで次の日には、綺麗さっぱり忘れ去られていそうだ。髪についたゴミを払い起き上がってみれば、今の今まで傍にいた少女の姿が忽然と消えていることに気がつき。「あれ、アイツは…?」と訊ねてみるも行方を知っている者はおらず彼女がやって来た方を見遣り…帰り道を探しに行ったのだろうか、)
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