見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
…かえりみち、なかったから、いじわるなおにいちゃんとあそぶ
(そっと、腕に抱えていた小さな生命を地面に下ろせば、他にも寄ってきてくれた影に、ぱっと表情を明るくする。膝を折って、その輪の中心に座り込んだまま不思議そうに見下ろしていたけれど__どうやら彼等の言葉が分かるらしいヒトを驚いたように見上げて。おかえりなんて、意地悪だ…その上で帰りたいか聞くなんて、もっと意地悪だ!咄嗟に帰りたいと返事をしようとして唇を引き結んだのは、起きたら親が迎えに来ているかもしれなくて、あんりや皆と遊べないのだという…そんな事実を思い出したから。「ひろは、おきたくない。ねてたい」…ふいっと顔を逸らすように、足元の小さな頭に乗った花冠を手に取ったなら_再び色を取り戻したそれをそっと小さな頭に戻してあげて)
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