見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
|
通報 |
御影尋.
……ああ、なるほど。そういうことか。
( やはり何かがおかしい、相変わらず不思議そうに辺りを見渡す少女のことを無言で注視し、彼女から流れ込んでくる感情に耳を傾ける。“ ここはどこ? ”“ このヒトは誰? ”“ 出口はどこ? ”。疑問に次ぐ疑問は、まるで何もかも忘れたような…嗚呼、いや、体だけにとどまらず記憶まで退行したのか。違和感の正体が分かると共に、彼女の身に起きている事態をまるっと把握した為、1人腑に落ちたように頷いて。迷子のわりに妙に堂々とした足取りでどんどん先に行ってしまった少女に追いかけよう!と慌てる妖精達とは対照的に「必要ないでしょ。堂々巡りでそのうちここに戻ってくるよ。」と適当に未来視してみせ。そもそも棲家にわざわざゴミを持ち込む奴があるか、よって危険な障害に襲われることはない、)
| トピック検索 |