見習いマスター 2018-09-02 23:37:37 |
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>>アンリマユ
(じっと足元の影を見下ろして…手に触れる感覚は土のそれ、明らかに人の温度ではないのだけれど…貴方の気配がする。と、不意に黒い中から飛び出した何かに、ぱち、と瞬きを…傷が痛まないようにゆっくりと立ち上がって、飛んで行ったそれを拾うように身を屈めれば…飴。影から飴が出てきた。ぽかん、と手の中の小さなそれを見据えたあと、気が抜けたようにくつくつと笑って「…あんりぃ」と名前を呼びながら自分の影を見下ろし…ぼた、と目から涙が落ちる。安堵感から思い出してしまった、本当は、転んで痛かったのだと、痛いのが大嫌いな自分がびぇっと泣き出してしまうまで…あと10秒)
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